関西大学生命倫理研究会

KUBES: Kansai University Bioethics Society

20 12  2 13 更新

 

 

インフォームド・コンセント、脳死・臓器移植、安楽死・尊厳死などの話題をつうじて、

生命倫理学(bioethics)

という分野の名は、だいぶひろまってきました。

関大哲学科では、大学院生、学部学生、OB、教員の有志などがあつまって、
関大生命倫理研究会という勉強会をもよおしています。

参加しているひとのなかには、
じっさいに医療の現場ではたらきながら関大で学んでいる学生もいれば、
マスコミや大学の授業がきっかけでこの分野に関心をもちはじめたばかりの学生もいますし、
また、関連文献を学んでみずから論文を発表している研究者もいます。

発表者の一方的な報告というよりも、さまざまな立場の者があつまって、
 

いろいろ意見を出し合ったり、
いっしょに読んだ本を題材に議論したり
というやり方で進めています。

このうち、連続読書会は、会の性質上、固定したメンバーでおこなっていますが、
研究報告会は、原則として、はじめて参加される方にもひらいております。
これまで行ってきた活動を報告します。

 

  

第18回研究会のご案内

日時: 2012年3月16日(金) 14:00-17:30

場所: 関西大学尚文館 401教室 

   (関西大学へのアクセスはこちら 阪急千里線関大前。北千里行の先頭車両に近い側の口でお降りください)

千里山キャンパスのマップはこちら 尚文館は正門入ってすぐの左側の坂を上り、芝生に面して立っている右手の建物です)

内容: アメリカの近年の生命倫理学の文献から

1)E. Fenton, "Liberal Eugenics and Human Nature: Against Habermas"(「リベラルな優生学と人間の本性――ハーバマス論駁」) (in Hastings Center Report, vol.37, no.6, 2006)

報告者:松尾 悠(関西大学大学院文学研究科博士課程)


 リベラルな優生学にたいするハーバマスの批判は、自然と人工の対比にもとづくが、この線引きは現在の生物医学にとって自明なものではない。その観点からハーバマスの『バイオエシックスと人間の将来』の議論を批判する。



2)C.S. Campbell and J.C. Cox, "Hospice and Physician-assisted Death: Collaboration, Compliance and Complicity"(「ホスピスと医師の幇助による死――協働、コンプライアンス、共犯関係」)(in Hastings Center Report, vol.40, no.5, 2010) 

報告者:南木喜代恵(関西大学大学院文学研究科博士課程) 


 オレゴン州の末期患者の大多数はホスピスのプログラムにある医師による自殺幇助に登録しているが、ホスピスはそれを実行するにあたって主たる役割を果たしていない。その背景にある法的道徳的な問題点を調査する。



3)J.T. Berger, ”Rethinking Guidelines for the Use of Palliative Sedation"(「緩和セデーション使用のガイドラインの再考」) (in Hastings Center Report, vol.40, no.3, 2010) 

報告者:品川哲彦(関西大学文学部教授)


 厳しい苦痛に苛まれる末期患者にとって、意識喪失に至る鎮静は効果的な治療と認められながら、その利用は通常ならざる治療に限定されている。その点に関してガイドラインの見直しを考える。

 

参加無料。事前の申込不要。

 

今後の予定

   日程が未定ですが、アウシュヴィッツ博物館のDVDをみる会をする予定です。

 

 

これまでの活動報告

 第17回研究会の活動報告をUPしました!

 

発表報告のレジュメ(一部のみ掲載活動報告からたどってください

KUBESからの発信

R.M.ヴィーチ『生命倫理学の基礎』
(メディカ出版、2004年発行)訳出

ケアとケアの倫理について考える(From 大学キャンパス To ナース・ステーション)

(『エマージェンシー・ナーシング』メディカ出版、連載記事、2001年11月〜)

 参加者の論文

リンク集(工事中)

 


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