→「インパクトのある」授業だからこそ「授業のリズムを掴むのに時間がかかった」とも言えるのですが,いずれにせよ,いかに早く授業の「リズム」に乗ってもらうかが立ち上げのポイントです。授業が現在は半期2単位完結(セメスター制)になっていますので,いっそうこれが重要になってきています。そのための工夫もしていますが,より効果的な工夫が求められていると感じています。プリントをたくさん配布して読んでもらうことが基本となりますが,これもすでに効果的でなくなって来ています。図解やマンガでわかりやすく学生参画型のイメージを伝えられたらいいのですが。「関大版学生参画型授業マニュアル」といったタイトルでノウハウやツールを整理して,マニュアル化できればとも思っています。
聞き手側(フロア側)の問題もまだあります。Contribution Work (CW)によって改善されてきてはいますが,今年度は例年と比べて提出状況が思わしくなかったようです。もしかしたら成績評価基準におけるCWの位置づけをもう少し高める(例えばA評価5点にする)方がいいのかもしれません。一方で3限特有と思われる遅刻の多さは「捺印ラベル」の利用によって大幅に改善され,遅刻者による授業の撹乱はほとんどなくなりました(長谷川伸)。
→多目的室はその名称通り「教室」ではありません。多目的室を教室として恒常的に使うことができているのは,第2学舎を管理する商学部・経済学部の事務室が配慮していただいているからです。もっとこのようなフラットで机と椅子が可動式の教室が増えればと願っています。
Contribution Work - CWは毎回提出なので確かに大変かもしれませんが,毎回の授業に全員がしっかり参画して,全員の実りある学びを実現するには,大変有効な手段だと思います。もしかしたら語学以外の大学の授業では予習をしたことがあまりないかもしれませんが,次の授業で取り上げるテーマについて事前に資料を探して読み込み,わかったことを記す作業は,思った以上に授業に参加する姿勢を作り出し,学びを豊かなものにしたのではないでしょうか(長谷川伸)。