KANSAI UNIVERSITY

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教育・授業関連(学部の専門演習の説明会の様子は下記にリンクがあります。)

大学院:DSプログラム

 データサイエンティストとは、高度な情報通信技術を用い、企業内外に蓄積されている膨大なデータを活用して新しい価値を創出することができる人材である。そのため、高度な統計分析をはじめとするデータ分析の知識やスキルはもちろんのこと、業務オペレーションや企画開発といったビジネスに関する全般的な知識も必要とされる。 このプログラムの目的は、高度な情報通信技術を用い、企業内外に蓄積されている膨大なデータを活用して新しい価値を創り出すことができる人材、データサイエンティストを育成することである。
 本プログラムでは、ビッグデータのビジネス活用に向けた一連のスキル習得に焦点を当てており、こうしたビジネスに関連する様々なデータを科学的に解析することができる人材を育成するため、統計数理、計算機科学、意志決定科学といった領域の学際的かつ文理融合の教育体制を提供する。

http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~yada/DS/
DSプログラムのサイト
商学研究科のDS(データサイエンティスト)育成プログラムの内容を詳細に紹介しています。
http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_com/grad/dsprogram.html
商学研究科のプログラムサイト
商学研究科のDS(データサイエンティスト)育成プログラムの概要を紹介しています。

大学院:矢田研究室の紹介

教育方針

 教育方針 内容 
 研究者、科学者としての信念  知識を扱う科学者、研究者は己の信念をしっかりと持ち、常に自分と向き合うことが求められます。当研究室では様々なプロジェクトを通してお互いの価値観をぶつけ合いながら、研究者としての信念を育てていきます。我々は研究者としての「思い」を育てます。
 世界の第一線で戦える研究力  世界の第一線で戦える研究力は、地道な基礎研究の上に成り立つものです。当研究室は基礎力の向上を基本に、多様な応用研究を共同研究で進め、国際会議や国際学術雑誌に公刊していくことを義務づけます。既存研究の改善や模倣、国内でしか通用しない研究ではなく、独自のアプローチを持つ先端研究を推進します。我々は世界の第一線の舞台で通用する研究を目指します。
 社会への貢献  研究者の存在意義は新しい知識を生み出すことで社会に貢献することです。当研究室では様々な業界、分野の人々へ貢献するために広い視野を持ち、有用な研究を推進します。そのためにも、多様な人々とのコミュニケーションが重要になります。我々は人とのつながり、相互関係を重視します。

修士課程 経営情報論研究演習(矢田研究室)

 本演習は巨大データから有用な知識を発見するデータマイニングのビジネス応用について、購買履歴データ、クリックストリーム、顧客動線データなど消費者行動データを用いたマーケティングモデルの開発に関する修士論文作成に向け、研究を進めます。また、矢田研究室に所属する学生はDS(データサイエンティスト)プログラムに参加することを原則としています。
 演習では、それぞれの研究に関係する論文輪読、データハンドリングに関するスキル習得、モデリングに関する検討なども行います。このゼミでは、実際の企業との共同研究、もしくは実データの利用を通して、ビジネスの最前線を経験し、同時に情報技術利用のスキルを習得することを中心の課題とします。プロジェクトの中で企画提案のノウハウを習得し、リサーチからプランニング、プレゼンテーションまでトータルな研究力の育成を目指します。なお、具体的な内容、主な項目は以下のとおりです。さらに詳しい内容を知りたい人はDSIプログラムのホームページを参照してください。これまでの学生の研究成果やOBやOGのコメントなどが寄せられています。学部の時に十分な訓練を受けていない方は、入学後、上記のスキル習得に関する機会を提供します。入学時点でそれらのスキルは条件とはなりませんが、入学後、様々なスキル習得に熱心に取り組むことが求められます。その中で研究者または実務家として持たなければならない姿勢を共有していこうと思います。
 具体的な修士論文テーマとして、当研究室は以下のようなトピック(データ)を提供します。下記は提供するデータを中心に説明しているため、その中でそれぞれが自由にテーマを設定することが可能です。このようなテーマを扱う学生を歓迎します。

▼ 矢田研究室の修了生と研究テーマ、進路(例)
趙 楊芳('14) 顧客動線研究に関する一考察
柴崎 英('16)* Self-control and Consumer Behavior
蘇 威廸('17)* A Framework of Recommendation System Based on In-store Behavior
大橋 巧('18)* How Shoppers Walk and Shop in a Supermarket
仲 渓('18)* An Empirical Study of the Relationship Among Self-Control, Price Promotions and Consumer Purchase Behavior
孫 易('18)* The Short-Term Impact of an Item-Based Loyalty Program
陳 宵('19)* Study of the Effects of Visual Complexity and Consumer Experience on Visual Attention and Purchase Behavior through the Use of Eye Tracking
王 丹カ('19)* How Shoppers Walk and Shop in a Supermarket
顧 洪恩('19)* The impact of self-control on search behavior
陳 于テイ('19) A Study of Sales Promotion on Shopper's Purchase Behavior
傅 安キ('19) The Impact of Advertising along the Conversion Funnel of Association Product
李 奕伸('20) A Study of Product Type and In-store Purchase Behavior Using Shopping Path Data
グエン フン ミン('20) A STUDY OF SALES PROMOTION AND SHOPPING TRIP TYPE ON CONSUMER BEHAVIOR
陳 柯廷('21) A study of Self-control on Consumer Unplanned Purchase Behavior
王 鵬飛('21) アイトラッキングデータによるボトムアップとトップダウンエフェクトの影響
項 凌慧('22) The Impact of Nutrition Labels and Environmentally-friendly Labels on Different Conscious Consumers' Choice Behavior
呉 希雅('22) Study of the effects of bottom up factor on visual attention and purchase behavior through the use of eye tracking
毛 霞霏('22) How Scarcity Message Affects Consumers' Attention in Catalog Shopping: An Eye-tracking Study
李 雲('22) The Impact of Crowding on Consumers' Purchase Decisions under Different Type of Product
梁 啓試('22) The Impact of Crowd Density on Different Shopping Trip Type
石垣 浩匡('23) 実店舗におけるセルフコントロールが非計画購買に及ぼす影響
呉 雅てい('23) A Study of Promotional Savings and In-store Slack
包 雨キン('23) The Eye-tracking Study of Product Characteristics and Consumer Choice
吉岡 桂吾('23) 探索から得られる便益とタイムプレッシャーの関連性
 *論文化されているものはタイトルとリンクを付与しています。

