ゼミ生の声part2No.51〜100)

ここには、ゼミ生、卒業生から寄せられた意見を掲載します。プライバシーの問題もありますので、メールで送ってくれたものを、チェックして、名前をイニシャルに変えて、掲載したいと思います。どしどしご意見をお寄せ下さい。

ゼミ生の声 Part1(No.1〜No.50)

ゼミ生の声 Part3(No.101〜No.150)

ゼミ生の声 Part4(No.151〜No.200)

ゼミ生の声 Part5(No.201〜No.250)

ゼミ生の声 Part6(No.251〜)

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100.(タイトル)お久しぶりでございます。  By 1期生NYさん(2000.4.30)

 大変ご無沙汰しております。ゼミ第一期卒業生のNYです。ゼミのHPを最近知り,懐かしい思いで拝見させていただきました。私も今年で就職して7年目になります。卒業してからこれまであっという間に過ぎてきたのであまり自分では変わっていないと思っているのですが確実に時間が過ぎていて,この頃では公私共々人生の壁にぶち当たっています。

でも,ゼミのHPを見ると変わらない雰囲気が大変嬉しかったです。人は入れ替わっても,常にゼミは20歳前後の若者が集まっていて変わらない,何か独特の雰囲気があると思います。社会人になってと言うか、年をとったせいなのか学生時代とは違う考え方,感じ方をこの頃はするようになってきたと自分では思っています。少し表現が抽象的ですね,つまり「KSつらつら通信」に先生が書かれた「シングルマザー」や「小恋愛」については自分でも考えたことなので大変共感し,納得してしまいました。この場合あてはまるかどうかわかりませんが「だてにトシはとっていない!?」ということにしておいて下さい。

 ゼミ生の集いには,お休み取りましたので是非参加させて下さい。ゼミ仲間達にも久しぶりに会うので楽しみにしています。勿論,片桐先生にお会いできることが一番の楽しみです。

99.(タイトル)お先に失礼しました。  By 7期生HYさん(2000.4.26)

昨日のゼミコンはすごく楽しかったです。先生も楽しめましたか?これからがすごく楽しみになってきました。昨日は挨拶もせずに帰ってしまって済みませんでした。急いでてパニックになっていました。にしても、みなさん遅くまでいけるんですね。下宿の子が多いし、家近いんですね。羨ましいです。

今日総括読みました。なんだかすごく感慨深かったです。でも私は第三者なので「あーあれか!」って思えるであろう場面が分からなくて悔しかったです。すごく楽しそうなゼミやなっておもいました。5月13日にはあの先輩たちに会えるんですよね?楽しみです。

では。お疲れ様でした。また先生の恋愛論聞きたいです。やっぱりH君は間違ってると思うんですけどねー・・・?また彼と討論してみます・・・?それでは。おやすみなさい。

98.(タイトル)はじめまして(メールでは)片桐先生。  By 7期生MF君(2000.4.22)

はじめまして先生。Mです。眠れなくてネットにつないでボーっとしてるうちに先生にメール送った人(現役ゼミ生で)っているのかなと不安に思い、筆をとってみました。眠気と戦いながらの執筆活動です。

なにを書いてよいものかと考えるとなかなか浮かんでこないんですけど、とりあえず自分の当面の目標はゼミコンパの成功にあるかなと思います。なにせみんなほとんどが初対面のメンバーですから(違う人もいるかも・・・)はじめての印象と言うものが今後2年間を大いに左右するであろうことは明らかです。別に誰に媚を売るとかそういうのじゃなく楽しいゼミ生活が送りたいんで、可能な限りみんなとしゃべろうと計画中です。希望としては落ちついて(盛り上がって?)みんなでしゃべることできる場所がいいですが、別にどんな場所でもやり方次第では楽しくできると思うんでがんばっていこうかなと思ってます。

ちなみに自分はお酒は好きです。最近は日本酒が好きでいつも頼んでます。そろそろ冷でもいいかなという季節になってくるんで多分ゼミコンパでも飲むと思います。お酒のつまみは最近は渋い系のものが(ほっけ、だしまき、揚げだし豆腐など)好きになってきててかなりオヤジに近づいてきてますね。多分その原因には一人暮ししてる関係で家庭の味に飢えてるということや、お弁当屋のバイトで揚げ物は食べ飽きてるということがあると思います。

とりあえず今日はこの辺で失礼します。それじゃよい休日をお過ごしください。(家族サービスとかされるんでしょうか?)

97.(タイトル)Hです。  By 5期生HYさん(2000.4.14)

もうすっかり暖かくなりましたね!春です〜。先生変わらずお元気でいらっしゃいますか?

>メールをありがとう。卒業以来、初めて連絡をくれたね。

す、すみません。大変ご無沙汰していました…。正直言って卒業以来、今まで前しか見ていませんでした。自分の今の居場所を確かめ、「日常」を作り、将来をイメージすることに精一杯で。社会人になって3年目にして始めて、過去を振り返ったのかも知れません…

といっても現実的な要因として、遠く四国で引き続き一人暮らしを始め、実家に届いているであろう関大の情報は、何一つ聞かされていなかったこともその一因です。(家では私宛の郵便物はムシされているようです…)と、そんないいわけはさておき、先生のHPを徐々に読み進め始めています。感想などを少し聞いてください。

■「ゼミ生の声」

たくさんのゼミ生からメールが来てるんですね!みんな何で先生のHP開設を知ったのでしょう?もしかしてゼミ生に連絡が来ているのかしら?…私の実家にも届いていたのでしょうか。親からは何の話も聞いてないので全然知りませんでした。ムム、出遅れた…。しかしさすがに5期生はメールの数が少ない! みなさんお元気ですかー?>5期生

私もこれから先生に勝手に近況報告します! オス。

5期生とかでも集まりたいな〜。私はもうすぐ東京に異動するけど、いつでも大阪へ帰ってくる用意はできています。みんなメールあるんだったら、メーリングリスト作らへん?>5期生

■「第8回片桐ゼミの集い」

というわけで当然片桐ゼミの集いの日程については今まで知る由もありませんでした…。5月13日(土)何とか頑張って都合を合わせて参加させていただきたいです!先生やみんなに会いたい!

HPについて:個人的意見とお節介

ソースのMETAを拝見させていただきました。先生はWordユーザーなんですね。文書作成はMicrosoftマーケティング勤務の友人も言っていましたが、一太郎の方がやっぱり使いやすいです。でも表計算はやっぱりExcelがよいですネ。一太郎&Excelコンビがお勧めですヨ。

あ、私の個人HPをご紹介します。

時間のあるときにご覧くださいませ。(只今春仕様)

 http://www05.u-page.so-net.ne.jp/cf6/rinda/index.htm

それではまた!

96.(タイトル)おかえりなさいませ。  By 4期生SS君(2000.4.6)

お疲れさまです。もうおいしい日本食は食されましたか。本日、我が家は手巻き寿司です。

ところで、先生の連絡先や、教授室の場所等は以前のままでよいのでしょうか。今度、突然、襲撃するやもしれませんので...教えて下さい。お逢いして、土産話を聞けるのを楽しみにしております。

それでは、今からnon-noのビンゴ占いをするのでこのへんで。

95.(タイトル)引越ししました!  By 3期生HM君(2000.4.2)

早速ですが、本日、福岡から松戸の方へ引越ししました。福岡の皆様には大変お世話になりました。本当に感謝しております。関西の皆様にはもう存在感がないかもしれませんが、結構がんばってやっています。本当に今年は私にとっては大変な年になっておりまして、時間に引っ張られているというのは率直な気持ちです。本当は2、3ヶ月程のんびりしたいのですが・・・・。

まあともかく近くへお越しの時は是非声をかけてください。部屋は汚いので入れませんが、引越しまでのおもしろい話はたくさんありますのでどこか別のばしょで・・・。東京弁でお待ちしております。

94.(タイトル)先生、やっとパソコンが来ました。  By 4期生MTさん(2000.3.30)

お久しぶりです。Mです。これで私もメールができます。ゼミのホームページも見ましたよ。皆ともしばらく会えてないので、5月に会えるのが楽しみです。その頃には、ついに?歳(ゲッ!)になった私をお楽しみに。ではまた、よろしければお返事ください。

93.(タイトル)あと少しですね  By 2期生NYさん(2000.3.6)

ロンドン生活も残りあと少しとなりましたね。HPを拝見していると「先生はこのままロンドンに永住されるのでは?」と心配してしまうくらい充実されているようですね。

先生が帰国されてからももちろんHPは続けられますよね?私の個人的な希望なんですが、HPの先生のコメント(「ロンドン便り」や「つらつら通信」など)を集めた冊子があれば購入したいなと思ってるんですがそのようなご予定はないですか?手元に置いていつでも見られるようにしたいんです。

今年の集い、5/13に決定したんですね。早速、手帳に書き込みました。で、ゼミ仲間の何人かに「集いは5/13みたいだよ」と連絡メールしておきました。前回のときのように遠方などからもたくさん集まれるといいですね。

また「吹田の父の恋愛論」を聞かせてくださいね。(Yちゃんは恋愛の話ばっかりだなーなんてあきれないでくださいよ!)5月に再会できるのを楽しみにしています。残り少しのロンドン生活をさらに充実させてくださいね。それでは。

92.(タイトル)御無沙汰しております。Sでーーーす。  By 3期生ISさん(2000.2.28)

こんにちわ、先生!大変御無沙汰しております。ここ1ヶ月ほど、ホントーーーに忙しくて、何がなんだか分からないままに終ってしまいました。

オーストラリアは、6月の消費税導入に向けて、いろいろ大変なことが起こっています。これはレポートにも書いたのですが(といっても、まだ清書できていないので、送れません・・・・)いきなり10%ですから、低所得者にとっては、かなり厳しい現実です。どうなることやら・・・

オリンピックに向けて、もっと盛り上がってもいいようなものですが、全くこれまたどこ吹く風といった具合です。本当に人が集まるのでしょうか?ビルやホテルがあちこちに建設され始めて、早3年ほど経つのに、まだ完成していないところがあったり、道路や街のいたるところで、工事がされていながらも、なぜかいまいちパッとしないシドニーです。何が変?と聞かれると困るのですが、いまいち国民に「名誉あるオリンピックの会場に選ばれた」という意識がないように思います。オリンピックを「名誉あるもの」と考えることじたいが日本的なのかもしれませんが・・・・

そして笑えるのは、オリンピックよりも、毎年3月に行われる「マリグラ」というホモとレズビアンのパレードのほうが人々の注目を集めているということです。このマリグラというのは毎年シドニーで開かれるもので、世界各国からそういった人たちが集まって、パレードをするものです。3年ほど前に、Yチャンと旅行でここにきた時に、二人で見ました。パレードに出ている人はみんな真剣です。でもその真剣さが異様でおかしかった。とにかくすごい人だかりで、「シドニーにもこんなに人がいたんやーー!!」というくらいすごいものでした。Yちゃんも私も「驚き」と「変なもん見たなーー」という感動でいっぱいでした。

