4.ドコモの現状とこれから
NTTドコモは、現在ではNo.1の契約者数を誇る携帯電話会社である。ところが、いくつか問題点もある。第一に、「e?mail」による悪質ないたずらメールである。例えば、あるしるしをクリックすると、110番だったとか、警視庁につながるとか、携帯電話の画面がもともと組まれているプログラムによって止まってしまう。などといったメールが回ってくることである。二つ目にしばしば画面に「しばらくお待ちください」という文字が表示され、電話もメールもつながらない時があること。そして、一番の大きな問題は、ライバル会社の追い上げである。例えば、J?PHONEやauである。まずJ?PHONEは、最近カメラつきの携帯電話を発売した。前にもカメラつき携帯電話は他社で発売されたが、電話機とは別にカメラを買わなければならなかったが、今回発売されたのは、電話機そのものにカメラがついており、まったく新しいものとして発売された。これはドコモにとっては脅威となるだろう。
次にauである。CM、広告などにもあるように、学生をターゲットにした基本料金、通話料を半額にするという「学割」である。これは基本使用料等の多少高いドコモにとったらこれもかなりの脅威となるはずである。
いずれにしても、どこの会社も必死なのである。やはりドコモがそうだったように、今までになく、なおかつ消費者の心をつかむ商品を作る会社がこれからの時代を 生き抜いていける。すなわち、ヒット商品を出し続けないといけないのである。それは、今や日本の新しい文化といえるNTTドコモの「I?mode」も同じ事であることにはかわりはないのである。