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■ 研究背景 |
・電子タグをもっと活用したい.
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・物を作るのは高価で時間がかかる.計算機上で実験遊びをした〜い.
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RFID(個体識別)技術が注目されている.ちょっと想像するだけで膨大な需要が考えられる.しかし,RFID用に割り当てられた周波数帯はかなり狭く,使用規格も厳しい.電子タグをもっと活用したい.
光波帯の機能素子は段々と微細化して行き,普通の研究機関では製作することができなくなっている.設備の整ったごく限られた施設でしか製作することができないため,試作品を作るのも大変である.また,ちょっと実験して現象を確認したり,実験遊びをすることもできない.計算機の中で実験遊びをしたい.また,試作も簡単.小・中学生向けの実験玩具にすると日本の科学技術の進歩に貢献するかも.
情報を電波に乗せて送り出したり,電波から情報を受け取ったり,情報通信に電磁波が活発に利用されている.電波の元である電磁波を発生させたり,信号を乗せるためにアナログ・デジタル信号処理を行ったり,目的の周波数の電波だけを受け取ったり,受け取った電波から元の情報信号を抽出したりしているが,これらの機能を担う素子は,高い周波数の電磁波を扱うために,精密な構造を有している.高精度の機能素子を作るには設計,試作,測定(実験)が繰り返され,時間も費用もかかる.この過程は,高精度に計算できるシミュレータがあれば大きく改善できる.また,計算機上で実験遊びができる.
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■ 研究テーマ (各テーマの詳細は作成中です。) |
1.電磁界シミュレーション法に関する研究
=差分時間領域法(FDTD法)の高精度化,光波帯モデリング=
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2.微小工学系機能素子のシミュレーションによる開発
・全光学的シリコン光スイッチ
・フォトニック結晶
・光神経素子と情報処理
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3.無線による個体識別用トランスポンダ(応答機)の開発
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4.マイクロ・コントローラPICによる電子タグ情報部の構成
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5.PICによる呼び出し信号発生とID受け取り
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6. プログラマブル・ロジックデバイスFPGAによるリーダ/ライタの構成
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7.社会インフラ監視用給電技術とセンサ
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8. PICによる新しい通信方式の開発
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Copyright (C) 関西大学 超高周波工学研究室 |