2008年度長谷川ゼミ(専門演習)履修要項


1 テーマ

国際協力・技術移転・人材育成の現場を歩く

2 演習内容

【海外研修・国際ボランティア活動:中国・インド・ブラジル】
 このゼミは,国際協力や技術移転,人材育成の現場を歩き,世界と自分を感じ考えます。したがってゼミ活動の中心は,海外研修・国際ボランティア活動になります。春学期にゼミ生各自で研修(活動)先を選定し,夏休みに海外で研修(活動)を行います。秋学期には研修(活動)をふりかえって,その成果の作品化=本の出版をめざします。
 中国広東省にあるテクノセンター(日系企業の工場団地)はその研修先の有力候補です。その研修では社長同行取材,生産ライン実習,現地スタッフとの交流などを行っています。詳しくは,関西大学長谷川伸ゼミナール『中国は今日も観・感・照―世界の工場で生きた学生8人のインターンシップ体感記』新風舎,2006年を読んでください。国際ビジネスに留まらず,国際ボランティアや国際協力についても学び実践するのもこのゼミの特徴です。ちなみに今年は,上記テクノセンター研修の他に,海外インターンシップ(中国・上海,インド),国際ボランティア活動(インド,チェコ,ブラジル)を行いました。

【学生参画型:学び場を仲間と創り,仲間とともに成長する】
 このゼミは学生参画型です。ゼミ生が中心になって,楽しくて熱く手応えのある「わかること」「学び」を大切にし,仲間ととも成長しながら,手づくりで刺激的なゼミを創造します。これによって,社会や企業が求めている「社会人基礎力」(前に踏み出す力,考え抜く力,チームで働く力)がつきます。加えて自己分析力も高まって,就職活動もエンジョイできるようになります。

※教職をめざす学生や,チームワークやリーダーシップを学んで実践したい学生,「留学したいけれど踏ん切りがつかない」「外国に行ったことがない」学生も歓迎します!担当教員,ゼミ生の就職先などについては,長谷川研究室WEB(http://www.shin.ac/)を参照してください。 メールでの質問も歓迎です。

3 教科書

    1. 高等教育研究会『大学を学ぶ』青木書店,1996年。
    2. 佐伯胖『「わかる」ということの意味』岩波書店,1995年。
    3. 佐藤正明『望郷と訣別を―国際化を体現した男の物語』文藝春秋(文春文庫),2003年。
    4. 中村尚司『人びとのアジア』岩波書店(岩波新書),1994年。

5 応募者への要望

 上記『大学を学ぶ』『「わかる」ということの意味』を読んでこれまでの学生生活をふりかえり,その結果をワープロでA4判2頁(2,000字程度)にまとめ,初回のゼミに持参してください。

6 申し込み条件

    1. ゼミ活動に全力でとりくもうとする決意と条件があること。
    2. ゼミ履修申込前のゼミ説明会あるいは見学会に参加していること。

7 履修すべき授業科目

ラテンアメリカ経済論,アジア経済論,国際投資論,国際開発論。

8 履修を希望する授業科目

国際ビジネス・コースの各科目,生産管理論,国際経営論。


Author: Shin Hasegawa
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