ゼミ生の声part7No.301〜)

ここには、ゼミ生、卒業生から寄せられた意見を掲載します。プライバシーの問題もありますので、メールで送ってくれたものを、チェックして、名前をイニシャルに変えて、掲載したいと思います。どしどしご意見をお寄せ下さい。

ゼミ生の声 Part1(No.1〜No.50)

ゼミ生の声 Part2(No.51〜No.100)

ゼミ生の声 Part3(No.101〜No.150)

ゼミ生の声 Part4(No.151〜No.200)

ゼミ生の声 Part5(No.201〜No.250)

ゼミ生の声 Part6(No.251〜No.300)

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350.(タイトル)お久しぶりです!  By 7期生KKさん(2003.6.13)

ご無沙汰しています。先生、お元気ですか?といっても、仕事の合間にゼミのHPを拝見しているので、お元気なのがわかります。先生は、相変わらずゼミ生達と楽しく過ごされているようですね!このあいだは、万博公園と新しくできた温泉に出かけたとか。羨ましいです。

私のほうですが、お陰様で元気にOL生活を満喫しております。インストラクターの仕事も板についてきて、毎日充実しています。人に教えるって、難しいなぁ〜と実感しています。今まで自分が生徒の立場だったころは、授業中にメールしたり、こそこそ話したり、眠いときは堂々と寝ていたし、すごく失礼な態度をとっていたんだなぁ〜って反省しています。教えるってことは、教える内容を熟知していることは勿論で、どうやったら相手に伝わるのか?を考え、要領よくメリハリのある授業を行わなければ、人を惹きつけられません。

自分の親くらいのおじさんやおばさんは、非常に一生懸命でまじめに聞いてくれるので、私も一生懸命力にならなきゃ!って思います。逆に、歳の近い生徒さんのほうが変に気を使ったり何を考えているのかわからなかったりします。私たちくらいの若者は、自分の感情を出すことが恥ずかしいことだと感じてるんでしょうね。わからないときに「わかりません」って言えないようで・・・。授業の邪魔をするおじさんや、人の揚げ足をとってくるおばさんもいますが、最後に「先生、ありがとう」って言われると、この仕事やってて本当に良かった!って思います。この業界は、次々と新しいバージョンが登場し、目まぐるしく変化しているので勉強の日々です。でも、人の前で話し、それが多くの人たちの知識になると思えば非常にやりがいを感じます。

7期生のみんなも社会人2年目をがんばってるんでしょうか?それでは、またメールしますね!先生もお体に気をつけて、元気にお過ごしくださいね。

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「卒業生向け掲示板」を読んでメールを書いてくれたのだと思いますが、嬉しいですね。HPって、反応が返ってこないと、なんか空気を相手にしているようなむなしさを感じる時があるんですよね。同じ内容も「つらつら通信」で書くより、講義の前説で話している方が確実に反応がわかって楽しいものです。対面型コミュニケーションが一番好きなのですが、会えないときは、こうやってメールでも送ってくれると、多少なりとも双方向的な感じになっていいですね。また、誰かなつかしい人がメールを送ってきてくれるのを楽しみに待っています。(K)

349.(タイトル)〔基準はいろいろ?〕  By 10期生TNさん(2003.6.9)

今日の夕飯の時に家族で「いい男・いい奴・いい人」の話になりました。父は「キムタクはいい奴に入りそうな気もするなぁ〜」と話していました。人それぞれ基準は異なるので面白いですね。ちなみに私が良いと思う人の話を友達にすると「えぇっ!?」と言われることが多くて・・・「良かった♪Nちゃんとは好きな人がかぶる事はなさそうやわ!」と言われてしまうんですよ〜。。。自分の中では好きなタイプは正統派な感じやと思ってるんですが・・・どうやら、たま〜に少し違うみたいですね。なんだかしょうもない話をしてしまってすいません!!それでは・・・失礼します。      

348.(タイトル)お疲れ様でした。  By 10期生KK君(2003.6.6)

今日一日、二日酔いの頭痛と筋肉痛に悩まされていたKです。昨日、と言ってもすでに日付が変わり2日前になってしまいましたが、遠足お疲れ様でした!当初は一時的に雨という予報でしたが、実際暑さに苦戦するほどのいい天気になり、まるで小学校の遠足のときのようにはしゃいでしまいました。

僕にとって万博公園は高校時代に参加した高校生クイズの会場でしかなかった場所でした。(それはそれでもちろん僕にとっては思い出の場所なのですが。)当時公園内に入ったとき散々公園内を歩き回り、夏場の炎天下の中嫌というほど動き回った会場にもかかわらず、その時に記念碑を見かけた記憶はまったくありません。当初「記念碑」という言葉から、もっと大きな、少なくとも立体的な像を描いていました。しかし、いざ見てみると、林の中の落ち葉に埋もれたその下に記念碑が隠れていたり、売店のコンクリートに埋め込まれていたり、明らかに向きが歪んでいるものもありました。記念碑という名前は付いていてもその記念碑は何一つ当時の情報を僕たちに伝えてはくれなかった気がします。何千平方メートルという、表示の大きなパビリオン跡でも、すぐ横に道路が走っていたのではまったく当時の姿をイメージすることは出来なかった。実際に園内を回っても、入園する前に見た映像の光景が、かつて僕たちが夢の中で描いていた未来予想図のように現実味を帯びることは正直なかったです。

入園した時の今回の僕の印象は、幼稚園の子供たちとその保護者(年齢30歳前後?)もしくはご高齢の方(65歳〜)がほとんどだったのではということです。(もちろん当日が木曜日の平日だったことは忘れてはならないでしょうが。)幼稚園児の保護者にはもちろん万博の記憶はないでしょうが、ご高齢の方々は大体当時30歳過ぎ。小学生ぐらいの子供がいても不思議ではない世代だと思います。仮に『20世紀少年』のように子供の影響で親が連れて行くという積極的動機付けが子供の方が大きいならば、彼らは子供に連れられて万博に足を運んだと言えるでしょう。しかし、僕たちの班がオリエンテーションを回っている間いくつかのご高齢の方のグループとすれ違いましたが、その中から「ここがアメリカ館だったんだって」とか「懐かしい」という声が聞こえていました。おそらく、彼らは万博に実際行かれたのだと思いますが、そういったはっきりとした声が出るということは、少なからず当時30歳過ぎだった彼らの世代にも(もちろん僕が聞いたのはわずか1時間30分のオリエンテーション内での出来事ですが)万博は大人を書きたてるのにも十分だった気がします。『20世紀少年』ではその部分は多少少年側に誇張されている気がするのですが。まったく万博を知らない世代と万博を懐かしむ世代が同じ場所を共有している風景が僕には不思議な光景に見えました。

長くなってしまいました。結論が出るようなものではなかったですが、自分でいろいろ思い巡らすことが出来ただけでも今回の成果はあったと思っています。ドッヂボール・大縄の反動で筋肉痛という人が今日周りにたくさんいました。先生もくれぐれも気をつけてください。

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確かに、あの記念碑をみて、当時建っていたパビリオンの立体造形はとてもできないですよね。ただ、ああいうものがあることで、まさにここで33年前は万博が行われていたんだという想像は多少なりともしやすくなると思います。万博だけではなく、他の歴史的遺跡や記念碑でも同じことだと思います。ぼーっと見ていたら、何の歴史的想像力も湧かないでしょうが、映像を見たり資料を調べたりすることで、想像力を鍛えることができるようになるのです。そんなことを考えるきっかけにしてもらえたら、今回の企画は成功だったと言えるのではないかと思っています。(K)

347.(タイトル)お疲れ様でした!  By 10期生ItYさん(2003.6.6)

万博への遠足、お疲れ様でした。先生の企画のオリエンテーリング。班行動で何かを競うなんて中学校の遠足以来でした。久々に、小学生に帰ったかのように、水を得た魚のように「イキイキ」とあそばせて(勉強させて?)いただきました。大学時代に、「みんなで遠足に行って、長縄やドッチをした」というエピソードは持とうとして持てる思い出じゃないですよね。今日はなんだか小さな幸せを見つけた気分でした。(四葉は見つからなかったですけど…泣。)その後、温泉で汗を流した爽快感も最高でした☆みんなの笑顔と汗と共に、万博遠足はずーっと忘れられない一日になったと思います。また、時間をみつけて個人的に「万博公園」を散策してみたいと思います。吹田に住んでる人たちは、みんな気がついているのでしょうか。こんなに近くに歴史の詰まった素敵な場があることを…。それこそ、宝の持ち腐れですよね。という私も、この遠足で万博公園に目をむけるきっかけをもらったのですけれど。。気付けて、よかった!! おつかれさまでした。

346.(タイトル)昨日はお疲れ様でした。  By 10期生IsYさん(2003.6.6)

こんにちは。昨日はお疲れ様でした。私は@万博のみの参加だったのですが、とても楽しい一日になりました。天気もよくてよかったですね。温泉に入れなかったのは残念無念です!今度はプライベートで行ってやるっ!!その後のコンパはいかがだったでしょうか??初GBだったと伺いましたが。

さすがお日様は強くて、日に一日中当たるのはなかなか体力が消耗されますね。。少し、体力が落ちていることが悔しかったです。先生がホストをされたオリエンテーニングは、中学のときのスコアオリエンテーニングをやったことなどを思い出して、懐かしい感じもしました。楽しかったけれど、広くてなかなか見つけられませんでした。。けど、ああいうことは個人的に大好きだったりします○

私は万博公園に行くのは初めてだったので(中学校の修学旅行はエキスポランドに行きましたが)想像以上に広大な敷地面積にびっくりしました。資料館で当時の様子も見ましたが、あまりの熱狂振りにもびっくり。単純に「たのしそうっ!」とも思いました。けど、まず「人多っ!!」と思ったし、あんなに並びたくはないですけどね。。。おねえちゃんも「他になかっただろうしね」といっていました。あれだけのパビリオンが建っていたのに、終わればそれを壊して、ということになんだかぎこちなさも感じつつ、その非日常性がお祭りだとかとおんなじ性質で人々が吸い寄せられ、またしたくなり、魅了されるんだろうなとも思いました。ネットで万博を調べていたらどこかのHPで「私は万博が好きだ」とでかでかと書いてあったの思い出しました。「このひとは、万博の裏事情から何まですべて知った上で大好きなんだろーか」と思ったり。思い出調査で父と母にメールをしてもらっていました。〔ごめんなさい。お父さんの省略させてもらいました。(K)〕

(母より)中学、初めての春休みに万博に行きました。くだらないことしかおぼえていません。1つのパビリオンに入るのに人気のパビリオンは何時間(2時間くらいかな?よくおぼえていないけど)もまたされたこと。月の石を見てあまりにもギンギンに光って見えたので「エー、これが月の石?ホント?」って感じだったこと。アフリカのすぐ入れるパビリオンで砂漠の砂、石油を見たこと。ソフトクリームを生まれて初めて食べた事。(都会ではもうあったのかもしれないが)いろんなパビリオンに入って知らないような国がとても身近に感じられたこと。1度にたくさんの外人をみたこと。そんなことぐらいかな?

