ゼミ生の声part4No.151〜200)

ここには、ゼミ生、卒業生から寄せられた意見を掲載します。プライバシーの問題もありますので、メールで送ってくれたものを、チェックして、名前をイニシャルに変えて、掲載したいと思います。どしどしご意見をお寄せ下さい。

ゼミ生の声 Part1(No.1〜No.50)

ゼミ生の声 Part2(No.51〜No.100)

ゼミ生の声 Part3(No.101〜No.150)

ゼミ生の声 Part5(No.201〜No.250)

ゼミ生の声 Part6(No.251〜)

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200.(タイトル)〔愛と恋について〕  By 8期生TH君(2001.6.4) 

つらつら通信の「愛と恋」について感想を書きます。つらつら通信に書いてあったように、家族や友人、ペットに向けられる「愛」の感情と、恋人に向けられる「恋」の感情は違います。そのことは恋をしたことのある人は直感的に知っています。それでは、愛と恋の違いはどこにあるのでしょうか。

つらつら通信には愛は「いとおしく思う、かわいがる、大切に思うような感情」であり、恋は「どきどきするような、興奮につながるような刺激的な感情」である、と書いてありました。これは正しいと思いますが、恋が「どきどきするような、興奮につながるような刺激的な感情」であるとすれば、それは単に性的興奮であるといえなくもないのです。性的興奮と恋が切り離せないものであるのは間違いないのですが、それだけが恋ではないということも人は知っています。男性の場合、性的に興奮できるような女性はたくさんいると思いますが、それらのすべての女性に恋をしているかというとそうではないのです。そこで、ぼくなりに愛と恋の違いについて考えてみたいと思います。

恋には愛にはない特別なはたらきがあると思います。恋が他のどのような感情とも異なっていることを人は知っています。恋をするということは人生で最も重要なように感じますし、恋人は世の中の何よりも美しく大切だと感じます。恋人のためにすべてを犠牲にできると感じます。だから、恋をすると現実感覚が失われていきます。恋をしている人が時に常軌を逸した行動をとるのはこのためです。たとえば、心中やストーカーや不倫などです。また、普段から付き合いのある友人に恋人ができて雰囲気が変わってしまい、ぼくが疎外感を感じてしまうのも、この友人にとっては恋人がすべてになり、ぼくは重要でなくなったためです。恋の特別なはたらきというのは現実の感覚を失わせることです。これに対して、愛は恋とは違って現実感覚内での、言い換えると常識の範囲内での感情ということができると思います。自分の子供がいる人は、愛情をもっているとしても、常識的な判断や現実的な計画をもちながら子供に接していると思います。これが愛と恋の違いだと思います。

しかし、恋をしている人が現実感覚を失っているとすれば、世の中はもっと混乱しているはずです。彼氏や彼女がいる人はぼくの周りにもたくさんいます。なぜ、そうはなっていないのかというと、それが常識の範囲内での恋愛だからだと思います。大恋愛をしてわざわざ身の破滅を招くような危険は避けて、安全な中で少しどきどきするような恋愛が現在は主流になっていると思います。それを恋愛というのかどうかわかりませんが。

それまで魅力的だと思っていた人がそうでなくなってしまう瞬間があります。それはその人が流行りの言葉遣いをしたときです。ぼくにとって彼女が特別な人だったのが俗世間の人になってしまうのです。それはぼくを現実に引き戻します。しかし、ぼくにも同じようなことがいえるかもしれません。はたして、大学に週4日も行って、授業もそれなりにちゃんと出席して、ゼミは毎回行ってコメントペーパーとかを提出してしまっているぼくは本当の恋愛をできるのでしょうか。

<K氏から>

いやあ、200号を飾るにふさわしい力作ですね。しかし、生活をまず不規則にしたからといって、恋ができるようになるとも思えませんが……。大体、大学も3回生、4回生になったら、打算なき「大恋愛」なんかしない方がいいというのが、私の持論です。そんな無謀な「恋」をしていいのは、中学・高校まででしょう。大学生になったら、現実感覚を維持した「恋」で止めておかないと。

そうそう、そう言えば思い出しましたが、片桐ゼミは代々「恋人」に嫌われるゼミでした。特に盛り上がっていたゼミほどそうでした。あれも、たぶん「私のためにすべての時間と気持ちを向けて!」と思っている「恋人」の独占欲に抵触するからなんでしょうね。でも、そんなに独占しなくてもいいんじゃないのとも思うのですが……。でもまあ、あんまり冷静になりすぎると、「恋」らしくなくなってきますので、やっぱりしょうがないのかな。

「恋愛論」について、この後もたくさん意見が届くことを期待しています。

199.(タイトル)〔100円消費者心理〕  By 5期生RH君(2001.5.21)

最近興味があるのは、100円に対する消費者心理です。片桐ゼミ恒例の100円じゃんけんもありますが、100円って意外と奥の深い値段だと思いませんか?

私のお店のお客さんは100円の割引チケット(使用するのに制限がある)に対してはやたらいちゃもんをつけてくるのに、同じ100円のガチャガチャ(分かりますよね?)に湯水のようにお金をつぎ込みます。個人の価値観だからと言ってしまえばそれまでですが、100円ショップがやたらはやっていたりするご時世、私も100円で消費者心理をくすぐる新しいビジネスなんかを考えてみたいですね。

198.(タイトル)〔社会学の過去と現在〕  By 8期生NH君(2001.5.10) (片桐返信付き)

> 今日は前説を初めから聞けなくてすみませんでした。

いいよ。いいよ。どうも1時間目は私自身もノリが悪くて、前説の出来も良くありません。

> やはり社会学の歴史は1回生にとっておもしろくないみたいですね。みんな眠そうでした。学者と理論の話は、わかりにくいし、おもしろくないので仕方ないかもしれません。

そうだね。毎年、一番関心が薄いところです。その上、昨日の1時間目は私も絶不調で、学生たちを引きつけることがいつも以上にできていませんでした。2時間目の方が大分ましでした。まあ、とりあえず、これで学史は終わりです。来週はもう少しなんとかなるでしょう。

> 「機能主義」以降、教科書に載るような社会学を代表する理論、学者は出ていないのは確かなようですね。(アンソニー・ギデンズはちょっと有名のようですが)

いることはいますよ。ガーフィンケル、ゴフマン、ハバーマス、ルーマン、ブルデュー等々。理論社会学では多少紹介していますが、1回生には不要だと思い、全く教えていません。

> それだけ社会学は複雑化、多様化したと言えると思います。今や「何でも社会学」の時代かもしれません。(そのことが「社会学の危機だ」と先生は今日の講義や「社会学を考える」でおっしゃっているんですよね?)

まあ。そういうことです。

> ヨーロッパで生まれた社会学は、20世紀アメリカで発展したんですよね。今も世界の社会学の中心はやはりアメリカなんでしょうか?

今は多元的なパラダイムの時代ですから、必ずしも内容面でアメリカが大きくリードしていることはないと思いますが、英語という言語が実質的な国際語になっていますので、そのへんでアメリカの影響力が相変わらず強いということはあると思います。

> ヨーロッパ社会学の復活、そして社会学が流行ってる?日本の発展はないんでしょうか?

ヨーロッパももちろんそれなりに強いですよ。日本も優れた研究者がたくさんいますが、やはり言語の壁が欧米に比べかなり高いので、世界にまでは普及しませんね。

> (最近、宮台真司が注目されてるようで、一度彼の著書を読もうかと思っていますが・・・。)

まだ読んだことなかったの?ぜひ読んでごらん。宮台君はなかなか賢いですから、それなりにおもしろいと思いますよ。でも、理論的な整備を行って誰もが使える社会学を構築しようというより、彼自身のタレント(才能)を駆使した職人芸的社会学だと思いますので、彼の社会学は、模倣はできても継承はできないでしょう。

197.(タイトル)    By 5期生HYさん(2001.5.10)

たまに片桐ゼミのHPを拝見させていただきますが、大学生のパワーみなぎる様子が伝わってきます。社会人になってすっかり物事を深く考えることから遠ざかってしまっていて……。確かに仕事に関してはアグレッシブにがんばっていますが、社会学部出身なだけに、なんだかそれもちょっと違う気がします。

ではまた、折を見てご連絡させてください。お元気で!

196.(タイトル)〔仕事〕  By 1期生TSさん(2001.5.7)

先生、お久しぶりです。元気ですか。私が相変わらずではありますが、元気にやっています。ひさしぶりHP覗いてみました。後輩諸君も日々いろいろなことを考えているのだとさすがわが片桐ゼミに集まる人は違うなどど感動しています。

ところで、私の近況はと申しますと、私もいよいよ今年で8年目に突入。6年目ににして管理職になってしまった私ではありますが、昨年あたりから会社への憤りを感じており、実は年明け早々、会社をやめようかと思っていました。責任や地位ばかり偉くなり、能力がともなわないにもかかわらず、与えられる仕事が多く、プライベートもままならないような状態であり非常に後ろ向きな自分になっていました。見た目には前向きで元気な私だとうつっていたようですが、ほんとはというと・・・。

私の勤めるのは流通業界。日々めまぐるしく変化し、常に変化していく業態。ありきたりですが、昨今の不況のために、ものがうれないので値下げ、値下げをすると無駄な経費がが削減、つまり人件費がへる。残業がへり、人がへらされ、失業者が増える。するとものを買わなくなるという悪循環。ここから打破している企業、つまり勝ち組といわれる企業のひとりがち。その他の企業は苦戦をしいられています。うちの会社も日々勝ち組をめざしているわけで、社員の負担は計り知れないものです。その負担が大きく、毎日、管理職ゆえに残業はつかないままの、延長労働。休憩の1時間以外は毎日12時間以上たちっぱなし。ほとほと大変でした。それでどうせこのままマイナス志向になるならば、いっそやめて気楽に働ける環境で自分の時間をとりたいと考えて退職を決意しました。退職願も書き、履歴書、経歴書を書き終え、面接に行く準備もととのえました。

しかし今まで世話になった先輩に何もいわずにさるのはどうかと思い、電話で思いをつづりやめようとしたのですが、その日のうちに私の上司の常務に、専務に、そして社長につたわってしまい、結局ひきとめらた形になってしまいました。でもそこでやめなかったのは、私はかねてから希望していた人材教育という仕事につこくとが決まっており、入社当時からの思いがはたせる。やってみてからでもおそくはないので、結局このままがんばるという結論にいたりました。6月から異動ということですが、通勤がこれまた遠く、私は神戸の六甲の裏ですが、東大阪にまで出勤せねばならず、電車で甘やかされた体にはつらい距離ですが、移動時間は本などをよむ時間に、して定期をゲットできるので大阪に自由にこれるので、前向きにがんばろうという次第です。

