変数間の相関係数

 複数の変数の間の相関係数を計算するには、「相関(C)」の「2変量(B)」を選ぶ。この2変量とは相関図のxyの2つというような意味であろう。2つの変数を指示した場合には、2×2の相関行列を計算することになる。n個の変数を指示すればn行×n列の相関行列となる。


 図1 相関係数の計算を選択した画面

 


ここでは、rosen96.savのデータに含まれるRosenbergの2つの翻訳版(aとb)の項目を1から3までを項目について計算をおこなってみることにする。


図2 積率相関係数の計算をおこなう変数の選択画面

 


 なお、相関係数としては、間隔尺度水準の変数を対象とするPearsonの積率相関係数の他に、順位相関係数も選択可能である。相関係数の無相関からの検定は、両側検定がデフォルトで準備されている。「オプション(O)」で、「平均値と標準偏差(M)」を指示しておかないと、これらの統計量は出力されない。


 


図3 相関計算時のオプション

 

 2つの変数間で計算する相関係数は、片方の変数が欠損の場合には、計算ができなくなる。上の図3で「ペアごとに除外(P)」は、片方の変数で欠損があった場合に、もう1つの変数では欠損ではなくとも、この被験者のこの欠損のあった変数については、計算から除外されるという意味である。たとえば、第1番目の被験者がa01という変数に回答していない、すなわち欠損(欠損値には「.」(ピリオド)を入れる。)であったとすると、このa01変数と他の変数の被験者数は、欠損のない他の変数の組合せのよりも1名少ないことになる。「リストごとに除外(L)」を選ぶと、欠損値があるとこの被験者のデータをすべて計算から除外することになる。欠損のあった被験者のデータがすべて分析の対象から外される。

 

a版からの3項目とb版からの3項目の合計6項目の(Pearsonの積率)相関係数を計算してみた結果が次の2つの図である。


図4 観測変数の算術平均、標準偏差と被験者数

 



図5 出力結果のSPSSビューア画面より