そんなお気楽な一方で、移民局は徹底的な「不法滞在者」の排斥に力を注いでいるようです。特にオリンピックでいろいろな人が入国してくる際に、不法入国者がさらに大量に発生する可能性がある為、今から「大掃除」が始まっているようです。多くのインドネシア人やその他東南アジアの人たちが移民局に連れて行かれ、徹底的な尋問にあっているようです。日本にいると「移民局?なにそれ?」という感じですが、私にとっては「目の上のたんこぶ」どころか「目の上の大クジラ」くらい大きな邪魔物です。

シドニーの市民の3分の1は不法滞在者といううわさを聞いたことがあります。これが本当ならこの国の将来はかなり危険といえるでしょう。シドニーというと、なんだか平和でおっとりした国のように感じられますが、この国にはこの国なりの、厳しい問題が山のように転がっています。果たして私はここで暮らしていけるか、いつも不安になりながらも、何とか生活している毎日です。

では帰国までの残りの日々を、御家族と共に楽しんで下さいね。今日はここいらで失礼します。

91.(タイトル)[カモシカ鍋]  By 3期生HM君(2000.2.16)

最近東北のある地方でおもしろい事件が起こったのはご存知でしょうか。間違いなくご存知ないとは思いますが、東北のある地区で起こった事件が九州でも報道されたので結構インパクトはあったのではないでしょうか。事件の内容はつぎの通りです。ある町が発注した町道の工事現場で、作業員何人かが足を怪我した天然記念物であるニホンカモシカを捕獲、鍋にして食べてしまった。その後元受け業者が事件を知り、電話と文章で町に対し報告・謝罪した。

私はこのことを車のラジオで聴き、久しぶりに笑いました。「なんで食べんねん」というのが率直な感想です。でもなんで彼らは食べたのでしょうか。傷ついた動物を見たら助けるなりするのが普通の人でしょう。あるいは知らんふりする人もいるかもしれません。カモシカを見て、捕獲し、さばいて鍋にするというのはちょっと考え付きません。六甲山でいのししを見ても逃げるのが関の山で、だれも「食べたれ」とは思いません。もしかするとその地方では食べる習慣があったのかもしれません。もしそのような食習慣があるとすれば、私達は彼らを非難できるでしょうか。

クジラの問題はずっと前から問題となり、日本はクジラを食べる野蛮な国というようなレッテルを貼られています。日本の言い分の一つに、食文化だからいいじゃないかというようなことがあったと思います。この言い分はそのままカモシカを食べた彼らにも当てはまるのではないでしょうか。ニホンカモシカは天然記念物で、法律でも保護されているから違うと言えるかもしれません。しかしクジラも条約に批准してないだけで、世界的に禁止が有効となれば同じことになるはずです。

2つの問題は「価値観・習慣のギャップから生まれる文化のもつ攻撃性の表面化」とくくることはできないでしょうか。クジラに関しては多くの人は気づいていると思いますが、ニホンカモシカの事件も結局はこれに当てはまると思います。日本文化と言っても、地域差は当然あり価値観・習慣にも差はあるはずです。違う価値観をもつ文化同士がなんらかの摩擦を起こすことはよくあることであり、日本国内でもありえることです。平均化されているとはいえども、「えっ」と思うことは初めてでの土地では体験したことのある人は多いと思います。そのようなギャップが今回の事件を大きくしてしまったといえるのではないでしょうか。でもあるスポーツ新聞はこの事件と何年か前に起こった人の肉を食べた事件と並べて報道していたのには本当に笑えました。食べた作業員もさぞかし驚いたことでしょう。事の重大さに。ところでなんでばれたのでしょうか?

90.(タイトル)うちの近所にセブンイレブンがOPENしました。(喜) By 4期生SS君(2000.2.1)

(喜)ならいいですか?

あと、なんで海外旅行に行くのかというと、私の場合...

1.長期の休みがとれたから。

2.日本は寒いから。

3.沖縄は高いし、今の時期泳げないから。

そんなところです。

 というわけで、先日GUAMへ、バカンスに行って参りました。別に向こうの歴史や文化に触れたいとか、ニッポンのよいところを見直そうという気は更々ありません。ただただ、暖かいところで泳ぎたかっただけです。しいて言えば向こうの道路の合理的なところに感心いたしました。

 向こうの大きな道路には、日本の中央分離帯に当たる部分に車線がもう一線存在して(日本では、たいてい4or6車線のところ5or7車線になっている)、中央の車線が、左折専用かつ、本線に対して左側の交差道路から左折する際の本線合流までの待機レーンになっています。言葉では説明しづらいですが理解いただけましたか。すなわち、信号のない細い道と幹線道路との交差点において、細い道から左折しやすいように一旦、「左方→右方」の車がないことのみを確認し、一度センターのニュートラルレーンに進入し、その後、本線後方からの車が来ないことを確認した上で、合流。二段階左折です。合理的だと思いません?3年前、アメリカ本土で車に乗ったときにはそんなの無かったと思うのですが...英国ではどうですか。

 それはさておき、グアムでは久しぶりにハネをのばし遊びまくりました。ホテルのプールでトロピカルだったり、パラやジェットスキーやダイビングなどそれはもうHAPPYでございました。やっぱり夏がいいです。でもうわさには聞いてましたが、ほんとに日本人が多かった、というより日本国グアム県もしくは東京都グアム郡といった感じでした。以上お気楽旅行の報告終わり。

1/31に健康診断がありました。視力・聴力・血圧・尿蛋白等異常なし。身長1640mm、体重57500g(1年で3000g増、やばいです)。今から、有酸素運動に出かけます。

 片桐先生もお身体にはお気を付け下さい。では。

89.(タイトル)近況報告&HP雑感  By 6期生MM君(2000.1.18)

先生、お元気ですか? 

 土曜日(15日)は、兵庫県立近代美術館へいってきました。明後日は、あの大震災からまる五年目の日にあたります。そこで、今、「この5年間、美術が震災とどうかかわってきたのか」をテーマに企画展が開催されていました。作品を見ながら、「こうやって震災のことを振り返って記憶していくことは必要なんだろうか」とふと思いました。被災者の中には、「もうそっとしておいて欲しい」って人もいるだろうし…。なんとなく、振り返って記憶する必要はあるように思うのですが、いまのところ、明確な答えを出せません。TVや新聞などメディアが騒いで、「そうそう、神戸で震災があったなぁ…」って人が多いんじゃないかなぁと思います。メディアもこの日だけ騒いでるって感じもします。震災によって、多くのことを教えられ学んだはずだし、その「教訓」や「経験」が、もっと活かされてもいいようにおもうのですが…。先生は、どうお考えですか?この機会に、改めて考えてみようと思っています。

 日曜日には、卒業旅行で行った倉敷を再び訪ねました。雨の中の散策となってしまったのですが、一年前のことがたいへん懐かしく、時の流れの早さを痛感していました。

H P 雑 感

《 ロンドン便り 》

*第134号:暖房が故障!

 たいへんだったようですね。寒さもさることながら、「土足での上陸」劇の様子が、何となく目に浮かびます。「法律できまってる」という言い訳がすごいですね。そこまで言ってでも、靴を脱ぎたくないものなのでしょうか?

*第129号:ついに2000年がやってきた!

 確かに日本の新年を迎える行事は、派手ではなかったと思います。やはり、日本人って、そういったパフォーマンスが、苦手(というか「下手」)なんだろうなぁ…。ユーモアのセンスは、外国人の方が優れてますよね。笑いのセンスは、関西が一番だと思いますが…(笑)。

*第126号:ミレニアム・ブルー

 おもしろい現象ですね。類似の問題が、先日、新聞に掲載されていました。ご存知かもしれませんが、NYで、年明けの自殺者が増加しているそうです。一目、2000年を迎える様子を見て死のうと考えた人がいたようです。たかが1日、されど1日。この1999年12月31日と2000年1月1日の差って、19歳最後の日と20歳の誕生日の差と近い感じなんでしょうか…?

《 社会学を考える 》

 大学での先生の講義のまとめというか、応用編のような感じで読んでいます。「ロンドン便り・第116号:マークス寿子氏に会う」で、先生もおっしゃっているように、「もっと社会学的思考は一般社会に普及しなくてはいけないなあということでした。最初のとっかかりは身近なことでも構わないのですが、それをマクロな社会のあり方とつなげて考えていくことのできる発想が、学問をする人だけにではなく、日常生活を生きていく人の中にももっと普及しないと、日本の急スピードでの衰退の進行をくい止めることはできないだろう」というご意見に、ぼくも同感です。社会学的な考え方って、本当にさまざまな場面で役に立つように思います。社会学は、人生を上手に生きていく知恵を与えてくれるように、ぼくは感じています。社会学の勉強をしてよかったって、心底思っています。これからも、学びつづけたいと思います。この「社会学を考える」は、是非続けてくださいね。楽しみにしています。

《 紫陽花 》

 「続けてください!」といえば、この趣味のページも…(笑)。まだ、途中までしか読んでないので、また感想は、後日…。新しい「私説・日本人の起源」も、楽しみにしています。今後の構想も、もうできてるんですよね(ってプレッシャーかな?)。

 えらく長いメールになってしまいましたが、この辺で失礼します。あまり的を得たHP感想を書けなくってすみません。時間をかけて「ロンドン便り」など読みたいのですが…。意見もいろいろあるのですが、また、ゆっくり時間をかけて書きたいと思います。

 ロンドン暮らしも、あと少しですが、くれぐれもお身体ご自愛ください。それでは、また…。

88.(タイトル)Sです。  By 3期生ISさん(2000.1.15)

先生お元気ですか?先生のロンドン通信を読みました。最後に読んだのは桜とバラのところでしたので、ずいぶん私もサボっていました。今回もひとりにやにや笑いながら読んでいたので、彼が「何?何?」とうるさく聞いてきて、訳すのに大変でした。英語バージョンなんてのはないでしょうか??彼も面白いといってました。私の訳したものが正しければいいのですが・・

先生もとうとう土足で家に上がられてしまったのですね。私も彼がオージーなので、その辺がとても難しいです。彼も急いでいる時や、たとえば本棚を買ったりして持って上がる時は、靴を脱がずにそのまま部屋まで上がり込んだりするし、彼の友達もいきなりどかどかと家に入ってくるので、「ちょっと待って!!!」という間もなく靴のままで家に入られた事も何度もあります。これは本当に嫌です。

江戸時代の生活を1ヶ月体験してみる、って面白い企画ですねーー。先生のごらんになった番組私も見てみたい!そういうの大好きです。彼もこれにイチバン興味を持っているようでした。でも意外なのは、彼らが洗髪に耐えられなかったということです。私のイギリス人に対するイメージは、1週間くらいはお風呂に入らず髪も洗わない、というひどいものなので、これにはちょっと驚きました。イギリスの清潔好きのかた、ごめんなさい・・