母のメールを見て想像すると、なんだかカワイイ。改めてこの何十年間に日本が大きく変化したんだなぁと実感。今私が昔あったこととして大阪万博を覗いてみるのと、当時そこにいた人が知ったり聞いたり実際行ってみたりすることはまったく違うから、二人のメールは(特に母)生々しいですね。近々、愛知県でも万博がありますよね。いろんな見方から興味が沸いてきました。けど、今行う、もしくはこれから開かれるであろう万博はもう、かつての大阪万博のようにはならないんだろうなぁと思います。前に書いた姉の言葉からも、さっすることができるように。当時は「他に何もなかったから」??

あ、そうそう、去年だったでしょうか??山口県でも万博がありました。『キララ博』というのが。私はいけなかったのですが、「まぁ、行ってみようかな」とは思っていました。山本カンサイがプロデュースしていたり、テンコウ(イリュージョンの人)が来ていたみたい。で、おんなじ時期に福岡でも万博をしていて(スペースワールド近くじゃなかったかな?)“同じ時期に、しかも近い二都市で万博が行われる”みたいな特集を(実家で見たのかな)TVでしていたのをおぼえていますね。

おっ、ながながとなりましたが、昨日はほんとに楽しかったです○ 先生もかなり動いたりしてらっしゃいましたが、体はせめて次の日に筋肉痛がきましたか?? 2、3日後だといけませんよぉ。ではでは。

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なかなか充実した1日でしたね。でも、GBはおじさんには無理です。店員はエプロンしてほしいし、汚い髭も嫌ですね。大体、カクテルがピッチャーで出てきて、「asahi」って書いてあるコップでは飲むのはいかがなものでしょうか?料理ももっと繊細に作ってほしい!あれじゃあ、餌って感じです。(K)

345.(タイトル)いい男、いい奴、いい人ついて  By 9期生YCさん(2003.6.4)

こんばんは。HPを見てメールしました。私の一押しいい男は、仲村トオルです。雰囲気もいいですし、表情や仕草に、いい男の香りが漂っている気がします。女の子にとっては、男を見る目が、人生の幸か不幸かを左右する、大きな要素になると思います。その子自身は魅力的なのに、付き合っている男に振り回されるかわいそうな人もいます。自分自身にとって、いい男だと思える、男から見て、いい奴だといわれる、誰から見てもいい人である、この三つを兼ね備えている人が、幸せな人生をともに歩んでいける人ではないかと思います。

いい女についても同じことがいえますよね。男がいう可愛い女と、女がいう可愛い女は、明らかに違います。男の人のほうが、外見にだまされて、不幸な恋愛や、結婚をしている人が多いように思います。ぶさいくな男に、可愛い女カップルはよく見かけますが、(ハカセさんと高田まゆこさん、そのまんま東とかとうれいこなど。)かっこいい男に、ぶさいくな女カップルは、あまり見かけない気がします。

恋人でも、夫婦でも、パートナーの悪口をいくら言っても、それは、自分の見る目がなかったと、反省するしかありませんね。

344.(タイトル)万博思い出調査  By 10期生IJ君(2003.6.4)

先生こんばんは。「万博の思い出調査」ですが、僕は父と伯父に聞いてみました。と言っても、これといったおもしろいエピソードを聞くことはできませんでしたが、とにかく報告したいと思います。〔報告は省略させてもらいました。(K)〕

エピソードとしては、収穫はありませんでしたが、二人の話を聞いて、意外に覚えてないものなんだな感じました。今迄僕の中の万博のイメージは、「当時見に行った人に何かしら忘れられないような強い印象を植え付けた」というものでした。しかし、実際に話を聞いたところ、万博というイベントに行ったこと自体は強い思い出として残っているものの、その中身については、「人が多かった」「月の石がよかった」ぐらいしか聞くことができませんでした。この二人の話だけで、すべてを推し量るのはムリというものですが、一つだけ考えたことがあります。

当然といえば当然で、誰もがわかっていることなのでしょうが、万博に行った当時の年齢によって、現在まで残っている万博の印象がかなり違うのではないかということです。前の文で、僕の持っていた万博の印象は、「当時見に行った人に何かしら忘れられないような強い印象を植え付けたもの」と言いました。なぜ万博を知らない世代の僕が、そんな印象を持ったかというと、それはおそらく、『20世紀少年』という漫画に影響されたからだと思います。この漫画は簡単に説明すれば、万博当時、小学校中学年だった少年達が、万博に行って強い影響を受け、それが三十年後の現在、世界を揺るがす事件の原因となってしまっているという内容です。この漫画は現在大ヒットしており、万博を知らない僕達の世代にまで、万博が当時の少年達に与えた影響がいかに大きなものだったのかを伝えてくれます。先生が配布した資料の、「永遠の太陽の塔」〔橋爪紳也氏の論文(K)〕にもありましたが、万博の作り上げた空間は少年達にとって、SFマインドの世界そのままであり、それゆえに強烈な思い出となって現在まで息づいていると考えてよいと思います。しかし、一定以上の年齢になると、それらの気持ちは弱くなって何よりもとにかく万博に参加しようという志向が強くなり、その典型が僕の父のような、「行った事は覚えているが、中身は覚えていない」という人なのだと考えられるのではないでしょうか。あくまでも推測ですが、先生の調査した思い出調査でも、当時比較的年少だった方の思い出のほうが、なんとなく熱が入っているようにも感じました。

343.(タイトル)お久しぶりです  By 8期生NH君(2003.6.1)

どうもお久しぶりです。Nです。お元気にされていますか?まず、仕事の話からしましょう。勤務地が東京に決まりました。覚悟はしてましたし、また大阪に帰りたい気持ちもあるんですが、東京で働けるっていうのは地方の人間にとっては幸せなことであり、またチャンスでもあるなと思います。(大阪配属の同期が数人いるんですが、ほとんどが東京の子です。こういうところで「会社」っていうのを感じますね)今は研修中ということで、毎日プログラム言語を必死で学んでいます。プログラム言語には無知だったので正直大変です。やはりできる子はできます。そういう子らを気にしないというと嘘になります。凹んだこともありました。でも、自分がなぜSEっていう仕事を選んだかを思い出して、しんどいことにも取り組んでいます。仕事の話はこれぐらいにして、プライベートの話を少ししておきます。東京に来て2ヶ月ぐらいになりましたが、関西と関東の文化差はあるようで結構おもしろいです。市川は住むには悪くないところです。若い夫婦が多く住んでいて、休日にはスーパーやホームセンターでそういう人らや小さい子連れを見ると心が和みます。休みの日は自転車で近くを回って、うまくリフレッシュするようにしています。隣の駅の方まで行って、「この駅前は意図的につくられてるなあ」とかを自然に考えられるのは、社会学のおかげでしょう。では、また月曜からがんばります。先生もお体には十分気をつけて、お仕事されてください。

342.(タイトル)関西大学社会学部の魅力について  By 9期生YCさん(2003.5.30)

関西大学社会学部についてですが、私も、社会学部で良かったと思っています。指定校推薦の面接のときに、志望理由のなかで、他専攻の科目も履修することができることに、魅力を感じたと言いましたが、実際に学部に入って、他専攻科目を学ぶことは、興味の幅が広がったり、友人も増えたりして良かったです。

就職活動を始める前に、セミナーで聞いた言葉です。「この大学に来て、本当に良かったと思えたら、就職活動は必ずうまくいく。」その頃は、不安だらけで、クラブもしていない私は自信をなくしていました。しかし、実際に就職活動をする中で、私の大学生活にはゼミがあると気付きました。片桐先生や、ゼミの仲間に出会えたこと、行動力を生かしてレポートを仕上げたことなどを自己アピールにしていました。内定をいただいた企業の社長さんからは、「いい仲間や先生に出会って、有意義に大学生活を送っているんだね。それを生かしてうちでも頑張って欲しい。」とのお言葉をいただきました。クラブやバイトをしていなくても、大学生活で本当に大切なものを見つけることができるんですね。

私は、いろいろありましたが、結局それが良い経験になって今の自分があるんだと思います。周りに支えられて、大学生活に戻ることができて、本当に良かったです。卒論も悔いの残らないものにして、卒業する時には、関西大学社会学部で学べて、本当に良かったと心から思えるようにしたいです。

341.(タイトル)〔お勧めの本〕  By 6期生MM君(2003.5.27)

面白い本を読みました。ご存知かもしれませんが、皿木喜久『大正時代を訪ねてみた』産経新聞社という本です。たまたま本屋で見つけたのですが、大正時代再考といった感じの内容で、新たな発見がたくさんあり、とても面白かったです。大正時代ってあまりスポットもあてられてませんが、意外と歴史を形成するポイントとなっているんだな、と思いました。たった14年と5ヶ月という短い時代ではありながら、かなり濃縮された歴史が詰まっているんですよね。政治的にも面白いですよね。もちろん文化的にも、明治に輸入された西洋文化がまさに「開花」したといえるのではないでしょうか。まさに、今の社会の基盤が作られた時代だったんでしょうね。堅い歴史本ではなく、大衆文化・生活などから社会を読み解いており、興味深く大正時代を知ることができ、社会学的な要素もあわせもつ、良書だと僕は思いました。それでは、また。今日は、角川文庫から出ている知覧特攻隊の本を買ってきました。最近、読書にはまっているMでした。

340.(タイトル)真珠  By 8期生ATさん(2003.5.25)

