[四巻 狂気の賭博(ラスベガス滞在)]   
9/8    カジノ組み(カツ・イッセイ・タカヤ・ピンク)は朝から晩までカジノにはまる。お子ちゃま組(まっすん・カマー・シュウ)はひたすらフリー・ショーを見まくっていた。 

〜マッスンのラスベガス〜
ラスベガスに到着し、ホテルのチェックインも思ったよりも簡単に終ってさっそくカジノへ!!(見るだけやけど・・・)カジノ組が緊張気味にルーレットのテーブルに席に付き、見学組みはルーレットの周りに陣取った。チップの交換も終わり、さてさてどうなるのだろうと興味津々にルーレットを見入っていると・・・突然、奴がこっちを向いてしゃべった。「IDを見せろ!」(はぁ?関係ないやん。なんなんこいつ?)と思いつつ。自分は20歳だからゲームは出来ないということを言った。しかしまだ、IDを見せろと言う。(なんかうっといなぁ)と思いつつあらかじめ用意しておいたパスポートのコピーを差し出した。奴はそれをまじまじと見て返すと、「コピーはだめだから本物を見せろ」といった。部屋に置いてきたというと取って来いと言われた。(えっ、なんで?)と思いつつしかたなしにわざわざ部屋に帰り、パスポートを取りに帰った。ここで気づけば腹もたたずにすんだのかもしれなかった。
しかし、結構動揺していたのか生真面目にも再び奴のもとに戻ってしまった。そして、パスポートをチェックした奴はいった。「君はここにいることは出来ない。このホテルから出て行くべきだ!!」と。何か言い返せるものならここでぶちまけてやりたかった。しかし、奴が言ったことは正論らしかった。どうやら21歳未満の人は原則としてカジノには出入りできないらしい。すごすごと出て行くしかなかった。にしても、なぜ奴はコピーを見せた時点でそれをいわなかったのか?それがかなり頭に来た。しかしヤケ酒が飲めるわけでもなく悲しくもラスベガスでSEGAのゲーム機をあいてに収まらぬ怒りをぶつけていた。自由の国アメリカは、年齢には厳しい国だった・・・
9/9    ラスベガスからグランド・キャニオンに向けて出発。7時間かかった。天気が悪く、着いたときには霧がかかっていてもう夜だった。グラキャンに雨が降るのは年に5,6回でその1回にあたってしまった。幸せ?不幸せ?


〜グランド・キャニオン〜
 朝の4時半にアラームが鳴り響いた。寒さと雨の中暗闇をさまよってマーサーポイント行きのバスに乗った。みんな寝起きでボーっとしていたが、遠く果てにある壮大な岩山の向こうから上ってくる朝日に感動!!そしてすぐ次の目的地へと出発した。さよなら、グランド・キャニオン。


9/10   朝日を見終わったあと、グラキャンで朝マックをする。そこからまた7時間かけてラスベガスに戻る。この日からダウンタウンのレディーラックに宿泊。1人5ドルだった。なんせツインの部屋に4人で泊まっていたわけだから。





9/11  この日はテロが起こった日からちょうど一年だった。しかし、昨日グランドキャニオンからベガスに帰ってきたばかりの俺達は疲労のため昼近くまでホテルのベッドでごろごろしていた。テレビをつければ特別番組が組まれており、遺族が悲しみの表情を浮かべながらインタビューに答えていた。昼過ぎ、マクドで飯を食った後、俺達は最後の賭博に向かった。

〜ラスベガス賭博結果〜

カツ・・・・ぼこ勝ち

イッセイ・タカヤ・・・イーブン

ピンク・レオ・・・惨敗

まっすん・カマー・シュウ・・・21歳未満のため不参加

9/12 朝ラスベガスを出発して、まっすんの親の会社の事務所の宿泊。この時まっすんが某会社の会長の孫であることが発覚!

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第5巻(9/13以降)へ続く