関西大学教職課程
『英語科教育法(1)』シラバス

I. 担当者

担当者竹内 理
所属関西大学大学院外国語教育学研究科・外国語学部
住所〒564-8680 吹田市山手町3-3-35 関西大学内
e-mailtakeuchi@kansai-u.ac.jp
URLhttp://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~takeuchi/


II. 授業目的

春学期の授業は、教員免許状の取得を目指す受講生が、教科教育に関する基本的な知識・情報について学ぶことを目的としている。

参考:秋学期は、実践的な「教え方」に関する授業が中心となる。

III. 授業形態

講義形式をとるが、教員が一方的に話すのでなく、受講生が考え、意見を述べる場面を多く設け、インターアクティブな授業になるよう心がける。このため、受講生には、授業に積極的に参加すること、課題を確実にこなすこと、などが強く求められる。

IV. 授業計画

月日
内容
04/07オリエンテーション--英語学習の目的は何か
04/14 英語教育を取りまく大きな波
04/21学習指導要領とコミュニケ−ション能力
04/28小学校英語の方向性
05/12小学校英語活動の具体的方法
05/19外国語習得の理論的背景(1)認知的プロセス
05/26外国語習得の理論的背景(2)情意面の影響
06/02外国語教授法(1)Approach, Method, Technique 
06/09外国語教授法(2)科学的な教授法をめざして
06/16測定と評価(1)テストの作り方
06/23測定と評価(2)評価の方法
06/30現役教師との対話
07/07対話を受けて--- 英語教師に求められる資質とは
07/14まとめの議論
07/21調整日


V. 教科書

高等学校検定教科書 LANDMARK-English Communication-1, 2, 3 (竹内、中田、本田、田辺、池田、水本、有元、Berke、 Eberl、Hult 編著)啓林館

中学校検定教科書 New Crown 1, 2, 3 (New Edition)(根岸、松沢、日臺、竹内、今井、酒井 編著) 三省堂

『達人の英語学習法ーデータが語る効果的な外国語学習法とは』(竹内理 著) 草思社


VI. 参考文献

担当者のHP上にある「参考文献一覧」を参照にすること。


VII. 成績評価

この授業では、1)小テスト、2)英語力検定試験のスコア提出、3)課題レポ−ト、4)最終レポ−ト、5)授業への積極的参加の5項目をもって成績を出す。

1)小テスト:授業の開始時に10分程度でおこない、前回の学習事項から出題する(10点満点)。2回目の授業より開始する予定。

2)スコア提出:TOEIC, TOEFL, 英検など、英語能力検定試験を1年間のうち最低1回受験し、そのスコア(原本不可、コピーのみ添付)とともに、受験感想、ならびにどうすればスコアが改善するかのレポ−トをまとめて提出すること。なお、この項目は秋学期の授業の成績にまとめて反映させる(春学期のみの受講生は春学期の成績に反映する)。

3)課題レポ−ト:前期間中に2回程度の課題レポ−トを課すので、指示にしたいがい提出すること。なお、手書きレポ−トは受け付けない。内容としては、教科書分析やテスト作成を予定している。

4)最終レポ−ト:前期に学んだ事項をもとに、「英語の授業はどうあるべきなのか」について、自らの主義・主張をまとめ、提出すること。これに加えて、参考文献リストにある本を最低1冊読み、そのまとめも提出すること(注:最終レポートとは別冊にし、何の本を読んだかわかるように著者、タイトルを明示すること)。提出期限は、2016年7月14日(木)とする。レポ−トはA4用紙で作成し、必ず表紙を付けること。また、図表なども利用して、説得力のある構成のレポートにすること。なお、手書きのレポ−トは受け付けない。

5)授業への積極的参加:授業中の質問等を含む積極的参加を5段階で評価する。

なお、本授業は、教師を目指すものが受講対象のため、欠席や遅刻などに関しては厳格に対処する。


Released: 04/01/16