仕事が決まりました。さるデパートで働いています。昨日、売り場が決まったのですがなんと宝飾品売り場。宝石です。お客様はほとんどお金持ちだし、宝石だし緊張してます。ひえー。今日、宝石のことを先輩やメーカーさんに教えていただきました。真珠も扱っているのでお話を聞いていると、天然のパールは傷が付いていたり形も不揃いなようです。実際、よく見てみると形も色も微妙に違うし、傷もありました。こんな商品売れるんですか?と聞くと、それが味っていうことでと、言われました。その時思ったのがゼミ総括で先生が8期生のことを真珠に例えたことでした。傷があんまりなくて形も色も揃っている天然パールはなかなかありません。っていうことは8期は極上の真珠?と思ってしまいました。まぁ、それは良い様に捉えて、ということですが。 

仕事をしていて思うのは、不況不況と言われているのにも関わらず、お金を持っている人はお金を持っている、ということです。100万以上の宝石を現金やクレジット一括で何で払えるのかしら・・・。自分の金銭感覚が麻痺しそうです。

339.(タイトル)〔親父ギャグ〕  By 9期生SMさん(2003.5.20)

私の父は親父ギャグの初段くらいはいってますよ。1日10回は何らかのギャグ?をいい、家族ヒット回数は、一週間に3個ほどです・・・。今日はちと感動しました。

(今日歯医者に行って来た母が)母「今日レントゲンとったの。また、歯医者通いしないといけないわー」、父「えっ?はいしゃふっかつ!?(敗者復活と歯医者復活の混ぜ合わせ)」え?面白くないですって?なぜか父に100点をあげてしまいました。

いけてます!お父さん、最高です。今度、私も使わせてもらいます。(K)

338.(タイトル)阪神ファン  By 10期生IMさん(2003.5.19)

今日メールを差し上げたのは先生がチームのファンについて書いた文章を読んだからです。私は昔から巨人ファンで、それがもとで野球が好きになったようなものです。なぜ巨人ファンになったのかと聞かれると、自分でも正直わかりません。一番大きな原因は祖父が巨人ファンだったからでしょうか。でも、先生と同じように長嶋さんは大好きでした。監督を引退されるときは悲しかったです。あとは、現役時代の原監督も好きでした。プロ野球の球団の本拠地となっていない地方に、巨人ファンが多いのは、やはりテレビ中継されているからでしょう。球団側もそれを意識して、ビジター時のユニフォームの名前をTOKYOからYOMIURIに変えたようですね。地域を限定しないファン層を持つ証拠です。

私は、関西に移り住んでからも巨人ファンであることに変わりはなかったのですが、最近、阪神ファンも良いのではないかと思っています。香川でいる時の阪神ファンのイメージは、けっして良いものではありませんでした。応援の態度が悪い等など。それはメディアの影響です。もちろん実際にそういう方もいらっしゃるのでしょうが。私がお会いした阪神ファンの方の多くは、阪神の話をする時はとても嬉しそうで。こちらも思わず笑顔になってしまいます。それを見るにつけて、阪神ファンであることが関西人である楽しみなのでは、と思うようになりました。地元のチームである。というのは、応援する理由として、最も強力であると思います。だから、私も関西に住んでいるからには、その楽しみにのってしまおうではないかと・・・。私がそう思う思わざるに関わらず、関西の阪神ファンの方の多くは周りも皆阪神ファンだという姿勢で話しかけてきますし。たったそれだけのことなのですが、私には小さな発見であると同時に、新たな境地であったので思わずメールしてしまいました。では、またゼミで。

337.(タイトル)〔「ゼミ総括」〕  By 4期生SS君(2003.5.4)

今日の日曜、珍しく休みにつき、朝からやわらかに時間が流れております。で、久しぶりにゼミのHPを拝見いたしました。その中の「ゼミ生の声」に、8期生ゼミ総括の感想を載せられていましたが、確かに僕も3回生のときに2期生の総括を見て同じようなことを思ったのを思い出します。あの「総括」ってやつは本当に意外なパワーを秘めているもんだと思いますね。僕らの場合、あれを読んだから、あれにどう書かれたいからといってアクションを起こしたわけではないんですけど。偶然いじってくれる仲間がいて、いじって喜んでくれる先生がいて...。うちのゼミって誰一人かけても成立しなかったと思うんですよね。久しぶりにとりとめなく昔のことを懐かしく思ったりなんかしてみました。新しいゼミ生の子達に楽しいゼミを満喫してもらいたいという期待もあり、一方で、うちらのゼミの記憶が先生の中で徐々に薄くなっていくのも寂しいなと思いつつ...。今後とも末永くお付き合いの程宜しくお願いいたします。

336.(タイトル)8期生ゼミ総括の感想  By 10期生MoK君(2003.4.13)

「8期生ゼミ総括」の感想ですが、何と言っても、先生が一人一人を本当によく見てきたんだなということを感じました。まだまだ書くことはあったのでしょうが、これを読んだだけで、8期生を知らない僕でも、試行錯誤した一人一人の姿と足跡を想像することができました。このようにしてゼミ生一人一人について語れるということは、先生が8期生を愛してきたという証拠でもありますし、互いに素晴らしい関係を築いてきたのだということがよく分かります。僕は何故か自分が8期生の一員であるかのような気持ちで、これを読んでいました。そして何故か嬉しくなってしまいました。おそらく8期生もこれを読んで、泣いてしまいそうなほど嬉しかったのではないかと思います。誰でも、自分のことを語ってくれる人がいるということは照れくさいようで、本当に嬉しいことだと思いますし、そしてめったにない貴重なことでもあると思います。例えば小さなエピソードを憶えてくれていたり、自分でもあまり気づいていないような一面に気づいてくれていたりすると、その人と出逢えて良かったと思うものです。それだけ、僕は「エピソード」というものを大切に考えています。時間が経っても、ふと思い出し笑いしてしまうようなエピソードがあるということは、とても幸せなことです。僕は、これまで多くの先生と出逢ってきましたが、そういったエピソード語りの先生はそうはいなかったように思います。僕自身、例えば友達一人一人についてこのように書くことは難しいでしょう。そして先生の生徒思いな所や観察眼もさることながら、8期生のほとんどの人(あるいは全員)が多かれ少なかれ、ゼミで自分を表現し、そして自分なりの輝きを放ったことが、このような総括につながったのでしょう。決して言い過ぎではなく、これだけ濃厚な2年間を送ってきた8期生と先生を羨ましく思いました。僕こそ先生や8期生を絶賛しすぎて気持ち悪いかもしれませんが、総括を読んだ限り、良いゼミだったのだなと素直に感じてしまったので、僕はそう信じておきます。

8期生の総括であるにもかかわらず、僕まで嬉しくなってしまったのは、自分たちの2年後を想像し、期待を抱いたからだと思います。2年後には、僕たち10期生も、先生に「楽しかったよ」と送り出してもらえるのだろうかと。そして、僕たち一人一人のことを語ってくれるのだろうかと。勿論、それはこれからに懸かっています。8期生の素晴らしさを見せ付けられたようで、正直少し不安にもなりましたが、僕たちもそれ以上を目指せると信じたいです。卒論発表会でも感じたことですが、明確な充実感が得られづらい大学生活の中で、ゼミは一つの形を与えてくれるものではないかと思います。自分が輝くために、みんなが輝くために、自分には何ができるのかを模索しながら、2年後の片桐ゼミ卒業生としての大きな自分を目指したいと思います。やはりとてもクサい感想になってしまいましたが、これが僕なりの正直な感想です。

10期生の数人から「8期生ゼミ総括」を読んだ感想が寄せられました。みんなそれぞれにしっかり読んでくれていましたが、私が一番嬉しくなった感想を代表して掲載させてもらいます。(K)

335.(タイトル)元気でやってます。  By 8期生NY君(2003.4.13)

先生、お久しぶりです。Yです。今研修で東京にいます。今日で約3週間になりますけど、もうウィークリーマンションでの生活にも慣れて元気にやってます。同期ともすごく仲良くなって毎週金曜は花金を満喫したり、平日ですら会社が終わってからサッカー観に行ったりして、毎日を楽しみながら過ごしてます。今日も横浜スタジアム行っちゃいます。まだまだ始まったばっかなんで体調には気を付けて頑張ります。先生もお体には気を付けて。ではまた近況報告します。

334.(タイトル)おひさしぶりです  By 8期生ATさん(2003.4.12)

お久しぶりです。Aです。実家に引っ越してから早2週間。毎日のんびりしてます。犬と猫と、隣の家のあひると遊んでます。

実は、就職の面接を受けました。そして受かりました。でも、仕事の内容がやりたいことと、どうも違うのでお断りしてしまいました。社長さんがすごい気に入ってくださったんですが・・・。「自然体なところが良い」と言われました。先生もゼミ総括に同じ事を書かれていたので、ちょっとびっくりしました。緊張感がないんでしょうかねー?自然体は新しい私の長所だと思っておこうと思います。

あまり、ネタがなくてすみません。8期生のみんなは今、研修や慣れない環境で頑張っているのに、こんなにのんびりしちゃってて。でも私も進路が決まったらきっと頑張るんだろうな、と思っています。それでは。

333.(タイトル)〔シドニーより〕  By 3期生Z(I)Sさん(2003.4.6)

ご無沙汰しております。今日は沢山の報告があるので、長いメールになることかと思います。まずはビッグニュースから・・・。

私も母親になることになりました・・・年貢の納め時かも。ということで10月上旬に子供が産まれます。去年はバタバタしていたので子供は考えてなかったけれど、今年は落ち着くかなぁと思い「それっ」って感じで、すぐ妊娠しました。ま、彼も私もお互い健康でまだまだ若いと言うことでしょう、きっと。ただちょっと予定外でもあり、戸惑いました。しかも2月から新しい仕事を始めたばかりで、いきなりそのすぐ後に妊娠が判明し、そして地獄のつわりが始まり、さすがのSパワーもどこへ????って感じで、死んでました。人間の体って不思議なもので、ホントにつわり中ってイヌ並みの嗅覚になりました。臭い人をかぎ分ける能力がすごい肥大化して、バスや電車で、何度も「うーーーーこのおやじ、蹴ったろか!!」と思うくらい煙草くさいひとや、バスのなかでマクドナルドとか食べてる人を見たら「きぃぃーーーーー」と引っかいてやりたくなるほど、鬼のような人間になってました。母親に言うと「いつか終るもの」と慰められて、彼に当たり散らして、何とか3月の半ばに元気になってきました。

