関西大学文学部英米文化専修 小林剛ゼミ

Department of Cross-Cultural Studies, Faculty of Letters, Kansai University

グローバリゼーション4

*グローバリゼーションに対する代表的な考え、枠組みは理解できましたか?
この枠組みを用いて、他の具体例についても考えてみましょう。

2.フェアトレード

グローバリゼーションによって、ヒト・モノ・カネが国境を越えて移動することができるなど、私たちは様々な恩恵を受けてきました。しかし、世界がグローバリゼーション化することは本当に良いことばかりなのでしょうか。私達が、モノを安く買える理由は、発展途上国で作った作物や製品を、先進国が”アンフェア”に取引をすることで、莫大な利益を受けるからです。このことにより、途上国の人々は最低限の生活に必要な賃金さえ受け取ることができず、さらなる貧困や児童奴隷にも繋がっていくという現実があります。この状況を改善するための”フェアトレード”とはどういうものなのか。また、貧困を作るメカニズムや、発展途上国で起こっているグローバリゼーションの裏側を知り、どのようにして知名度をあげていくかを考えることが、先進国に住む私達が行わなければならない第一歩なのではないでしょうか。そのなかでも、コーヒーやチョコレートなどの一次産品を中心に見ていきたいと思います。

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3.マクドナルド化

マクドナルドの経営の形が、レストラン業界にはもちろん、教育、医療、旅行・レジャー、政治など、社会のあらゆる面に影響を与えているという考え方です。
『マクドナルド化する社会』の著者ジョージ・リッツアは、マクドナルド化を以下の四つの特徴として捉えています。

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4.ディズニー化

ディズニー化(ディズニーゼーション)とは、ディズニー・テーマパークの諸原理がアメリカ社会および世界の様々な分野に波及するようになってきているプロセスのことを指します。つまり、多くの日本人が大好きなディズニー、そしてディズニー・テーマパークの特質が現代社会の多くの制度や慣習に見られるということです。
「与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人は、それによって自分自身の喜びと満足を得る。」、とウォルト・ディズニーはこのような言葉を残しています。しかし社会がディズニー化していくことは本当にメリットばかりなのでしょうか?

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5.iphone

近頃、多くの日本人がスマートフォンを使用しています。現在、日本人の8%がスマートフォンを持ち、その勢いはこれからさらに増えていくと言われています。スマートフォンとはパソコンの機能を使うことのできる携帯電話で、外出先でもインターネットが使用できることから、学生やビジネスマンに特に人気があります。そのスマートフォン人気の先駆けとなったのが、Apple社が発売している”I phone”であり、それは現在世界40カ国で販売されています。各社から様々なスマートフォンが発売されていますが、iphoneが断トツの人気を誇っています。その事実は私達にどのような影響を与えているのでしょうか。下記の通り、様々な見解があります。

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6.ツーリズム

現在様々な形でグローバリゼーションが進んでいますが、観光業もその影響を受けているといえるのではないでしょうか。リゾート開発や最近ニュースでも話題になっている医療ツーリズムなどがその一例だといえるでしょう。技術の進歩やインターネットの普及により、国を超えて旅行をすることが容易になりましたが、それによって現地で生じている問題について考える必要があるのではないでしょうか。

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7.SNS

SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、facebook, Twitter, mixiなどが例としてあげられます。そこにどのような問題があるのかを見ていきたいと思います。

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Posted by mai| 2011-08-04 (Thu)