映画「スライディングドア」で、ギネス・パルトローが乗っていったのは、あれは地下鉄ですよね。きれいなので驚きました。でも乗り越し乗車ができないのは困りもんですね。旅行者などは乗車内で行き先を変えることもあるだろうに・・結構融通が利かないものですね。こっちでも駅員がいない駅はそこら中にあるので、時に人が誰もいなく怖いところもあります。日本では考えられないことですよね。でも首相夫人が10ポンド払ったというのは笑えました。

そうそう私もお正月は家でずっとテレビを見ていました。モチロン花火はみましたよ。盛大でしたが、今一つ感動することもなかったです。というのは私の家の近くにダーリングハーバーという大きな公園があります。そこでやれなにやら、ほれパレードだのとしょっちゅう花火をバンバン上げているので、1ヶ月に1度は大きな花火を見ています。しかも家の窓からです。という訳で、ニコちゃんがおのハーバーブリッジをみても「わーーーーすごいすごい」程度で、後は彼の家族や友達とわいわい飲めや歌えやの大騒ぎでした。

話はもどって、テレビで私も日本の東京タワーのやつ見ました。「え?これだけ?」という感じで、なんともビンボーくさいというか、センスがないというか。先生のおっしゃるように、エッフェルタワーのすごかったし、NYなんてもうすごいものでした。イギリスのものもオンタイムで見ました。皆が寒そうにしているので、変な感じでした。こっちは蒸し暑くて汗かいてましたから・・・・こことヨーロッパとは時差があるので、朝ボーーとしてテレビを見ていたので、私はほぼヨーロッパ全部の主要な国のカウントダウンをいっしょにしました。言葉がそれぞれ違って面白かったです。アメリカはこちらではもう昼過ぎだったので、かなりしっかりした状態でみました。何かの新聞で日本の人気アイドル「何とか」(私は芸能には弱い・・)というジャニーズの小僧たちが、オーストラリアとハワイとで2回カウントダウンをするという企画をしたそうです。何とも暇なというか、そこまでやらないかんのか、と感心します。でも2000年、大騒ぎしたわりに、明けてみれば別になんともないんで、拍子抜けですね。

話は前後しますが、こちらではカラオケは結構人気です。でもアジア人の溜まり場のようになっています。たまに西洋人もいますが、彼らは聴衆を好むので、ボックスタイプでは面白くないようです。映画「MyBest Friend 」(ジュリア・ロバーツ主演)で、彼女の昔の恋人の結婚相手がカラオケをするシーンがあるのですが、やはりそれもパブでした。会話の合間にちょっとチャチャでも入れてやれ、という感じです。カラオケはあくまでもお酒の肴であって、メインではないんですよね。だから「カラオケボックスに行こうーー」と騒ぐ西洋人は見たことがありません。ちなみに私の彼も絶対嫌らしいです。理由は極度の音痴だからです。たしかにこっちの人は音痴が多い!日本人は音感がいいのではないでしょうか?だから自信を持って歌える人も多いし、聞いていても楽しいし。映画の中でもそのお嫁さん、めちゃくちゃ音痴でした。ひどい音痴でした。

映画で思い出したのが、北野たけしの映画のところ。私は個人的に彼の映画、あまり面白いと思いません。役者がたけし軍団のひとが多いので、台詞も結構棒読みだったりして、外人には分からないだろうけど、私にはひどいものに見える時があります。それにやたらと暴力的なので、それも好きになれない原因の一つです。彼いわく「クエンティン・タランティーノっぽいね」だそうです。そう言えば、私は彼の映画もほぼすべて見ましたが、やっぱり嫌いでした。

先生は3月には日本に帰られてしまうのですね。せっかく御近所とも仲良くなれたのに残念ですね。私も下に住む御老人夫婦とはホント仲良くしてます。まるで孫のような扱いを受けています。だからケーキやお菓子があまったりすると、ついつい持っていってしまい、見事引っかかって、おばあさんの話し相手を2時間もする羽目になったことも1度や2度ではありません。まぁ暇なので、これもボランティアと思ってやっていますが、なんせ歯がない上に、お年寄りなので、何を言ってるかさっぱり分かりませんが、それでもフンフンと聞いていると、彼女はとても嬉しそうです。おじいさんはまだまだはつらつとしていて、とってもお茶目で面白いです。近所のスーパーやパン屋さんもお馴染みさんになってきて、嬉しい反面、ちょっと出かけようものなら、「おや、お出かけかい??」とか言われたりします。日本語だと便利なもので「ちょっとそこまで」といえますが、英語で「ちょっとそこまで」なんて表現ないので、いつもばか正直に答えている私です。別に隠すこともないのでいいですが、英語で「ちょっとそこまで」ってなんていうのでしょうねぇ・・

長くなってきました。目も手もつかれたので、今日はこの辺で。レポートできていますが、それは次回に回します。では失礼します

87.(タイトル)〔シドニー・オリンピックのチケット売ります。〕  By 3期生ISさん(1999.12.10)

こんにちわ先生。今日もここシドニーはさわやかでいいお天気です。

ところで、私は来年のオリンピックのチケットで困ったことになっています。実は1回目の抽選で1枚も当たらなかったので、2回目の時に40枚近く注文したら、全部当たってしまい、今私はオリンピックチケット貧乏になっています。両親が来年くることになっていますが、それでも40枚も要りません。もしよければ、先生のHPに「オリンピックのチケット要りませんかーー?」の広告を出してもらえないでしょうか?もしかしたら、一人くらいは「ぜひこの機会にシドニーに行ってみたい」と思っている人がいるかも知れませんよね。

競技は、1.柔道、2.フェンシング、3.バレーボール、4.サッカー、5.陸上です。1枚$60くらいの、お手ごろな物ばかりです。詳しいことを知りたい人がいれば、私のEmail Addressを教えてあげて下さい。お手数ですが、お時間があればよろしくお願いします。

<K氏から>

ということで、シドニー・オリンピックのチケットが手に入ります。詳しいことを知りたい方は、ISさんのメール・アドレスをお教えしますので、私の方までご連絡下さい。

86.(タイトル)書評投稿〔K氏の返信付〕  By 4期生MN君(1999.12.7)

> 紫陽花 書評:

> 個人的思想と社会的情況は,偶然でない密接な関連があるのではないか。ある時代の思想家が如何に独創的であっても,その時代の価値観、社会意識に影響されているのではないかということは,歴史を見れば首肯できる.今回の作品は,氏が運動論を研究されるきっかけになった,社会背景とそれに大きく影響された学生時代を私小説の形で我々に語ってくれた.

> 仰々しく始めましたが,疲れそうなので口語にします.

惜しいな。このまま続けて欲しかった。でもね。この小説の主人公たちの年齢は、僕自身より7歳上に設定しているので、私小説とは言えないんだけどね。まあ、僕自身の経験、考え方が織り込まれているのは、確かだけどね。

> この時代の小説は、筒井康隆の「革命の二つの夜」を読んだことがあります。それよりずっと、面白く読ませてもらいました。大きな事件と関連させて進展させるところ,生き生きした学生の生活を伝えられているところが興味深かったです.

高い評価をありがとう。今、学生を書かせたら日本一かも?(ちょっとずうずうしいかな?)

> 初めて先生の研究室を訪ねたとき、「東大落城」という本が目に付きました.ほかの専門書は何かわからず,運動論をしていて,授業でも革新政党を支持するようなことをおっしゃっていたので、てっきり、全共闘を生きてきた人だと思っていました.(年齢等は考えていませんでした.)マルクス系の研究者でないとわかるまで,そう思っていました.

そうだよね。運動論なんか研究しているとそう思われるよね。全共闘世代は、年齢が近い割には違和感を感じる世代でした。学生運動を体験したことを自慢げに話す輩には今でも違和感を感じます。でも考えてみれば、彼らだって、その当時は普通の若者で時代に翻弄されながら生きてきていたに違いないとという発想がこの小説を生み出しました。

> 本文にあった『今日の交渉の狙いは、奴らを怒らせ失言を誘うことだ!』という言葉に失望したと先生から再三聞きましたが,やはりここが社会運動を研究にするメルクマールになっているのでしょうか?

確かにその言葉は僕の聞いた言葉で、その時僕が感じた事がこの小説の中では、藤井によって語られています。しかし、これが社会運動を研究しようと思ったきっかけではありません。(そのあたりは、僕の著書のあとがきを読み直してみて下さい。)

> 小説で利用できる用語はやはり「きっかけ要因」ぐらいでしょうか。

使おうと思えば使えるけれど、小説の流れを大事にしたかったので、無理に入れるのはやめました。でも、概念は出ていなくとも、僕が運動について考えてきたことは、随所に出ているはずです。

> 「総括」の中には,赤軍内で妊娠した女性がその子の所有権でもめたと記憶してますが,それはあの二人だったのでしょうか?

そこは読者の想像にお任せしましょう。

> 書評になっていないですね.それでは

いやいや、なかなかおもしろかったよ。

> 以下も掲載してください

了解しました。

> 読者諸氏へ

> 桜,紫陽花ときたら次は朝顔か?戦中,戦後,高度成長期を扱ってきたので,次の時代は? 帰朝されたら忙しいので,今のうちに読者諸氏でよいしょして第三弾を執筆してもらおうではありませんか!

第3弾の構想はもうできているんだけどね。書き出す時間があるかどうか?

片桐新自

追伸その1:「桜」のシンボリックな解釈は上手にしてくれたけど、「紫陽花」は?

追伸その2:登場人物は何期生がモデルだったでしょうか?

85.(タイトル)お元気ですか?  By 6期生YAさん(1999.12.6)

片桐先生へ。お久しぶりです。お元気ですか?

こちらもクリスマスムードが高まっていますが、イギリス(ヨーロッパ一帯?)ならそれも一入なんでしょうね。今年はミレニアムとか言って、周りはいつも以上に盛り上がってます。「1000年に1度」なんて言ってますが、「どの年も1000年に1度やん」と思ってしまう私は、やっぱりかわい気のない子ですね…。

ところで、ヨーロッパ北部は今、ものすごい寒波だとか。先生のお住まいの辺りは大丈夫ですか?日本(加古川・笑)は未だに公孫樹の葉が残っているくらい、暖冬です。でも今晩から寒くなるそうです…。やっぱり雪が降らないと「クリスマスムード」は高まらないかもしれませんが、お身体ご自愛ください。それでは、また。

84.(タイトル)忘年会  By 2期生MSさん(1999.12.6)

こんにちは、Mです。

昨日、片桐ゼミ2期生の忘年会を行いました。幹事は例によってAくん、他はM、Nちゃん、YちゃんKさん、Iくん、Oくんそして、私の8名が集合しました。こうして集まったのは、先生の送別会以来だったので、私は皆に会うのは随分久しぶりでした。男性陣は皆一様に仕事に追われてますが、女性陣はかなりばらつきがあります。一般的によく言われることですが、女性は人生設計をするうえで、選択肢の幅が男性に比べて広いようですね。(というか広げている)かく言う私も、来年の9月末にバルセロナに再び発つ計画でいるのですが。学生時代の友人に会うのは、いいものだとつくづく感じました。それでは、また。

83.(タイトル)S01・12・99  By 3期生ISさん(1999.12.1)

先生こんにちわ。

今年ものこすところ、後1ヶ月となってしましましたね。日本はもう師走なのですよね。日本のお正月をここ3年ほど味わっていないので、来年こそは年末に帰国したいものです。イギリスでの家族そろってのお正月は一体どんな感じでしょうか?私は一応毎年一人で「お餅」を食べています。これがおいしい!!