とかいっても今年もアメリカに旅行できたし、4月は青森にもいったしで、なんだかんだいってやっぱり楽しんでいますけど。これだけ休めるのも今の会社やからだし。でも私の位置は、今現在でトップ20の中にいるので、大変ではありますが。ほんと能力ないのに。

とながながとかきましたが、今週末にSさんの結婚式にでて幸せわけてもらってきますね。またそのときの様子は報告いたします。ではまたゼミの集まり誘ってくださいね。いきますし。それともうちょっとまめにメールします。口約束になりそうだけど。それと就職の相談、私ものりますよ。

<K氏から>

このHPが就職相談ページになってしまうのは、私の本意ではありませんが、せっかくこう言ってくれているのですから、TSさんに就職相談をしたいという人は、私まで御連絡下さい。メールアドレスをお教えします。

195.(タイトル)恩師と僕から「社会学に物申す!!」  By 8期生NH君(2001.4.28)

この前、僕の高校3年の時の担任、N先生と飲みに行きました。先生はもう定年退職されましたが、定年後もT高に残り、今は非常勤講師をされているそうです。約2年ぶりに再会し、お互い懐かし合いました。先生のお元気そうな姿を見られて、正直うれしかったです。酒がすすみ、話もはずんで社会学の話になりました。まぁ、僕なりに社会学ってどんな学問かを話しました。たぶん、「社会現象をいろいろな角度から分析するんです」みたいなことを言ったと思います。すると先生は「社会学は世の中をよくしようとはせーへんのか。世の中をよくしようとするのが学問やないんか。社会学なんてわしゃ、すかん」とおっしゃいました。

確かに言われてみればそうです。今までいくつかの社会学専攻の講義を聴いてきましたが、「今、〇〇界ではこんなことが起こっている」「この現象の構造は××だ」というような分析、あるいは歴史が中心だったと思います。だから、「現象の構造、問題点はわかった。じゃ、その解決策は?」と問われれば、すぐに答えられないと思いますし、社会学者で「社会をよくしよう」と思って研究されている先生は、実際少ないと思われます。

N先生は化学がご専門なので、たぶん理系特有の人類の進歩につながる学問でないと、認められないのではないでしょうか。化学なら誰もが認め、人類の進歩につながる発見・理論があります。しかし、社会学は「100人の社会学者がいれば、100個の社会学がある」と言われています。それだけ、誰もが認める確立された理論が社会学には存在しません。もしかすると、そこが社会学の弱点かも知れません。確立された理論を学ばれてきたN先生は、社会学の特有というべきこの点を理解しがたいのだろうと思います。

話はさらにすすんで大学の話になりました。浪人した僕は当時、N先生に大変心配をかけました。また、合格したときも周りの連中に、K学やD大に合格したのが多かったので、「悔しいです」という気持ちをN先生に伝えたのを覚えています。で、酔った勢いで「僕は社会に出てからK、H、S(関西の有名国立大)、K、D、R(関西の有名私大)の奴になんか負けません。もちろん関大より下と言われている大学の人たちにも負けたくないです」と発言しました。それに対して、N先生は「お前は差別主義者だ」と言いました。その後、「お前は視野が狭い」「そんなんではこれから伸びない」とケチョンケチョンに言われました。

僕も大学名で人を決めるのはいけないと思います。大学の名前など関係なしに、社会に優秀な人はたくさんいます。しかし、残念ながら「大学ブランド」っていうのは社会に存在し、それを感じてる学生は多いと言えるでしょう。「脱学歴社会」「実力主義」っていうのなら、就職活動中の先輩の一人はどうしてメールに書いたように感じたんでしょうか?「役に立つ大学ランキング」っていうのに、世に言う、高偏差値・有名大学ばかり載るのはなぜですか?巷で「最低でも関大」「この企業の〇〇大枠」って聞かれるのはどうしてですか?こんな現象こそ、「大学ブランド」がはびこってる証じゃないでしょうか。

「実力主義」を夢見ながらも、結局「偏差値」「大学ブランド」の壁が大きく立ちはだかる現実。こんな社会に僕らは数ヶ月・数年後、出るわけです。僕らには、これからあからさまにではないと思いますが、「関大」の肩書きがついて回ってくると思います。「さすがは〇〇大学卒」「あの人は〇〇大学出てんのに・・・」と、大学名が世間の評価の対象の一部にされることも考えられないですか?だったら、そういうことも少しは考えて、僕らは仕事をしていくべきではないでしょうか。

僕自身、社会に出るとき、あるいは出たら「関大で勉強している(た)」というプライドは心のどこかに持っておきたいと思うんですね。うちの大学も、世間からよい評価を頂いてるわけですし。(N先生からは「お前はプライドが高すぎる」「頭が固い」と言われましたが)でないと、これから厳しい社会で生きていけないと思います。自分が誇れるもの、それがないと社会で成功できないと思うんですよ。(これは僕みたいに大学名にこだわる必要はないとは思いますが)大学名であぐらをかいてる奴ら。それを打破し、実力でのし上がろうとしている奴ら。その中間に僕らはいるんじゃないでしょうか。僕らの立場が一番大変かもしれませんね。

社会学は、社会をよりよくするためのもんじゃありません。社会を鋭く分析し、複雑、混沌化した社会をダイナミックに生きていくための学問だと思います。結局、社会学は社会のためじゃなく、個人のための学問と言うべきでしょうか?

<K氏から>

「社会学批判」と「大学ブランド問題」という2つの論点が入っています。前者に関しての、私の意見はこのHPにも掲載している「社会学を考える」を読んでいただくのがいいかと思います。意見をお寄せいただく方は、ぜひそれを読んでから、意見を述べて下さい。後者の「大学ブランド問題」は、就職活動がらみでこのところ続けざまに、この「ゼミ生の声」で取り上げられているテーマです。私も自分なりの意見を持っていますが、ここは抑えて、皆さんからの意見を待ちたいと思います。特に、卒業生諸君、現役学生たちに自分の経験談を踏まえて意見を伝えてあげてください。

194.(タイトル)〔就職相談受け付けます〕  By 6期生MNさん(2001.4.27)

6期、MNです。お久しぶりです。先生は、おかわりありませんか。

わたくしは、今、総務や人事の仕事をしていて、ついこないだまで、新卒採用の活動でてんやわんやでした。今は来年採用予定数の7割に内定を出し、一息ついています。とかいいつつも、明日は会社説明会です。私も先輩社員よりメッセージということで、20分ほどハナシをします。企業側も、採用活動はほんとうにコストがかかります。

先生のHPでも、就職活動について、学生なりに「〜しておいたほうがよい」等の意見がでていたりして、興味深く拝見しています。考えることを放棄して、ラクな方に流れると、私のように後で苦労するぞーと後輩に伝えたいです。自己分析ちゃんとしろよー、『面接の達人』に載ってることを完璧にできて、かつ、第一志望と心から思える会社がみつかったらたいてい内定はでると思うぞ、とも、思います。

次の「ゼミの集い」では、もう、説教しちゃいますね、後輩に。今まで、一番避けてたかもしれないことですけど。もう、濃ゆーいかんじで、語っちゃいますね。多分。就職相談会。「ゼミの集い」で後輩にぜひ語りたいことをもつ自分になるとはちょっと想像できませんでした。クールぶろうがなにしようが、結局片桐ゼミを選んだ時点で私は熱いヤツだったのでしょう。多分。

あ、就職相談、メールでも受け付けます。もしよろしければですけど。とりあえず、片桐ゼミの後輩限定で。だれか、悩んでる人がいたら、コツとか、いろいろ。いかがでしょうか。忙しいはずなんですけどね。後輩には、失敗してほしくないというか、なんというか。とかいいつつ、私もまだまだひよっこなんですけど。常に、反省する日々です。成長の手応えは、忙しさと失敗の落ち込みのなかにたくさんあります。成長の手応えだけが、救いです。

さて。また、メールします!先生、お身体ご自愛なさいますよう。では。失礼致しました。

<K氏から>

ということですので、MNさんに就職相談をしたいという人は、私まで御連絡下さい。メールアドレスをお教えします。

193.(タイトル)〔友達論〕  By 8期生SYさん(2001.4.25)

つらつら通信に書かれていた、第49号の「準ともだち」について考えることがあったので、少し書きたいと思います。

私は、友達が多い方だと思います。中学、高校の友達を始め、サークル、アルバイト先の友達など、いろんなところに所属しているからかもしれません。しかし、親友と呼べる人は3人ぐらいです。その定義は本当に人それぞれだと思うけど、私が親友だと思っている人は、何でも言い合えて、お互いを尊敬しあえて、そして、悪いところをきちんと怒ってくれる人です。

でも、最近、親友どころか、友達をうまく作れない人が増えているように思います。メル友がその代表だと思います。顔もわからないのに、メールをして、友達になる。名前も嘘つけるし、言ったら架空の人物じゃないですか。そういうことが、私には信じられません。友達に、実際メル友をしていた子がいるのですが、会ったこともないのに、相手(異性・男)に勝手に自分の姿を想像され、「今日ね、君が夢に出てきてね、君は髪が長くて、色白で・・・」など、いろいろ言われたらしいです。(実際は髪が短い)本当に気持ち悪いです。

まー、これは少し論点がずれましたが、インターネットや携帯メールが普及している現在、生身の友達ではなく、架空の世界で友達を作る人が増えているんですよね。今週のAERAにも掲載されていたのですが、なぜ、そんなことが増えているのかというと、「煩わしい人間関係をすぐにリセットできるからだ」と書いてありました。なぜ、人間関係をうまく築けない人、煩わしいと感じる人が増えているのでしょうか。

前回のゼミでも出てきましたが、豊かな時代が関係しているようにも思います。小学生も携帯電話を持つ時代です。はっきり言って必要ないと思います。外で遊ぶより、家でゲームをすることのほうが多くなった時代でもあります。私が小学生のころは、毎日、外で遊びまわっていました。今も、遊んでいる子は外で遊んでいると思いますが、それでも、うちにこもる子が増えているのではないでしょうか。遊びを通して、人との付き合いかたを学んでいくものだと思うのに、肝心の遊びができていない。

それ以外にも、インターネットの普及によって、買い物までできます。人と顔を合わせなくても、ある程度のことだったら、何でもできちゃいます。もし、もっともっと時代が進んで、今以上に豊かになったら、もっと人と人が接する機会が減っていくのでしょうか。そんなすさんだ時代にはなってほしくないです。

192.(タイトル)〔就職活動をしていて思うこと〕  By 7期生TS君(2001.4.21)

久し振りにゼミ生の声を読んでいて、投稿したくなりました。

就活している同輩達よ!「就活はヘコムものだ!」僕は最初、合格・不合格の結果に、まさに一喜一憂してました。でも全ての企業から内定が出るわけじゃないし、働く企業は一つだけ。だから落ちたらある程度ヘコんで、その企業に合わなかっただけだと思うようにしてます。だからがんばろうぜ!しんどいのは一人だけじゃなくてみんな一緒!

