帝国ホテル アーリーライザーズクラブにおける訳者講演
『ワイン・ウォーズ:モンダヴィ事件 グローバリゼーションとテロワール』
2009年8月28日(金) 帝国ホテル大阪 アポロンの間 7:30~9:00
オリビエ・トレス著 亀井克之訳 関西大学出版部 2009年6月
序言 : マクドナルド化するワイン
第1章 : ロバート・モンダヴィ,ナパ・バレーのパイオニア
第2章 : 世界最大のブドウ栽培地,ラングドック
第3章 : エメ・ギベール,古き良きフランス
第4章 : モンダヴィ,アニアーヌへ,困難だが将来性ある事業計画
第5章 : 事件は熟成す
第6章 : 政治家の介入
第7章 : モンダヴィ事件その後:ジェラール・ドパルデューが村に来た
第8章 : 失敗の要因:文化の違い
結論 : 地域協同体主義,フランス的例外
ポイント:
フランス文化の象徴、ワインを通じて、世界経済を考える。
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南仏の小さなワイン村に、カリフォルニア・ワインの巨人モンダヴィが進出するのか?
南仏ラングドック地方アニアーヌ村は賛否両論の大騒動、政治問題にまで発展。果たしてフランス式テロワール(地域)至上主義か、米国式マクドナルド的大量生産か、軍配はどちらに上がったのか。 - 映画「モンドヴィーノ」で有名になったこの出来事を政治、経済、文化、政治的観点から考察。米国流グローバリゼーションの是非を問い、三万六千もの市町村が存在するフランス保護主義の問題点を描き出す。
- グローバル化戦略を展開したロバート・モンダヴィの企業家精神。
- ラングドック・ワインの革新に成功したエメ・ギベール。