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競合他社にできないことを。
自分にしかできないことを vol.7 池田 貴弥さん 関西大学商学部商学科データマイニング・ラボラトリ2004年卒

「7:3」。これは何の割合か分かりますか。家庭でボトルコーヒーを飲む際、コーヒーに入れるミルクの平均比率は約30%というデータがあります。そう、これはアイスカフェオレのコーヒーとミルクの分量比です。
私は現在、味の素ゼネラルフーヅ株式会社(以下、AGF)にて、「ブレンディボトルコーヒー」の製品開発とプロモーションを行っています。この「7:3」は、プロモーションをする上で、重要なキーワードになりました。TVCMなどの広告コピーに使用する他、「7:3うまできグラス」という分量メモリが記載されたグラスを、消費者に抽選でプレゼントするキャンペーンも行いました。
この仕事で大切なことは、競合他社に先行してアクションを起こすことです。「ブレンディにしかできないこと」。それを確立することが、今の私の役割です。

もちろん、最初からこのような仕事をしていたわけではありません。2004年に入社して、5年間は営業の仕事をしていました。食品メーカーは、食品卸に営業をかけます。ここでも重要なことは、競合他社にできない提案をすること。
私がお得意様にしたことは、1.キーマン表敬訪問、2.工場見学へのお誘い、3.研究所長・マーケティング部長との会談実施、4.得意先主催の海外研修参加。
営業活動としては異例のこともあります。しかし、隣の営業マン・全国の営業マンと同じ活動をしたくない!という思いがあり、実現させました。結果、念願だったマーケティング部署に異動が決まり、現在の仕事に至りました。マーケティング部署では、日本全国、自分の手でマーケットが動く仕事をしよう!と考えています。
皆さん、大学生活はとても楽しいものですよね。しかし、社会人への岐路はもうすぐです。私が矢田ゼミに所属したのも、その岐路で失敗したくないという思いがありました。「本気でゼミに打ち込んで、死ぬ気でやる気がある人来て下さい」。ゼミ紹介冊子に書いてあった言葉を、今でも忘れていません。「日本で最先端のゼミをする」。これもまた、魅力的なフレーズでした。
もちろん、所属してからは大変な日々でした。当時、パソコンの使い方も分からず、キーボードを人差し指一本で操作していました。しかし、そんな私でも矢田先生に鍛えられたおかげで、社会人への岐路を成功させることができました。面接ではありのままの自分で望み、それを受け入れてくれたのが今の会社です。
矢田ゼミ生の皆さんには、社会進出後、会社での自分のポジショニングを意識した上で、仕事に励んで欲しいと思います。

池田 貴弥 Takaya Ikeda

2004年4月味の素ゼネラルフーヅ株式会社入社。5年半の営業経験を経て、2009年マーケティング部門に異動。現在はホームLC事業部 ホームLCグループ「Blendy」の商品開発などを担当。

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