そして後輩に一言、言わせてください。新聞は読むようにしましょう!就活をしていて切々と感じました。就活を始める数ヶ月前から、などどいう付け焼刃ではダメです。僕は活動を始めて、面接などで「アイタタタ」となることが何度かありました。みなさん、この教訓をふまえ、「アイタタタ状態」を避けるために、今出来ることをコツコツしてください。そして単位は・・・取りましょうね。就活中は出たくても講義にでるのが難しいです。だから講義でスーツ姿の僕を見つけたら声掛けてください。そしてノートお願いしますね(^_^;)

<K氏から>

4回生諸君は、ご存じだと思いますが、今年度から再試験(4回生に限って行われてきた20単位未満の卒業単位不足者に対する再試験制度)がなくなりました。つまり、学年末試験ですべてが決まってしまいます。まだ卒業単位が不足している人は、就職活動が終わり次第、まじめに授業に出るようにして、学年末試験には例年以上の気合いを入れて取り組んで下さい。また、3回生諸君も、4回生になってからしんどい思いをしないように、今年度中にゼミ以外の卒業必要単位は、修得してしまうように、頑張って下さい。

191.(タイトル)就職活動をしていて思うこと  By 7期生HYさん(2001.4.17)

今日久しぶりに学校に行くと社学の裏が工事していたのでびっくりしました。就職活動をしていると一人での行動になってとても孤独なのでゼミに行っていろんな人と話をするととても楽しいし、勉強になります。

今日ゼミの間にちょこっと就職活動の話がでて、学歴の話になりましたよね。「あきらかに関関同立しかおらんかった。」とか「国公立はまた別」とか。今日のゼミに限らずよく聞く話です。なんか「学歴差別」につながりがちだけど、でも私はそれはある程度仕方ないかなと思います。あくまでも、「ある程度」ですが・・・・。

今就職活動をしていて、理不尽なこともあります。やはり人が人を判定するのだから「運」とか「相性」ってあると思います。でも、学力はどうでしょうか?たった紙切れ一枚に差別される事はありません。やったらやっただけの結果がでます。勿論今は大学入試の問題が珍問になっている、といった問題もあります。でもそれはちょっと横に置いといて・・・。学力がその人の全てを表しているわけではありません。でも少なくともその人の学力と真面目さと努力は表しています。(ま、学力と学歴が必ずしも一致するわけではありませんが)「この人はこの大学にはいるだけの努力をしたんだ。」それぐらいの判断材料なら使われても仕方ないと思うのですが。もししそれをおかしいって言うなら何故こんなに未だに「東大・京大」「阪大・神大」「早慶上智」「関関同立」って言葉が消えないのでしょうか。何故「ゆとりの教育」による「学力低下」がこんなに危惧されるのでしょうか。やはりある程度の学力は必要だからではないでしょうか。

それに元をたどれば勉学とはとても高尚な趣味であったはずです。それが義務化され「高尚な営み」であることを忘れてしまい、人々が勉強する事の楽しさを感じなくなってしまった。豊かな社会の結果かもしれませんが。

私は高校までの成績はいいです。それはやはり真面目で、努力をしていたからだと思います。そして大学の成績もいいです。でもこれは「単なる」真面目さの表われです。私は真面目だから単位も取っているけど、頭が柔らかく、発想力があるわけではないことは先生が一番良くご存知だと思います。私はこのことに対してすっごく引け目を感じてます。(この前Mちゃんにこのことをつらつらつらつら嘆いてました・・・)大学に入ると決して真面目な人が優秀なわけではありません。優秀だからこそ成績が良い訳ではありません。それこそ「成績は関係ない世界」です。特に社学。

でも「成績は関係ない世界」は、今の日本の現状じゃ、「大学以上」の世界なんだと思います。義務教育が中学までと考えると本来は高校以上がこの世界であるべきなのかもしれませんが。。でも勉強の内容から考えるとやっぱり高校は関係あるかな。。

そう考えると高校までの成績が反映する「大学名」ってのはある程度その人に対する判断材料として使われるのも仕方ないかなって思います。それは例えば有名なクラブに入っていたらそのクラブ名をだすと「おぉ!」って思われるってのと同じレベルでなら・・というぐらいのことですが。

私は今思うのは勉強はやったらやっただけの結果がでる楽なもんだ、ってことです。今就職活動をしていて「しんどい」って思うけど、やっぱり社会にでたらもっともっと理不尽なことってあると思うのです。公平に評価される「勉強」ってある意味楽だと思うんですが・・。

今「勉強なんていらんわ!勉強で自分を判断されてたまるか!」って思ってる中高生がいたら「やったらやっただけの結果でるんやから楽やん。公平なもんやで」って言ってあげたいです。たかが18歳まででしょ。勉強したらいいやん・・・って思いますが・・・。

190.(タイトル)〔スティング〕  By 8期生ME君(2001.4.10)

このあいだ、先生お薦めの『スティング』を観ました。この作品は、とてもおもしろかったです。ラストでの、あの大物の男を騙した痛快さと同時に、テレビの前の自分までも完璧に騙された爽快さ。これは、ちょっとやられたーって感じでした。ポール・ニューマンも良かったですけど、この作品では、特にロバート・レッドフォードの演技が光っていたように思いました。でも、やっぱり、2人ともかっこ良かったです。

189.(タイトル)〔歴史を学ぶと「右」になる?〕  By 4期生MN君(2001.4.3) (片桐返信付)

> 先生は、歴史を学ぶことの重要性をおっしゃられますが、日本の歴史に関心を持ってくると、「右」化してきませんでしょうか。「右」は、あまりに広すぎる概念ですが、歴史好きな友人たちと話をしていると、自分が典型的な「右」的な発想をしていることに気づきました。最近はやってますし。これくらいは、単なる愛国心なのかと思いつつも、ちょっと自分が心配です。

何をして「右」と見るか、そしてそれは批判されるべきなのか、という2点をきちんと考えなければいけないでしょうね。別に、君も徴兵制度の復活や「天皇現人神」説を唱えているわけではないでしょうから、単純に批判されるべき主張をしているわけではないでしょう。おそらく、「国家」の評価の問題でしょうね。厳密には、「国家」「国」「社会」をどう位置づけ、どう関わるかということでしょうね。大テーマです。単純に「右」「左」では語れないテーマのはずなのですが、マスコミはレベルが低いので、すぐ「右」だとか言い始めるところに大きな問題があるのです。歴史の教科書が右傾化してきているとケチをつけつつ、ICHIROが大リーグの開幕戦で5打数2安打だった、日本人として誇らしい、と号外を出す自己矛盾を平然とやるのが、今のマスコミです。

188.(タイトル)〔美術館〕  By 6期生MM君(2001.3.18)

今日はとてもいい天気でしたね。やっと春が来たという感じです。土曜日に出かけていたので、家でのんびりすごそうかと思っていたのですが、思わず着替えて出かけてしまいました。行き先は、県立美術館。「アメリカンドリーム世紀展」と称する展示でした。入り口には、アメ車が二台並べられており、ファンと思われる人たちが食い入るように見入っていました。二階の展示室には、大量生産と大量消費を背景に産まれたアメリカの生活文化を代表するポップアートをはじめ、コカ・コーラやネオン・サイン、雑誌「ライフ」、映画「イージー・ライダー」に登場したチョッパー・バイク、ジャズやロックのレコードジャケットなどアメリカ黄金期のシンボルとも言える展示がなされていました。

こう言ったら語弊があるかもしれませんが、普段の展示ならば、美術館にはよりつかないであろう出で立ちの人がたくさん来ていました。とくに若い人が多かったんです。これには驚きです。そして、彼らは併設されている常設展(小磯良平、金山平三、近代絵画展)も見て帰ることになるのです。何も感じない人もいるでしょうが、何かを感じ絵画文化のすばらしさに触れるきっかけとなる人もいるはずです。

そういう意味で、僕はこの展示をたいへんいい企画だと思いました。それは、普段、足を運ぶことのない「若者」が美術館という空間に来るチャンスを生んだということに対しての評価です。前にお話ししたことがあるかも知れませんが、僕は県立美術館の友の会に入会しているので、フリーパスを持っているんです。で、この企画展の案内をもらったときに、面白くなさそうだから行かないつもりだったんです。従来の美術展示を無視した企画だなぁ〜と思ったからです。でも、今日、足を運んでみて別の視点で、この企画のよさに気付きました。(よく思いすぎなのでしょうか?)