ところで、映画良かったでしょう?最後にホントに「やられた!」と思ってしまいました。途中でお葬式にいくシーンの時に「あれ?おかしい。他のひとが彼に注意を払っていない?」と思ったり、奥さんが全然旦那のことを気に留めていないのも変だなぁーー、と思いつつ、結局最後まで見事騙されてしまいました。

私の書いたレポート、いかがでしたでしょうか??友達に見せたらゲラゲラ笑って「あーーすっきりした」といわれたので、なんだかコメディーを書いている気分です。日本の友達にも読んでもらいました。けっこう皆の反応がよかったので、嬉しいです。先生のホームページアドレスを、彼らに教えてもいいでしょうか?といっても、もう何人かには教えてしまいましたが・・。

<K氏から>

この「片桐ゼミのホームページ」は、一般に公開しているものですので、アドレスを友達に教えることは一向に構いません。むしろ、積極的に宣伝してもらって、読んでくれる人が増えたら嬉しいなと思っています。

82.(タイトル)カリスマ  By 4期生MN君(1999.12.1)

ちょうどゼミで「支配の社会学」を読んでいます.ウェーバーの深淵に触れるほど、しっかり読みこんでいない僕ですが、さすがに100年に一度の社会学者で、彼の「官僚制」、「家父長制」、「カリスマ」の理念型化の作業はの感嘆の限りです.

ちょうど家に帰ると「2時のホント!」が映っていました.ワイドショーの深淵に触れるほど、しっかり見ていない僕ですが、さすがに「クリスマスのカリスマプレゼント」というフレーズが流れたときの、マスコミの軽薄化の作業には嘆息の限りです.

今年はあまり流行語がなかった気がするので、流行語大賞に輝くかもしれませんね.それではまた.

<K氏から>

 結局、カリスマは流行語大賞になりませんでしたね。なんか「ブッチホン」と「雑草魂」と「リベンジ」だとインターネットで見たのですが、どんな場面でどんな使い方をしたらよいのでしょうか?

81.(タイトル)Sより  By 3期生ISさん(1999.11.29)

先生またまたこんにちわ

早速のお返事ありがとうございました。先生に「面白い」と言っていただいて嬉しいです。ゼミ生の時に聞きたかった言葉です、なーーんてね。

先生の「ロンドン便り」のPart3を、私のファイルにいれて昨日読みました。面白かったです。政治・生活・文化・スポーツ・芸能とあらゆる部分のイギリスが分かって本当に興味深いです。たくさんのゼミ生に是非読んで頂きたいと思います。なぜなら、日本のことさえ知らない人が多い中(私も含めて)、しかるべき知識・経験をもった人が見聞きして書いた海外に関する文献は、本当にためになると思うからです。先生の通信は私が今までに読んだ、数ある「海外体験」に関するの本などよりも、ずっとずっと興味深く新鮮でした。変に海外生活の長い人が書いた本は、なんだか読んでいても素直に受け止められな部分が多くあるような気がするからです。

今回から、ファイルのほうに私なりの「お返しつらつら通信」なるものを添付してお送りします。誤字脱字には、気を付けているつもりですが、きっと間違った表現やおかしな個所もあることかと思いますが、ご容赦下さい。それに面白ければいいのですが・・。今は時間が山のようにあるので、ちょっと先生に刺激されて、久しぶりにいろいろレポートを書いてみようと思いました。私もこの国に関して、もっと勉強する必要があるようです。ではまたのお返事お待ちします。

<K氏から>

現在オーストラリアにいるISさんからのレポートは、新設された「早苗のシドニーつらつら通信」のコーナーに収録していますので、そちらの方もご覧下さい。

80.(タイトル)Sより11.24  By 3期生ISさん(1999.11.24)

こんにちわ先生。

いきなり本題ですが、先週映画「the sixth sense」を見てきました。イギリスでももう公開されていると思います。ひょっとしたらもうご覧になったかもしれませんね。ここオーストラリアではかなり評価の高い映画です。確かに私もうなった!!久しぶりに「面白い」の一言に尽きる映画でした。そこで先生がまだご覧になっていない、という前提のもとで話を進めます。

まずストーリーは題名からも簡潔明瞭。第六感を備え持った少年のお話。「あるモノ」が見えてしまうコール少年はその出現におびえ苦しみ、それらを追い払おうとする行為が精神異常と見られて、もっともっと苦しむというもの。このコール少年役を演じたヘイリー・ジョエル・オズメントは、ひょっとしたら来年のアカデミーで、最年少の助演男優賞を獲得するのではないか、と私は思っています。とにかく、彼の肌にぴったり吸い付いてくるような演技力は素晴らしかった。ストーリーも複線をあちこちに張り巡らしたもので、文句無し。確かに「幽霊が見える」とか「死後の世界」なんて新しくも何ともないアイデアだ!と思われるかもしれませんが、ドッコイ、これがめちゃくちゃ怖い。

そして次なる登場人物は、コールが精神異常という事で、その治療に当たる精神科医マルコムを演じるブルース・ウィリス。登場人物は主にこの二人。アクション俳優のイメージとうって変った彼のおとなしい演技もなかなかのもの。でも何でまたウィリスが??と少し疑問に思った私です。あの役は別に彼でなくても出来たかも、なんて。

そしてコールの母親がオーストラリアの女優でトニー・コレット。(役柄名は分かりませんが・・)話はそれますが、このトニー・コレットはオーストラリアの映画「マリウェル・ウェディング」で見ごとに主役を演じています。この映画の中でトニー演じるマリウェルは、ひたすら結婚を夢見るさえない太った女の子で、家族もみんなばらばら。両親は離婚寸前。父親には美しい恋人がいて、母親は肥満気味の少し精神異常。兄弟姉妹も肥満児でボンクラ、おまけに無職の役立たず、そしてマリウェルはアバの大フアンで、嫌な事があればいつも部屋に閉じり、一人で「dancing queen」を聴いているという悲しい生活。友達もできず何をやってもだめ。そんな彼女がとうとう家を出て、単身シドニーに来て生活を始める。そしてとうとう彼女にも結婚のチャンスがおとずれるのだが・・・日本でビデオが発売されているか私は分かりません。でもこの映画は、かなり辛辣にオーストラリアの家族を描いた秀作だと思います。内容がシリアスなのにもかかわらず、オーストラリアらしくユーモアいっぱい、いたずら心いっぱいのこの映画、ぜひ一度ご覧ください。

話はもとにもどって・・。この「the sixth sense」を見ている間、私はホントーにどきどきしました。普通のホラー映画とはまた違う、なんとも言えない肌にジトッとくる、口がからからになってくる、そんな恐怖感の映画です。高校生の時「ミザリー」を見て、「これが怖い映画というものだ」と思った日以来の「恐怖映画」でした。最後の最後まで面白かった。これは本当に必見ですよ、先生!!

ところで・・・またまた話しは変って…。先生のロンドン通信、とても興味深いものがたくさんありました。自分の乳母車を自分で押す子供は、ここオーストラリアでもよく見かけますし、私もときどき「双子かな?」と思い二人用の乳母車を覗き込むと、そうでなかったり・・日々面白い発見が盛りだくさんです。読むうちに本当に私もイギリスへ行きたくなってきます。「やっぱり先生は先生だ!!どこへ行っても学者は目の付け所が違う!!」と一人で当たり前の事に感心し、日々海外にいながら「ボケーーーー」とすごしている自分が恥ずかしくなりました。

私の大学時代からの友達のJさんは、現在オランダに滞在しています。彼女は学生の頃からフランス人の彼氏と付き合っていて、その彼が祖国へ戻ってしまい、彼が今度は仕事でオランダに行くというので、彼女も日本での仕事を辞めいざオランダへ彼とともに旅立って行きました。今でもEmailを通じてやり取りしていますが、彼女のオランダからの便りを読んで、いかに自分がオランダという国を知らないかを思い知らされます。私のオランダに対するイメージなんて貧困なものです。まず、鎖国時代に唯一国交があった国であり、田舎に行けばチューリップ畑の真ん中に風車があり、繁華街にいけば政府が認めている地域で、麻薬をしている人と売春婦がうろうろしている。そしてみんなチーズとヨーグルトを食べ、山にはハイジの世界がある、といった具合に、地元の人が聞いたら怒りそうなイメージしかないのです。

それと同様、オーストラリアに来る前は、こっちの人間はみんな週に1回くらいはカンガルーの丸焼きでも食べているに違いない、と思っていましたが、カンガルーの肉を食べた事があるというオージーに、私はまだ数えるほどしか出会っていません。まさか会う人会う人に「ねーーねーーあんたカンガルーの肉食べた事あるかいな??ひひひ」と聞くわけにもいかないので、ひょっとしたら私の知らない地域の人は毎日食べているかも知れませんが、とにかくへたをすれば、観光で来た日本人のほうが、興味本意からカンガルーやワニのお肉をガツガツ食べているのかもしれません。ちなみに私はワニのお肉は経験済みですが、カンガルーはまだです。その時はお腹が減っていた事もあり、ワニもなかなか珍味でした。

平成の時代、こんなに情報がわんさか入ってくる日本でさえ、海外に対する知識なんてステレオタイプのものでしかなく(それは私が無知という事もありますが)、結局中学や高校の社会の時間で習った事は、少しは本当だけれど、でも大部分は違っているという事に、身を持って気づかされる毎日です。

海外ってホント面白いですよね、先生。確かに苛々する事もあります。特に私みたいに「いらち」の人間には辛い時が多い!でも自分で選んだ道なので、"Do in Rome as The Romes do."を忘れずにしたいものです。

ではまた次回、何か面白い事でも書いて送らせていただきます。御家族によろしく。

79.(タイトル)すみません。ご無沙汰しておりました。  By 3期生HM君(1999.11.20)

福岡は冬の1歩手前まで来ています。お歳暮シーズンにもうすぐ突入するので毎日九州のあちらこちらに飛び回っております。

さてこのまえテレビで見たのですが、演歌歌手の皆さんがレコード会社から契約を打ちきられているそうです。いわゆるリストラのようです。売れても1万枚ぐらいで採算がとれず、演歌部門の縮小という方針だそうです。契約をきられた歌手の中には、石川さゆりや角川博、山本譲二などの名前が上がっていました。15年前ではトップの人達です。再契約のあてもないそうです。角川博氏がインタビューの中で次のように語っていました。「絶対後で後悔させるぐらいになってみせる」と。私はこの報道を朝の番組でみたのでまだ寝起きのためボーっとしていましたが、ベットのなかで彼のコメントをきいて「ん?」と思いました。というのもがんばってみてもどうしようもないと思っているからです。

