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街角点描

 関西大学旧法文図書館(現関西大学博物館)
竣工:1955年(昭和30年) 設計:村野藤吾




祝「街角点描」100回記念。
「関大といえば円形図書館」と連想させるほどの関西大学のシンボル。1階は現在考古学研究室等が入っているが、1978年までは専門図書館(現ITセンター)と同様吹き抜けで、空中に浮かぶような外観であった。
隣にある1928年竣工の旧・千里山図書館(現存)を1960年に村野が増築したものである。白い吹き付けの骨格に頂部や窓まわりのデザイン、タイルの使い方やデザイン・色合いなどを加えた実に印象的な作品で、幾度となく改変などが加えられているが、村野建築の骨格は揺るがない。関西大学でのその他の村野作品は こちら

日々雑記


 薄葉紙
2012-5-11

大学博物館で立ち話。
「最近、“綿枕”がすぐに破けてしまう、扱いが荒いんかな」と私。
「いま、いい(上質な)薄葉紙が高騰で、品薄なんです。」とのこと。
「過日も梱包に使ったけど、プチプチ切れて“紐”が出来なかった」。

文学部で博物館資料を借りたのだが、返却する際に綿枕と薄葉紙があった。そこで薄葉紙をびぃーと裂いて紐を作ろうとしたのだが、出来なかったのである。
周りは「あっ!(借物の「薄葉紙」を)破った」と、目を見開いたが、薄葉紙とは包み紙だけでなく、紐や緩衝材にもなるものである。

本来の「薄葉紙」は和紙である。繊維の筋に沿って裂いてクルクル丸めると紐になる。ところが安物は化学的に作られた洋紙で、洋服やハンドバックなど包装用にしか出来ていない。繊維の筋もないのでプチプチ切れる。

「薄手の和紙、使ったらどうやろ」と。
全国のすべての博物館が和紙を使用すれば単価も安くなるし、伝統工芸の維持にも繋がると思うのだが。


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2012.5.11 更新
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