先生は男ですから、あまり興味はないかもしれませんが、外国の妊娠に対する意識って、日本とは全く違います。こっちでは「自然のことだから、自然に任せましょう」って感じです。医者に会うのも2回程度で、後は助産婦と町医者をかわりばんこに通う程度です。日本の雑誌を見ていたら「あれをしてはいけない、これを着てはいけない、ああしなさい、こうしなさい。これを買いなさい」とこと細かく決められていて、しかも薬付けらしいとのこと。こっちだと、「プールはいいよぉ。あと歩くのもいいよぉ。そうそう、いろんな人に会って笑うのもいいよぉ。」という具合に、「した方がいいこと」をアドバイスされます。特にしてはいけないとこはないらしく「酒、煙草、コーヒー、チーズは駄目」と言われたぐらいです。お酒が飲めないのがちょっと辛いですが、これも子供のためと、じっと我慢していますが、後は特に好きなものでもないので、私生活に全く支障はありません。ま、気楽に構えて、どんと来いって感じです。

うちの両親にとっては初孫なので、両手両足を挙げる勢いで喜んでくれています。母親は張り切って、もう9月には一人でこっちに来る予定らしく、「お父さんの家事教育をしとかなあかん」と、さらにパワーアップして元気モリモリです。最近、楽しい話題が全くなかったので、ちょうど良い刺激になったみたいです。父は喜んでいるんでしょうが、電話ではその様子は分かりません。きっと布団のなかで一人ほくそえんでいるのでしょう。意外だったのが、兄がとても喜んでくれて、時々電話してきてくれたりします。今回思ったことは、たった一つのことで、家族がとても明るくなるってすごいことですね。これこそホントの「おめでたい話」って感じで生まれてくる子も幸せでしょう、きっと。彼の家族もとってもエキサイトしてくれてます。彼は意外と口やかましく、私がバタバタと掃除や洗濯をしていると、横からモップを取り上げたりして、無理矢理横にならされたりします。ま、彼なりに気遣ってくれているのでしょう。

最近になってようやく友達にもメールをして伝えています。皆ハーフの子に興味津々みたいです。どっちに似てもいいですが、名前をどうしようと考えています。友達が「こたつ」はどう?とふざけたアドバイスをくれました。人が集まって来て暖かいイメージらしいのですが。暑い国で「こたつ」はきっと嫌がられるだろうと丁重にお断りしました。彼は「簡単でしかも日本っぽいのがいい」と要望ばかりで全くあてになりません。しかも、彼の今の心配事は「子供が大きくなって日本語が自分よりも上達して仲間はずれにされたらどうしよう?」らしいです。そのため、今になって必死で日本語を勉強してはります。たまに発想がとてもおかしな人です。

ま、私の妊娠話はこの辺にして、ちょっと仕事の面白い話を・・・・。今、私の勤めている会社はオーストラリアの会社で、外国にオーストラリアの宝くじを売っています。今日の夜、大きな宝くじの抽選があって、こっちの額で20億です。これを代行して日本のお客様に番号を売っているのが商売です。いわば紙切れ一枚を売ってる商売で元手は全く要らず、なかなか良い商売です。かなり儲かっているようですよ。オーストラリアにはロト(宝くじ)が4種類ほどあって、そのうちのMondayロトというものを中心に売っています。私の仕事は日本から返って来たオーダーメールをコンピュータに入力するという至って簡単なもの。ただ速さと正確さが要求されるので、非常に肩や目が疲れます。また現金を扱う仕事なので、間違いは許されず集中力がいつまで続くかが勝負です。スクラッチご存知ですよね?あれもセットにして売るんです。日本人はスクラッチ大好き国民らしく、ものすごい量のスクラッチを買う人もいらっしゃいますよ。一体削るのに何時間かかるんだろう?と思うくらいに買う人もいます。他にもロトに50万ポンと使う人もいます。世の中お金のあるとこにはあるんだなぁ、とグッチに続いてお金の面白さに気付く毎日です。

この前オーダー表に「こちら借金あり。妻子あり。職無し。わずかな小遣いから購入したにもかかわらず当選せず。これ以上騙すな!」とあり、その後に念仏のようなものを書いて送ってきた人がいましたよ。宝くじなんて当たれば天国、外れりゃただのゴミという鉄則なのに、何を勘違いしてるのか、怖い人も多いです。そうかとおもえば、当たった人は「ありがとうございます。ありがとうございます。いつもお世話になります。皆様のお心づかいに感謝します。これからも宜しくお願いいたします。」と、お礼の言葉づくしみたいな人もいて、私たちとしては「世話した覚えはないし、宜しく頼まれても困るんやけど・・・・アンタはただラッキーなだけ」と言ってあげたくなります。

お客様データも入力するのですが、日本の住所って面白いですよねぇ・・・。まだまだ大字小字がいっぱいあって、名前も私に負けず、すごいのが山のようにいますよ!この前などは「○金 成○」と言う人がいて「いかにもロト買いそうな人やなぁ」と感心しました。親は一体何を考えて、この名字にこの名前を付けたのか不思議でなりません。笑ったのには「前○   林」  マエ○  ハヤシ  と言う人。どっちも名字みたいでこれまた大爆笑でした。兄弟がいれば、きっと「森」か「木」にちがいないとゲラゲラ笑ってました。先週の大爆笑は青森のおじいちゃんです。お客様番号を書く欄があるのですが、きっと分からなかったらしく、一言カタカナで「ワシレマシタ」とありました。しかも名字が「清水」さんで、ふりがなが「スミズ」になってて、私も皆も大爆笑で、しばらく仕事になりませんでした。手が震えて震えて入力できないんです!!!!ずーーずーー弁をそのまま表記したと言うかんじで、とってもチャーミングなおじいちゃんでした。

お金は人を変えると言いますが、確かに、送ってくる人の気持ちや現状はさまざまなんでしょうね。ただ日々思うのは、宝くじに頼るよりも夫婦でこつこつ働いた方が確実に早くお金は貯まると言うことです。といいながら、今から今日の夜のくじ買いに行ってきまーーーーす。20億あたったら、先生ならどうします????では長いメールお付き合い下さいましてありがとうございます。また、次回送りますね!

332.(タイトル)〔画廊にて〕  By 8期生TMさん(2003.3.27)

一昨日、河原町店での研修後、知らない町なので散策をしていました。すると商店街で入場無料の画廊があったので、「たまにはこういう芸術に触れとかんとな、うむ」と思い、入場しました。しばらくしてその画廊の店長が近づいてきて「今までこういったギャラリーに入ったことがありますか」「どんな画家の作品を見たことがありますか」などと質問されました。その人は大阪人で話しやすかったので受け答えしていると、「ちょっとアンケートをします。」と言われ、「面倒くさいなー」と思ったのですが、何のことはない、ただこの中に展示されているどの絵が好きかを尋ねられたので答えたら、その絵を選んだ理由を問われたり、その画家の魅力等を語られたりしました。だんだん熱っぽく、私の未知なる世界の話をするので「いつかの役に立つかもしれへんから聞いとこう」と思い、愚直?に聞いていました。

 かなり端折るのですが、私がその絵を選んだのはすごい!等と誉め、持ち上げてだんだんと絵がある暮らしの良さ、他の絵は100万円位するのに、こんなにすばらしい先生の絵が今たったの60万円!これから売れていく(在庫が減る)とこの値段じゃ買えなくなるで」、 絵を購入する平均年齢は私に近いこと、「実際に絵を買う人は最初から絵を買うつもりで来てない。皆なんとなくから始まってる」などを述べて「絵、買ってんか!」モードに入ってきました。私は「絶対に買わない」と心に決め、話を聞いていたのですが分割にしたら大丈夫とか、たばこ止めたら数年で買える等と熟練の技を用いて言葉巧みに買わそう買わそうとするのです。でも私は動じない。最後に「真剣にこの絵を買うとしたら、のことを考えてみて!」と言われました。私は「特に欲しいと思わないので買いません」と言いました。

ここからが伝えたいことです。すると「ここが即売展示場って知ってて入ったんちゃうん?」「装飾品を買うなら宝石より絵を買うって言ったやんか」「僕が真剣に話してるの聞いて『私買う気ないのにこの人必死に話してるわ』とほくそ笑んでたんか」(別に脅されてないです。口調は脚色してます)などと言われました。極めつけは「ここまで話聞いといて買いませんって言うのは失礼やで。そこが学生の甘さや」でした。きっと「買う気ないなら早く言うてや」って意味も含んでいたのでしょうが、接客に自信があり、若くして店長になった人なので余計にプライドを傷つけてしまったようです。

少し前の私なら「私かて研修後で疲れてるし、色々せなあかんことあるねん!それをなんやねん!失礼やと!私に対しても失礼やないか!!」と啖呵を切るところですが「社会勉強になりました。ありがとうございます」と言って帰りました。研修を受けてたから謙虚になれたというのもあると思いますけどね。「冷やかし」は私の密かな楽しみの一つなのですが、それをするにおいても社会人としてどうすべきなのかを考えなくてはならないのだなあと思いました。

331.(タイトル)お父さんへ☆  By 8期生KYさん(2003.3.22)

昨日の謝恩会は、本当にみんなの力で実現しました。私はきっかけを作っただけにすぎなくて、ずっとみんなに頼りっきりで…。自分の無力さを改めて実感しました。それなのに、こんなに喜んでもらえて、本当に幸せです。みんなのおかげ、先生のおかげです!ありがとうございました(:_;)

この二年間のことや先生とみんなと過ごしたことは、きっと一生忘れないと思います。これから生きていくエネルギー源にします☆

改めて、二年間お世話になりました!ありがとうございました!!そして、これからもよろしくお願いします!

