社会科学概論(10)-970705

これまでのレポートに対するコメント

  1. 小レポートの評価方法
    1. 提出されているか否か(欠席するやむを得ない理由が申告されている場合は考慮します)
    2. 記入されている内容
      1. 授業内容が正しく理解されているか
      2. 批判的にとらえられているか
  2. 社会科学概論に関して
    1. 社会科学概論とは何か
      1. 社会科学概論 → 導入期教育科目
      2. 社会科学とは何か
        1. <社会>を対象とする科学
        2. 科学=方法・過程
    2. (過去の社会科学概論で不可になった学生数)
  3. 論文・レポートの作成方法に関して
    1. 論文・レポートの書き方に習熟するには(文章力・表現力をつけるには)
      1. 学術論文を多読・精読すること。
        1. 論文の主張や内容を知るためだけでなく,論文の書き方・表現を学ぶためにも。
        2. 『経済学文献季報』の活用。
        3. 学術情報センター総合目録データベース http://webcat.nacsis.ac.jp
        4. 経済学文献目録 (OCU ERI - Biblio) http://www.eri.osaka-cu.ac.jp/biblio/
      2. あとは実践あるのみ。レポート作成全体の流れやポイントをつかんだら,レポートを書き始めてしまうこと。論文を書きながら,書き方の詳細を学ぶつもりで取り組むこと。
      3. 書き方の点でつまずいたら,その都度,斉藤孝『学術論文の技法』(増補版,日本エディタースクール出版部,1991年)等を読んでください。
    2. 「自分が提示した証拠,事例に対する他者のとらえ方や,考え方,感じ方は様々です。よって,論文そのものが一人よがりのものになってしまうと思うのですが,それでよいのですか」 →よくない。
      1. 論文中でありうべき批判を想定し,それに応えることが必要。
      2. 学術論文は,言いたいことを書くのではなく,言えることを書くもの。
  4. 前期論文試験について
    1. 用紙の綴じ方 →左上ホチキス止めが好ましい。
    2. フロッピーディスクも提出する場合
      1. フロッピーディスクのラベルに学籍番号・名前・ワープロ機種名を記入してください。
    3. 『大学を学ぶ』は割高か
      1. 出版事情
      2. 読んでみてからあらためて考えてください。
  5. 大学・授業をめぐって
    1. 学費は学生にどのような形で,あるいはどの程度還元されているのか
      1. 学生は学費で授業だけでなく,それを含めた大学という空間と時間を購入している。
      2. とはいっても授業は大学という場のメインイベントである(授業改善と授業参加)。
      3. 私立といっても,学費だけで運営されているのではない(私学助成)。
    2. 授業をよりよくするためには
      1. 授業参加
      2. 授業評価
    3. 試験対策…試験は情報戦である
      1. 情報収集
      2. 情報分析
      3. 学生の間での協力
  6. 長谷川について
    1. 合宿そのものへの参加 →余程のことがない限り参加する。 余程のこととは?
    2. スポーツ企画への参加 →場合による。
    3. 学生時代にやったスポーツ →山歩きを少々。
    4. 週にどれくらいの休みがあるか
      1. 最近は7日のうち1日あれば良いほう(授業は週に5コマ,他の時間は授業準備と研究)。
    5. 暇なときは何をしているか
      1. 暇なときはありません。暇を下さい。
  7. コーヒー・紅茶について
    1. ニコチン酸(C6H5NO2)=ビタミンB3=ナイアシン
      1. 脳のエネルギー代謝に必須の生体活性物質。コーヒー豆に含有されているトリゴネンは,飲用する際にはニコチン酸に変わっており,カップ一杯のコーヒーには豆腐や魚肉50グラム程度から摂取されるのとほぼ同量のニコチン酸が含まれている。砂糖を入れたコーヒーを飲めば,その砂糖が脳へのエネルギーを供給するばかりでなく,コーヒーのニコチン酸が脳のエネルギー代謝を促進して,いっそう効果的というわけである(中川八郎『頭がよくなる栄養学−情報栄養学のすすめ』講談社,1989年,96-97頁)。
      2. 水溶性ビタミンB複合体の一員。ニアシン・ナイアシンともいう。生体内に広く分布し,動物の肝臓・肉・乳,酵母,豆類,穀類に多く存在している(『三省堂化学小事典』(第4版)三省堂,1993年,271頁)。
    2. 紅茶の入れ方のポイント