・カリキュラム
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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選択必修科目 | ・学びの扉 ・知のパスポート ・知のナヴィゲーター |
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必修科目 | ・専門研究T・U ・専修ゼミT・U |
・専修研究V・W ・専修ゼミV・W |
・専修ゼミX・Y ・卒業論文 |
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推奨する科目・自由科目 | ・宗教学演習a・b ・比較思想研究 ・宗教学フィールドワーク入門a・b |
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・宗教学概論a・b ・日本思想論a・b ・仏教学概論a・b ・宗教学各論 |
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その他の選択・自由科目 | 神話研究、死生学、サンスクリット語文化、世界のイスラーム文化、キリスト教の社会と文化、イスラーム思想研究a・b、チベット文化論 |
※「選択科目・自由科目」は比較宗教学専修に関係の深い科目を載せています。なお、「選択科目・自由科目」は科目によって配当年次が異なりますので、詳細については『大学要覧』で確認して下さい。
※ 「必修科目」「選択・自由科目」についてはp.4を参照のこと。
学習の3つの柱
(1)世界の諸宗教
仏教、キリスト経、イスラームだけでなく、日本の宗教思想や世界中の民族の神話や宗教儀礼等を幅広く学び、宗教学の諸理論に基づき、宗教を客観的に捉えるトレーニングを行います。 〈授業内容の例〉「宗教的象徴:言語と図像」「神秘主義の系譜」「仏教と西洋思想」「日本人の宗教観」「ダライラマ14世、チベットからの脱出」「イスラームと現代」
(2)宗教のフィールドワーク
祭りや聖地などのフィールドワークを通して、宗教と地域社会やエンターティメントの関係を学びます。〈授業内容の例〉「宗教フィールドワークへの招待―天神祭と大阪文化―」「国際都市神戸の宗教事情」「聖地巡礼の社会学―四国遍路の場合―」「火と水のシンボリズム−東大寺二月堂の御水取研究−」
(3)現代社会と宗教
介護や看護、終末期医療における「生と死」の問題、靖国神社・戦死者追悼の在り方などの現代社会の諸問題に宗教学的にアプローチします。また占い、ヨーガなどの精神世界も積極的に研究の対象とし、宗教学の観点から考察していきます。〈授業内容の例〉「戦死者追悼の在り方―靖国神社の場合―」「家族と墓、祖先崇拝の今後」「宗教とテロ」「占いの文化史研究」「妖怪の人気とその理由」比較宗教学専修関連科目
1年次から履修できる科目
全学共通科目には、「世界の宗教」「日本人の宗教観」「宗教と現代」「宗教学を学ぶ」「聖典と宗教思想」があります。宗教学を平易に説明する講義で、宗教学の概要を理解するのに役立ちます。1科目か2科目程度を受講されることを勧めます。総合人文科目では、「神話研究」、「死生学」「サンスクリット語文化」「世界のイスラーム文化」「キリスト教の社会と文化」があります。これらの科目は、どれも春学期か秋学期のみ開講されるので、シラバスを注意して調べて下さい。
2年次以後に履修する科目
専修研究はI-IV:2年次に「専修研究T・U」と3年次に「専修研究V・W」が必修科目です。比較宗教学専修研究I-IVは、専任教員が各自の専門分野と関連のあるテーマを選んで講義をおこないます。小田は宗教学の方法論、宗教社会学、およびイスラームの諸問題を講義します。井上は仏教や儒教などの日本思想と比較思想、宗教哲学を講義します。宮本は聖伝研究、祭り、民衆宗教や新宗教、ジェンダーと宗教などに関連して講義します。
専修ゼミT-Y:2年次に「専修ゼミT・U」、3年次に「専修ゼミV・W」、4年次に「専修ゼミX・Y」が必修科目です。「専修ゼミT・U」は比較宗教学の基礎知識を学ぶために、入門書や概論のテキストを読み、また理解した内容をまとめ、口頭発表とレポート作成を指導します。「専修ゼミV・W」は卒業論文を書くための準備です。卒論のテーマを決めるためにも、知識を広げる必要があるので、いくつかのテキストを講読し、他方では、レポートの構成や引用の仕方なども学び、卒論作成の訓練をします。「専修ゼミX・Y」は卒業論文の指導をするゼミです。「専修ゼミX」では、卒論作成の注意点、文献調査の方法を説明し、「専修ゼミY」では、添削を含め、個人指導が中心になります。
選択科目には「宗教学概論a,b」「仏教学概論a,b」「日本思想論a,b」「キリスト教思想研究a,b」「イスラーム思想研究a,b」「宗教学各論」が2年次から受講できます。3年次には「宗教学フィールドワーク入門a,b」「宗教学演習a,b」「比較思想研究」などがあります。