- 石村貞夫 (1995) SPSSによる統計処理の手順 東京図書
この著者による解説書は多数出版されている。
- 狩野 裕・三浦麻子 (2002) グラフィカル多変量解析(増補版)現代数学社
共分散構造分析の専門的な解説書とソフトの使い方の説明が詳しい。共分散構造分析でのモデル化と解析には必須のテキストである。紹介されているソフトはAmosとEQSそしてCALISである。LISRELがこの増補版から消えたのは寂しいきもするが。
- 田部井明美 (2001) SPSS完全活用法:共分散構造分析(Amos)によるアンケート処理 東京図書
Amosの使用説明書として丁寧に作成されている。
SPSSのプログラム(シンタックス)を作成することによって、これまでの刊行されてきた解説書も役に立てることができる。
- 山本嘉一郎・小野寺孝義・竹村和久 (1999) 新版SPSSx Wオプション編 東洋経済新報社
SPSSのWindows版が刊行されるまでは、SPSSxで、シンタックスによりSPSS用のプログラムを書いていた。この本では、伝統的なSPSSプログラム書法で、ロジスティック回帰分析、コンジョイント分析、等質性分析、非線形主成分分析などの解説が掲載されている。そして、Windows版の紹介もしている。数量化理論(T〜V類)についての紹介は、ありがたい。
以下では、SPSS以外のいくつかの本を紹介する。
- 内田 治 (1997) すぐわかるEXCELによるアンケートの調査・集計・解析 東京図書
Excelの単なる入門書ではない。本書の特徴は、データ解析をExcelでおこなう手順を丁寧に解説していることにある。構成は、次の8章からなっている。1.アンケート調査(調査の基本、表本調査そして調査票の作成)、2.アンケートのデータ(データの種類と処理、データ入力)、3.アンケートの集計、4.グラフ表現(単純集計のグラフ化、クロス集計のグラフ化)、5.比率の検定、6.クロス表の解析、7.順位データの解析、8.多変量解析と数量化理論などから構成されている。卒論で、調査票を作成する、データ入力をする、基礎的な統計量を算出する、などの手順が、例題とともに詳しく説明されている。本格的なデータ解析の前に、Excelで、入力とデータの基本的な統計量を算出すること際に役に立つ本である。そして、SPSSと連携させることによって、解析結果報告のための出力をよりよいものとするために、Excelになれるという意味でも、役に立つ。
- 新村秀一 (1995) パソコンによるデータ解析:統計ソフトを使いこなす 講談社(ブルーバックス)
新書本であるから値段が、紹介した本の中で、一番安い。値段と本の内容は比例しないという代表ではないかと思う。基礎的な統計量から多変量解析までを、数式と実際のデータで解説している。解析ソフトとしてはSASを使用しているようであるが、SPSSにも言及している。この本の最後に掲載されているデータを入力して、各種法をSPSSで体験することを勧めたい。