330.(タイトル)〔「僕の生きる道」〕  By 9期生SMさん(2003.3.11)

火曜10時から(関西テレビ)の「僕の生きる道」というドラマを、先生、みていますか?こんな素晴らしいドラマ、生まれて初めて見ました、私。毎週、涙、涙。自分の今後の生き方を考えさせられる、1日1日を大切に生きようと思わせてくれるドラマです。就活中なのに、録画して見直しまでしてます。皆にこの素晴らしさを伝えたくて・・・。

見てます、見てます。久しぶりに名作と呼べるドラマだと思います。私も録画してまで見ています。「ミスター誠実」と言いたくなる草g君がはまり役ですね。いよいよ来週は最終回。どんなラストなんでしょうか。ちなみに、始まる前に期待していた「高校教師」は主役の2人にまったく魅力がなく、3週目あたりから見なくなりました。スマッシュヒットは「美女か野獣」でしょう。松島奈々子は相変わらずの演技ですが、福山雅治と脇役陣がいい芝居をしていると思います。春はドラマがちょっと見られます。(K)

329.(タイトル)シェエラザード  By 6期生MM君(2003.2.18)

シェエラザード、読み終えました。海の男の生き様というのは、どうしても父に重ね合わせてしまうので、複雑な気持ちになるとともに、素晴らしいなぁ、と感激させられます。とくに、一本気な一面などは、在りし日の父を髣髴させる感じがしました。「タイタニック」でもそうでしたが、、、強く生きるというのか、真っ直ぐに生きたいです。

先生もおっしゃっていましたが、小説として楽しめたというよりも、歴史的な史実についての興味を狩りたてられました。そこで早速、神戸にある「海文堂」という海事の専門書を取り扱っている書店に足を運びました。すぐに、「阿波丸撃沈」という本を見つけ、購入しました。これから読みます。シンガポールへも行ってみたくなりました。

また、戦争のことって、ほんとうに知らないことが多いです。様々な側面があるとは思いますが、知れることは今、知っておきたいと思います。

328.(タイトル)兵庫県もおもしろい?!  By 6期生MM君(2003.2.16)

先生、こんばんは!三寒四温ってやつですかね、少しずつ春に近づいているのかなぁと思います。

兵庫県をもう少し知っておこうと本など読んでいます。やはり、兵庫県も5つの国から成り立っているだけあって、様々な歴史があるようです。意外に知らない人が多いんじゃないかなぁ…。明治の廃藩置県の際、兵庫県の県庁所在地は姫路にあったそうです。確かに、「飾磨県」という県名が存在していたことは知っていましたが、、、明治4年11月2日に「姫路県」として、播磨地域の藩が合併して成立したそうですが、姫路という名前が残っていては廃藩が伝わらないという理由で、わずか7日後に「飾磨県」と改名されたということです。当時の飾磨県庁の庁舎は後に姫路赤十字病院が利用していました。今は移転してありませんが…。その近くに、「龍野町」「農人町」という町並みが今なお残っています。意外と知られていない姫路の隠れた観光スポットなんですよ!先日、姫路で開催された「住まいと町並みを考えるフォーラム」というのがありましたが、今、姫路では古民家再生による町づくりも模索されてます。姫路市役所の町づくり課の人と話をしていましたが、「お城に頼らない町づくり」ということをテーマに色々と考えているそうです。

さて、話しを戻しまして、、、そののち、開港場神戸を維持するという国の指針のもと、県庁所在地を神戸に構える新・兵庫県が誕生したそうです。長野県のように県庁所在地論争もあったようですが、それほど持続しなかったようですね。やはり、幾つかの国が合わさって出来た県というのは、少なからず面白い歴史があるのでしょうね。もう少し詳しく調べてみたいと思います。明日にでも兵庫県史でも紐解いてみようかなぁ。

瀬戸内海と日本海に挟まれた日本の縮図のようなこの県は、たいへん興味深い歴史がたくさん詰っているんだなぁ、と改めて思いました。折角ですし、自分の住んでいる県について、もっと知ろうと思います。やっぱり歴史って面白いですよね。ワクワクしてきました。

327.(タイトル)おつかれさまでした!!  By 8期生SYさん(2003.2.12)

お疲れ様でした!!卒業旅行、終わってしまいましたね。最後の挨拶で言ったように、もう卒業するんだっていう実感はまだないけれど、最後のゼミ旅行だからこそ、盛り上がったっていうのもあるかもしれませんね。

Mは、想像以上にいい旅館でした。私とOくんも、どんな旅館か写真でしか知らなかったし、料理の写真があったわけではないので現地に着くまでは、実はドキドキしていたんです。高山などの他の3つの観光地については、二人ともある程度知っていたのでハズレはないと思っていましたが、宿に関しては、心配してたんですよ。宿探しをしていた当初、21人収容できる温泉宿がたまたまMだったので、他の宿とたくさん比較して決めたわけではないのですが、大当たりでしたね!!ほんとうによかったぁ〜。何と言っても料理が最高でした。飛騨牛に、飛騨そばに、五平もちに、うなぎ豆腐に、川魚に、ほうば味噌。飛騨の名産品を全て堪能できた感じがしますよね。個人的には、仲居のおばあちゃんがよかったです!

けっこうぎゅうぎゅうなスケジュールでしたが、のくとまり手形も使えたし、へんべとりと青だるも見ることができたし、とても充実していました。書いても書いても書ききれないぐらい、いい思い出ができました。

326.(タイトル)〔新幹線建設問題〕  By 6期生MM君(2003.2.4)

今日のクローズアップ現代を御覧になりましたか。新幹線の問題です。各地方に正規格での新幹線敷設が計画されていますが、これが思わぬ事態を招いているとのことです。国は新幹線敷設の代わりに、並行して走る赤字在来線を自治体に引き取らせるということをしてきました。この赤字在来線の運営が、自治体の財政を圧迫しているとのことでした。いわゆる第3セクター問題ですが、これは自治体の財政だけでなく、引いては地元住民へも影響を及ぼしているという悪循環。たいへん気になる問題でした。

325.(タイトル)〔観光地のおみやげ〕  By 10期生IJ君(2003.2.4)

片桐先生こんばんわ。一日から今朝にかけて毎冬恒例のボードに行ってきました。今回は赤倉というちょっとした温泉地もかねたところに行って来ました。温泉地というと僕が昔から非常に気にかかっていることがあります。これは温泉地にかぎったことではなく、全ての観光地に言えることかもしれません。それは「おみやげ屋」です。「〜まんじゅう」「〜チョコ」「〜クッキー」などお菓子類や、ペナントやキーホルダー、置き物など種類は豊富でも目新しさはゼロのお土産達。にもかかわらず、そこにその土地の名前や「〜限定」と銘打たれると、妙に「これは買っておかなくては!」という気持ちにされてしまいます。はっきりいって僕は、あの雰囲気が大嫌いです。お土産は観光地の重要な収入源とはいえその土地とは全く縁のないものに、地名を入れるだけで「お土産」にしたてあげてしまうのは、いかがなものかと思いませんか?たしかに頭のいい商売だとは思いますが、独創性やセンスが感じられず、何より売る側の良心を疑ってしまいます。観光地産業は景観や歴史的な価値を売りにしているにもかかわらず、そこに売っているものが「〜チョコ」では興ざめもいいところではありませんか。「おみやげ屋」を生業にしている方には酷な言い方ですが、数ある同業者との売り上げに差をつけたいのならば、大量生産の同じようなものを売るのではなく、もっと地域に根づいたものを売ったほうが良いのではないのでしょうか?

324.(タイトル)幹事も悪いものじゃない?  By 10期生KK君(2003.2.1)

初コンパということもあり、かなりのプレッシャーの中で幹事を務めさせていただきました。かなりの不安があったのですが、みんな楽しんでもらえたみたいで、ひとまず「成功」ということにさせてもらいたいと思います!大学に入って今までに数回こういった役をやらしてもらいましたが、確かに労力的にはしんどい役だと思います。数十人におよぶ予定を調節して、予約をいれて、どの人も全員楽しめるように気を配って、会計をして・・・。そんな中で僕がこういった役を続けてもいいかなぁと思うのには3つほど理由があります。1つはこないだ飲みの席で先生がおっしゃった自主的・積極的に参加できるようになるということ。2つ目は、こういう役割に立つことが一番みんなに自分のことを知ってもらう手段だと僕自身思っているからということ。そして3つ目は参加してくれた人がどういう人かを直接感じ取ることが出来るということです。多かれ少なかれみんなと接することになる立場ですし、日程調節の際みんなから返ってくるメールからも人柄をイメージしたりすることも出来ます。幹事という立場はもしかしたら一番お互いを知ることが出来たりするのかなぁと最近思います。ただみんなと直接話すことが一番のコミュニケーションなのは間違いないのですが・・・。今回はみんなの気遣いや優しさもあり、今出来ることは出し切れたと思ってます。みんなの「楽しかった」の一言が一番嬉しかったです!みんなに感謝したいと思います!これでいいスタートが切れたのではないでしょうか?次にまたみんなで集まるのが楽しみです!本当にお疲れ様でした。

323.(タイトル)昨日はお疲れ様でした  By 10期生ItYさん(2003.1.31)

昨日はお疲れ様でした。ボーリングからカラオケまでとても楽しい時間が過ごせました。幹事さん達の行き届いた計画や気配りに、とても感謝しています。こうやってゼミは造られていくモノ、造っていくモノなんだなあ、ということを実感しました。そしてその中の一人として、自分はいったいどういう動きをしていったらいいのだろう、と帰った後で楽しかった余韻を思い出しながら考えたりしました。今回、この集まりがあってくれたおかげで、ゼミのみんなの「名前」と「顔」と「個性」が少しではありますがつながってきた気がします。今回はまだ名前の確認作業からの始まりだったので、次回みんなで会って話す時には、もう一歩進んだ話ができるといいなあ…と早くも思ってしまっている自分がいます(笑)しかし何より、先生の「傷だらけのローラ」を聴かせていただけたことが、今回大変大きなポイントになっています。ヒットソングのメドレーも、すごく印象的でした☆☆。本当に楽しい時間をありがとうございました。風邪には気をつけてください。お疲れ様でした。

322.(タイトル)お疲れ様でした  By 10期生TNさん(2003.1.31)

昨日は本当に楽しい時間を過ごせました。大成功でしたね。片桐ゼミ10期生、ほんとに良いメンバーが揃いましたね。これからが楽しみです!!またみんなで楽しく飲みましょう♪次回を楽しみにしています。幹事のお二人には本当に感謝しています☆☆

321.(タイトル)昨日はありがとうございました  By 10期生TYさん(2003.1.31)

昨日のゼミコンパ、KくんとSくんのおかげでとても楽しかったですね!10期は楽しいメンバーが集まったようで嬉しいです。先生の華麗なボーリング姿もお目にかかれたし、M君があんなにしゃべる人ということも知ることが出来ました。カラオケまで参加できなっかたのが残念ですが。4月からゼミが始まるのが楽しみです。