187.(タイトル)〔「つらつら通信」第43号を読んで〕  By 4期生MN君(2001.3.15)

僕は、小学生のころに蝙蝠、狸、啄木鳥、イルカを見たことがあります。カブトムシ、ザリガニ(それも大和ザリガニ)なんかも捕ってました。今でも、蝙蝠はたまねぎ小屋の下で寝ているのをみますが、他のは見なくなってしまいました。ちょうど空港開発が始まり、土砂の採取が始まったころからです

山部赤人の「若の浦に 潮 満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」 高校の時、古典の先生に覚えさせられました。大学3年生の夏のレポートの為アンケートを頼みに出かけた時に運動に参加されていたことを知り、憤りを共有しました。

こんなに若くして、ノスタルジーを感じてしまうのは、変化が早すぎるからでしょうか。

186.(タイトル)〔『卒業』と『火車』〕  By 8期生ME君(2001.3.14)

先日『卒業』を観ました。名作の一つと言われてますけど、やっぱりリアルタイムで観てないからだと思いますが、そこまで惹きつけるものは僕は感じませんでした。でも、優等生であるダスティン・ホフマンの将来に対しての漠然とした不安とか、キャサリン・ロスへの不器用な愛し方だとかは、うまく表現されていたと、思います。それから、やっぱりサイモン&ガーファンクルのメロディーが映画の雰囲気と、うまくマッチしていて、良かったです。

それから、宮部みゆきの『火車』を読みました。僕は、この人の作品は他に2冊だけ読んだ事があるのですが、この人の作品は、推理小説にしては、とりわけ最後にどんでん返しがあるとか、そういうひねった展開ではありませんが、読んでておもしろいと思いますし、すごい緻密だと感じました。

185.(タイトル)楽しかったです♪  By 7期生KKさん(2001.2.25)

今日は、お疲れ様でした。先生のお話(片桐史)聞けて、すごく楽しかったです。先生の意外な一面を垣間見た気がしました。

私とIさんとYさんの三人の関係をズバリ言いあてていただきました。本当に当たってますよ。帰り道で、Iさんと途中まで一緒だったのですが、「さすが、先生は人を見る力あるねんなぁ〜。びっくりしたわぁ〜」って話してました。いやぁ、先生の人間を見る力は本当にすごいと思いました。

私達は、今就職活動をやるにあたって、自己分析が欠かせません。自分とはどういう人間なのか?って、考えれば考えるほど難しいものです。だから、こうやって自分以外の人から、「あなたはこういうところがあるよね。」って言われると、すごくありがたいです。客観的に見られた自分って、恥ずかしいものはあるけど、自分では気付かなかったことを、いっぱい発見できます。

私達は、一般常識の問題も解けないくらい、常識ないかもしれませんが、少しずつ将来に向かって頑張ろうとしてます。先生が今日話してくださった、お話は本当に刺激的で、あの場所にいれてラッキー☆って思いました。イライラするかもしれませんが、温かく見守っててください。それでは、それでは。

184.(タイトル)「つらつら通信」第41、42号に思うこと  By 8期生NH君(2001.2.22) (片桐返信付)

> こんばんは。Nです。つらつら通信第41、42号に対して、僕なりに思うことを述べたいと思います。

> 第41号「引きこもりと甘え」ですが、前、「団塊の世代の親は子に甘い」という調査結果が新聞に載っていたと思います。団塊の世代の人たちは、戦後の混迷・発展の中を生きてきました。そんな中で、いろいろ苦労があったのだと思います。

「団塊の世代」というのは、昭和22年から24年生まれを言います。彼らが物心ついた時には、日本はもう戦後の混迷期は脱していました。決して君が思っているほど苦労した世代ではありません。むしろ、苦労していないところに問題があると思います。戦中派(昭和のはじめの生まれ)の私の両親は、ことあるたびに、「戦争中は、こうだった。ああっだった。おまえたちは贅沢だ」と言っていました。しかし、昭和30年生まれの私やそれより少し上の団塊の世代は、そんな風な子育てはできません。なにせ、自分が飢えたことはないのですから。

> 子供のために、なにもかもしてあげようと思うのではないでしょうか。そうすることが「愛情」だと考えているんだと思います。

まあ、この言明自体は間違っていませんね。その「愛情」の表出の仕方は間違っていると思いますが……。

> マスコミはそういう人たちや家族のことを考えて、彼らの立場に立っているんでしょうね。彼らを攻撃してしまっては、番組が成り立たなくなるし、視聴者の支持を得られないということも考えているんでしょう。

これはどうかな?「弱者には優しくする」という価値観を実践しているつもりではないでしょうか。ただ、引きこもっている人々が本当に弱者なのかの検討がなされないのが気にかかるところです。

> 次に、第42号「リーダーの資質」ですが、「リーダー像」って、社会によって異なると思います。アメリカみたいに大統領制の国では、強力なリーダーシップがあり、行動力がある人物が求められるのでしょう。他方日本は、今のリーダー像としては、年功序列・調整型が強いと思われます。

なんで?「天皇」という「すばらしい」リーダーがいるから?イギリスは王制だけど、首相は日本よりはるかにリーダーシップがある人がなっているよ。大統領制か否かだけでは説明はつかないのではないですか?社会の構成メンバーの価値観、官僚組織の強さ、etc.もっと様々な要因を考慮しなければいけないでしょう。

> 昔は吉田茂、佐藤栄作、田中角栄のようなカリスマ性がある人や、

吉田、田中には確かにカリスマ性があったけれど、佐藤にはなかったと思うよ。

> 鳩山一郎、大平正芳みたいにライバルに勝った人が首相になってきたと思います。

鳩山と大平が同一類型かあ……。それぞれ、吉田、福田というライバルを押しのけたという点で同じタイプってことになるのかな?

>それだけ、日本には強い人が求められていたんでしょう。

うーーん。吉田、田中には確かに自分の信念と強さがあった。そして、吉田の強さと信念はあの戦後の混乱期においてはマッチしていた。しかし、田中は1972年という高度経済成長の末期ーーすなわち、かなり豊かさが浸透していた頃ーーに首相になり、その強すぎる信念と政治手法は、もう時代に合っていなかった。佐藤、鳩山、大平は、決して強い総理大臣ではなかったと思うよ。

> 今は、経済は成熟し、大きな混乱もないので閣僚や党執行部の経験をつんできた人が首相になれてしまっています。政府の政策は与党幹部や官僚が決めてくれるので、首相はキャリア、人柄、与党・派閥間の調整能力、国民の人気を基準にして選ばれているような気がします。

自民党は「国民の人気」なんかそんなに気にしていないと思うよ。人気で決めるなら、田中真紀子か石原慎太郎でしょう。小泉純一郎の人気なんて、消去法的選択によるものです。(ちなみに、私は小泉は結構買っていますが。)

> 逆に、カリスマ性を持っていて、やたら改革する人はマスコミや業界から嫌われています。国民の間には「誰がやってもいっしょ」という雰囲気が漂っています。結局、今の日本には確固たるリーダー像ってないですし、

みんな考えようとしないだけじゃないですか。

> 「大将の器」ってやつを持った人が少ないような気がします。

「大将の器」なんて奴はそんなにごろごろいません。また、そんな奴ばかりでも困ります。「大将の器」を持った人なんて何万人に一人でしょう。でも、「大将の器」まで持っていなくても、20人程度なら率いていけますよ。いずれにしろ、今時の学生にしては、政治、それも戦後政治に興味を持っているようで、非常に結構なことです。今後もどしどし思ったことを書いて送ってきて下さい。

183.(タイトル)「タブロイド」最高!  By 3期生ISさん(2001.2.12)

片桐先生、お元気ですか?今回の報告は、ごらんの通り「タブロイド」見ましたよ!です。

とにかく、面白かった!まず、配役がかなり良かったですね。真田広之はばっちりはまり役だし、もちろん佐藤浩一もOK。常盤貴子も正義感あふれるフレッシュな1年生役がぴったりでしたね。ただ気になるのが「ともさかりえ」ちゃん。私どうも彼女は嫌いではないけど、特に好感が持てないのです。取りたてて演技がうまいわけでもないし、特に役者としてのカラーがあるわけでもなく、特に可愛いとか美人でもないし、台詞の読みもいまいちで、それだけが残念でした。でもホント先生のお勧め、ばっちりでしたよ。他にも何かいいドラマがあれば教えて下さい。とにかくかなりのドラマが置いてあるんですが、どれがいいのかよく分からないんです。久しぶりにパンチのある面白いドラマ見たって感じでした。脚本もいいんでしょうね、きっと。

では「ドラマ面白かったです」報告でした。また「片桐先生お勧めドラマ」、待ってます!

<K氏から>

私がはまったなつかしいドラマを一部、ご紹介しましょう。古すぎてそんなドラマは知らないと言われるのも覚悟の上。まずは中学生の時に「時間ですよ!」。銭湯がドラマの舞台なんですよ。性に目ざめつつあった中学生にはドキドキもののドラマでした。高校の頃(だったと思う)は、「俺は男だ!」。今や衆議院議員の森田健作主演の青春学園ドラマ。今とほとんど変わらない価値観の持ち主、森田健作が地のまま演じていました。よく海岸を走って、「バカヤロウ!」と怒鳴っていました。あの単純なまっすぐさを私は昔から結構受け入れるタイプでした。大学の時は、「俺たちの旅」ですね。中村雅俊が一番格好良かった頃でしょう。少し前の学園ドラマのように、妙に肩に力が入っていない、いかにも学園紛争後の若者たちの青春を描いた作品でした。音楽もいいので、これは、今でも通用するドラマではないかと思うのですが……。毎回最後に、青春の痛みを綴ったような詩が朗読されるんですよ。やっぱり通用しないかな?大学院生の頃から現在に至るまではまり続けているのが、「北の国から」。これは最高でしょう。毎回すばらしい作品ですが、ベストをひとつ選べて言われれば、尾崎豊の「I Love You」がテーマ曲に使われている「初恋篇」でしょうか?明石家さんまと大竹しのぶが初めて共演した「男女7人夏物語」も二人の機関銃のような台詞のやりとりが、漫才のようでおもしろかったのを覚えています。最近10年でじっくり見たドラマは、柴門ふみ原作、緒方直人と安田成美主演の「同級生」、野島慎司(?)脚本(だったと思う)の「高校教師」、「こんなの嘘だあ!マンガみたいだ」と思いつつ「101回目のプロポーズ」も結構はまっていましたね。他にもたくさんあったはずですが、今ぱっと思いついたのは、そんなところですね。だんだん歳とともに、TVドラマにはまりにくくなってきています。まあ、ほとんどのドラマは若者向けに作られているので、「若者意識」が薄れれば薄れるほど、ドラマにはまりにくくなるのは当然でしょうね。それでも、真田広之や吉岡秀隆が主演するドラマならこれからも見たいと思っています。複雑な心理を抑えた演技で演じられる男性俳優が主演するドラマは割とおもしろいものが多いように思いますので。

182.(タイトル)高校生のさりげない一言  By 6期生MM君(2001.1.19)

とあるファーストフード店で、友達を待っていたときのことです。夕方の時間帯で、客席はほぼ満席でした。ぼくは、4人がけの座席に一人座っていました。すると5人組の高校生たちが来店。4人がけの席しか空いておらず、一人の高校生がわたしの前に来て、「この椅子、お借りしてよろしいですか?」と一言。。。茶髪で耳にピアスをした今風の高校生でした。また連れの友達はタバコをプカプカ吸っていて、地元の工業高校生。「えっ?!」ととまどいつつ、ぼくは、「どうぞ!」と返事をしました。

