2004年度長谷川ゼミ(演習)(2回生後期)履修要項


1 テーマ

生産のグローバル化と現地化

2 演習内容

【視点】今日,多くの発展途上国の製造業が発展を遂げる一方,日本は産業空洞化と技術基盤の衰退に直面しています。こうした事態を「技術移転」「技能継承」「教えることと学ぶこと」「人間と自然」の視点から考えます。

【フィールド】中国広東省深セン市にあるテクノセンター(日本企業の中国進出支援施設)を研究フィールドとします(ブラジルなど他の発展途上国の生産現場も検討します)。

【スタイル】活動スタイルは,(1)文献とコンピュータ・インターネットの活用+(2)複写式ラベルの活用+(3)現地取材・研修です。運営スタイルは,教員の教育的配慮のもとに,学生が主体的に,ゼミの企画・実施・伝承に参画する学生参画型です。ゼミ時間外に共同作業があり,春休みには長期の現地取材・研修があります。この他に,個人での大量の読書と学習が必要です。

【こだわり】「生きる」こととは「学ぶ」こと。「勉強」よりも,熱くやりがいのある「学び」を。

【参考】長谷川研究室Website http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~shin/

3 教科書

  • 斎藤孝『読書力』岩波書店(岩波新書),2002年。
  • 里見実『学ぶことを学ぶ』太郎次郎社,2001年。
  • 佐伯胖『「わかる」ということの意味』岩波書店,1995年。
  • 佐藤正明『望郷と訣別を―国際化を体現した男の物語』文藝春秋(文春文庫),2003年。

4 参考書・推薦図書

『日本経済新聞』

5 履修を薦める授業科目

ラテンアメリカ経済論,アジア経済論,国際投資論,国際開発論。

6 担当者からのコメント

  1. ゼミ履修申込前のゼミ説明会と見学会には必ず参加してください。
  2. ゼミ活動を生活の中心にする学生,つまり,全力でゼミ活動にとりくむことができ,志が高くファイトがある学生を求む。読書習慣のない学生や行動力のない学生には向いていません。

Author: Shin Hasegawa
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