関西大学臨床心理専門職大学院
大阪府吹田市山手町3-3-35

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自己紹介

経歴

福岡県東筑高校を卒業後、1980年に九州大学教育学部入学。
1984年から同大学教育学研究科(教育心理学)に進学し、臨床心理学を学ぶ。
途中フルブライト奨学生として米国の University of Southern Mississippi での2年間の留学をはさんで1992年に同研究科博士後期課程を単位取得退学。
以後、九州大学教育学部助手、下関市立大学助教授、東亜大学助教授を経て、2003年より関西大学文学部に着任。2009年からは同大学の臨床心理専門職大学院教授、現在に至る。

研究は学部時代から村山正治先生(九州大学名誉教授、現東亜大学大学院教授)のもとでロジャーズ派の心理療法およびエンカウンター・グループ、 フォーカシングについて行っている。エンカウンター・グループでは野島一彦先生(九州大学名誉教授、現跡見学園女子大学文学部教授)にも多くのことを学 ぶ。
東亜大学の時代から同僚だった下川昭夫先生(現、首都大学東京)に刺激を受け、地域臨床・地域実践心理学にも取り組むようになる。

心理臨床経験は大学院時代の九州大学心理教育相談室をはじめ、精神科(行橋厚生病院、国立小倉病院、牧病院ほか)、小児科(石川子どもクリニッ ク)、学生相談(西南学院大学、下関市立大学、九州大学保健管理センター)、スクールカウンセラーなど、現在も関西で心理カウンセリングを行っている。

学位・資格: 博士(学術)、臨床心理士
所属している学会: 日本人間性心理学会、 日本心理臨床学会、 WAPCEPC
学会理事: 人間性心理学会(2007-2009)、WAPCEPC(2008-2010)、
             
専門分野

米国の心理学者カール・ロジャーズの始めたクライエント中心療法(CCT)/パーソンセンタードアプローチ(PCA)による心理療法(カウンセリング)。特に共感的理解、無条件 の肯定的関心、自己一致などいわゆる中核条件と言われる条件について。フォーカシングを組み込んだあり方を体験的なあり方を追求している。博士論文ではエンカウンター・グ ループのファシリテーターのあり方を研究した。また、カウンセリングなど個人的な支援が難しい場面における組織やコミュニティの支援、地域の固有の事情を 配慮した支援の研究にも取り組んでいる。