歌はやはりそれなりの文化的背景が必要で、共通の経験もしくは考え、生活等がなければ理解できません。40代の人でも最近は演歌の世界がわからない人が多いように思われます。この人達の10代・20代の時期はフォーク全盛期なので、歌を理解する背景も幾分演歌の世界とは違うようです。当然40代より下の年齢層には分からない世界であるといえます。後継者が育ってないと言うことができるでしょう。またCDの普及によって演歌を好む年代層にとってはより購買意欲が欠如しているようです。つまりCD自体を使いこなせていないということがCDを買うことから足を遠ざけているようでもあります。音源の進化と共通認識の欠如が演歌の首をしめたといえます。

似たような話はすぐ身近にあり、日本酒も同じで飲む後継者が全く育っていません。いずれは消え行く運命にあるかもしれません。日本酒業界の上の人間はみんな演歌の世界の人間で、ビジネスにも演歌を持ちこんでいるというのが現状です。下の人間はそのことが分かっているのに言えず、今日もまたカラオケで演歌をきかされるのであります。

<K氏の返信>

久しぶりのメール、ありがとう。演歌論、非常に興味深く拝読しました。なかなかよい社会学的分析になっていましたね。さすがH君という感じですね。

確かに我々40代は演歌に手を伸ばすことはありませんね。(なぜか紅白歌合戦で聞くのは好きなのですが……。)日本酒の方は、まだ何とか40代はついていっていますね。でも、熱燗ではなく、冷酒の方ですが……。

でも、今時の若い人たちの趣味とも距離を感じます。最近のヒット曲は、ほとんど歌詞が1回では聞き取れないものばかりなので、言葉を大切に歌を作ってきたフォークで育った我々世代には、大いに違和感があります。(時々は、いいものもありますが。)大体、テンポが速すぎるし、高音を上げすぎじゃないでしょうか?聞いている人が気持ちのよくなれるスピード、高さではないと思います。今こういう曲を好んでいる人たちも20年経ったら、この手の歌はパロディとしてしか歌わないのではないでしょうか。(60年代、70年代の歌やドラマでも今やパロディとしか思えないものも多いですが。)

お酒の方ですが、最近学生たちとコンパをすると、「とりあえず」のビールが終わると、甘いアルコールばかり頼むので、嫌になります。カルピス味のチューハイだの、巨峰の味のチューハイだの、いい加減にしてくれと、いつも心の中で思っています。そんな甘ったるい飲み物を飲みながら、さしみが喰えるかって感じです。まあ、考えてみると、あてもひどいものばかりですね。合宿などすると、チョコレートやらスナック菓子やら、おかしばかりです。ああ、そうか。今、気づきましたが、甘いアルコールは、お酒ではなくてジュースの代わりなんですね。日本酒が滅びようとしているだけではなく、酒(ウィスキーなども含む)をたしなむ文化が滅びようとしているのかもしれません。でも、酒をたしなめない文化には、豊かな食も育たないような気がします。たっぷりおじさんたちの演歌と日本酒文化に浸れるH君は、もしかしたら幸せなのかもしれませんよ。

<追伸>

@演歌論あるいはヒット曲論、Aお酒論あるいはコンパ論で、いろいろな意見が出てくるのを期待しています。来年度4月からの片桐ゼミ入りが決まった7期生(98生)諸君も良かったらご参加下さい。(まあ、こんなこと書いても、最近は読んでいる人がかなり少なさそうなので、何も来ないかな?とりあえず、H君のリプライを期待しています。)

78.(タイトル)グルメとダイエット  By 2期生MSさん(1999.11.9)

こんにちは、Mです。フランス人とイギリス人の食生活の違いの話、興味深く読ませてもらいました。私が見る限り、自国の食生活が豊かな国(フランス、イタリア、スペイン等)は他国の食文化があまり広まらない傾向にあるようで、逆にイギリスなどはインドや中華、日本食がかなりポピュラーになっていますね。その点、日本はすごいですね。自国にも豊かな食文化を持ちながら、他国の食べ物もどんどん取り入れてしまう貪欲さ。さらに他国の食べ物を日本流にアレンジする応用力には脱帽ですね。恐らく世界一のグルメ大国だと思います。日本に生まれて本当に良かったなぁと感じますね、この点では。

しかし、おいしい物に囲まれて気になるのはやはり体重ですね。私は今年の1月から8ヶ月程ダイエットに励み、12キロも痩せたんですよ。最近久々に会う人から、変わったねぇと言われます。もちろん薬やエステ等には頼らず、食事コントロール(炭水化物、油物の摂取を控える。間食を止める)と運動というシンプルな方法で徐々に体重を減らしていきました。おかげで、今では体が軽くなったばかりでなく以前よりも体調が良くなり快適な毎日です。困ったこととといえば、洋服(特にスカートやパンツ)のサイズが大きく変わったので、全て買い替えなければいけなくなった(又はお直しに出す)ことぐらいですね。先生はイギリス滞在中に太ってしまいましたか?(油っこいものが多いとおっしゃっていたので)それでは、またお便りします。

77.(タイトル)HP見ました。  By 6期生 MM君(1999.11.5)

Mです。こんにちは。お元気でお過ごしのこととお察し申し上げます。

HPに写真が掲載されて、ちょっぴりリニューアルって感じですね。少し暗かったので、きれいに載せられるのかなぁって思っていましたが、ばっちりですね。ただ、「ゼミの集いの集合写真」っていうタイトルの位置がずれていたように思うのですが…。ますます充実するHPに期待しています。

HPの感想を簡単に…。

『ロンドン通信・第90号 サマータイム終わる』

ぼくは、結構、このサマータイム制度導入に肯定的なのですが、慣れるまでは、とても違和感があるんだろうなぁと思います。エネルギー問題など真剣に考えたら、以外に有効なシステムとして活用できるのではないでしょうか。「西村京太郎あたりなら小説の題材にしそう」って指摘は、西村ファンとしては納得。次の脚本の題材になるんじゃないですか?

『つらつら通信・第8号 「平成」の「二千円札」おじさん』

なるほど、先生の肯定論納得です。確かに、自販機などを作り直すことで、新たな国内需要なども増え経済効果もありそうですが、それほど採算がとれるかどうか疑問視されているようです。目の不自由な人などにとっては、「識別するのが困難なので心配だ。」という投書を新聞で読みました。依然、賛否両論ですが、発行されたらされたで、消費税同様、浸透していくんじゃないかなぁと楽観的に考えています。

『紫陽花』

脚本第2弾。今後の展開を楽しみにしています。感想は完結後、ゆっくり書きます。

今後の更新も楽しみにしています。もうすぐ冬。朝晩、目っきり肌寒くなってきました。春になったら先生も帰ってこられるんですよね。お会いできる日を心待ちにしております。それではまた…。

76.(タイトル)拝読  By 4期生MN君(1999.10.31)

第二弾を拝読させて頂きました。先生が書くにあたって、大変面白い時代考証はないでしょうか。『遅れてきた世代』とおっしゃる先生にはなにか思い入れがあるような気がしますので、じっくり読んでいきたいと思います。それではまた。

75.(タイトル)なぜ水の中に飛び込むの?  By 2期生MSさん(1999.10.30)

こんにちは、Mです。

先日、プロ野球日本シリーズでダイエーホークスが見事に日本一の栄冠に輝きました。TVで喜びに沸く博多の街、その中で中洲の川にたくさんの人達が飛び込んでいる様子が映し出されてました。優勝して喜びのあまり川に飛び込むのって、昭和60年の阪神優勝以来定着してきているのでしょうか。しかし、巨人が優勝した時、ファンがどこかの川に飛び込んだって話はあまり聞いた事がないですね。単にファンの気質の問題なのでしょうか。

そう言えば、バルセロナ滞在中、FCバルセロナが優勝を決めた時、川ではありませんが、噴水の池の中に多くのファンが入ってました。洋の東西を問わず、人間は喜びを爆発させる時水に入りたくなるのでしょうか??不思議です。もしアーセナルかチェルシーがプレミアリーグで優勝したら、テムズ川に飛び込む人がいるかもしれないですね。ロンドンの人はそんなことしないかなぁ。

ふと、しょーもないことを考えてしまった次第です。この件に関して、先生の考えがあれば是非聞かせて下さい。では、また。

74.(タイトル)別に飽きたわけではありません  By 2期生MSさん(1999.10.25)

こんにちは、Mです。先日のアーセナルvsバルセロナの試合見ましたか?日本では、WOWOWが衛星生中継をやってくれたので、朝3:30に起きて見ました。バルセロナが快勝してくれたおかげで、私は朝から超ゴキゲン。早起きして良かったです。

この週末友人の結婚式に出席するため、約1年ぶりに東京へ行きました。大阪や神戸も新しい建物がどんどん増えてるなとは思いますが、東京のそれは本当に激しいですね。我が母校(新宿高校)の周りもかなり変わってしまいました。そしてもう1つ印象的だったのは、外国人が多いこと。これは、関西との大きな違いですね。電車に乗れば必ず1車両に何人かいるように思いました。多分観光というよりは住んでいる人が増えているのでしょうね。

そういえばロンドンに行った時、バルセロナに比べ随分日本人が多いなぁと感じましたが、その時と同じような印象でした。で、友人と入ったイタリアン・バル(イタリア風カフェ)は内装から、メニュー、値段のつけ方全てがイタリア風になってました。日本の喫茶店との最大の違いは、まず座ったところでお冷やはでない。水はタダではありません。そして、スタンディングのカウンターとテーブル席では、同じコーヒーでも値段が違う。(確かロンドンのサンドウィッチ専門店でもeat inとtake awayで値段が違うところがあったような気がしますが。)この2つでしょう。もちろんスペインでも値段の違いはあり、安い順にカウンター→店内のテーブル→テラス席と3段階に分かれてます。多分こういう部類の店は、大阪に存在しにくいでしょうね。というよりは、日本では普及しないだろうな。それでは、また。

73.(タイトル)お元気ですか?  By 6期生MM君(1999.10.24)

先生、先日はメールの返信をありがとうございます。連絡が遅くなってすみません。依頼のあった「集い’99」の写真、明日にエア・メールで出しておきますので…。ホントに遅くなってすみません。ホームページに掲載される日が楽しみです。ところで、新ゼミ生の募集は、もう終わったんですかねぇ? たくましい新ゼミ生が集まっていることと楽しみにしています。