320.(タイトル)お疲れ様でした  By 10期生SD君(2003.1.31)

初ゼミコンパお疲れ様でした★いま無事着きました。寒波のなか徒歩3時間は流石にしんどかったです。先生の楽しそうな顔やみんなの楽しそうな顔が見れて大変良かったです。みんなのノリの良さに驚いたし、凄く良い雰囲気を作れたと思います。一応、幹事だったんですけどK君に任せきりで、本当に彼に感謝してます。彼だけでなく盛り上げてくれた先生をはじめみんなに感謝してます。4月からの本格的なゼミの開始が楽しみです。それでは失礼致しますm(_ _)m

319.(タイトル)合併問題本格化  By 6期生MM君(2003.1.22)

市町村合併が各地で盛り上がっていますが、やはり僕は長野県の合併問題が気になります。先生とも前に、「信濃の藤村」から「木曽の藤村」へという話しをしていましたが、藤村の村・山口村が法定協議に入るようです。このまま順調に進むと来年の10月までに、山口村が消滅する見込みです。確かに先生の言う「木曽の藤村」という呼び方には賛成ですが、木曽といえば信濃というイメージはぬぐえません。長野県山口村であって欲しいというのが、僕の願いです。ただ、生活圏ということを考えると、山口村は長野よりも岐阜の中津川市に重きを置いているんですよね。もともと、あの辺りの県境は微妙なんだと思います。

ところで、先生は、「信濃の国」をご存知ですか?長野県歌ですが、この歌は6番まであり、歌詞は長野の各地区の名所を紹介する内容となっています。5番では、長野由来の人物が挙げられております。しかしながら、残念(といっていいのか、、、)なことに、この歌詞で「藤村」という名は出てきません。

 旭将軍義仲も 仁科の五郎信盛も

 春台太宰先生も 象山佐久間先生も

 皆此(この)国の人にして 文武の誉たぐいなく

 山と聳えて世に仰ぎ 川と流れて名は尽きず

もし、ここに藤村の名があがっていたら、どうしたんでしょうね。やっぱり歌詞をかえたんでしょうかね。変えて誰を入れるんでしょうか。やっぱり、康夫ちゃん?神戸新聞で連載されている「俳句で歩く中仙道」がもうすぐ完結しますので、その切り抜きとあわせて、今回の記事もお渡ししますね。それでは、またメールいたします。

318.(タイトル)チュッ!! tvTokyo  By 4期生SS君(2003.1.22)

ホームページの「つらつら通信」拝見させていただきました。ひさしぶりに私のアンテナが反応いたしました。というよりは私に向けて発信された電波と確信し、こうしてお手紙いたしているしだいです。そうなんです。3強1弱1番外と軽視されてきた昔のテレビ東京(東京12チャンネル)とは違い、今では他のキー局を脅かす(言いすぎ?)勢いとなっています。事実、昨年の年末31日のプライムタイムの視聴率は、コーハク、ボンバイエに続き、「年忘れにっぽんの歌」が12%をたたき出し第三位と大健闘。筑紫さんよりも小谷さんというWBS支持者も私の周囲ではほぼ8割という有様です。子供向け番組や人気アニメも豊富で、すきますきまを縫って走る独自の路線で支持を集めています。私はTVチャンピオンもなんでも鑑定団もあまり見ませんが、個人的に素晴らしいと絶賛する番組は沢山あります。「やらせ」で感動を誘うようなバラエティー番組やパクリ番組が横行する中、わが道を行くテレ東の躍進振りには以前から大変嬉しく思っていた次第です。また、先生がようやくマイナー側(100分の3側)の素敵さに気づいていただけるようになったことも合わせて喜んでおります。以上、一視聴者として。

317.(タイトル)〔映画とドラマ〕  By 8期生NH君(2003.1.12)

HPへの掲載、どうもありがとうございます。しかも先生のコメント入りで光栄です。『GO』は僕もイマイチでしたね。なんか在日コリアンがメインなんか青春がメインなんかがぼやけてました。やはりこれは窪塚君の演技でできている作品だと思います。『ウォーターボーイズ』は観たことはありませんが、結構話題になったのは知っています。これは去年公開された『ピンポン』(窪塚洋介主演)同様、企画力だと思います。『冷静と情熱のあいだ』は観ましたが先生とほぼ同意見です。イタリアの古い街並みがきれいに映し出されてます。竹野内豊がうまく好青年を演じてるのもあります。それと僕が注目したのは篠原涼子ですね。女優としてかなり成長したのではないでしょうか。

『高校教師』、Mさんと議論されてますね。(ちなみに高校教師は93年で10年前です)僕も第一回見ました。確かに前作が過激でありそれでいて全体的にまとまっていたので、前作が好きだった人には物足りない感はあると思います。(キャストも藤木直人と上戸彩で視聴率意識したかなっていうのと、個人的に何で京本政樹が前作のまま出てんねんというのがあります)一回目は少し期待が持てたものなので、もう少し見ましょう。

316.(タイトル)日本映画を何本か観て思ったこと  By 8期生NH君(2003.1.10)

映画といえばハリウッドなんでしょうが、秋に日本映画を何本か観ました。実際、何年か前からハリウッド映画に飽きを感じており、最近でも2本観ましたが、結局今までの「ハリウッド映画的おもしろさ」しか感じられませんでした。僕が今まで観てきた日本映画といえば子供の頃観たアニメまつり、ゴジラシリーズ、ちょっと大きくなってスタジオジブリの作品くらいで、黒沢映画とか過去世界的に評価を受けた作品には疎いです。今世界的に評価を受けているのが北野映画なんでしょうが、秋公開されていた『Dolls』を観ました。(そういえば、先生何年か前に北野映画をつらつら通信で斬られてましたね)北野武はこの作品で「日本の四季を表現したかった」と言っていたと思います。確かにそれは活かされてました。特に秋から冬にかけては、本当きれいに映し出されてました。北野武は作品で日本の「義理・人情」とか「わび・さび」とかを表現しようとしてるんじゃないかなと思いました。だからストーリーとか役者のセリフにはあまり重点を置いてない。それがヨーロッパでウケてるんじゃないでしょうか。『Dolls』でも主演の2人は、ほとんどしゃべんないし、周りの役のセリフもそれっぽなく日常的。そしてストーリーも自然なつなぎじゃなかったですね。

日本映画の支えになっているのは、人による表現だと思います。その中心が役者の演技なんじゃないでしょうか。『命』は江角マキコと豊川悦司のすごい演技を見せられた作品でした。江角マキコは未婚の妊婦を豊川悦司は末期がん患者を完璧といっていいほど演じてました。一方彼らの逆のすごさ(演じてるすごさではなくそれを感じさせないすごさ)を感じたのが窪塚洋介です。秋観た『凶気の桜』はキレ役をやってるんですが、それが自然に感じられてしまうのが不思議です。01年度映画賞を総なめにした『GO』をこの前テレビで観ましたが、両方とも共通していえるのが、「若者が出す雰囲気」をうまく表しているということです。今のところ僕らの同年代の役をやれば、右に出る俳優はいないんじゃないでしょうか。

エンターテーメントを追求するハリウッド映画と表現を追及する日本映画。僕としては後者の方を多く観ていきたいし、もっと前面に出てきていいと思ってます。

私も最近続けざまに、2001年に当たった日本映画を見ました。『GO』と『ウォーターボーイズ』と『冷静と情熱の間』の3本です。確か、この年は『GO』がほとんどの賞を独占したんですよね。でも、私は個人的にはそれほどおもしろいと思いませんでした。むしろ、他の2本の方がおもしろく感じました。『ウォーターボーイズ』は、あれだけのシンクロの演技ができるようになるまで、どれほど練習を重ねたんだろうと思うと、感動ものでしたし、『冷静と情熱の間』は、日本でもこんな恋愛映画が作れるんだなと感心しました。まあ、フィレンツェの街並みと竹野内豊の美しさで持っている映画とも言えますが。(K)

315.(タイトル)知っていましたか?  By 6期生MM君(2003.1.10)

先生、こんばんは。もぅ、お正月気分もすっかり抜け、仕事に精を出しております。(たぶん)

ここ数日、人の優しさに触れ、幸せを感じています。先生も聴きに来てくださった松本での第九。そこで一緒に合唱した地元の方から、お手紙をいただき、市民タイムスに掲載された記事の切り抜きと、長野放送で放映されたテレビ番組をダビングしたビデオを同封してくださってたんです。もぉ〜ほんとに感動でした。他にも、年賀状をくださった方もいらして、人の繋がりの大切さを改めて感じました。

さて今日、家に帰るとJから年賀状の返事がきていて、添えられていたコメントを読んでびっくり!!去年の9月に結婚したそうです。そしてっ…、4月には赤ちゃんが誕生するそうです?!まぁ、細かいことはおいといて、、、片桐ゼミ6期生は、結婚ラッシュですね。Oを含めると、5人目ですかね。取り急ぎ、連絡まで。

追伸、先生はドラマとか見られます?ちょうど8年前に流行った「高校教師」が今日から装いを新たに始まりましたね。僕はみましたよ。けど、前のイメージがあるから、少し物足りなかったかなぁ。今後の展開に期待したいですが、どうでしょうね。

「高校教師」、私も見ました。前の作品の大ファンでしたので、楽しみにしていました。でも、1回目の感想はMちゃんと一緒です。やはり、主役2人の魅力が前とは大分違いそうなので、たぶん前ほどの作品にはならないでしょう。でも、森田童子の歌が好きなので、とりあえずもう少し見てみます。(K)

314.(タイトル)2003年、新年明けましておめでとうございます。  By 9期生AMさん(2003.1.1)

ゼミの集いの感想を読ませてもらいました。今年も大成功だったみたいですね。横割りで集まるという話はよく聞きますが、縦割りで集まるのはいくら考えてもそう簡単に実現できる物ではありませんからね。楽しい時間を皆さんと共有されたそうで、何よりです。