とてもさわやかな気分でした。きっと同じ状況で、何も言わずぼくの前の椅子を持っていく人の方が多いのではないでしょうか。さりげなく「この椅子お借りしてよろしいですか?」と声をかけられるなんて素敵だなぁ、と感心しました。確かに、風貌は「もうちょっとなんとかしなよっ!」と言いたいですし、連れの友達らしき人たちも「タバコはやめなさい!」って感じですが…。

当たり前のことかもしれませんが、また、とっても些細なことかもしれません。でも、そのさりげない一言が、人の心を和やかにしてくれるんだなぁ、と改めて感じさせられました。

HPでも、成人式での若者のマナーについて議論がかわされていましたが、この高校生を見て、少なからず希望を持つことができました。高校生だけではなく、大人たちも、この当たり前のことを当たり前に表現することを忘れているような気がします。もちろん、ぼく自身もそうです。マナーって、お互いが気持ちよく過ごすためのルールなんでしょうね。そして、それを明文化したものが「法」であって、その「法」を守ることは、他人に対してはもちろんのこと、自分自身も気持ちよく生きるために必要なことなんでしょうね。

181.(タイトル)戦後史を学びたい! By 8期生TMさん(2001.1.16)

いよいよテストが始まりました。でもテストについてだけでなく色んな思いが交差しています。理論社会学の最終講義で先生がおっしゃっていた「戦後史を学ぼう」の言葉は私にとって、とても大きなヒントになりました。一口に「戦後史」と言っても範囲が広く、また今は何から手を付けたらいいのか固まっていませんがテストが終わったら取り組んでみようと思います。

私の成人式は書くほどの物ではありませんでした。というのは式に出るつもりはあったのですが、中・高の友達会う人会う人と「いやー久しぶりー。覚えてる?」というやり取りを交わしていて気が付いたら終わっていました・・・。思ったのは今や成人式は「成人になった事を祝う儀式」ではなく、同窓会の大規模版になっているということです。「これから成人として扱われるんやー」としみじみする人は希少価値のある人でしょう。私は「20歳っていうだけで大人やと思われるんや。中身はまだまだ成長してないのに・・・」という恐怖に近いものを感じました。成人式を行う意義があるとするなら「今はそうでなくてもいつかきっとこの場に成人としての自覚を持った人でいっぱいになる時が来る」と成人を迎える当人以外の人の希望を絶やさないようにする、という事かなと思いました。成人式が本来の役割を果たしているかどうかの視点で見ればもう必要ないのかもしれません。でもなかったら物足りない気がする・・・この気持ちの正体は何なのか、考えてみます。ところで「成人」する事の何がめでたいのでしょうか。そこの自覚をそれぞれが持っていないと「成人式」が続いたとしても「透明な存在」で在り続けるように思えてなりません。

180.(タイトル)ご指導ありがとうございました。 By 7期生TT君(2001.1.16)(片桐返信付)

T君へ

> 御指導ありがとうございます。

どういたしまして。

> 反論したい気、満万です。しかし、テストというややっこしい物があるので、また、次回のメールで疑問点を述べたいと思います。

楽しみにしています。ちなみに、「満々」です。

> なんか、テストって、成績をつけなければいけない先生方の立場に立てば、やらなければいけないモノですが、僕等にとっては、自分たちに役にたっているのかどうか分かりません。

テスト勉強が、単に単位を取るためではなく、この1年の授業をしっかり自分のものとするために総括する機会になっていないと、無駄だという気がしてしまうでしょうね。でも、通常の授業期間では復習はしていないでしょうから、せめてテスト勉強として、それをやってもらいたいと、私などは考えているのですが……。

> 考えさせられるモノとして同じなら、こういうように、その人の意見を出せるようなモノの方が良いような気がします。そうすれば、考える力だって自然とつくだろうし・・・。面白いと思いますが・・・。

こういう指導の方がより効果的なのは当然ですが、これは少人数に対しては行えますが、多人数には無理です。関大社会学部は、1回生から各学年に少人数クラスが置かれ、こういう指導を受けられる機会が作ってあるはずですので、それで我慢して下さい。

> テスト範囲が広いのでかなり苦しんで愚痴っている者でした。

とりあえず、試験勉強を頑張って下さい。

179.(タイトル)成人式 そこにいるのは イセイジン  By 4期生MN君(2001.1.15)

戦後史を学ぼう! 面白く拝見させてもらいました。

先生のおっしゃるとおり、今の20歳は(自分のときも含めて)自覚がないと思われます。そのことを考えてみると、成人への通過儀礼が、18歳でさまざまな権利(車、バイト、実質的に飲酒、喫煙)を獲得し、20歳で法的責任、22、23歳で社会人、30前後で結婚と昔と比べてかなり間延びしてしまったからではないでしょうか。そのため、最も本人に影響ない20歳での成人式は、成人の自覚を促す効果はもっとも薄いと思われます。

フリーター・パラサイトのお話に首肯。過剰な豊かさもおおいに首肯。そこで戦後史のお話ですが、戦後史とされているのは大きな意図があるのでしょうか?自分は近代史全般が好きで、特に、近代以後の中に今日の日本の源流があるという議論が好きなのですが、戦後史とくくられているので、また違う何かがあるのかな、と興味を持っています。何か、お勧めの本などはございますでしょうか?

<K氏から>

歴史はずっとつながっていますから、本当はすべて学ばなければいけないのですが、そんなことを言っていたら、きりがなくなってしまうので、日本が貧しさからいかにして豊かさにたどり着いたかという事実だけでも知ってほしいので、そのためなら戦後史だけでもいいだろうと思っているわけです。お薦めの本は、そのうち、まとめて紹介したいと思います。

178.(タイトル)「つらつら通信」  By 7期生TT君(2001.1.15)(片桐返信付)

> Tです。すいません。つらつら通信の方、読んでいませんでした。この間のゼミの時間のニュース発表の時に、言いそびれて事が沢山ありましたし、ホームページが更新されていて先生が「成人式」について書かれていたので、良い機会だと思い、メールで久々のeゼミに参加したわけです。

> ちょっと、最近、先生からの「それは違うだろ!!!」っていう言葉を久々に聞きたいなぁ〜って思いましたので、あの意見についての返事をいただけたら、嬉しいのですが・・・。でも、「なくした方がよい」ということで同じなので、反論される意義みたいなものが、ちょっと薄れるだろうと思い、その点で悲しかったです。

> もうちょっと先生と意見が全く異なるだろうネタを自分で考えた方が良いなと思いました。あと、「つらつら通信」読ませていただきました。流石、いろいろ考えますね。私もそれなりに考えてみました。

では、ご期待通り、厳しくストレートで対応してみましょう。

> >なぜ、税金を使って成人式をやるかと言えば、こうしたフォーマルな式を通じて、「大人とは何か」、「成人とは何か」を考えてもらうためでしょう。(「つらつら通信」第37号から抜粋)

> そうなのですか?とすると、今までの成功してきただろう成人式に出席していた人は、それを考える力があったということですよね?昔の人だって、今の人と比べて、それほど知的に優れていたとは思えませんが。

考える力はたいして変わらないかもしれませんが、考えなければいけないという気持ちは今よりはずっと強かったでしょう。

> 誰もが言う反論を使いますが、昔の人であったとしても、今の豊かな時代があって、携帯電話とか現代を象徴するものがあったとしたら、同じ事をやっていたと思いますが・・・。

そうでしょうね。昔の人はあくまでも、豊かでない時代を前提としています。この豊かさが40年早く来ていたら、今のような危機が40年早く訪れていたでしょう。

> 時代が違うので、過去と今とを比べて物事を言うのは、あまりにも「卑怯」というものではありませんか?今、昔のいろいろな要素を取り出せるわけでもない。また、昔に今の要素を送れるわけでもないのです。

「卑怯」ではないでしょう。「古きをたずね、新しきを知る」という格言もあるじゃないですか。過去がすべていいなどとは思いませんが、逆になんでもかんでも現状を肯定しようという姿勢は、「開き直り」というのではないですか。

> 確かに私達が今、享受している豊かさは、私達が生み出したものではありません。私も、今の若い世代は、もっと歴史を学ぶべきだと思います。今、私達が享受しているこの生活を送れるように社会ができたのは、今の70代・60代・50代の方々お陰だと思います。しかし、逆に今のような生活をせざるを得なくなっているのも、同様に70代・60代・50代の方々の責任だと思います。

「せざるを得なくなっている」って言うけれど、ある程度は、自分で変えることもできるのではないですか?全部、人のせいにしてしまうのですか?

> いろんな意味で豊かになりすぎた国、日本にとって、「何が今の日本の若者を作り上げ、そういう事件を起こさせるのか?」ということを考えるのは、あまりにもバカらしいと思います。何故なら、そんな事件たちは、時代というモノの成り行きから、当然のように起こりうる可能性を持った出来事だからです。それよりも、こんな時代の下、「何故、現代の若者のそういう行動を止めることができなかったのか?」を考える方が大切だと思います。

このセンテンスにある2つの問いは密接な関係にあるとは思いませんか?「何故、現代の若者のそういう行動を止めることができなかったのか?」に答を出すためには、「何が今の日本の若者を作り上げ、そういう事件を起こさせるのか?」ということを考える必要があるのではないですか?

> でも、同様に豊かになった国々では、何故、日本のような事件が起こってないのでしょうか?

起こっているじゃないですか。アメリカでもイギリスでも。アメリカでは一昨年高校生が学校で銃を乱射したじゃないですか。イギリスでも、4〜5年前に8,9歳の少年2人が4、5歳の少年を殺すという事件が起きたじゃないですか。ただ、日本の特殊性はあります。戦後日本では、人々の間に、自分が義務と権利を持った社会を構成しているメンバーなのだという意識が、異様なほど希薄になっています。これは、アメリカやイギリスには見られないことです。このことが、現代日本社会の大きな危機を生んでいると思います。また、反論を期待しています。

177.(タイトル)成人式について  By 7期生TT君(2001.1.13)

成人式について、最近いろいろ言われています。「なくした方が良い」とか、「主催をやめる」とか、「最近の成人者は、何を考えているのだ?」とか・・・。僕は、今の時代、成人式の従来の存在意義は、なくなっていると思います。

もう、今は、成人式を迎えたからといって、本心で親の世代から「これからは成人だ。自覚を持って生きなさいよ」などと、多くの人が言われる時代ではないはず。高学歴社会が示すように、20歳といっても、まだまだ多くの人が学生なのですから、多くの人が、親に頼らずにはいられません。そんな中で、20歳になったからといって、「大人としての自覚を持って、これから生きてほしい」と言われても、実感がわかないだろうし、そうしようともあまり思わないでしょう。

そもそも、「大人としての自覚」って、何でしょうか?「社会の常識を知る」ということでしょうか?また、あるべき成人式の姿って、どういうのでしょうか?ただおとなしく黙って、祝ってくださる方々のお話を聞いて、「ありがたい言葉だ」などと納得して、感謝してくればいいのでしょうか?もし、大人としての自覚をもって、成人式にのぞむのなら、「黙って人の話をよく聞き、感謝して帰ってくる」ということが正しそうな気がしないでもないですが、なんか違うような気がしませんか?もっと、成人者本位のものであって良いと思う。その人達が祝ってもらうものですから。

よく考えると、自治体が主催して成人者を祝ってあげるって、おかしくないですか?成人になったのを祝ってほしいのなら、見てもらいたいのなら、結婚式のように自分から招待状などを送るのが当然です。

それを、「成人式だから、祝ってもらって当然だ」って、なんか違いませんか?

