徐州・青島

歴史的展示は「文明之光照遠景－歴史文物精品陳列」（通史）と「千古之謎－凌惠平」（特集展示）の２室。
「文明之光照遠景」での見所は、海州小礁山霍賀墓出土の入れ子になった盒子。そのほかに東海県温泉鎮伊湾村の伊湾漢墓から出た木牘・竹簡１５７枚。 行政文書の档案が数多く含まれ、東海郡吏員名簿や流入流出、死亡人口や田畑の数、徴税など。永始４年（紀元前１４年）の「武器兵器帳簿」や「神亀占（博局占）」までもが含まれる。
「千古之謎－凌惠平」は、漢代、４００～６００石の官員、貴族（の女性）である「凌惠平」墓のミイラや副葬品。亀紐の銅印「凌氏惠平」が出土。そのほかに彩絵漆尺や紗冠飾帯残片など。

連雲港市博物館


伊湾漢墓出土木牘。


仕女硯石罐


海清寺阿育王塔出土舎利容器


「琉球爐」
琉球国八品巡見官毛朝玉率いる船が台風に遭い、嘉慶２１年（１８１６）６月２７日に連雲港の小島に漂着、
海州知州の師亮采によって介抱され帰国、感謝として“銅爐”が贈られた旨が記される。



「凌惠平」墓出土の彩絵漆尺（↑）と模写（↓）





屋外展示：官人石像



付録：同三高速公路ＳＡにて。黒竜江省ナンバー