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   取得研究費・補助金

   
 研究課題
ブータンにおける持続的コミュニティ創生国際共修プログラムの共同開発
研究種目
関西大学教育研究高度化促進費
研究代表者
草郷孝好
実施年度
2018~2020年度
研究の目的
 持続的発展を専門とする関西大学の研究者がブータンのRoyal Thimphu Collegeの教員と共同で、持続的コミュニティ開発と創生をテーマにした学生対象の少人数の短期 集中型国際共修プログラムを設計、試行することで、ブータンにおける持続的コミュニティづくりにつながる次世代育成を目指す国際共修プログラムの開発を目指す。
研究課題
途上国中山間地域の内発的発展~ブータンにおける地元学手法導入アクション・リサーチ
研究種目 / 課題番号
挑戦的萌芽研究 / 26570014
研究代表者
草郷孝好
実施年度
2014~2017年度
研究の目的
  本研究は、近代化が急速に進みつつあるブータンにおいて、ブータンの若い世代が多世代にわたって継承してきたブータン独自の生活様式、経済社会システムの在り方に目を向けるきっかけを与えることで、ブータン社会の特質を生かした近代化を推進していく担い手として育っていくことを狙いとしている。また、村落住民が外部者の視点によって刺激を受け、コミュニティの持つ魅力や資源に気づき、住民主導の地域づくりに向かうきっかけとなることを目指している。
科学研究費補助金データベース
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26570014/
   
 研究課題
市民自治力の醸成と向上を目指すアクション・リサーチ(実践支援型研究)手法と実践知に関する学際的研究
研究種目
関西大学経済政治研究所研究班
研究代表者
草郷孝好
実施年度
2014~2017年度
研究の目的
 本研究は、センやヌスバウムの潜在能力アプローチとエージェンシー論(当事主体性)に基づき、地域社会の当事者である住民自身が自らの生活社会づくりに主体的に関わっていく市民自治力の醸成へのカギを探る。「新たな公共」を旗印に地方自治を推進する日本において、具体的事例を取り上げ、市民自治創生や醸成手法の検討を進め、その研究成果を共有していくことに本研究の意義がある。市民自身の地域構想力が引き出され、それを伸ばしていく、「市民自治力(市民エンパワメント)」に焦点を絞り、地域社会の発展モデル、情報・メディア、地域再生・活性化、災害からの生活復興などの異なる領域の実践に携わる研究者が学際的に共同研究をすることによって、今後の市民主体の自治と地域社会のデザインの推進につながる実践知(フロネーシス)の抽出と共有を研究目的とする。
 
研究課題
地元学導入による地域活性化効果測定とプロセス評価手法開発アクション・リサーチ
研究種目 / 課題番号
挑戦的萌芽研究 / 23652186
研究代表者
草郷孝好
実施年度
2011~2013年度
研究の目的
 本研究の目的は、社会と経済両面での活性化が急務とされる過疎化が進む日本の農村地域に焦点をあて、活性化に向けた取り組みを地域住民自らが評価し、改善していく仕組みの開発を目指す実践的研究を行うことにある。近年、斬新な地域活性化手法として注目されている「地元学」導入を計画している新潟県の過疎集落地域に着目し、その取り組み主体である地域住民自身による「地元学」導入による地域社会活性化への効果を把握する「プロセス評価手法」のプロトタイプの開発を住民との協働作業(アクション・リサーチ)によって推進するものである。研究成果は、国際ワークショップの開催、学会発表、論文発表などを通じて幅広く社会に発信、還元することとし、地元学による過疎集落活性化の可能性を当事者自身が見出すことを目指す。
科学研究費補助金データベース
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23652186/
研究課題
潜在能力と女性のウェルビーイングに関するインドと日本の比較考察研究
研究種目 / 課題番号
特別研究員奨励費 / 2200316
研究代表者
草郷孝好
実施年度
2010~2011年度
研究の目的
 経済開発においては、GNPによって、人々の生活水準を評価してきた。しかし、潜在能力アプローチを用い、多次元領域による人々の生活水準の評価結果は、所得面のそれとは必ずしも一致していない。例えば、ブラジルやメキシコは、中国やスリランカに比べて、GNPレベルが高い国々であるが、国民の教育レベルや平均余命などで比較すると中国やスリランカには劣る。潜在能力アプローチを提起したセンが指摘するように、潜在能力に基づいて、所得面に加えて、知識と教育面、健康と栄養面、住居面、情報へのアクセス面、主観的な幸福感など多面的に、人々の生活水準(ウェルビーイング)を評価することができれば、GNPという一面的な福利水準の評価にとどまらない、より生活実態に近い総合生活水準の把握を行うことができる。さらに、多次元領域による生活水準評価によって、人々の生活水準を左右する個別要因を見つけ出す可能性が高い。そこで、本研究では、目覚しい経済成長を達成しつつあるインドにおいて、依然として、貧困や社会差別などによって苦しい生活下にある低位カーストや少数民族の女性の生活水準を向上させるために、潜在能力アプローチに基づく有効な生活指標開発と、開発された指標を用いて、インドと日本女性のデータを比較検討することを目指すものである。
科学研究費補助金データベース
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10F00316/
研究課題
先進国型人間開発指数(HDI-I)の開発
(プロジェクトの詳細)
研究種目 / 課題番号
基盤研究(C) / 20530436
研究代表者
草郷孝好
実施年度
2008~2010年度
研究の目的
本研究は、国連開発計画が開発した既存の人間開発指数(Human Development Index: HDI)を先進国の社会現状を踏まえて改善することで、「先進国型人間開発指数 (Human Development Index for Industrialized Countries: HDI-I)」を開発することを研究目的とする。また、日本を含む複数の先進国のデータを用いて、HDI-Iの計測を行い、HDI-Iの社会発展指標としての有効性を考察する。
科学研究費補助金データベース
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20530436/
研究課題
途上国の自立発展型社会・経済開発経営手法モジュールの国際共同開発
(プロジェクトの詳細)
研究種目 / 課題番号
基盤研究(B) / 16402011
研究代表者
草郷孝好
実施年度
2004~2007年度
研究分担者
塚本俊也((財)国際開発センター紛争開発支援室主任研究員)*2004
西部 忠(北海道大学大学院経済学研究科准教授)*2005,2006
科学研究費補助金データベース
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16402011/