平成20年度は、主に構築するデータアーカイブの設計、ならびに教育用大規模時系列データ処理システムの構築を行います。また、ワークショップを開催し、産学連携のプロジェクトテーマ設定、および連携体制の検討を行います。
平成21年度、データアーカイブの構築と並行し、プロトタイプの教育プログラムを開発します。20名1クラスの仮運用を実施し、問題点を明らかにするとともに、今後の運用方針などを検討するために産学連携のワークショップを再度開催します。
最終年度、実践プログラムも本格運用を行い、企業との連携によって学生の解析教育を実施します。これらの成果報告を兼ねた国際ワークショップを開催。コースウェアの公開により、本教育プログラムの普及を促進します。
教育プログラム開発スケジュール | |||
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平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | |
データアーカイブの整備 | データアーカイブの設計 | データアーカイブの構築 | データアーカイブの公開、運用、評価 |
基礎・応用教育プログラムの作成 | 大規模時系列データ処理システムの構築 | データハンドリング、プログラミングの教育システム構築 | コースウェアのHP、印刷媒体、WSでの公開 |
基礎・応用教育プログラムの検討と基本方針の策定 | 基礎・応用教育プログラムの作成 | ||
実践プログラムの作成・運用 | 実践プログラムの参加企業選定と課題の決定 | 実践プログラムの運用試行 | 実践プログラムの本格運用 |
産学連携 | 産学連携のテーマ選定に関わるWSの開催 | 実践プログラムの運用評価、改善のための産学WSを開催 | 実践プログラムの成果報告を兼ねた産学連携国際WSの開催 |
<本教育プログラムの学部教育内の位置づけ>
商学部には、大規模データから有用な知識を発見するデータマイニング技術を用いて、ビジネスデータから実際に有用な知見を見つけ出し、実践的な企画開発を訓練・実施するインキュベータープロジェクトHIPがあります。HIPは基本的なビジネス知識を集中的に習得させるビジネス・リーダー・スペシャル・プログラム(BLSP)、関大ビジネスコンペティションKUBICと補完関係にあり、本提案はHIPをより高度な大規模データの時系列解析に拡張したものです。

<学内外の連携体制>
基礎・応用教育プログラムを開発し、実践プログラムでは、民間協力企業の支援の下で、複数教員連携による個別テーマのプロジェクトが実施されます。プログラム評価委員会では、主に基礎・応用教育プログラムに関する学生からのフィードバックを授業改善に役立て、年に1・2回産学連携WSを開催、実践教育プログラムの評価を行います。
民間協力企業からは、実践教育プログラムの改善に有用な専門知識の提供と、データアーカイブ構築のための支援を頂きます。
時系列解析に用いるデータマイニング技術に関しては、外部研究機関の京都大学加藤研究室、ならびに大阪大学鷲尾研究室からも提供いただき、それを用いた教育プログラムの開発を支援します。最終年に1度、外部評価委員会を開催、総括としてのプロジェクト全体の評価・助言を行います。
プロジェクト統括責任者 | 矢田 勝俊 |
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主要メンバー | 荒木 孝治 |
主要メンバー | 陶山 計介 |
主要メンバー | 中原 孝信 |
D.S.I.特任教授
京都大学 | 加藤 直樹 |
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島根大学 | 津本 周作 |
大阪大学 | 鷲尾 隆 |
コロンビア大学 | コーリ・ラジーフ |