中南米経済論講義要項(2001年度)


■講義概要

 1980年代,「失われた10年」と呼ばれる深刻な経済危機にあったラテンアメリカ諸国は今日,ドラスティックな民営化・規制緩和が進められる中で,政府主導の経済運営から市場経済中心へと大きく変貌を遂げている。
 前期においては,イントロダクションとしてラテンアメリカ経済のアウトラインと日本との関係,主要なトピックについてレクチャーしながら授業運営方法・成績評価方法を決定した後,前期から後期にかけて,学生によるレポート発表とディスカッション,教員によるコメント・レクチャーを通じて,輸入代替工業化,累積債務,民営化,国際化といったキーワードを手がかりにして,ラテンアメリカ経済の実像を明らかにしていきたい。
 今年度は,例えば「日系ブラジル人の日本への出稼ぎ問題」といった特定のテーマを軸としながら授業を展開していきたいと考えている。

■講義計画

  1. イントロダクション
  2. 授業運営方法・成績評価方法の決定
  3. 学生によるレポート発表+ディスカッション+教員によるコメント・レクチャー

■成績評価の方法

  1. レポート発表
  2. 授業の企画運営
  • 授業にどれだけ深く関わることができたかが成績評価のポイントとなる。
  • ■教科書

    ■参考書

    ■備考

     学生参画型,すなわち教員の教育的配慮のもとに,受講学生が主体的に,授業の企画・実施・伝承に参画する授業をめざす。



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