基礎演習(96.11.25)

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 「装置工業については,やや事情が異なる。化学労働に関する研究は著しく少ないし,また,鉄鋼労働に関する研究も,主として圧延部門を対象とするものであって,現代手鉄鋼業をして銑鋼一貫作業たらしめているところの,高炉部門や平・転炉部門というような装置を主要な生産手段とする分野については,ほとんど研究がなされていない」(山本潔,1994年,455頁)。

 

 政府の鉄鋼価格統制は60年代中葉から行われ,64年から67年までは一般物価水準に比して,鉄鋼製品の実質価格をかなり低下させた。この価格統制の当初の目的は鉄鋼需要産業の育成―それを通じての工業化にあった(Fischer, 1988, pp.225-226)。

 

 三菱重工が韓国とブラジルの鋼板の採用に踏み切ったことは,日本の鉄鋼業が現在ある意味で苦境に立たされていることを象徴している(日本経済新聞,1994年5月11日) 。


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