ApplyESL.comについて/市場裕季子
初めまして。文学部1回の市場裕季子です。私はこの10月から半年の予定でアメリカのサウスカロライナ大学付属語学学校に認定留学として行くことになりました。この認定留学(中期外国語研修)の制度は今年できたばかりの新しい制度で、学校を休学することなく語学留学をすることができます。今は間近に迫った出発のための準備に追われています。向こうの大学からも留学体験記は送らせてもらう予定ですが、今回は私が使ったApplyESL.comというUCIEP(全米大学付属集中英語講座連盟)認定の公式オンライン出願受付サイトについてお話したいと思います。
私はこのサイトについて小林先生の授業で教えていただきました。一般に留学手続きをするには留学エージェントを使った方法と、自分でオンラインなどで出願する方法がありますが、留学エージェントを使った方法ではある程度のお金も必要になってきます。また、私が準備を始めたのは6月からで、学校での締切が6月末までと時間も迫っていたため、オンラインのほうが早くできるといった理由からApplyESL.comで出願することにしました。
まず初めに苦労したのは学校選びでした。ただアメリカの学校といってもたくさんあり、どの学校にしたらよいのかわからずすぐに行き詰まりました。それに期限も迫っていて間に合わないのではないかという不安もありました。そこで、まず条件を箇条書きにしていきました。大学付属の語学学校であることは第一条件でした。それから私の希望である「日本人が少ない場所」「田舎・郊外」、9月では間に合わないため「10月スタートの学校」「寮がある」「留学生アドバイザーがいる」「治安がいい」「コース数が豊富である」などといったことをあてはめていきました。その点においてもApplyESL.comの条件検索は役立ったと思います。そうして絞られた学校の中から一つずつホームページを見ていき、学費、コースの詳しい内容などから選びました。それでも最後2校で悩んで、最終的には小林先生にアドバイスをいただき、サウスカロライナ大学に決めました。このサウスカロライナ大学は関西大学との協定校なので、その点でもスムーズに手続きできるのでよいとも教えていただきました。
学校が決まったら次は出願でした。私は、資料を申し込むには向こうの学校に英文の手紙を書いて送るものだと思っていたので、「申し込み」のボタンを押して必要事項を書き込んでいくだけでよいオンライン出願には正直驚きました。手紙だと書類が送られてくるまで1~2週間かかることもありますが、オンラインだと出願したらすぐにメールで返事が来ます。ApplyESL.comのサイトから返信があった後3日以内で今度は申し込んだ学校から必要書類についてのメールが来ます。財政能力証明書や入学申請料などについてです。すべて英語であり普段見慣れないものばかりですが、それらについてもサイトの留学手続きNAVIなどに書いてありました。私の場合は、わからないことがあったら小林先生に尋ねたり国際交流センターに行ったりしていました。
あとはもうApplyESL.comとは離れて相手の学校との直接やり取りです。といっても思っていたほど難しいものではありませんでした。わからないことがあれば気軽にメールで聞くことができたし、向こうの人も丁寧に教えてくれました。そうして入学許可証であるI-20を1か月ほどで手に入れることができました。
こうしてサウスカロライナ大学にも関西大学にも無事に認定留学を認められ、今回留学が決まりました。一番大変だったことと言えばビザの申請です。これも私は旅行代理店などに依頼せずに自分で行ったのでとても苦労しました。そしてやっと今すべて終わり、10月16日の出発に向けて着々と準備しています。
ここ最近、友達などからこの認定留学の方法について訊かれることが多く、小林先生からこのHPに載せていただけるということでしたので、こうしてApplyESL.comを使った出願方法について書かせていただきました。アメリカに一人で行くことには楽しみもありますが不安もたくさんあります。でも、今回何もわからない状態から手続きをしてみて、わからないことがあったら手助けしてくれる人は周りにたくさんいるのだとわかりました。もちろん向こうに行ったら大変なことはこれ以上にたくさん出てくると思います。でもいつもチャレンジ精神を忘れずに新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。またアメリカからも体験記を送らせていただきます。