「マルチメディアと図書館」研究グループ

第45回研究例会報告


テーマ:「ISBD,AACR,NCR and Metadata--現状と課題」

発表者:北克一(大阪市立大学)

日時:2000年9月16日(土)15:00〜17:00

会場:京都大学工学部図書室


<はじめに>

デジタル化、マルチメディア化、ネットワーク情報源、出版物の激増といった文脈の中で目録をめぐる現状と課題を、目録規則とシステムの両面から検討された。

<目録規則等の動向>

近年のAACR改訂をめぐる欧米の動きのポイントを、1995年シカゴで開催された「記述目録規則の将来」に関する会議、1997年トロントで開催された「AACRの原則と将来の発展に関する国際会議」を軸に指摘されたほか、ISBD(CF)からISBD(ER)への主な変更点とISBD(M)およびISBD(S)の見直しの動向、IFLAのFRBRの目指すもの、日本におけるNCR改訂の動向、メタデータと目録の関係等について、非常に明解に話していただいた。

(文責:村上泰子)