成人式という行事がいつから始められたのか分かりませんが、かなり昔からのはずです。成人式を迎えたからって、意識が急に大人にかわるわけではありません。もう、伝統的なタイプの成人式というのは、なくしていいのではないでしょうか?

これからも、社会のあらゆるものが、刻々と変わっていきます。あらゆる現在行われている伝統的な行事は、その時代背景にあわせて変えられる必要があるのではないでしょうか。もちろん、成人式もその1つだと思います。

176.(タイトル)成人式の話  By 8期生TH君(2001.1.12)

最近成人式があって僕も行ってきたのですが、ニュースで報道されているようなことは僕が行ったところではありませんでした。私語はしてましたけど、君が代のときは全員起立して静かに聞いてました。特攻服で来た人もいましたが、式の会場には来ませんでした。中学のときの悪そうな人たちは来てなかったから、本当に悪くなってこれなくなったのかなと思いました。中二のとき一緒に弁当食べてた人が子供連れてきてました。何人かの女の子は顔が変化していました。贈呈品が国語辞典で、僕だけ喜んでました。新成人のスピーチで誰かが猪木のものまねをしたので帰りました。成人式の話でした。

<K氏から>

TH君のように、8期生諸君は、成人式を済ませたばかりの人が多くいると思います。できたら、TH君のように「私の地元の成人式はこうだった」というメールを寄せてくれませんか?このHP上でも、今話題の「成人式」について語り合ってみませんか?卒業生諸君の経験談も期待しています。ちなみに、25年前の私の成人式で覚えていることと言えば、小柳ルミ子がやってきて、歌を歌ったことと、高校を出てもう働いていた中学時代のクラブ仲間の女性2人に、「出世払いでいいわよ」と言って、ケーキとコーヒーをおごってもらったことぐらいですね。考えてみると、まだ彼女たちにお返しをしていなかった……。

175.(タイトル)明けましておめでとうございます。  By 8期生SYさん(2001.1.2)

今年はいよいよ、ゼミが始まりますね。あと3ヶ月、楽しみです。

先生のHPについて少し書こうと思います。冬休みが始まる前に、「KSつらつら通信」をプリントアウトしました。とてもおもしろくて、通学の電車の中で一気に読んでしまいました。こうやって、当たり前のように見てきたものを切り口を変えて見てみることって、本当におもしろいですよね。「なるほどなー」って思う内容が多かったです。

私が考えたことがあることの一つに、第28号の「教育改悪?」があります。小学生に限らず、つい最近、大学のセンター試験が資格制度になるという話もありますよね。私は、それも改悪のような気がします。確かに、受験生の立場からしたら、おいしい話だと思うけど、日本全体でみたら、明らかに学力低下ですものね。医者や看護婦の学校を受けるのに、生物がいらないという自体も起こりうるって、新聞で読みました。なんともこわい話です。

ほかには、第13号も「(笑)って変じゃないですか?」がおもしろかったです。私も実際よく使ってしまうので。「あー、先生は嫌なんだー」と思って、メールを送るとき、友達に送るときも意識するようになってしまいました。携帯電話のメールにも、絵文字とかたくさん使ってしまいますからねー。目上の人に対しては、使わないようにしていますが、友達同士だと、ついつい使ってしまうんですよね。先生は批判してらっしゃいましたが、そういう風にも考えられるんだな、ということにおもしろさを感じました。

ほかの文章もおもしろいものばかりでした。ゼミでもこういうことをディベートしたりするんですか?ますます楽しみです!次は、「社会学を考える」もプリントアウトするつもりです。私は、まだまだ新聞など読めていないので、もっと読んで知識を増やしていきたいです。

なんだか、だらだらと書いてしまいましたが、今日はこのへんで失礼します。では、今年もよろしくお願いします。

174.(タイトル)「つらつら通信」の長文力作に思うこと  By 4期生MN君(2000.12.29)

パラリンピックを見ているときに、確かに違和感を感じましたが、それを顕在的に言語化できずにいました。先生の議論を見て、まさに、我が意を得たり、と思いました。

自分の得意分野で競争しているときは、結構楽しいものです。得意分野で戦っているときは、「過度な競争」は効果があり、社会の活力に大いに役立つのではないでしょうか。

先生は、「無意味に高学歴を獲得した人間より、学歴は高くないが知識や技術がある人間がきちんと評価される社会でなければならない」とおっしゃられていますが、学歴は高くないが知識や技術がある人間が競争できるステージが必要だと思います。

塾で講師などをしていると、15歳の時点で「学問の競争には敗れた」と自覚している子供は結構います。しかし、高校は普通科が圧倒的に多く(最近はだいぶ多様になりましたが)、多くの生徒は、競争に加わることとかけ離れたところで、もったいない月日を過ごしています。そこで思うのが、大学への教養備蓄としての普通科を減らして、多様な競争のステージを用意することで、意味ある競争が増えてくるのではないでしょうか。

障害者は、その程度によって、かなりの多様性があるので、さまざまな競争するステージを用意してあげたらよいと思います。もちろん競争しなくても結構です。パラ二科展(既にあるかな?)、パラ技能検定等等。ノーマライゼーションが理想ですが、まだまだ、時間がかかるでしょう。

教育、学歴、障害者と少し関心があることなので、つらつらと書いてしまいました。

173.(タイトル)返信  By 4期生KS君(2000.12.24)

返事が遅れて誠に申し訳ありません。毎度毎度この文句を書いているので、いっそ署名で登録しようかな、と思っている今日この頃です。

さて、いよいよ減ってきましたね、4期生の「集い」参加者が。転勤、結婚みんな学生時代と環境が変わってきたな、と感じています。友人に集いの事を話すと、「夜中の2時まで学生と話す教授」にみんな驚きを隠せないようです。僕にとっては片桐ゼミが唯一のゼミなので、すごく当たり前のように過ごしていますが、世間一般からすればやっぱり変わったゼミなのかも知れませんね。先生も僕らに勝るとも劣らない程、楽しまれている様子なので、あまり恐縮はしていませんでしたが……。この場を借りて、御礼を申し上げます。いつもいつもありがとうございます。

172.(タイトル)楽しかったです。  By 2期生NYさん(2000.12.19)

先日はお疲れさまでした。会の途中で失礼してしまってごめんなさい。四次会?まであったみたいですね。さすが「朝まで集う片桐ゼミ」ですねー。

実は、16日に開催と聞いたときには既に予定が入っていたので今回は欠席かな?と思ってたのです。でも、やっぱり年に一度の恒例の会だし、昔、火曜日に開催していて仕事で行けなかった頃のことを思うと土曜日開催で行かないのは残念すぎると思い、途中までですが参加させてもらいました。

年々、中身の濃い会になっていますね。片桐ゼミクイズは盛り上がりましたね。問題は幹事さんと先生が考えられたのですか?阪急沿線ビンゴも楽しかったです。「みつばちチーム」が優勝したのは意外でしたか?「K氏の予想」ではノーマークだったので。あんな風に学年を越えてチーム作ってゲームするのはいいですね。

100円ジャンケン、Mちゃん準優勝だったんですか。惜しかったですね。私ね、いつか優勝したいと思ってるんです!だって、このゲームって二期生が幹事のときから続いてるんですもの。確か、Tさんが企画してくれたように記憶しています。Tさん元気にしてるのかな?

今年はすっかりメール無精になってしまいましたが、来年からはまたメールしますので、吹田の父としてもよろしくお願いします。

171.(タイトル)ありがとうございました。  By 6期生YAさん(2000.12.18)

こんばんは。土曜日のゼミの集いでは ありがとうございました。久しぶりに 同期生や 先輩方に会えて、また「イマドキ」っぽい後輩に会えて、とても楽しかったです。中座してしまって申し訳なかったのですが、来年もまた行きたいと心から思いました。社会人になっても やっぱり学生時代の仲間っていいものですね。再認識しました。先生もお忙しいとは思いますが、お身体ご自愛くださいませ。

170.(タイトル)お疲れ様でした。  By 6期生MM君(2000.12.18)

先生、こんばんは。昨日のゼミの集い、お疲れ様でした。とても楽しかったです。初のOB(お客さん)としての参加、、、ってのもあったのでしょうか、気楽に楽しめました。ありがとうございます。

2次会も3次会(待ち時間に訪れた店を入れると5次会くらいまでやってたかもしれませんね。)も話のネタも尽きることなく、久しぶりにワイワイと騒げたように思います。あのように、世代は違えども学生時代の仲間と触れ合えるって素敵ですよね。ゼミの素晴らしさを改めて感じました。

みんなから元気をもらったっていう感じです。ありがとうございました。このゼミの集いこそ、まさに「忘年会」の名にふさわしい会ではないでしょうか。これからも、年に一度、このように集えることを楽しみにしています。来年は、10回目なんですね。すごいですよね。色々と書きたいこともあるのですが、この辺で失礼します。

最後になりましたが、OBや現役生のみなさんとの再会及び出会いに感謝し、片桐ゼミのますますのご発展を祈念いたしますとともに、皆様のご健康を切にお祈り申し上げます。

また、幹事役をつとめられた4人の方を初め、それを支え盛り上げてくださった7期生の皆さんにはとくに感謝、申し上げます。ありがとう。

169.(タイトル)楽しい集いでした  By 8期生ME君(2000.12.18)

