(2024年度)

 
  



   
   
    
    
   
    


 









 



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卒業論文の執筆要領は、ここを参照してください。


卒業論文執筆および提出要領
2011年11月23日(2019年11月3日修正)
関西大学文学部 文化共生学専修


執筆要領


1.用紙と文字

1−1  原則として、パソコンを使用する。

1−2  A4用紙を用いて横書きで記述し、総文字数は20,000字程度を目安とする。

1−3  本文のフォントサイズは10.5とし、フォントには和文の場合「MS明朝」を、欧文の箇所には「Century」を用いる。

1−4  余白は、左側を30mm、右側を20mmとする。

1−5 ページレイアウトは、全角で40字×36行=1440字とする。

1−6  フッターの中央には、ページ数を入れ、本文の1ページ目を「1」とする。


2.形式

2−1 表紙は、10.5ポイントで上から4行空け、5行目から24ポイントに切り換えて、中央揃えで表題を書く。副題をつける場合は、改行して― ―で挟み20ポイントで副題を表記する。また、学籍番号と名前は、10.5ポイントで下から5行目のところに20ポイントで中央揃えにして書く。

2−2 目次は、表紙の次のページに独立して表記する。レイアウトは自由。章分けも「はじめに(序)、第1章、第2章」等、自由に書いてよい。ただし、章や節のページ数はかならず記載すること。

2−3 目次の次のページの冒頭1行目に14ポイント中央揃えで表題を書く。副題をつける場合は、改行して― ―で挟み12ポイントで表記する。つぎに、1行空けて同じく14ポイント右揃えで名前を記述する。さらに、名前の下の行は1行空けること。

2−4 改行したときは、新しい段落を全角1文字分空けて書き始める。

2−5 読点には(、)を、句点には(。)を用いる。

2−6 年月日ならびにページ数は原則としてアラビア数字を用い、半角とする。

2−7 ( )類は全角で書く。数字は半角。ただし1桁の場合は全角でもよい。数字は半角を原則とするが、1桁の場合は全角でもよい。
    ×第1回十字軍(1096年)  〇第1回十字軍(1096年)
    ×スレイマン一世(位1520−66年) 〇スレイマン1世(位1520-66年)


3. 参考文献一覧

3−1 論文の末尾には、かならず参考文献一覧を付けること。また必要に応じて、別途、参考URL一覧や図版出典一覧も付記すること。

3−2 単行本(日本語)の場合、著者名、『書名―副題―』出版社、出版年の順に必要な情報を記述する。翻訳書の場合は、著者名と『書名』の間に(○○訳)というかたちで翻訳者名を入れる。編著の場合は、編著者名の後に(編)を付記する。

3−3 論文(日本語)の場合、著者名、「論文名」、『雑誌名』巻号所収、出版年、掲載ページの順に必要な情報を記述する。翻訳論文の場合は、著者名と「論文名」の間に(○○訳)というかたちで翻訳者名を入れる。論文集に所収の論文の場合は、『雑誌名』ではなく『論文集のタイトル』を記載する。

3−4 新聞記事を参考文献として用いる場合、著者(記者)名があきらかな場合は、上記の論文と同様に、著者名、「記事名」、『新聞名』、出版年月日、掲載ページの順に必要な情報を記述する。著者(記者)名があきらかでない記事は、『新聞名』、「記事名」、出版年月日、掲載ページの順に記載する。

3−5 日本語で書かれた研究は、単行本と論文の区別なく、著者の姓による五十音順で並べる。姓が同じ著者については、名の五十音順に並べる。また、同じ著者の研究については、出版年が古いものから新しいものの順に並べる。同じ著者が、同じ年に複数の研究を出している場合は、著者名の後に(a)、(b)…と付記して識別できるようにする。

[参考文献一覧(日本語)の例]

柏木治(a)「小説の近代と反近代―1830年代のスタンダール―」、『関西大学文学論集』62-4所収、2013年、83-101頁

柏木治(b)「≪ le reel ≫ と ≪ l’ideal ≫ のあいだ―スタンダールにおける金銭の問題から―」、『関西大学文学論集』63-3所収、2013年、77-96頁

澤井一彰「「ハラール」と「ハラーム」のはざまで―オスマン帝国における発酵食品とアルコール飲料―」砂井紫里(編)『食のハラール』(早稲田大学アジア・ムスリム研究所リサーチペーパー・シリーズVol. 3)所収、2014年、1-20頁

澤井繁男『評伝カンパネッラ』人文書院、2015年

ミヒャエル・ニーダーマイヤー(濱中春、森貴史訳)『エロスの庭―愛の園の文化史―』三元社、2013年

浜本隆志『バレンタインデーの秘密―愛の宗教文化史―』平凡社、2014年

ウィリアム・J・バウズマ(澤井繁男訳)『ルネサンスの秋 1550-1640年』みすず書房、2012年

溝井裕一『動物園の文化史―ひとと動物の5000年―』勉誠出版、2014年

溝井裕一「シュトゥットガルト―産業都市がもつ「ワイルド」な側面に迫る」、森貴史(編)『ドイツ王侯コレクションの文化史―禁断の知とモノの世界―』勉誠出版、2015年、277-305頁

