関西大学文学部英米文化専修 小林剛研究室

Department of Cross-Cultural Studies, Faculty of Letters, Kansai University

留学@アデレード/福西恵子

2-1.jpgこんにちは、初めまして☆
文学部英語英文学科4年の福西恵子といいます!今、2006年度春期交換派遣留学生として、オーストラリアのアデレード大学で留学生活をスタートして、もうすぐで2ヶ月になります☆ようやく生活も落ち着いてきたところで、私の留学生活を少しだけご紹介させて頂こうと思います☆少しでも留学を目指している人の参考になればと思います☆
小林先生には、準備編からアップするとお話ししていたのに、こんなに遅くなって本当に申し訳ないです。出発する前は留学準備に追われていて、こっちに来れば時間は腐るほどあるだろうと思っていたのですが、こっちでの生活は思っていたより忙しく、おちついて書き物をする時間がなかったです。ごめんなさい(><)次行かれる方、準備編はできるだけ早く書くことをオススメします・・・

☆ アデレード大学について
 アデレード大学は名門8大学のうちの一つで、3、4人のノーベル賞受賞者を輩出するオーストラリアで3番目に古い大学です。伝統を重んじ由緒がある大学として有名ですが、その反面最新のテクノロジーを取り入れ、伝統と最先端の技術がうまく融合している大学です。
*IT
各教室に、IT設備が整っていて、プレゼン用の大きなスクリーンはもちろん、その他にも教室によって設置されている違う設備もあったりするので授業の内容によってそれらの設備を駆使している感じで、超快適です☆図書館、IT centerみたいな建物以外にもパソコンの自由に利用出来る部屋が先攻ごとの建物に用意されていて、一部24時間利用出来るところまであります。
* 図書館
図書館も大きくて、前述のようにパソコンも配備されているし、勉強出来る場所も沢山用意されています。本を探す際にも総合の司書の方だけでなく、各専門分野に詳しい司書の方を配備しているため、勉強に困った時などでも気軽に話に乗ってもらえるので非常に便利で、勉強出来る環境が整っています。
* 英語の勉強出来る環境
CLPDという英語のサポートセンターがちゃんとあって、そこでは基礎的な英会話についてから、エッセイの書き方、Clitical readingのしかたについてまで、さまざまなワークショップがほぼ毎日開催されていて取っても便利です☆英語のメジャーはどうか分かりませんが、私のとっているHistoryや、Anthropologyの先生方にも非常に私たちのような英語を第二言語として利用している生徒に理解があって、international studentを受け入れる受け皿のようなものが整っているような感じもします☆
* 授業について
 今私がとっているのはHistory majorのAboriginal world and colonial worldという授業と、ESLの二つです。はじめはAnthropologyも履修していたのですが、こちらはリーディングの量が半端ないため、ドロップしました。というと、Historyの方はリーディングがさも簡単なようですが、そうではなく、Historyのリーディングは難易度が高いような気がします。大量の手書きの外交文書や手紙を読む宿題が出たりします。本当はどっちもとりたかったのですが、余裕がなくなりそうだったので、2つにしぼりました。
 しかし、私のように2個くらいの授業を1セメスターに履修するのが標準なのかというと、そうではありません。こっちにきて、神戸市立外国語大学や、早稲田大学から来ている交換派遣留学生や、スタディーアブロードという制度を使って留学しに来ている生徒と沢山出会いましたが、彼らの多くは3、4個履修しているようです。留学前には、私もそれくらい授業を取りたいと思っていたんですが、一つの授業につき、スゴい量のアサインメントが出るので、本当に興味のあることを集中して勉強しようと思うと、最初はこのくらい(2つくらい)でちょうど良かった気がします☆(よく怠け者と言われるけど笑)
