研究テーマ

国際経済学International economics

  • 国際経済学に関する欧米の最先端の研究では、数学を駆使した種々のモデル分析が行われますが、私は、①自由貿易と保護主義の経済学説史的展開、②国際貿易や国際通貨制度の史的発展に関心があり、それを中心に研究をしています。理論的なモデル作成よりは、繰りかえされる自由貿易と保護主義の対立に関する思想的背景、経済的利害関係により強い関心があり、国際政治・経済の利害関係が複雑に絡み合って形成される国際経済制度の動態的変化に興味をもっています。理論モデルも一定の時間的経過とともに標準化されますから、標準化されたものを使用して、将来を見通す知見を得たいと日々希求しています。

日本貿易Japan Foreign trade

  • 国際経済の動態的変化の中で、日本経済がどのような対外経済上の特質をもっていたのかを研究しています。幕末開港以来の日本の資本主義的発展を跡づけることで、歴史的な転換点がいくつかあり得たのではないのか、またそうならなかった必然的理由(あたかも神に導かれたかのように進んでいった理由)を、いろいろな観点から検討しています。

研究課題Research Task

  • 「両大戦間期の日英経済関係」
  • 「グローバル化と地域活性化」
  • 「自由貿易と保護主義の学説史的研究」
  • 「日本貿易の発展と構造-日本貿易の100年-」
  • 「日本の輸出商品の研究」
  • 「資源貿易」
  • 「スポーツ文化の国際比較」