森貴史、溝井裕一、細川裕史『ドイツ奇人街道』関西大学出版部、2014年

『読売新聞』「富士天然水 ハラール認証 イスラム観光客増加受け」2018年1月5日、30頁

3−6 ウェブサイトを参考資料とする場合、運営者名(著者、団体など)、「サイトの見出し」、ハイパーリンクを外したURL、の順に必要な情報を記述し、最後にアクセス年月日を( )でくくって表記する。また新聞社のデジタル記事の場合、掲載ページのかわりにURLを記述し、同じく閲覧年月日を( )でくくって記す。複数のURLは、運営者名の五十音順に並べる。

[参考URL一覧(日本語)の例]

海遊館「海遊館のコンセプト」http://www.kaiyukan.com/area/concept/(2018年1月24日閲覧)

環境省「平成29年版 環境・循環型社会・生物多様性白書(PDF版)」http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h29/pdf.html(2018年1月24日閲覧)

『読売新聞』「秋田犬の観光活用考える…東京でフォーラム」2018年1月21日、http://www.yomiuri.co.jp/topics/ichiran/20171005-OYT8T50023.html(2018年1月24日閲覧)

3−7 単行本(外国語)の場合、著者名、書名(イタリック体)、出版地、出版年の順に必要な情報を記述する。編著の場合は、編著者名の後に (ed.) を付記する。

3−8 論文(外国語)の場合、著者名、“論文タイトル”、雑誌名(イタリック体)、巻号、出版年、ページの順に必要な情報を記述する。

3−9 新聞記事(外国語)を参考文献として用いる場合、著者(記者)名があきらかな場合は、上記の論文と同様に、著者名、記事名、新聞名(イタリック体)、出版年月日、掲載ページの順に必要な情報を記述する。著者(記者)名があきらかでない記事は、新聞名(イタリック体)、記事名、出版年月日、掲載ページの順に記載する。

3−10 外国語で書かれた研究は、単行本と論文の区別なく、日本語の参考文献一覧の後に、著者の姓によるabc順で並べる。また、同じ著者の研究については、出版年が古いものから新しいものの順に並べる。同じ著者が、同じ年に複数の研究を出している場合は、著者名の後に(a)、(b)…と付記して識別できるようにする。

[参考文献一覧(外国語)の例]

Franz Babinger, Mehmed the Conqueror and his Time, Princeton, 1978.

Fernand Braudel, La Mediterranee et le monde mediterraneen a l'epoque de Philippe II, 2 vols., Paris, 1966.

Carlo M. Cipolla, Il governo della moneta a Firenze e a Milano nei secoli XIV-XVI, Bologna, 1990.

John H. Elliott, “A Europe of Composite Monarchies,” Past and Present, 137, 1992, pp.48-71.

Alan Mikhail, “The Heart’s Desire: Gender, Urban Space and the Ottoman Coffee House,” in Dana Sajdi (ed.), Ottoman Tulips, Ottoman Coffee: Leisure and Lifestyle in the Eghteenth Century, London, 2007, pp.133-170.

Snyder County Tribune, “First and Last Record in Circling the Globe,” 07 September 1933, p. 3.
Karl Vocelka, Die Familien Habsburg und Habsburg-Lothoringen, Wien, 2010.

3−11 外国語で書かれたウェブサイトを参考資料とする場合、運営者名(著者、団体など)、“サイトの見出し”、URL、閲覧年月日の順に必要な情報を記述する。新聞社のデジタル記事の場合、掲載ページのかわりにURL、閲覧年月日を記述する。

[参考URL一覧(外国語)の例]

BBC newsround, “Last Ever Orca Show at SeaWorld San Diego This Weekend,” 4 January 2017, http://www.bbc.co.uk/newsround/38508479, 12 February 2017.

IWM London, “A Family in Wartime,”
https://www.iwm.org.uk/events/a-family-in-wartime, 25 January 2018.

Takashi Mochizuki, “It’s Game Over for Nintendo’s First Smartphone App,” The Wall Street Journal, 24 January 2018, https://www.wsj.com/articles/its-game-over-for-nintendos-first-smartphone-app-1516848304, 25 January 2018.


