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・ 担当教授 |
飯田幸雄 |
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・ 分野 |
超高周波エレクトロニクス |
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・ キーワード |
RF,無線周波,RFID,光波,フォトニクス,電磁界シミュレーション,FDTD法 |
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・ 運営方針 |
超高周波工学研究室では、「何事にもこだわりを持ち、残る仕事のできる学生」を一人でも多く世の中に送り込むために、以下のような運営方針をとっている。
学生は、若く、成長するスピードが早い。しかし、個人差がある。また、研究室配属の段階で身についている技術も個人差がある。そのような背景から、学生の指導をパラレルに行わず、学生一人一人の技術レベルとやる気に応じて指導方針を変えていく。研究活動においては、基礎から確実に積み上げる努力をさせ、学生がその研究分野のプロフェッショナルになれるように指導していく。 |
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・ 学生の心得 |
以下に書かれていることは、ある意味であたりまえのことばかりかも知れない。しかし、学生が最良の環境で研究を進められるように、確認の意味で「超高周波工学研究室に所属する学生の心得」をここに記しておく。
※ 学部生は学部生の心得だけでなく、大学院生の心得も読み、できる限り実践してほしい。
※ 以下の内容は現時点での心得であって、世の中の動向などによって変更する場合がある。
<学部生・大学院生に共通すること>
■ 自分の技術レベルを自覚し、何をすべきか判断できなければならない。そして、常に努力し、自分の価値を高めていかなければならない。
■ 目の前に新しい技術を習得できるチャンスがあれば、利益の有無にかかわらず積極的に参加し、技術を身に付ける。
■ 仕事や研究を見た目で判断してはいけない。簡単そうに見える仕事ほど学ぶことが多く、難しい仕事を確実にやり遂げるためのコツがそこにはある。また、簡単そうに見える研究も学ぶことが多く、自分の研究に役立つことが多い。つまり、どんなことでも貪欲でなければならない。
■ 研究に限ったことではないが、うそやいつわりはあってはならない。そのようなことがあれば、何事もうまくいかない時期が必ず来る。つまり、素直が一番である。
■ 受身的な姿勢ではなく、自分から計画し実行する姿勢でなければならない。受身的な姿勢では、何年経っても何も進まないし、応用力も身につかない。つまり、自分の行動が自分の将来を決める。
■ 研究を行っていく上で、英語は必要不可欠である。そのため、研究と平行して英語力を高めていかなければならない。
<学部生>
■ 何事も人を頼ってはいけない。人に頼る姿勢は自分の成長を妨げる原因になる。例えば、パソコンの調子が悪くなったとき、大学院生や友達に助けてもらうのではなく、自分で問題を見付け、修理する。
■ 自分の考えを持たず、周りに左右される人になってはならない。つまり、良し悪しを自分で判断できるようにならなければならない。これは、周りの人と差をつけるための一つのポイントでもある。
■ 研究は大学受験の問題とは違い簡単に答えが出るものではない。基礎知識を早く身に付け、理論的な討論を行いながら研究を進めれるように、日々努力しなければならない。目標は、研究会で発表できる結果を出すことである。
■ 討論では、できるだけ自分の考えを主張する。学部生だからといって控えめになる必要はない。間違った考えでも、少し訂正すればすばらしい考えになる場合もある。
■ 口だけの人間になってはならない。言い訳したり、愚痴を言ったりすることは簡単であるが、技術的な話はそれなりの努力をしなければできない。
■ 確実に残る仕事をする。中途半端な仕事は、自分の評価を下げることになる。
■ 早い時期に目標となる大学院生を見付け、その人に追い付き、追い越せるように努力する。目標となる大学院生がいなければ、自分が目標になってもらえるように努力する。
<大学院生>
■ 研究室の運営は、大学院生の行動に大きくゆだねられる。つまり、大学院生は、自分の立場を理解し、研究室で何をすべきか判断し、行動に移さなければならない。
■ 学部生の教育を行う。ここで重要なのは、教えることではなく、学生の個性を伸ばし、技術レベルを向上させるための指導スタイルを身に付けることである。
■ 大学院生は学部生のお手本である。大学院生は学部生が簡単に追い付ける技術レベルであってはならない。つまり、今の自分の技術レベルに満足せず、常に上のレベルを目指し日々努力する。
■ できるだけ多く学会や研究会で発表する。発表することは、研究で満足できる結果が得られたことを意味する。発表を通して専門家の方から頂いた評価・コメントを生かし、更に研究の完成度を高めるように努力をしなければならない。
■ 幅広い視野を持つように努力する。例えば、学会や研究会で発表してすぐに帰るのではなく、自分の研究に関連がなくても最後まで情報収集を行う。また、少しでも関連のある学会や研究会が近くで開催されるならば、やる気のある学部生も連れて行き、情報収集を行う。
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