昨日はお疲れ様でした。突然の大役にかなり緊張しました。ああいうスピーチの後にはいつも「ああ言えば良かった。こう言えば良かった。」と思うものですが、昨日も家に帰ってからもう少しマシな事が言えたのではないかと反省しました。僕の理想とする人間像の一つとして「ユーモアがあって、決めるときは決める人間」というものがありますが(これは特に父の言葉の影響なのですが)、昨日の僕はそれとはかけ離れており自分でも残念です。また、ビデオがまわっていた事を思い出し、ゾッとしております。しかし、名前も覚えてもらえたと思いますし、いい経験になりました。大抜擢していただき、ありがとうございました。8期生のみんなともうちとけ、特に髪型から僕とは合わないだろうと考えていたK君とも仲良くなれました。片桐ゼミの雰囲気もなんとなくつかめたので良かったです。

168.(タイトル)お疲れ様でした。  By 7期生TS君(2000.12.17)

7期生のTです。昨日はお疲れ様でした。なんだかんだ無事終了できて良かったです。これでゆっくり寝られます。幹事をやった事でOB・OGの方々とも話す機会があって良かったです。2次会途中で帰らなければならなかったのが心残りですが・・・。

PS ボンプラは金輪際やめましょう(^^;

167.(タイトル)無題  By 8期生KMさん(2000.12.17)

昨日はとても楽しかったです。先輩方にも会うことができて非常に良かったです。これからも多くの人たちと一緒に学び刺激し合いながら成長していきたいと思います。片桐先生とも、もっと話をしていきたいです。

166.(タイトル)ゼミの集い  By 8期生IRさん(2000.12.17)

こんにちは!8期生のIRです。昨日のゼミの集いではとても楽しい時を過ごす事ができました!!先輩方も気さくな方ばかりで、とにかくおもしろかったです!!こんなふうにたてのつながりがあるのも、とても貴重に感じています。これが片桐ゼミなのだという、輪郭を見ることが出来たような気がしました。ゼミ本来の中身に出会うのはこれからですが(何だか恐ろしい気も漠然とあったりするのですが・・)、昨日のように、たくさんの人が参加され、先生を慕い和気あいあいとした雰囲気の先輩方を見ていると、やっぱりさすが先生のゼミだなぁ、としみじみしました(-▽-)。これからは私も、昨日のクイズに堂々と答えられるくらいに先生のゼミにとけこんでいけたらなぁと思います!昨日は本当に参加できて良かったです。先生のお子さんにも会えましたし、父親としての先生も垣間見ることができましたし!(お父さんとしての先生はとってもやさしそうですね☆)では、またメールさせていただきます!

165.(タイトル)楽しい集いでした  By 8期生NH君(2000.12.17)

おはようございます。昨日はホント楽しかったです。クイズあり、恒例らしい100円ジャンケンありで、片桐ゼミのすごさを感じました。でも、なんといっても現役生、OB・OGたち、2人の娘さんに囲まれて楽しそうな片桐先生が一番印象的でした。また、こんなことを8期生でもやれたらいいなあと思います。お疲れさまでした。

164.(タイトル)ゼミの集い、ご苦労様でした。  By 7期生TT君(2000.12.17)

Tです。昨日は、本当に、お疲れ様でした。ただ今、無事にカラオケが終了し、家に着きました。大変、エネルギー消耗が激しかったです。体重も、いささか減っていました。12時からはバイトです。がんばります。ほんと、頭がボーっとしていて、何を書いて良いのか分からなくなっています。とりあえず、本当にお疲れ様でした。

163.(タイトル)「ゼミの集い」とても楽しかったです。  By 8期生SYさん(2000.12.16)

片桐先生へ。今日は、とてもいい時間を過ごせました。先輩方も、みんな気さくな人ばかりで、いろいろ話せてよかったです。ボーリングで、かなり打ち解けることが出来ました。新ゼミ生との交流も深めることができ、今から4月からのゼミがかなり楽しみです。「しゃべってなんぼの片桐ゼミ」、このメンバーなら、きっとしゃべりまくるでしょう。「せっかく仲良くなったのに、今日の集いが終わって4月まで何もないのっていやだねー」って、周りの子たちと話してて、後期テスト明けぐらいにまた集ろうって話が出たんですよ。詳しいことはこれから決めていくと思うんですが、そのときは片桐先生もぜひ参加して下さいね!

162.(タイトル)初メールです。  By 8期生IRさん(2000.12.15)

こんばんは!!片桐ゼミ8期生になりましたIRです。最近家でパソコンを購入し、ようやくメールができるようになりました!遅くなって申し訳ありません。一番よく使うようになるだろう家のパソコンから送りたかったので。これは記念すべき初メールです!!やったー\(^▽^)/・・・・・・・で、でもちゃんと届いているのか少し心配です。

片桐先生のホームページは、膨大な量ですね!しかも更新日の間隔が短くて、見る度“あっ新しい情報だ!”と驚きます。先生はいつもどこで書き込みをされているのでしょう??今週、ちょうど情報処理演習の授業でホームページの作り方を学んだのですが、見るだけでなく、作る側に立ってまた、初めての楽しさを感じました。 私も何とか使いこなせるように頑張らねば、と思います。

あっという間に、プレゼミからもう一週間です。先生もおっしゃっていたように、確かに緊張感が漂っていて少し緊張しました。明日はゼミの集いですね。初めてなのでどんなものなのか全く想像がつかないのですが、楽しくなればいいなと思います。でも、ゼミにしてもこういうお食事会にしても、作っていくのはゼミ生一人一人なんですよね。どんな雰囲気になるかはゼミ生次第…………。私も、ゼミでしっかり学んでしっかり楽しめるように、全力をつくしたいと思います。 

161.(タイトル)社99-??? シャイボーイ・Yです。  By 8期生YT君(2000.12.15)

メール出すのが遅くなりました。申し訳ありません。

話はガラット変わってプレゼミの感想を少し。正直に・・・あの全員のギスギス感がなんともいえず心地よかったです(笑)。お互いがお互いに、この、なんていうか、牽制しあっている感じが、初々しくて、あぁ。それから、自己紹介でいきなりインパクトを求められましたが・・・すいません、めちゃ緊張してしまいました。「ここらで一発!!」と奮起したのですが、出てきた言葉は「旅が好きで、クラブに入っています。後は・・・特にありません」なんて自分で思っていることと正反対のことしてるんですね。自分で自分に「何しとんねん!」って突っ込みましたもん。さすがシャイボーイ、ここ一番に弱い、あぁ。

ところで僕はお酒が全くといって飲めないのです。体質的にだめなんで、飲むと蕁麻疹が出るんですよね。周りの人にあんまり分かってもらえるかな。ちょっと心配ですね。ただ、お酒飲めない割には宴会が好きで、場の雰囲気が好きです。ちょくちょくクラブの宴会に参加して、気づいたら宴会部長になってた。・・・と言うなんともよく分からない自分でありますです、はい。

明日のゼミの集いではどうなるのでしょうね。いまから楽しみです。

160.(タイトル)ディープになってしまいました。  By 8期生TMさん(2000.12.15)

「社会環境問題」について少し書きます。私の未熟な持論ですが、大量生産大量消費社会=欲しい物を欲しいだけ生産し、購入するし、いらなくなったらあまりためらいなく処分する、といういわゆる「物質的豊かな社会」の仕組みがあるから「自分ひとりで生きているのではなく、社会の仕組みに生かされている」ということに気づけないので、ウォークマンの音漏れをさせる事で他人が不快な思いをするなんて想像がつかなかったり、歩きながらタバコを吸っていて人に当たりそうになっても相手にどれだけの恐怖感を与えたか想像できないから謝らない、といった人が大勢いる社会だからいじめや差別などの問題はなくならないのかもしれない、もしそうなら物が豊かな社会の構造を変えねばならないだろう、と考えています。十数行で伝えきるのは不可能ですがどこまで伝わったでしょうか。

「環境問題に関心がある」と言ってしまうと「ああ自然が好きなんや」と誤解されるかもしれないので「社会環境問題」と表現してみました。自然は決して嫌いではありませんが「自然第一」ではなく「人間第一」で考えても今懸念されている環境問題に行き着くと思うのです。こないだの正式名称は忘れましたがCOP6、ハーグ会議の日米の言い分は、今の生活の維持を元にした現実に即したものではあると思いますが、イコール二酸化炭素排出量を本気で減らそうと思っていない事が浮かび上がったと思います。私は生活レベルをガクっと下げる事が一番理想的だと思います。そのような状況で生きていくのは可能なはずです。しかし、日本だけ見ても多くの人はそれを望まない。そのギャップをどうすればいいか、私たちが望んでいるのは単なる「自己中」になってしまうのか?といったことを友達と話しています。

159.(タイトル)初メールです。  By 8期生YYさん(2000.12.15)

こんにちは、SでバイトしているYです。明日はいよいよ「ゼミの集い」ですね。初めて会う人ばかりだし、OBさんまでくると聞いてけっこう緊張しています。他のゼミ生に話を聞いたら同じような事をしているところがないみたいで、戸惑いはあるもののさっそく片桐ゼミの仲間入りをさせてもらえるのがうれしいです。

6期生のゼミ総括を読ましてもらいましたが、ひとりひとりへのメッセージがあってやっぱり大学の教授もひとりの人間なんだと嬉しくなりました。(大学に入ってから教授とろくに話したことがなかったので。)6期生の人もいろんな人がいるみたいですね。片桐先生が絶賛していた‘Mちゃん‘がどんな人なのか明日会うのがとても楽しみです。

158.(タイトル)遅くなってすみません!  By 8期生FK君(2000.12.14)

8期生のFです。プレゼミの時にもらったプリントに書いてあった「積極的にしゃべるとか、こんなことを言ったら笑われると思わずにしゃべろうとか」なんか小学校の時からずっと言われていることだなーと思い、同時に俺はいまだにできてないなと思いました。「しゃっべてなんぼの片桐ゼミ」を卒業する時には、さすが片桐ゼミ出身とでも言われるようになっていたいもんです。

6期生の「ゼミ総括&卒論講評」を読んで最初に思ったことは、やっぱりこのゼミにしてよかったなと同時に何かよくわからない不安です。8期生(特に俺)はこんなすばらしい先輩達みたいになれるのだろうか、というのがおそらく不安の中心にあると思うのですが・・。まあとにかく早く8期生みんなと友達になりたいです。よろしくお願いします。

157.(タイトル)プレゼミ緊張しました。  By 8期生SYさん(2000.12.14) (片桐返信付)

> 先週のプレゼミは、片桐先生とも、メンバーとも初顔合わせだったので、とても緊張しました。

みんなそう言ってきています。たぶん、私が昨年日本にいなくて、君たちの学年とふれ合う機会が少なかったことも影響しているように思います。でも、すぐうち解けることができるでしょう。

> 自己紹介も、緊張してしまっていつものようにしゃべれなかったことが残念でした。普段の私は、もっとしゃべる人なんで・・・。

では、土曜日はぜひ!

