2006年度長谷川ゼミ(演習)(2回生後期)履修要項


1 テーマ

生産のグローバル化と現地化:技術移転・技能形成・国際協力

2 演習内容

 あなたは大学の授業で,わかる喜び・学ぶ喜びを感じていますか。長谷川ゼミでは,砂を噛むような「勉強」「憶えること」よりも,うれしくて熱く手応えのある「学び」「わかること」を大切にし,仲間とともに学び成長することをめざしています。

【学生参画型:学び場を仲間とともにゼロから創造】
 学生が中心となってゼミという「学び場」をゼロから創造する「学生参画型」で運営します。授業前に企画を立て準備を行うことも,授業後にふりかえって新聞を作成することも,教員の支援を得て全て学生が行います。そのとりくみは決して容易ではありませんが,その過程でコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力,企画立案能力,組織能力が自然と身につきます。同時に,一生つきあえる仲間と自分と世界に対するより深い理解とが得られます。

【テクノセンター:「世界の工場」中国の製造現場にどっぷりつかる】
 ゼミでは「生産のグローバル化と現地化」,具体的には多くの発展途上国産業が発展をする一方,日本が産業空洞化に直面している事態を扱います。これを技術移転,技能形成,国際協力をキーワードとしてとりくみます。こうした事態を研究・体感する絶好の舞台が中国広東省にあるテクノセンター(日系企業の工場団地)です。春休みに予定している現地での研修は,中国人従業員寮に宿泊しながら,社長同行取材,生産ライン実習,日本語教室の教材作成などを行います。

※ゼミ・担当教員については,長谷川研究室WEB(http://www.shin.ac/)も参照してください。

3 教科書

    1. 高等教育研究会『大学を学ぶ』青木書店,1996年。
    2. 佐伯胖『「わかる」ということの意味』岩波書店,1995年。
    3. 斎藤孝『読書力』岩波書店(岩波新書),2002年。
    4. 齋藤孝『三色ボールペン情報活用術』角川書店(角川oneテーマ21),2003年。
    5. 中村尚司『人々のアジア』岩波書店(岩波新書),1994年。
    6. 佐藤正明『望郷と訣別を―国際化を体現した男の物語』文藝春秋(文春文庫),2003年。

4 参考書

5 応募者への要望

 上記『大学を学ぶ』『「わかる」ということの意味』を読んで学生生活をふりかえり,その結果をワープロでA4判2頁(2000字程度)にまとめ,初回のゼミに持参してください。

6 申し込み条件

    1. ゼミ活動を生活の中心にする決意と条件があること(メール shin@ipcku.kansai-u.ac.jp による質問・相談を歓迎します)。

7 履修すべき授業科目

ラテンアメリカ経済論,アジア経済論,国際投資論,国際開発論。

8 履修を希望する授業科目

国際ビジネス・コースの各科目,生産管理論,国際経営論。


Author: Shin Hasegawa
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