さて、昨年は新世紀を迎えてから2年目の年でしたが、特に何もこれといった重大ニュースはなかったような気がします。日本の経済も相変わらず平行線をたどるばかりで、目新しい動きもありませんでした。勿論国際問題ではやはり北朝鮮拉致問題がトップにくるでしょうが、これも政府の鈍行な動きをみているとまだまだ解決は先のように感じてしまい、2ヶ月ちょっと経った今では少しこの話題も下火になってきたかなと思います。マスコミの悪い癖で、被害者の皆さんを何故かスターの様に扱って記事にしてしまうところが何とも悲しいですね。でもまた皮肉なことに、それを求めてる人が割りと大勢いるのも事実です。イラクの問題も、完全に年を越しましたね。押すや押さんわで米国とイラクが揉め、いざ蓋を開けてみるとこじれてしまい、後始末の下手な米国がこの問題をどう処理するかが楽しみですね。テロも未だに未解決です。バリ島で起こった無差別テロは、日本人にも人気のリゾート地であっただけに、やはり邦人が犠牲になってしまいました。宗教という感覚を目の当たりに出来る今(ロンドンはアメリカに次ぐ国際色豊かな国ですよね。中でも中東出身者がとても多いので、イスラム文化はキリスト教に負けないほど浸透しています。)、私が考えるのは「神」とはなんだろう?「信仰」とはなんだろう?ということです。例えば正月に神社に行って「今年もいい年でありますように」とか「今年も家族が健康でいられますように」とか「お金持ちになれますように」とか「受験に受かりますように」といったお願いは一体誰にしているのでしょう?私はこれを「神」にお祈りしているとは考えません。我々にとって神とはとても都合のいいものにしかすぎないのです。こんなお願いを1億2千万の日本人一人一人に聞いていたら、いくらいたって足りませんよね。そもそも、我々の指す「カミ」と彼らの「神」とは根本的に違いすぎるのだと思います。東洋人の感覚に勿論宗教というものはあると思います。しかしこれがその教えを信仰するのか、はたまたその考え方を汲み取るのか・・・。日本人は後者だと思います。我々の考え方の原点は、全てが「バランス」であって、白の中にも黒はあるし、黒の中にも白はある。我々の最終地点は天国か地獄かではなく、またその為に生きているではないんですよね。輪廻という言葉があるように、全てはラウンドなんだと思います。 

なんかテロから宗教へと話がずれてしまいましたが、昨年も平凡な年でした。これが何よりも有難いのですが・・・。さて、私もそろそろ帰国の準備をします。やはり行き着く先は日本だな・・・と実感する今日この頃です。ニューヨーク行ってきました。とても大きな街でした。グランド・ゼロ、国連、自由の女神等々、1週間かけてじっくり観光してきました。また帰った暁にお話させてもらいたいと思います。ではこの辺で、本年もお世話になります。アメリカ英語が耳障りだと感じるAMでした。

313.(タイトル)Sでーーーす  By 3期生ISさん(2002.12.18)

片桐先生、こんにちわ。メールありがとうございました。ゼミ生の近況、楽しく読ませて頂きました。SこやKちゃん、もうお母さんなのですねぇ。感心します。私などは「タマゴで産んで、日本でふ化させるわ」と言って、母親に怒られてる始末ですから・・・・・

シドニーに無事戻ってきたものの、ここを貸していた友達との日程が合わず引越しが遅れて、結局12月7日に荷物を倉庫から取り出しました。先週はダンボールに囲まれて生活していましたが、今週に入って、何とか片付いてきました。やれやれです。彼は先週の木曜日からさっさと仕事に戻ったので、今は一人の時間があるので、クリスマスカードを書いたりメールを送ったりしています。

半年も日本にいたのに、こっちに戻っても何の違和感もなく、すぐに英語の生活に戻ることが出来ました。我ながらこの適応力に驚いています。年々図太くなっていくというかたくましくなっていくというか・・・きっと体が慣れているのでしょうね。人間ってホント、フレキシブルに出来てるなぁ、と感心しました。でも彼は逆カルチャーショックを受けたみたいで、しばらくはブルーでした。日本の方がよかったみたいです。しめしめ、私は密かに彼のマインドコントロールをして日本に住んでみせますよ!なーーんて、ま、どこにいても幸せならいいんですけどね。

あっというまの日本での生活でしたが、今思うと、結構いろんなことをしました。友達の結婚式に2度も出席し、あちこち行ったことのない関東地方の名所をめぐったり、茨城弁を学んだり・・・。この茨城弁はすごいですよ!私、自分でいうのもなんですが、絶対耳がいいと思うのです!友達に栃木の人がいて「茨城弁で今から30分会話するわ」というゲームを自分で勝手に作ってやっていたら、その友達がゲラゲラ笑って「もうやめてぇーー、普通に話しができないよぉ」と受けまくっていました。それほどうまかったみたいです。「ふふふ、これでいつでも茨城県民になれるわっ!」と別に得でも何でもないけど、ちょっと嬉しかったです。えへへ・・。とにかく楽しい半年でした。また新たに温かい人たちに巡り合えたことが何よりの幸せでした。さて来年はどんな年にしようか?と今考えております。まずは先立つものがないと何も出来ない悲しい世の中なので、しっかり仕事をして、次の目標に向かって進みたいと思います。まだはっきりしないのでどうしていいいやら迷いますが、彼と二人、頑張りますよ、私は!

ゼミの集い、大成功で終ったようで何よりです。お疲れさまでした。いいなぁ、私も行きたかったです!先生もゼミの集いという楽しみが一つ終って、ちょっと寂しい気持ちがあるのでは??年末年始は何かと忙しいことと思いますが、お体に気を付けて下さいね。そうそう私の新ゼミ生への手紙はどうでしたか?少しは影響あったのでしょうか?はっきりしないうっとうしい学生がいたら、私が「うりゃぁーー!」と言いに行きますので、宜しく!

では、またもや意味不明のメールになってしまいましたが、それはそれでご愛嬌。メリークリスマス!そして2003年も先生にとって素晴らしい1年でありますように!!

312.(タイトル)〔ゼミの集いの感想〕  By 10期生TNさん(2002.12.17)

こんばんは♪先日はとってもとっても楽しい時間をありがとうございました!!次の日は朝からバイトということで最後まで残ることができなかったこと、残念です・・・。来年はぜひぜひ☆☆ゼミの集いは正直言って、行く前は結構緊張していたんです。知らない人がたくさんいる場所へ行く時はいつもそうなですが・・・。でも今回は本当に楽しい時間を過ごす事ができました!卒業生の方々を見ているとみなさん本当に片桐ゼミが好きなんだなぁと。。。そして幸せそうな先生のお顔や素敵な先輩方を見ていてやっぱりこのゼミにしてよかったなぁと感じました。これからもちろん楽しい事ばかりではないというお話もお聞きしましたが。。。。先生のもとで頑張っていきたいです!!幹事のみなさん、本当にお疲れさまでした。

311.(タイトル)お疲れ様でした。  By 10期生KK君(2002.12.17)

先生こんばんは!ゼミの集いから3日経ち、ようやくゆっくりパソコンに向かう時間が出来たので感想送らせていただきます。とにかく「すごい」の一言でした!もう3日経ったとは思えないほどまだ余韻が残っている感じです。一次会の挨拶の時にも少し話しましたが、一番年齢的には若い僕らの方がパワーで負けていると感じる程みなさん心から楽しんでいらして、これが片桐ゼミなんだと改めて感じました。先生のあんなに楽しそうな姿、初めて見ましたし。ただ、僕の挨拶はあれでよかったのでしょうか?第一回ゼミの自己紹介の反省をふまえて思うままに話したつもりですが。というより、100円じゃんけんをあそこまで勝ち進んだことで考える余裕がなかったということもありますが。(あそこまで残ったら優勝したかったー!!)みなさんもおっしゃった「粒ぞろい」の10期生の中から僕にあんな大役を任せていただいて、ありがとうございます!ごく個人的なことなのですが、性格上やり始めたら体調を崩してでも納得いくまでやらないと気がすまない性質(たち)なので、(それはさすがに自分でも直さないと、と思っているところなのですが)体調維持できる範囲で出来る限り「少しの強引さ」を求めていきたいと思います!本当にお疲れ様でした。

310.(タイトル)片桐ゼミの集い  By 10期生IMさん(2002.12.16)

こんばんは。楽しかった片桐ゼミの集いから2日も経ってしまいましたが、先ほどホームページを拝見したので、私も感想を送ろうと思います。。。今日、Iさんに写真を見せてもらいました。随分多くの方が最後まで残られたみたいですね。さすが片桐ゼミといったところでしょうか。集いでは、久しぶりにSプロメンバーの方々ともお会いできてうれしかったです。登場人物のモデルとなった方にもお会いできましたし。私が演じた雪のモデルの方を見て、私では役不足だったかと思いました・・・香織のモデルのOさんは本当に美人ですね!できれば、お二人ともお話したかったですが。残念です。また、野球部の先輩であるNさんともお話する機会をもてて良かったです。野球部ではそんなにお話する機会もありませんでしたので。クラブでは見たことのない一面を見せていただきました。今回は自ら発言することも少なく、聞き上手となってしまいましたが、次回はもっと発言していければなあ、と思います。最後に9期生の幹事の皆さん、楽しい会を本当にありがとうございました。 

309.(タイトル)先生も……  By 6期生MM君(2002.12.16)

先生、こんばんは!集い、お疲れさまでした。結局、朝まで楽しんでしまいました♪かなり眠たかったですが、ゼミ生と話しをしていると、時間が経つのが早いですね。(微妙に)今回の集いで、ついに先生も「反○同盟」に加盟。いやぁ〜いつの間にか、勢力拡大ですなぁ。。。やっぱり、一次会から参加しなかったからなぁ〜汗。ところで、10期生、どうなるんでしょうね。ヒッピー3人組、いい味だしてますね。Kプロで会ったことのある人が何人かいて、Kプロなのかゼミなのか一瞬、分からなくなっていましたが、、、書きたいことは山のようにあるのですが、他のゼミ生からもたくさんメールが来ていることと思いますので、今日はこの辺で失礼します。卒業生に囲まれ幸せそうな先生の顔が、ずっと脳裏に焼きついています。あの顔を見たくて、みーんな毎年、参加してるんだろうなぁ。来年こそは、一次会から参加します♪

308.(タイトル)朝までコース、お疲れさまでした  By 9期生AHさん(2002.12.15)

とても楽しい時間を過ごせましたっ!みんな楽しみ方を知ってる、自分が楽しかったら人も楽しませることができるってことを解ってらして、自然によい雰囲気を作り出してくれる方ばかりでした。楽しむ努力を惜しまないことが、よい時間・人生を過ごすコツなんですね。勉強になりました。先生がほんとに嬉しそうに楽しんでいる様子を見てるだけで、どれだけゼミ生を愛してくれているかが伝わってきました。ほんとに良い集まりになったと思います。来年がまた楽しみになりましたっ!