> だから、ゼミの集いでみんなと打ち解けられたらいいなーと思っています。ゼミ生はもちろん、先輩方や、片桐先生ともいろいろお話ししたいです。

私も含めみんな気さくな人ばかりですから、どんどん話してみたらいいですよ。

> みんなの自己紹介を聞いていたら、最初おとなしそうに見えた人が多かったのに、意外とみんなよくしゃべるなーと思ったので、よかったです。

これもみんな同じような印象を受けたようです。

> それに、自己紹介でも言いましたが、私もアウトドア派なので、話が合う人も多そうだし、何よりも、フィールドワークが楽しみでしょうがないです。

たくさんフィールドワークをしましょう。

> 「近江八幡に行く」とのことですが、本当ですか?

ぜひ行きましょう。滋賀県は歴史の宝庫です。五箇庄もいいし、長浜もおもしろいですね。距離的にも日帰りするのにちょうどいいし。

> もし本当だったら、近江八幡のHPでおもしろいものを見つけたので、よかったら見てみて下さい。

早速見てみました。ありがとう。

> http://www.geocities.co.jp/HeartLand/2514/city/city.html

> では、また土曜日にお会いしましょう!おやすみなさい。

156.(タイトル)無題  By 8期生OS君(2000.12.14)

片桐ゼミ8期生社99-??OSです。先日、僕は基礎演習で歴史的景観の保存についてを発表しました。その概念と定義で先生の「歴史的環境の社会学」を参考文献にして調べました。飛騨高山へのインタビュー調査などもふまえ住民の意識が重要なことがわかりました。そして今、僕は神戸の旧居留地でアルバイトをしています。旧居留地での建物も北野の異人館と並び神戸らしさを表す大切な歴史的環境だと思います。今後は神戸の保全する町づくりや都市景観条例の計画をみていきたいです。12日から25日はルミナリエの為休みなしでがんばります。2年間よろしくお願いします。

155.(タイトル)緊張しました  By 8期生MYさん(2000.12.13)

9日のプレゼミ、非常に緊張しました。ゼミ発表の時にみんなの名前を見たのですが、知っている人(顔と名前が一致する人)がほとんどいなくて、本当に“初顔合わせ”と言う状態でした。更に、ゼミに対する期待や憧れが私の中で非常に大きかったので、その分だけ緊張しました。そんなわけで、緊張のあまり自己紹介で自分が何をしゃべったのか、今一つ覚えていません。変なことを言ってなかったですか?不安です。プレゼミを終えて、この人達と残りの大学生活を過ごしていくんだなぁ、とますますゼミが待ち遠しくなりました。早くみんなと仲良くなりたいです。(・・・プレゼミ後、「あの人は確か片桐ゼミ生なはず!」と思う事はよくあるのですが、なかなか話し掛けれないでいます。今週末の『ゼミの集い』で頑張るぞ!!)

6期生の『ゼミ総括&卒論講評』読みました。読み終わって、すごく複雑な気持ちになりました。先生がゼミ生を大切に思っているのがすごく伝わってきましたし、ゼミ生と先生の関係がすごく素敵だなぁと思いました。そして、自分もこれからの2年間でそんな関係が築けたらなぁ、と期待に胸をふくらませました。でも・・・、あまりにも一人一人が個性的で、素敵な人達過ぎて、「この人達にはかなわないんだろうな。この人達以上の印象を残す事は、すごく難しいんだろうな。」と、(まだゼミも始まっていないのに)思ってしまいました。そして、HPが卒業のプレゼントを兼ねていると知った時、すごく嫉妬しました。そうです。複雑な気持ちと言うのは卒業生へ対しての嫉妬だったんです。まだ自分はスタートラインに立ったばかりなのに・・・、恥ずかしいです。

それでは、これから永く付き合っていくことになると思いますので、よろしくお願いします。

154.(タイトル)よろしくお願いします  By 8期生ME君(2000.12.12)

片桐ゼミ8期生のMEです。今、一時間半ぐらい費やして、「社会学を考える」と「KSつらつら通信」とをプリントアウトしました。今まで「社会学を考える」の方は第15章しか読んだ事が無く、「KSつらつら通信」の方は読みやすそうな文章を10から15ほど読んだ事があったのですが、今日プリントアウトしながらいくつか読んでみて非常に深いと感じました。これからの事を考えると非常に身が引き締まる思いです。それゆえにしっかりと準備して、本格的にゼミが始まってからは色々な事を学び、色々な事について片桐先生と議論を交わしたいと思います。これからよろしくお願いします。

153.(タイトル)2期生Sです。  By 2期生TAさん(2000.12.12)

ご無沙汰しています。T(2期生 旧姓S)です。先生お元気ですか?先日は、片桐ゼミの集いのおしらせをいただきましてありがとうございました。あいにく、16日は主人の祖父の法事があり、残念ですが欠席とさせていただきます。先生とお会いしたのが、イギリスへ出発される直前の送迎会のときだったので、もう2年ほど経ちますか。積もる話がたくさんあるのですが、せっかくの機会を逃してしまってもったいない思いでいっぱいです。

来年度から8期生ですか。わたしもまだまだ若いつもりですが、彼らとの年齢差は一目瞭然でしょうねえ。最近は少し精神的に余裕ができたからか関心事が増え、大学時代のことを思い出しては「あの時もっといろんな本を読んでおけば良かった、立派な図書館があったのに」と、後悔しています。片桐ゼミは、全体的にみても勉強組で、学生がその領分を発揮するにはとても恵まれた環境をつくってもらっていたのに。とりわけ私は先生から「Sは表現が感覚的だから、もっといろいろな本を読んで理論的思考を高めなさい」って言ってもらってたのに。

最近は、6月末で仕事を辞めて、アルバイトですがガイドヘルパーという仕事をしています。身体や精神に障害のある人が外出をして、社会でいろいろな経験をすることを手助けするという仕事です。今は、目と耳が不自由な人を受け持っています。コミュニケーションは指点字といって、手指に50音ごとに決められているサインを描いてもらうことで、その触覚で相手の意思が判るという方法です。その方からは、教えられることが多いです。本当に一所懸命に生きておられます。

私は30を目の前にして、いつを境にかは分かりませんが、かなりトウが生えてきたように思います。カチンとくる事を言われても、前は萎縮していたのに、今では反発しています。ココロの中でですが、口に出すようになったら終わりですね。ババシャツもめっきり似合うようになりました。100円の大根を求めてA店、100円のキャベツを求めてB店、とスーパーのはしごもしています。「アカン、おばちゃんなってきたわ・・・」と言うその口調がもうオバハン。ああ、16日は若作りして、先生やみんなにお目見えしたかったなあ。

11月4日、関大が学祭真っ只中のとき、大学4年間共に苦楽を味わった英語劇の仲間2人と、練習の場であった特別講堂と誠之館に行ってきました。誠之館は文化会のボックスがありますが、どこからともなく、ギターとそれにあわせて歌う学生の声がきこえてきました。オーケストラが練習するとぎれとぎれの楽器の音も。壁には、『熱なき者は、去れ!』の落書き。いつの間にか、3人ともオイオイ泣いていました。あの頃と同じ音、風景、空気。その空間が、あたたかく、やさしく自分たちを待っていてくれたような気がしたからです。現役のころは、練習が厳しかったのもありイヤー―な場所でしたが、今にして涙が出てきたのは、みんな、社会に出て、いろいろな山を乗り越えるために気張って闘ってきたからなんだろうなあと思いました。一人が、「人生に迷ったらここに来よう。」と言いました。私もそうしよう。

片桐ゼミは最近はいかがですか?学生さんのタイプがまるで違ってきていますか?学生さん方には、今ゼミを受けられることのシヤワセを感じてもらいたいですね。わたしなんか、もう一回うけたいですわ。2年間みっちり。人生変えられるかも。今でも満足してますが、いい意味でですよ。

長々と書いてしまいました。ゼミの集いには行けませんが、こうして先生にメールを送れることがうれしいです。また、心境近況報告したいと思います。では失礼します。

152.(タイトル)HPみました!  By 6期生MM君(2000.12.11)

先生、こんばんは。プレゼミがあったんですね。どんな感じでしたか?見ていて、自分たちのプレゼミを思い出してました。確かに、初めて顔を合わせるってこともあって、とても緊張しました。基礎研6組が多かったとはいえ、、、。それより、、、ゼミ総括は、6期生のものを渡されたのですね。っていうか、それが最新版なんですよねぇ。ということは、来年もですよね……。

ゼミの集いまで、あと一週間となりましたが、6期生の参加者多いですよね。やはり、初めてお客さんになれるからでしょうか? でも、久しぶりに皆に会えるので楽しみです。少し他のOBの方が少ないようですが、師走ですし、やはり忙しいのでしょうね。それでも、20人近くが集まるんですね。凄い…

簡単ですが、とりあえず、HPの更新情報を見ましたので、ご報告まで、、、早く土曜日にならないかと、うずうずしています。それでは、また…。

151.(タイトル)初メールです。  By 8期生SNさん(2000.12.11)

先生、こんにちは。8期生のSです。まずはプレゼミの感想からお伝えします。あの日は、とにかくずっと緊張しっぱなしでした。教室の戸を開けるのが怖かったですもん。そんな中で一番緊張したのはやっぱりあの自己紹介!いつもと違う声が出るは、足は震えるはで大変でした。人前で話すのはあまり慣れていないんです。これから頑張って慣れていければと思っています。

でも、ゼミのメンバーはかなり良いのではないかと思いました。プレゼミの日は、みんなあまり喋らなかったけど、うまくやっていけそうな気がします。フィールドワーク好きな人も多いみたいなので、かなり楽しみです。「ゼミの集い」で仲良くならねば!

最後に「6期生ゼミ総括」を読んでの感想を。いいですねぇ、ああいう風に書いてもらえるのって嬉しいと思います。読むだけでゼミの雰囲気が伝わってくるというか…。自分が卒業する時、どう書いてもらえるのか楽しみです。では、これから2年間よろしくお願いします。