インターンシップ感想文 (F)

　私は『クローズアップ現代』でテクノセンターの事を始めて知りました。そしてそのテクノセンターが日本の大学生のインターンシップを受け入れており、そこに来ている学生の生き生きしている顔をテレビで見た時、私もテクノセンターへ行ってみたいと強く感じました。だから、この春休みにテクノセンターに行けるかもしれないと聞いた時、絶対行こうと思い、今回の研修に参加することを決めました。しかし、約1ヶ月前に急に行く事が決まり、十分に用意をする時間がありませんでした。ですから、2週間の研修もの日々をどうやって過ごすのか？さらに、自分がテクノセンターでどのような事をしたいのかが具体的に分からず、来る前はとても不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、今2週間の研修を終えてみて、当初予定していた研修プランとはまったく違う内容の研修になりましたが、毎日とても忙しく、充実した日々を送ることが出来た気がします。
　何社ものテナントさんで工場見学をさせていただき、始めのうちは初めて見るワーカーさんの働く姿や大きな機械に圧倒されっぱなしでした。けれども、研修が半分過ぎた頃に私は工場見学をすることによって、何を得ることができたのか分からなくなり、どうしたらいいのか分からずとても悩みました。そうやって悩んだ事で、自分のやりたいことを改めて考え直す機会になった気がします。阿部さんはとても話しやすい方だったので、研修中に悩み事とかあったら気軽に相談に乗ってくれ、本当に頼りになるお兄さんという感じでした。
　この2週間は初めて経験することばかりで、毎日緊張しっぱなしで新しい発見のある日々でした。さらに、テクノセンターのスタッフの方や各テナントの方々が忙しい時間をさいて、私たち学生の話を聞いてくれ、わがままを聞いていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私は将来中国で働きたいと思っていたので、中国で働いている日本人のスタッフの方々の生の声を聞くことができ、とても貴重な体験となりました。
　ここへ来て一番後悔したことは中国語がまったく分からないということでした。ラインに入った時やワーカー寮などでワーカーの人とコミュニケーションを取って彼女達のことをもっと知りたいと思うのに言葉の壁は想像以上に分厚く、心の底から中国語をしゃべれるようになりたいと思いました。「言葉ってすごいなぁ」と痛感しました。そして、真剣に留学してみたいと思うようになりました。
　テクノセンターへ来る前まではそこそこ給料が良く、安定している大企業に就職したいと思っていましたが、その考えは180度変わりました。自分にやりがいを感じることのできる職につきたいと思うようになりました。さらに中国で働きたいとますます思うようになりました。しかも英語もやはりできないといけないなと感じました。残りの大学生活はここで感じた事を大切に一生懸命、語学を中心にがんばりたいと思います。
　また、絶対テクノセンターに来たいです。本当に2週間お世話になりありがとうございました。