4.引用と省略

4−1 日本語の引用文は「 」でくくる。

4−2 引用文中の引用は〈 〉でくくる。

4−3 引用文の一部を省略する場合は、[……](全角のブラケットと中黒6点)で表す。省略がある程度長い場合は、[前略]、[中略]、[後略]のように表記する。

4−4 数行にわたる長い引用文は、独立させて、上下に各1行分あけ、左端は全体を2字分下げる。その際、引用符「 」は付けない。(会話文の場合を除く)

4−5 外国語を引用する場合は、原則として日本語訳を付記する。

     
5.注の付け方

5−1 原則として脚注とし、フォントの大きさは9ポイントとする。

5−2 注番号は右肩つきアラビア数字で示し、句読点の前におく。引用文の場合は、引用符「 」の後、句読点の前におく。
    (例) ○○であると考えられる2。
        「○○であると考えられる」3。

5−3 執筆にあたって、ある文献を参照したり引用したりした箇所を注で示す場合は、著書(単行本)の場合、著者名、『書名』、出版社名、出版年、参照・引用ページ数の順に表記する。論文の場合は、著者名、「論文タイトル」、『雑誌名』、巻号、出版年、ページ数の順で必要な情報を記述する。いずれの場合も、参照したり引用したりしたページが複数におよぶ場合は、「○○−○○頁」と表記する。

5−4 同じ参考文献を何度も挙げる場合、2回目以降は、著者の姓(出版年)、ページ数を記す。
(例)柏木(2013)、83-88頁
       Braudel (1966), pp.15-18.

5−5 図版や図表を引用する場合には、文末にまとめて記載し、(図1)、(表1)のような通し番号を付与すること。その際には、図版一覧も作成し、出典を明記すること。


提出要領


1.提出期日

1−1 提出期限は、例年1月上旬に設定される。提出期日は通常2日間であるが、できるだけ初日に提出しておくこと。提出期限に1分でも遅れると事務室は閉まり、いかなる理由があっても受理してもらえず、卒業はできない。毎年、提出期限ぎりぎりになると、予期せぬ出来事(パソコン、印刷、電車の遅延などのトラブル)が多発する。かりに受理されないようなことになれば、たとえ就職が決まっていても留年することになる。各自で十分に注意すること。

1−2 正本(オリジナル)は、片面で印刷し、凛風館3Fの関大生協で販売される卒論専用の厚紙で左綴じ(横綴じ)とする。なお、インフォメーションシステムでは、「文学部は縦綴じ(上綴じ)」である旨のお知らせが表示される場合があるが、文化共生学専修では左綴じ(横綴じ)を採用しているので、この提出要領に従って提出すること。

1−3 正本1部を上記の提出期間中に指定された場所に提出することによって、卒業論文が受理されたことになる。詳細は、インフォメーションで告示されるので各人が注意すること。

1−4 論文審査は通常2名(場合によっては3名)の教員で実施する。そのため、提出する正本とは別に、2部のコピー(正本と同じく片面印刷)を同日のうちに合同研究室まで持参すること(指示がある場合には3部)。コピーに厚紙はつけなくてもよいが、読みやすいように左側の二か所をホチキスできちんと綴じておくこと。なお、口頭試問に際しては、自身も論文を持参する必要があるので、そのためのコピーも別にとっておく必要がある。

1−5 合同研究室が開いている時間帯は、原則として月曜日から金曜日の10時から16時(13時から14時の間は昼休みのために閉室)である。

1−6 正本以外に提出するコピーも左綴じとするが、その際、綴じ代を考慮して、余白や文字のバランスに配慮すること。


2.論文の構成と順番の確認

2−1 表紙

2−2 目次(各章、各節冒頭のページ数も入れること)

2−3 本文

2−4 参考文献一覧(引用文献も含む。日本語文献と外国語文献とを分けて作成すること。参考にしたURLも別に一覧を作成すること。)

2−5 資料・図版と図版出典一覧(必要な場合は、文中に挿入することも可能。ただし、その場合も稿末には出典を明記した図版一覧を付記すること)


3.表紙に記入する事項

3−1 表紙(厚紙)は左(横)綴じとする。

3−2 表紙には以下のことを記入する。科目(卒業論文と書く)、担当教員、論題、文学部4年次、学籍番号、氏名

3−3 事務室で「提出票」を受け取り、以下のことを記入して表紙の上部に貼り付ける。年度(西暦)、論文名、学籍番号、専修名、氏名


4.口頭試問

例年、2月中旬に実施される。詳しい日時に関しては、卒業論文提出後に指示がある。口頭試問は通常、主査および副査、計2名の教員との質疑応答のかたちをとる(約30分間)。

5. 評価基準

卒業論文の成績評価は、特に以下の点を考慮して行なう。

1.卒業論文執筆要領に則った形式で執筆されているか。

2.自ら文献の調査と収集(あるいはフィールドワーク)を行ない、先行研究を踏まえた上で、独自の議論を展開しているか。

3. 論文の導入(問題設定)、展開(本論)、結論という全体の構成が適切で、主旨を読み手に十分伝えることができたか。

4. 剽窃(ひょうせつ:いわゆる「コピペ」や丸写し)することなく、注を用いて参考文献を明示しているか。

5.口頭試問において、質問に対して明確に回答できたかどうか。

6.論文執筆の動機(モチベイション)と熱意が読み手に十分に伝わったかどうか。


以上