さて、近況を簡単に…。他の方からのメールで聞いていることと存じますが、こちらは少しずつ冬へと季節が移り変わっているところです。朝晩は、本当に肌寒い日が続いております。昨日、小澤征爾の演奏会に東京まで出向いたのですが、新幹線の窓越しに見る富士山のいただきは雪を覆い、とってもきれかったです。列車の進行に伴って、少しずつ角度を変え見える富士山に釘づけでした。富士山を見るたび、思うのですが、やはり日本一の山だなぁと…。ついこの間、研修先の河口湖から見た夏の富士山を思い出しながら、趣の違いに感動していました。

余談ですが、演奏会の会場は、多摩市にある「パルテノン多摩」というだったのです。京王線の「多摩センター」駅前にあるのですが…。多摩市っていいですね。ほんの少し滞在しただけなのですが、閑静で『東京』っぽくない感じがすごくよかったです。たまたま、そのホールのある周辺がよかっただけかも知れませんが、気に入りました。演奏会当日(24日)、演奏会まで時間があったので、八王子の「東京富士美術館」へ足を運んだのですが、結構、いい美術館でしたよ。先生は、ご存知ですか?なんとも、有意義な一日でした。

簡単ですが、今日はこの辺で失礼します。また、メールします。くれぐれもお身体ご自愛ください。

72.(タイトル)なし  By 4期生YCさん(1999.10.22)

皆様お久しぶりです。三重県に引っ越してはや1ヶ月。のんびりとした生活を送っております。

なんかメールがつながってないときにKが来阪してたりとか、動きがあったようですが、やっとこさうちのメールも復旧しました。さらにプライベート電話が部屋につきました。携帯はしばらく前のままです。いずれ出て行くこの部屋、いますっごく快適です。とりあえず近況まで。

71.(タイトル)フットボール  By 2期生MSさん(1999.10.17)

こんにちは片桐先生、Mです。お久しぶりですね。別に避けていたわけではありません。なんとなく書くネタがなかったので。

日本もようやく涼しくなってきました。ロンドンの秋はいかかですか?フットボール好きの私にとって、シーズンが本格化してきたヨーロッパのフットボールシーンは興味が尽きることはありません。プレミア・リーグは今年もマンチェスターUtd.を中心に展開しているようですね。ロンドンの2強アーセナルとチェルシーの調子はどうですか?また、UEFAチャンピオンズリーグの動向も気になります。私が応援するFCバルセロナは、次回ロンドンでアーセナルと対戦する予定になってます。一戦目は引分けだったので好ゲームが期待できると思いますよ。チャンピオンズリーグの試合は難しいとは思いますが、是非1度スタジアムで観戦することをお勧めします。イングランドのスタジアムはスタンドとピッチの間の高いフェンスがないので、選手の息遣いも伝わってくるんだとか。(例えばイタリアのスタジアムは、危険防止のため高いフェンスがぐるりとはりめぐらされているのです。)フーリガン対策として数年目に立ち見席が全面的に撤去され、そのおかげでスタジアムは随分安全になったみたいですが、チケット代は高騰しファンとしてはつらいところなんだとか。チケット代以外にも、マーチャン・ダイジング、ペイ・テレビによる試合中継など、各クラブはいかにファンの懐を緩ませ利益をあげるかに知恵をしぼっているのです。

私からのフットボール・ネタとりあえずここまで。それでは、また。

70.(タイトル)Sです。  By 3期生ISさん(1999.10.11)

日本はやっと涼しくなったかと思うと、この連休でまたすごい暑くなって大変です。私は家族とともに京都散策に行きました。久しぶりに歩き回って、歩き疲れというよりも人疲れをしてしまいました。

特に変わったこともなく、毎日が過ぎていくと、このだらけた生活が永遠に続くような錯覚を起こしてしまいます。いけないと思いつつも、「あーーいいなーー」などとぐうたらなことを考えている私です。

ところで、2ヶ月ほど前のBestセラーになった本で「買ってはいけない」というのをご存知でしょうか?ご存知ならいいのですが、念のため少し解説すると、例えば1ページ目の買ってはいけない商品は山崎のパンなのですが、この「山崎のクリームパン」は人気はあるが、実は発ガン性物質が含まれているなどが解説されていて、ほかにも30以上の品々が掲載され、こういうモノを「買ってはいけませよ」という著者のやさしい??忠告が書かれていました。別冊宝島のようなものを(ちょっとちがうけど)をイメージして下さい。そしてこの本の人気も下火に差し掛かったこの2,3週間ほど前に、新たなモノが出版され、その本の題目を見て私は思わず本屋で大笑いしそうになりました。その名も「『買ってはいけない』を買ってはいけない」なのです・・・・・またこれが人目を引いて結構話題になっているから笑えるのです。この1ページ目の商品はもちろん山崎のクリームパン・・・「何がなんでも発がん性物質にされてしまったこのパン」とか何とかいう題で、私は立ち読みでさらさらと見ただけですが、これは一体何なのだろうか?という感じです。はじめのものが企画された段階で、第2段が用意されていた可能性は十分にあります。「買ってはいけない」に書かれていたことが嘘であるとは私は思わないけれど、第2段が出てしまったことで、妙に全体的に芝居掛かった信憑性が生まれている気がしてなりません。まぁこれで日本においても、物事を2つの方向から捉えるということが可能であり、また人がそれに関心を示していることがわかっただけでもよかったよかった!!とにかく暇つぶしに読むには最適な本だと思います。

日本に帰ってきて思うことは、モノが多すぎるということ。本もテレビ番組も映画もありすぎて困ってしまいます。その中でベストセラーになるほどの出版物を出そうと思えば、ある種の演出も必要になってくるのだなーーと、つくづく日本は「資本主義」の経済大国だと思いました。日本はいろんな意味で面白い国だと思うと、去っていくのもなんだか悲しくてなりません。出発に向けて今は荷物をまとめたりお土産を買ったり・・あーー気分は複雑です。

そうそうこの前、時間があったので久しぶりに横溝正史の本をじっくり読み返しました。今私は日本の推理小説にはまっていて、Sydneyでも図書館や友達から借りて読みまくっていました。高校・大学の時にエラリークイーンにはまり、アガサクリスティーにはまり、典型的な推理小説好きになっていたわけですが、日本人のはそんなに読んではいませんでした。日本を離れ、妙に日本的なものが欲しくなって読み始めたのが、日本の推理小説。なかなか面白くて手当たり次第に読んでいます。ここだと古本屋に行けば1冊100円なんていうすごい世界なので嬉しくて嬉しくて仕方ないです。

くだらないことばかり書いてしまいました。まーーこのように私は平和に楽しくやっております。向こうに帰ればまた忙しい日々が待っていることでしょうが、めげずに頑張り夏を満喫します。そちらは冬に向かうことでしょう。お体に気をつけて下さい。では御家族にもよろしく

69.(タイトル)From S  By 4期生SSさん(1999.10.7)

御無沙汰です。ようやく、引っ越しました。最寄り駅は丸ノ内線中野富士見町から徒歩10分弱。または新宿西口からバス15分、徒歩30秒。Mの家にも多分、近い。自転車で行ける筈。まだ地図を確認してませんが。Dのカーナビには登録済みです。

もうすぐ平日は日経BP社で営業します。派遣で。取り合えず、年内の契約で。同時に就職活動は続けます。土日はとあるライターさんのアシスタントをします。死んでしまう。あ?あ、私は事務がしたかった。オフィス レディーを一度は経験したかった。まだ、チャンスはあるか。

iモードの皆さん、もう文章切れてるよな。ま、今日は少し前の佐藤浩市のCMよろしく、段ボールに囲まれてワイン呑んでマス。あれはリザーブやったっけ?ま、そんな感じでじゃあね。

P.S 私は一括送信出来ないので、最近一番まめなMさんに依頼します。みんなに送って下さい。よろしく。

68.(タイトル)ようやく秋です。  By 6期生MM君(1999.10.3)

 先生、ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。いや?、ようやくこちらは秋らしい気候になりました。涼しくていいのですが、何となく物寂しい感じです。やっぱり秋ですね。

 それでは、ぼくの近況をご報告させていただきます。 9月16日から4日間、東北地方(福島県・宮城県)へ行ってきました。いずれも市内を観光してきたのですが、そこそこ楽しかったです。行く途中では、「忍者の町・伊賀上野」も観光しました。本当に日本国内はたくさん旅行してきましたが、『松尾芭蕉』という俳人のネームバリューは、町を観光地とする上ですごく価値の高いものなんですね。各地で観光案内のパンフレットを見ますが、「松尾芭蕉の訪れた町・○○」といったキャッチフレーズにしばしば出会います。これは、とても興味深いことだと思いますが、どうでしょうか?

 他には、音楽好きが講じて、いま、ベートーヴェンの第九のコーラスに参加すべく、週に一度レッスンに行っています。結構、楽しんでます。そうそう、先生もイギリスでコンサートに行かれたとか…。うらやましい次第です。ぼくも、来日した「ロンドン交響楽団」の演奏会に一度行ったことがありますが、とっても感動しました。やっぱり、海外のオーケストラってすごいと思います。本場で聴けるっていうのは、ホントにうらやましい!!

 それから、遅くなりましたが、『桜坂』の感想を簡単に…(簡単に書けるといいのですが…)。面白い! 実に面白い!6期生の面々が登場していて、名前のつけ方や登場人物の性格分析など先生らしいこだわりが感じられました。また、時代背景に関する表現や設定も巧みだなぁと感心しました。すごい!  鬼教官・豪介気が結構、気に入りました。また、「絵」をきっかけにしたストーリー展開なんかは、胸にこみ上げてくるものがありました。「Mitsuru」というサインをきっかけに繰り広げられる辺りは、ホントに面白かったです。他にも、女学生3人組のやり取り、誠一の孝代によせる恋、正平の妹・花子と拓三の恋人・雪・・・など、短い物語の中に、色々なことが散りばめられていて凄味を感じました。何か考えさせられるメッセージもあったように思います。いや?、また、ゆっくりお話したいです。

 もうすぐ新ゼミ生を募集する時期ですね。来年度はどんな顔ぶれになるんでしょうね。今までにない元気な片桐ゼミになるといいですね。そして、2000年の5月には、新ゼミ生を祝して「ゼミの集い」をやりましょう。(これがHPに載ると告知になってしまうのですよね?!…(笑)) 

 長くなってしまいましたが、お身体十分にご自愛ください。今回は、この辺で失礼します。それではまた…。

67.(タイトル)踊る大名古屋線  By 4期生SK君(1999.9.22)

まいどまいどです。さて、今もなお、ふりかけで満足な食生活を満喫していただいてる(きっと)ことと思います。

ここで1つ質問です。関大の工学部のM先生という方が現在三島食品の顧問(経営指導)をやっているのですが片桐先生は知ってますか?最近俺はその事実を知ったのですが...。存在を含め知っていれば話のネタにしてみてくらはい。とりあえず初メール也。

ここで東海支部からのホットラインです♪今、郷ひろみの最新曲[アーチーチーアチッ♪]のモノマネをするD君がおもろいっスよ!必見!!ではまたたのんます。

SEE YA!