 このHistoryの授業では、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの先住民がどのように生活していて、扱われて来たか、見なされて来たかを勉強しています。一つの授業につき、だいたい週に2、3回大教室での授業と、discussionの授業があって、そのdiscussionの時間までにリーディングアサインメントをこなして、みんなで考えをシェアしたり、話し合ったり、口論したり(!?)します。歴史の授業だけど、押し付けがましくない授業で、いろんな考え方が飛び交って、すごくおもいしろいです。また、ここで出るリーディングアサインメントもすごく興味深いんです!この授業でのリーディングアサインメントは、普通の教科書じゃなくて、先生がいろいろなところから集めて来た読み物で来ている冊子から出るのですが、実際にイギリスのColonial office(植民地主義政策を決定する政府の組織)とオーストラリアの(Colonial Commission)の間で、植民当時交わされた外交文書や手紙、または内部の機密文書(のようなもの?)や、Actのコピーだけから出来ている回とかがあるんです☆ありのままを自分で読み解いて、彼らの考え方を自分の力で理解させていこうとする感じで、私はこんな授業を受けたことがなかったので、スゴく楽しんで受けています☆(その分、大変だけど。。。)
* レジャー面
アデレード大学は、緑に囲まれた大学であるとともに、シティーにもとても近くて、とても良い環境であると思います。アデレードはフェスティバルステートとして有名なので、街としてもいつもどこかで催しものがあり、にぎやかです。が、大学としてのイベントも沢山あります。年に2、3回は何千人も集まるイベントが催されていて、とても豪華です☆私はこの間Ovalというロックコンサートに行ったのですが、非常にあつかったです!
そう!ここに来てスゴい驚いたんですが、大学にバーもあるんです!!(日本もやればスゴいお金が入るのに・・・笑)なかなかしゃれたバーで、みなさんよく利用されてます。12時くらい?まであいてるし、レストランとかも完備されててとっても便利☆
あと、世界に数少ないワインを勉強する学部があることとしてもアデレードユニは有名で、こっちで有名なCOOPERというビールがあるんですが、そのクーパーさんもアデユニ卒らしいです。
また、アデレード自体は、Festival stateまたはCity of Churchesとして知られていて、学術面だけでなく、文化面でも非常に優れた側面をもつ街です。
とても歴史があり、街の所々にヨーロッパ調の建物が垣間見られます。Australiaはもともと流刑の地だったらしいのですが、South Australiaは1836年に植民され始めた際、設計され開拓された街なので、ほとんどの道は真っすぐ伸びていて、京都の碁盤の目の様で、迷子になる心配はあまりないし、歩きがいがある感じです。治安もとても良く、人々はとてもフレンドリーで、シドニーやメルボルンなどの大都市と比べ、時間がゆっくりと流れている様に感じられます。海も山もシティーも近いし、市内でコアラ、オポッサムも見れるんです!車を30分ほど走らせると、もっとのどかな町並みを味わうことが出来、アウトバックを楽しむことが出来ます。最も、有名なのがワイン!車を一時間走らせるとアデレードを囲むようにワイン畑が!!新鮮な空気をすいながらワインテイストは日本では味わうことの出来ない感じです☆かといって、田舎過ぎず交通の便も非常によいです☆近くにすっごく大きなチャイナタウンがあるし、おいしくて安い中華料理を沢山味わうことが出来ます☆そこには日本の調味料なども沢山おいてあって、日本食を恋しくなんてなることあんまり今のところないです。日本食レストランも結構あるし☆ 

生活面について言えば、私は今、大学から徒歩10分くらいのAquinas Collegeと言う寮に住んでいます。こちらは中野さんが住んでいらっしゃった寮で、オージーの子が沢山住んでいる寮だとお聞きしていましたが、やはりその通りだと思われます。アメリカから交換派遣で来ている子や、インターナショナルスチューデントもいることはいるのですが、あまり英語を話すのに苦労している生徒はいないと思われるような環境です。恵まれていると思いつつも、やっぱり苦労することもすごく多いです。

ああっっ留学生活とかいって、肝心の寮のこと書いてない??(‘呂`;)また、今度は生活面について紹介させて頂きたいと思います☆
でわまたー☆☆

2006-04-11 (Tue)