大規模顧客販売履歴データを用いた消費者行動モデル:100~200万人規模の顧客販売データを蓄積・分析するための手法開発を行い、膨大な顧客データを効率的に管理する顧客管理システムの理論的・実践的研究を行う。実務にも適用可能な実践的な消費者行動モデルの構築を目指す。
顧客動線データを用いた購買行動モデルの構築:RFID技術を用いて収集された顧客動線に関するストリーミングデータを解析する技術・手法を開発するとともに、それらと顧客の購買モデルの統合に関する理論的研究を行い、店舗実験を通してその有用性を検証する。
アイトラッキングデータを用いた購買行動モデルの構築:アイトラッカーを用いて収集された視線追跡データから消費者の関心を表す追跡行動をモデル化し、購買行為の理解を深める。
機械学習のマーケティングへの応用:急速に進む人工知能分野における機械学習をマーケティング領域へ応用する。
多次元時系列データモデリングの広告効果モデルへの適用:10,000を超える時系列属性を含んだ広告視聴データから、統計数理や機械学習などの時系列モデリングを用いた分析により、広告効果測定モデルを構築する。

【就職先】(株)テクノーブル、LINE(株)、TIS、NTTコミュニケーションズ、進学(東京大学)、Alibaba(中国)、富士通、島津製作所(把握している一部)

▼ 矢田研究室への進学を希望する方々へ
外国人留学生で矢田研究室への進学を希望する方々へ:当研究室は情報システムの概念的なこともやっていますが、大学院では解析手法の開発や解析そのものを対象にして授業を進めます。プログラムを組めることは有利に働きますが、必須条件ではありません。 ただし入学後、統計や分析ソフトの使い方を自分で学習することは必須です。専門職コースでは統計学で受験することを求めていますので、入学前に統計学の勉強はしっかりとやっておいてください。個別の事前面談は行っていません。個々の問い合わせに対応することは難しいため、募集要項をよく読み、自分で判断してください。
外国人留学生で矢田研究室への研究生を希望する方々へ:当研究室の研究生を希望する学生は矢田の研究論文をいくつか読み、本研究室の取り組みに沿った研究計画を提出してもらえると判断しやすいです。
社会人入試等で矢田研究室を志望する方々へ:当研究室は情報システムの概念的なこともやっていますが、大学院では解析手法の開発や解析そのものを対象にして授業を進めます。 プログラムを組めることは有利に働きますが、必須条件ではありません。ただし入学後、統計や分析ソフトの使い方を自分で学習することは必須です。複雑な数学などはそれほど使いませんが、論文を読みながら何をしているかを理解する必要はあります。 また学生がそれぞれ独自のデータを持ち込み、それを解析することを修士論文のテーマとすることを勧めています。実際にはその方がより効果的に学習が進むと思われます。仕事を抱えながら大学院で学ぶことは楽ではありません。 それでも、当研究室で学びたいという意欲のある方を歓迎します。

博士後期課程 経営情報論特殊研究演習(矢田研究室)

 本演習は巨大データから有用な知識を発見するデータマイニングのビジネス応用について、購買履歴データ、クリックストリーム、顧客動線データなど消費者行動データを用いたマーケティングモデルの開発に関する博士論文作成に向け、研究を進めます。研究論文として、「面白い」「わかりやすい」「フェアー」という3つの要件を満たし、国際学術雑誌など査読付き雑誌論文の刊行を必須とします。
 当研究室では修士と同様に上記のようなトピックを中心に研究を進めるため、これらの内容に興味を持つ学生を歓迎します。それぞれの内容の簡単な説明は、研究活動のそれぞれの項目で知ることができます。詳細な内容に関しては、矢田の 業績リストから関連文献をレビューしてください。

学部:DSIプログラム

 DSIプログラムは、関西大学商学部で提唱している、高度な統計数理、データマイニングに関する知識と社会科学の素養を培い、ビジネスプロセスを科学的かつ実践的に解明できる人材を育成するプログラムです。
 本プログラムでは、大規模データを用いたビジネスプロセス解析のプロトタイプとしてマーケティングに関する問題に焦点を当て、消費者の購買行動に関する大規模時系列データから知識を発見する教育プログラムを開発。学生は企業からのアドバイスをもとに企画立案訓練を行うため、実践を通じたスキル獲得が可能であり、企業にとっては、今まで眠っていた膨大なデータを有効活用し、新しいニーズの発見が期待できます。本プロジェクトにより社会人力豊かなイノベーターの創出を行い、社会に貢献できる人材の育成をめざします。

http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_com/curriculum/dsi.html
DSIプログラムのサイト
DSI(サービスイノベーション)特別プログラムの内容を詳細に紹介しています。
http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~yada/DSI/
旧DSIプログラムのサイト
以前のDSIプログラムの内容を紹介しています。