研修期間:A日程(2002年8月1-17日) 所属:関西大学商学部3回生(長谷川ゼミ)

不完全燃焼の中にも(K)

 御陰様で今回のテクノセンターインターンシップでは想像してたよりも快適な生活を送る事ができました。さすがにワーカー寮に一泊した時は50箇所以上も虫に刺された痕ができて外国人宿舎に逃げましたが…。

 そんなワーカーとの生活で印象深いのがワーカーの輝いてる目と楽しそうに働く姿でした。実を言うと私はここに来る前は誰でもできる単純作業なんて面白くないし、ダルイんやろーなーと考えていました。しかし実際に作業をすると思った以上に難しくて何度も迷惑をかけましたがそれでもワーカーの人々は嫌な顔もせずに手伝ってくれてしんどそうなそぶりも見せずせっせっと作業をしていました。そんなワーカーの姿を見ていると将来は自分もワーカーのようにイキイキと楽しく仕事をしたいと思いました。

 しかし今回のインターンシップでの自分の行動を考えるとどうも不完全燃焼の感があります。なぜなら一週目はワーカーと同じ生活を行うというはっきりとした目的があり充実感があったのですが二週目の企業への見学・取材となると取材目的が自分の興味ばかりとあいまいだったので取材が思ったより順調にいかず自分の中で不満が溜まったからです。

 そんな私がテクノセンターに来て一番大きかった事は将来の進路を決心できた事です。私の夢は海外で生活するというありきたりな事ですが怠惰な性格から夢への第一歩である留学を年齢や環境にかこつけて諦めかけていました。それが石井社長の「海外での生活はきっと将来役に立つ、大学は八年で卒業すれば良いんです。そのまま四年で卒業してあなたに何が残るのか?」等のお話を聞いて自分の中のモヤモヤが吹っ切れて『来年のワーキーングホリデー』を本気で考えるようになりました。又、石井社長のお話から何か一つでも技術を習得しようと思い父親がModel作製の仕事をやっているのでそこから何か一つでも技術を得ようと思います。

 まとまり無く書きましたが先日、中央大学の先生に「インターンシップはどうですか?」と尋ねられた時にふと口から出た「楽しいですよ」の一言が私の素直な感想だと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございます。

(2002/8/30)


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