66.(タイトル)ご無沙汰しています。  By 6期生YAさん(1999.9.21)

ずいぶん長い間、ご無沙汰してしまいました。お元気ですか?こちらは毎日、雨が降り、じめじめ暑い日が続いてます。イギリスはきっと、すごく過ごし易いんでしょうね。いいなぁ…。

Mさんがアメリカから帰ってきました。本人曰く、「向こうで全く化粧をしてなかったから、めっちゃ焼けた」とのことです。でも、とても元気そうでした。「早く働きたい」とも言っていたので、先に社会人になった私としては「そういう思い、今の私にはないわぁ」と思ってしまいました(笑)。あ、仕事がイヤっていう訳ではないんですよ。ただ、まとまった時間が取れなくて、旅行ができないのがツライです…。

季節の変わり目なので、お身体にはくれぐれも気をつけて下さい。それでは、さようなら。

65.(タイトル)5期生 Oです  By 5期生OSさん(1999.9.20)

 片桐ゼミのホームページにアクセスしてみたところ、前に私が書いた長?い文章が「ゼミ生の声」に載せられていたので、かなり照れてしまいました。しかし、やっぱり、5期生の声は少ないですね。でも、密かにチェックはしていて黙っている人がけっこういる気がします。

 ところで、今日はひとつ、あまり新しくないニュースですが、ゼミ生の声に載せていただいて、広めたいことがあります。よろしかったら、掲載してください。

 マスコミ専攻のOゼミから、プロの歌手が出たのです。birdという名前の女性で、我々5期生の同期です。シングルが3、4枚、アルバムが1枚出ていて、とっても売れているみたいです。私などが宣伝する必要はないくらいかもしれません。

 私自身は、彼女が関西大学軽音楽部でジャニス・ジョプリンを歌っていた頃からファンで、再び彼女の声を聴けることになって、うきうきしています。歌唱力が抜群で、声は渋めで大人っぽい感じです。躍動感のある曲を歌っているときが、かっこいいと思います。

 関西の事情は確かめていませんが、東京ではHMVなどのレコード店で、視聴用のブースに入っていて聴くことができます。realeyesというレーベルから出ていて、HPもありました。(http://www.realeyes.org/)

 ジャンルは本人が決められたくないらしく、私はポピュラー音楽に詳しくないので、これ以上の説明はできませんが、興味を持ってくださる方がいたらうれしいです。以上、よろしくお願いいたします。

 こちらはまだまだ、暑いですが、ヒガンバナはきちんと芽を出しました。ロンドンの秋はどんなでしょうね。片桐家のみなさまが、引きつづき、元気印でありますように。

64.(タイトル)私も変化がほしい  By 4期生MN君(1999.9.19)

東京でも、三重に帰っても、転職しても、Fも、皆さんがんばってください。

(^o^)P~    ガンバ  \(^-^)/  フレー   

それでは

63.(タイトル)引っ越します。  By 4期生YCさん(1999.9.15)

みなさま、残暑お見舞い申し上げます。

さて、前々から予告していたとおり私Yは9月23日(祝)に三重県鈴鹿市に引越しいたします。大阪のみなさまには長い間お世話になりました。今後ともお付き合いしてくださるようよろしくおねがいします。

なお、しばらくは大阪に週1回通うことになりますのでお相手してくださる方がいましたらご連絡ください。メールならびに携帯はしばらく現在使用しているものを使うつもりです。変更するときはまた連絡しますね。ではではみなさま、また会う日まで。ごきげんよう。

追伸:Mちゃん、東京行き頑張ってください。

62.(タイトル)Sです。  By 3期生ISさん(1999.9.10)

日本に帰ってきてあっという間に2週間が経ってしまいました。やっと落ち着いてきて、大学の友達たちとも会い始めています。明日はYちゃんと会います。楽しみです。

日本はまだまだ暑いです。私も久しぶりに日本の夏を味わっているので、体は少し参ってきています。先日東京の池袋で、23歳の男性が行き交う人を無差別に金槌とナイフで刺したり殴ったり、という事件がありました。おそらく先生もご存知の事と思います。その男性は仕事が面白くなく誰でもいいから殺そうと思ったそうです。怖くて街も一人で歩けなくなってきましたね。怖い世の中です、ほんとに…。そっちはどうですか?日本ほどおかしな事になっていませんか?28年ぶりに総裁選挙があるということで、新聞やテレビでは騒いでいますが、私は恥ずかしくなってきました。そんな当たり前の事が日本では28年も行われなかったのかと思うと、悲しくなります。

ところで先生の生活はいかがですか?おそらくそちらは冬に向ってだんだん寒くなっている事でしょう。私はシドニーに帰れば又夏です。今は来年の抱負を考えながら、この休暇を楽しんでいます。暇を持て余す事無く、毎日テレビを見たり、本を読んだりしています。日本のテレビはくだらんけどやっぱり面白いですねーー!!集中しなくても言葉が理解できるのが幸せです。

来年のオリンピックのチケットも取れたので、今は両親共に来年の計画でワクワクしています。いつも楽しい事ばかりではないけど、普段離れている分、今回みたいに帰国すると、そりゃもうスゴーーーク楽しいです。

さて私は今から母を手伝って夕ご飯の支度をします。行かなくては!!ではご家族にもよろしくお伝えください。お元気で。またEmailします。

61.(タイトル)ごぶさたしています。  By 5期生 OSさん(1999.9.6)

 幾度となく、先生にお便りしようと思いながら、半年も過ぎてしまいました。こちらも朝晩など、秋らしくなってきました。先生とご家族のみなさまには、お変わりありませんか。

 図書館という職場柄、インターネットなどお手の物と思われがちですが、自宅に帰ってパソコンのスイッチを入れるのは、週に1回が目標です。ちなみに職場では、財政難のため、Windows95のマシンを満足に入れることさえできず、プロパイダーと契約するお金もないとのことで、必要に迫られないため、コンピュータの操作やネット検索の技術は全然進歩しません。

 ようやくのことで、先生のHPを拝見しました。先生のまめぶりに改めて感心し、ゼミの続きのようで、うれしい気持ちになりました。「夢なき時代の公務員志望」との文章があったので、現職公務員として思うことを書きたいと思います。

 このごろ、民間企業を辞めたり、初めから就職浪人をして公務員試験を受けようという話がとても多いのです。複雑な気持ちになります。はっきり言って、「公務員なら仕事もラクで、やる気がなくても務まる」という発想のようだからです。

 第一に、納税者に対してサービス精神がなくてはおかしいと思います。それに、多くの公務員には意欲があり、財政難の中で仕事の質を保つことにどんなに心を砕いているか、考えてほしいと思います。 とくに、仕事を辞めてめざすという人は、自分がなぜ、途中で辞めるような就職を選んだのかということに、立ち返るのが先ではないでしょうか。

 民間企業と公務員で、不景気のために苦労することにちがいはありません。思い通りの仕事ができなくなったり、待遇が悪くなったりするのは、同じだと思います。企業は生き残りがかかるので、大変だと思います。一方、行政では、納税者の要求が厳しくなり、仕事の量の面でも、公務員の精神的にも、負担が増えるのです。

 よりよいサービスをしたくても、予算がありません。縮小を余儀なくされたり、サービス残業で補ったりします。住民に「税金でやっているくせに生意気な口を利くな」と敵意むき出しで言われることもあります。私のいる自治体では、残業手当のカット、昇給の停止、管理職以上の給与の減額が始まりました。どのような状況下でも、公務員が住民サービスへのモチベーションを失うことは、許されません。

 やる気と適性は、どんな職業にも必要だと思います。公務員は、究極のサービス業です。儲けを考えずに、サービスだけに集中でき、利用者の満足をみるときが、最高にうれしい瞬間です。人のため、みんなのために働くことが好きな人、根気のある人が向いていると思います。

 「何月頃から勉強すれば、公務員試験に間に合うか」ときかれることがありますが、本気でなりたいなら、すぐ勉強を始め、間に合わなければ翌年も受験する、と言いたいのが本音です。「面接対策は」という質問には、志望動機が明確ならば、口下手でもかまわないと思うと答えています。窓口業務になっても、営業ではないので、口が立つ必要はないからです。

 ……と、ぶちあげてしまいましたが、私事もすこし書きます。 じつは、卒論をやり直す!と息巻きながら、未遂のままになっています。言い訳のしようもありません。提出後3月を過ぎ6月くらいまでは、ファイルを開いたりしてはいたのですが。構想が壮大過ぎたのかもしれないとおののくばかりで、一向に手が進みませんでした。

 県の司書となり、県立図書館のレファレンスという係で2年目になりました。調べものや資料探索の業務で、ふつうはベテランがやる仕事なので、初めは慌てました。今では、経験が少ないのは私の責任ではないと開き直り、だいたい落ちついています。能力の範囲で、なるべく良い仕事をしようと考えられるようになりました。いくつかの研究会に入り、息長く勉強していきたいと思っています。

 先生の後輩の県立千葉高生をはじめ、学生さんもおおぜい来ます。学生に対しては勉強の代行をしてはならないので、利用指導をします。こまるのは、子どもの宿題をやりに来る親たちです。答えを教えては宿題の意味がないし、親に利用指導をしても仕方がない。それよりはましですが、ひとりで図書館に来られない、自分で質問ができない学生の多いことは驚きです。

 ずいぶん長くなってしまい、すみません。帰国はいつ頃になるのでしょうか。次回の片桐ゼミの集いが、今から楽しみです。もっとも、先生は「帰りたくない」と思っているのに、思い出させるようでしたら失礼しました。また、帰国後千葉にお里帰りされる時には、ぜひ、お声をかけてください。

60.(タイトル)やっとパソコンかいました  By 6期生MM君(1999.9.5)

先生、お元気ですか。先月末にようやくパソコンを買いました。先生お勧めの「VAIO」です。

ただ、8月30日から初任者研修会のため、山梨県河口湖付近のホテルで1週間勉強づめでした。そのため、プロバイダーとの契約等少し遅くなり、今日の送信となりました。

研修後(9月5日)、すぐ帰路にはつかず、長野県松本市へ向かいました。その目的は、今、松本で開かれている「サイトウ・キネン・フェスティバル」の野外コンサートを聴きにいくためです。小澤征爾の指揮によるオペラ「ファウストの劫罰」が演目です。会場は、松本城の本丸庭園。抽選で当たった約6000人近くの聴衆が集まりました。

当日は、あいにくの曇り空で夕方は雷が鳴り響いていたのですが、開演の19時30分ころには星空もちらほら顔をだすまずまずの天候でした。演奏会そのものも、初の野外コンサートでしたが、非常によく練られた演出でたいへん楽しめました。加えて、座席も中央で少し後ろだったのですが、逆に広く大きなステージ全体が見渡せ、天守閣の窓からバリトンのソロ歌手が歌うという演出があったのですが、よく見えました。前の方に座っていた人たちは、見えなかったり、首が痛かったということです。