307.(タイトル)祭りのあと  By 4期生SS君(2002.12.15)

先日はお疲れ様でした。いつものこととはいえ、宴半ばにして帰らねばならないことは、非常に寂しく、後ろ髪が引かれる思いでございます。今年もきっと朝まで盛り上がったことでしょう。毎年毎年、片桐ゼミのファミリーがふえるのを目の当たりにするたび、とても嬉しくもあり、同時に自分が歳をとっていくのをひしひしと感じております。2次会3次会で、毎回のように僕ら4期のエピソードを語っていただいてますが、またかという思いがすると同時にいつもある種の安心感を感じております。何時までも4期のことを忘れないでいてほしいものです(本当です)。

306.(タイトル)昨日はおつかれさまでした  By 4期生M(Y)Hさん(2002.12.15)

結局、昨日は(今日は?)何時までやっておられたのでしょうか。今年は若者パワー炸裂で、我々年よりはもうついて行けませんでした・・・。残念です。時代は流れていくのですね。それに、男前が多かったなあ!!もう少し遅く産まれたかったと久々に思いました。皆様の成長を楽しみにしております。それからお嬢さんお二人の成長も。ほんとに良い子達ですよね。小さい頃からを知っていると、どんどん二人の個性が育っていくのを見るのが楽しいし、嬉しくなりますね。ゼミの後輩のみんなの成長も。ほとんど姉の気分です。

305.(タイトル)お疲れ様です  By 10期生SD君(2002.12.15)

昨日(今日)はお疲れ様でした。とても楽しかったです。先生の楽しそうな顔を久し振りに見ました。片桐ゼミの特徴である『たてよこつながり』を堪能しました。話したことのない同期や先輩方とかなり話しましたが、とても個性派ぞろいで良い方達ばかりでした。本当に片桐ゼミを選んで良かったと思います。まだまだ他の人達に比べると自分を全然出し切れていないので、これから出していこうと思います。このゼミをかけがえのない大切なものにしていこうと、改めて強く決心させられました。昨日(今日)は本当にお疲れ様でした。幹事の梅田さん・森田さん・阪本さん本当に有難うございました。

304.(タイトル)〔社会学を「武器」に〕  By 5期生KK君(2002.12.12)

今は、こんなに勉強したことあるのかというくらい勉強しています。その合間には米子の自然を満喫したり、時には二日酔いに悩まされながらも実習に励んでいます。人の体を勉強することは、単に科学的な眼差しを人体に注ぐわけではないような気がします。人体には常に人の魂が宿っており、その人を取り巻く環境には多くの人が存在します。よって、社会学はあらゆる学問、あらゆる仕事に影響を与えているのではないのでしょうか。これからも社会学というバックボーンを“武器”に、そして片桐新自を“楯”にして生きて参ります。

303.(タイトル)〔社会学を役立たせる〕  By 4期生KS君(2002.12.10)

HPの”街づくりにおいて社会学が貢献できるか”については、僕は社会人になってから、いやもしかすると、学生の頃から考えていたかもしれません。社会人になってからの一つの結論として、”社会学が役に立つのかどうか”というよりも、”社会学を役立たせようとしているか”のほうが重要なことと考えるようになりました。よく”商学部は社会に出てからも役に立つ”だとか、”簿記など会社で使う知識は社会学にはない”とか声を聞きます。しかし、そう言う奴ほど、たいして役に立たないことが多いですよ。簿記を知らなくても経理、財務で働いている人もいるし、僕のようにコンピューターを全く知らなかった人間が、情報システムで働いています。もちろん、働きながら勉強しましたが。

社会学的に物事を考えるということは、資格や、小手先の技術レベルのものではなく、もっと上位の考える力になると思っています。例えば、マーケティングというものは歴史が浅く、その根本となっているものは、社会学と心理学が大きなものを占めています。仕事や人間関係や人生において、一つの考え方として社会学というものは、面白い視点を与えてくれるように思います。そう言う僕は偉そうに言えるほど学生のときに勉強しませんでしたが。それでも最近、内田樹という人の”寝ながら学べる構造主義”という本を読みました。久しぶりに、面白く難しい本を読んだ気がします。不思議と仕事が面白くなればなるほど、いろいろなことを知りたくなるものですね。

302.(タイトル)10期生IJです!よろしくお願いします!  By 10期生IJ君(2002.12.7)

片桐先生こんばんわ。片桐ゼミ10期生のIJです。今日のプレゼミはお疲れ様でした。今迄壇上の存在だった先生と初めて会話ができて、とても緊張しました。先生はもう僕のことを覚えていただけたでしょうか?まだ1回目なのでゼミの雰囲気などもまだまだわかりませんが、これからの二年という時間を無駄にすることがないようにしたいと思います。どうぞご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。

さて、先生は「オーソドックス」というものがお嫌いなようなので、僕もオーソドックスな挨拶はこれぐらいにして、「本」について少し書こうと思います。ゼミの申込書の中に、「あなたが最近読んだ本」という課題がありましたが、僕はそこで三浦綾子の「氷点」と、宮部みゆきの「理由」をあげました。(ちなみにもう一つは貴志祐介の「黒い家」です)

実はゼミメンバー発表の後、安心しきって片桐ゼミのHPをまったくチェックしていませんでした。そこで今日あらためてHPをチェックさせていただいたところ、以前はまったく気づかなかった、「本を読もう!」というコーナーを発見しました。「へぇ〜、こんなんもあったんや」と思い、中を見てみるとなんと、二つとも紹介されているではないですか!まさか自分はこれが幸いして片桐ゼミに入れてもらったのかと一瞬思いましたが、どちらの作品もかなりの「駄作」と評価されていたので、それはないと思います。

たしかに僕も「理由」は駄作の部類に入ると思いました。ルポライターの視線から物語を客観的に描くという、珍しい手法を取り入れていましたが、話にヤマがないというか、とにかく事件物のわりに緊張感のなくて入りこめない作品という印象です。おそらく作者の宮部みゆきも、「こういう描き方もありなのではないか?」という、半ば実験的な意図があったのではないでしょうか?僕の中ではその実験は失敗でしたが、どうも世間ではやたらと評判がいいようですね。宮部みゆきがそれに気をよくして、また同じようなものを書いてしまわないか心配です。

次に「氷点」ですが、これはそんなに駄作ではなかったように思います。むしろこの本には、かなり自分について考えさせられる部分がありました。それは、「自分の罪はすぐに許してしまう。しかし他人の罪は簡単に許すことはできない。」とか、「罪に重さなどない。」とかいった主旨のところです。僕はクリスチャンではありませんが、中学・高校がキリスト教学校だったので、こういった話はイヤというほど聞かされてきました。そういう意味では、他の人にくらべると多少、説教くさい話には免疫があったのかもしれません。ただ、宗教とかの話を抜きにしても、上にあげたような内容には心をうたれました。これらは文章にすれば、「そんなんわかっとるわい」というツッコミがはいりそうなただのクサイ台詞にすぎません。しかしどうでしょうか?「じゃあキミはそういうふうに生きることができる?」と聞かれたら?おそらく、みんな「エッ…」と言ってだまってしまうのではないでしょうか。僕もその一人です。自分のことは自分が一番よくわかっているつもりでしたが、こんな根本的なことがわかっていなかったのかと、かなりの衝撃をうけました。しかし反面、「他人の罪を許す」なんてことは、現実には不可能だとも思いました。この本を読んでざわついてしまった気持ちに、どう決着をつければよいのか?その答は絶対に出そうにありませんが、絶対に忘れることもできそうにありません。(おおげさですけど)

くだらないことを長く書きすぎてしまいました!今日はこれぐらいにしたいと思います。忙しい中、時間をとらせていただいてすみません。おやすみなさい。

301.(タイトル)〔ロンドンより(10)〕  By 9期生AMさん(2002.11.16)

近頃のロンドンはストの嵐ですよ。9月下旬と10月の上旬に大規模な地下鉄のストがあり、24時間にわたり全線不通。以前渡英した時はチューブの何本かがストだったので、(勿論困りましたが)そこまで大混乱をきたすことはありませんでしたが、今回は全線不通という前代未聞のストにロンドン市民数百万人が巻き込まれてしまいました。私は普段バスしか使ってないのですが、公共機関がバスと国鉄しかないということもあって、始発からしか乗れないという超理不尽な状況でしたよ。そして今回はなんと消防署の職員がストです。信じられますか?ある種の「人命を救う」という職業に携わる人間が、賃金40%アップを求めて今月14日から8日間にわたるストです。また12月2日、15日、混雑をきたす26日1月2日もストが予定されているそうです。この間の代役はいわゆる国の軍隊が補強にまわるそうで、実際に消火活動がテレビに映ってましたが、黄色いもう時代を感じさせるボロイ消防車でした。又元々は彼らの専門職ではないので、とても戸惑っているようでした。気になる本職のファイヤマン達はオクスフォード・ストリートで募金と署名活動をしていました。ここが日本では信じがたいですよね。確か消防署の職員やレスキュー隊員は公務員のはずですから、日本だと副職は認められないですよね。でも、イギリスは副職も認められており、4日勤務の4日休暇なので、聞こえは良いと思うのですが・・・。これもお国柄でしょうか?

そして遂にゼミ生が今年も決まったのですね?!2年間共に共学する仲間に是非会いたいです。そして10期生は然ることながら、9期生の皆にも会いたいです。同期だった00生がもう就職活動に向けて動き出しているなんて信じられません!帰国の楽しみが一つ増えました。そろそろ帰国を意識し始めたこの頃ですが、とりあえず東欧とトルコだけは少なくとも周遊したいと思ってます。何故でしょうか、本当に東欧は魅惑的で神秘的な雰囲気がするのですが。ブッシュ政権以来アンチ・アメリカだったのですが、クリスマスにNYに行くことにしました。今、テロから1年半経って「グランド・ゼロ」を見ておくのもいいのではないかなぁ・・・と漸く思えるようになったのが大きな要因なんですけどね。

お体には十二分に気をつけて、今年もゼミ生の集い楽しんで下さい。私も帰国してから片桐ゼミで大いに楽しませてもらいます!