この「サイトウ・キネン・フェスティバル」は、毎年開かれており今年で8年目です。小澤征爾の恩師・齋藤秀雄先生をしのんで級友たちが集いオーケストラを結成。年一回、ここ松本を拠点に約2週間にわたって開催されるイベント(フェスティバル)です。世界中から音楽ファンが集まり、この祭りに参加しています。ぼくも以前から参加したかったのですが、なかなかチケットがとれず何度も涙をのんできました。今年は、その念願かなって、松本へ足を踏み入れました。松本市全体が、市をあげて盛り上げており、「サリン事件」のあった町という面影すらもうありません。非常に面白い町だと思います。

簡単ですが、近況報告です。1週間、河口湖や松本といった避暑地にいたため、今日、こちらへ帰ってきて、本当に暑く、残暑がとても厳しいです。イギリスのほうはどうですか。早いもので、先生が、そちらにいかれてもう5ヶ月ですね。われわれが卒業してからも、それだけの月日がたったということでもあるのでしょうけれど・・・。

そうそう、1999年7の月、何にもなく無事すぎましたね。先生の予想されていたように、何か起こるかなぁ、と思っていたのですが、意外に多くの人が冷静に?状況を認識できていたんでしょうね。

また、あとからホームページをのぞきます。「つらつら通信」「ロンドン通信」などどうなっているのか楽しみです。まだまだ、話し足りませんが、これでいつでも「メール」ができるようになったので、安心です。また、出しますので・・・。

それでは、お身体ご自愛ください。失礼します。

59.(タイトル)ご報告  By 4期生YHさん(1999.9.3)

こんにちは。

来月から、新しい会社の採用が決まりました。よって、今月末で、Nを退職します。今度は小さな会社です。社長が明るくて豪快で、堅実な、少数精鋭主義の会社のようで、仕事は難しそうだし、いっぱい勉強しないといけないようですが、せっかくのチャンスなんで、がんばろうと思ってます。

とりあえずご報告まで。

58.(タイトル)届いていますか?  By 6期生SYさん(1999.8.30)

こんにちは、お元気でしょうか?

先週に、「バンクーバー便り」を送らせてもらったのですが、ホームページに更新されていないので、無事に届いているのか少し、心配になりメールを送りました。もしかして、お仕事で忙しいのか、旅行にでも出ていらっしゃるのかとも思ってるので、届いて無い事は無いのだろうと思ってるのですが。ホームページ管理も大変でしょうね。

今は、ぼちぼちと過ごしています。9月に入ると、友達とレンタカーでロッキーマウンテンに行く予定です。その後は本腰を入れてバイト探しをするつもりですが、今の英語力で、英語環境の中で働くのがまだ無理だと感じたら、とりあえずはじめの2,3ヶ月、日本食レストランで働いて見て、こっちで働くのがどんな感じなのかと言うことを経験して、再挑戦してみるのも一つの方法かな、と思っています。こっちでプータローになりに来たわけでは無いので始めは選択の余地が無くても、とにかく何か始める事から始めて見ます。また経過など便りでお知らせします。

先生も英語環境の中で働く(研究?)するのは楽では無いと思いますが、体に気をつけて頑張ってください。(ちなみに私は昨日おなかを壊して、こっちにきて始めて薬を飲みました。)それでは、失礼します。

57.(タイトル)Sです。  By 3期生ISさん(1999.8.27)

お元気ですか?

私は昨日の8月26日に無事日本に帰ってきました。もう母親が空港まで迎えに来てくれて、二人とも抱き合って泣いてしまいました。両親とも喜んでくれています。予定としては10月10日まで日本いるつもりです。兄の結婚式のためと久しぶりの親に甘え生活を満喫するための帰国です。

書きたい事が山のようにあって、何から書けばいいのか分かりませんが、又ゆっくりとおいおいにEmailします。

ところでご家族はお元気でしょうか?よろしくお伝えください。

今日は取り急ぎご挨拶までということで・・・

ではまた。

56.(タイトル)Mです。  By 4期生MN君(1999.8.23)

マレーシア、シンガポールから帰ってきて蓄えてきた論文、一次資料を読み込んでいます。徐々に現地にネットワークを作ってきているので、何かと便利です。

マレーシアはとにかく物価が安くなっています。毎日タクシーで大学図書館まで行き、人にコピーをしてもらい。夜は高級レストランやホテルで夕食をしても一日2000円を超えることなく、今回は宿泊代もいらなかったことから、かなり豪遊(食)をしてしまいました。

S等と会う約束もしていたのですが、何かと忙しく約束を破ってばかりです。

それではまたメールします。

55.(タイトル)映画の話パート2  By 2期生 MSさん(1999.8.1)

こんにちは、Mです。

映画について詳しくなってきたのはスペインに行ってから後のことです。というのも、スペインは映画が安い。週末でも500円ぐらいで見れます。スペインに行く前は、映画=高いというイメージが強く(実際そうですが)年に2、3回くらいしか劇場に足を運びませんでしたが、今は月1、2回は何かを見に行ってます。もちろん安売りチケットやサービスデーを利用して。

スペインにいた時に思ったのですが、欧米人にとって映画というのはある種一般常識的なところがあるようですね。大学時代、英書購読の先生が「アカデミー作品賞受賞作品ぐらいはちゃんと見ておいたほうがいいんだぞ」って言ってました。欧米人と話をしなければいけない人にとっては、確かにその通りかもしれません。

先生は今年のアカデミー作品賞、「恋に落ちたシェークスピア」(Shakespeare in Love)見ましたか?あと外国語作品賞を獲得した「ライフ・イズ・ビューティフル」(La vita e vella)はラストが涙モノでした。そうそう、近々日本で公開予定のイギリス映画「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」も見に行きたいなぁと思ってます。この映画には、なんとあのスティングやウィンブルドンというサッカーチームで悪名を馳せた、ビニー・ジョーンズという異色な人も出演しているのでなかなかおもしろいのでは、と期待してます。先生はこの映画のこと何か知ってますか?

サッカーといえば来週末から、プレミアリーグが始まりますね。今シーズンもやっぱり、マンチェスターUtd、アーセナル、チェルシーあたりが強いんだろうなぁ。やっぱり最終的にはお金のあるクラブがタイトルを獲得する、ヨーロッパじゃそんな図式が出来上がってますね。このシーズン・オフも選手獲得で相当な札束が飛び交ったみたいです。

それでは、また。楽しいロンドン便りを待ってます。

54.(タイトル)暑中お見舞い申し上げます  By 4期生 FT君(1999.7.31)

お久しぶりです。涼しくていいですね。こちらは猛暑で、そんな中会社の野球部の練習に参加しておりました。キャプテンだからサボれなくて大変です。

先月はYの結婚式の2次会に皆集まり、久しぶりに同窓会気分でした。相変わらずDちゃんはセクハラ大王で女の子に絡んでいました。Yはとても幸せそうで、更に奇麗になっていました。でも子供が子供を産むから不思議です。

少し溯り、5月の連休には熊本に行って来ました。子供が出来たら久しく会えなくなるだろうと、Yを連れてMさんに会ってきました。すでにお腹が大きくてとても違和感がありました。子供を産んでから入籍すると聞いていましたが、その一ヶ月後、結婚したという便りがKCさんから届きました。思い付きなのか、直感なのか、相変わらずですね。

先日MさんとIちゃんと3人で大阪ドームへ野球観戦に行きました。疲れが酷く、殆どFとIちゃんは寝てしまい、彼女には不快な思いをさせたかもしれません。イチローのホームランが唯一の収穫でした。

こんな調子で日々暮らしております。4月より、堺に引越ししました。寮が移転して会社が新築のマンションを提供してくれました。変なところでいまさらバブリーです。月3千円だけで光熱費もただです。今時こんな会社聞いたことがありません。あきれつつも、2年ぶりの一人暮らしを満喫させてもらっています。

仕事の方は相変わらず忙しく、今日も会社に行きました。自分にとってあまり生産的な場所でなくなりつつあると感じながらも、同僚、客先から可愛がってもらい妙に複雑な気分です。

明日はゆっくりできそうです。洗濯して、掃除して、買い物して。

また連絡します。

53.(タイトル)ご無沙汰しています。  By 4期生 YHさん(1999.7.29)

暑中見舞い、読ませていただきました。お元気そうで、何よりです。

私に対するメッセージがないのはどういうこと??なんて怒ったのは、もう過去として忘れます、少しは大人になったつもりだし(うそ)。

それにしても、暑いです、大阪は。私が新しく担当するであろう仕事は、銀行に毎日行かねばならないので、それが楽しみでもあったけど、ぎらぎらの太陽見るとうんざりします。男の人たちはその炎天下、背広着て行くんですから、それだけでも尊敬してしまう。

でも、ネクタイは本当に邪魔そうです(見てても暑い)。なんでもっと柔軟に、機能的に服装っていうものを考えられないんでしょうね。礼儀とはいえ、みんなが嫌だと思いながらいることが習慣として残っていくっていうのは、本当に疑問です。うちの会社は比較的服装にはうるさくないんですが、男性陣には選択の余地がないんですね。

最近、深津絵里のドラマにはまってしまい、見終わった後、仕事や結婚や自分の生き方について考えちゃいます。(26才のOLが主人公なんですが、その義兄がエリートから一転、左遷くらっちゃてて、まあなんというか、いかにもありがちで、胸にぐさぐさくるストーリーなんですよ。)そう、今日もさっき見たとこで、なんだかつらつらと愚痴ともつかないおしゃべりを先生相手に一方的にしているんです、許してくださいね。

次回はもう少し明るい内容で送れると良いな、と思いますが。それでは、おやすみなさい。

<K氏のコメント>

ごめん!忘れてた。他意はないので、お許しあれ。

52.(タイトル)ついに完結  By 4期生 MN君(1999.7.27)

桜坂がついに完結しました。登場人物が多く、それぞれのその後が気になります。

なぜ、これを、この時代を執筆なさろうと思われたのでしょうか?

出征と桜、早世と純情―片桐先生的ロマンチシズムが感じられます。(いささかわかりやすすぎますが)

次作を期待します。

51.(タイトル)やっぱり飽き性みたいです。  By 4期生 SS君(1999.7.25)

先生、ご無沙汰しております。久しぶりにPCをあけると多くのメールが・・。

私、Sは店の改装オープンで毎日あたふたしております。すなわちまだI(株)の正社員です。ところで、私も満25.5歳になり、そろそろ身を固めてもいいかな、とも考えたりなんかしています。しかしながら32歳の現上司(四人目)は、まだ遊ぶ年齢だから焦るなと豪語します。バツイチです。とりとめのない話になってきたので、以上を持って暑中見舞いにかえさせていただきます。

追伸:この間連休を利用して、KとDんちに行って来ました。Dの彼女と、その友人と、Kとみんなで須磨より汚い伊勢湾で、人魚になってきました。奴らのほうは相変わらずです。ご心配なく。