関西大学 孝忠研究室

Research Life of Professor Dr. N. Kochu

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     『未完の革命』――辛亥革命(1911年)から100
 今年2011年は、中国の辛亥革命(1911年)から100年にあたる。日本でも中国でもその歴史的意義とその後の「評価」について活発な論議がおこなわれている。
 マイノリティ研究センター研究員の蔡孟翰(Tsai, Mon-Han)先生(千葉大学特任准教授)からお誘いを受け、台湾の国立中山大学(孫文にちなんで設立された大学。台湾南部の高雄市にある。)での国際シンポジウム『未竟之革命』(Unfinished Revolution: Revisiting the Legacy of Dr. Sun Yat-Sen and His Time 日本語でいえば『未完の革命』ということになろうか)に出席することとなった。

 魅惑的なタイトルに惹かれて
『未完の革命』というタイトルは魅惑的である。これを機に、と久しぶりに、「辛亥革命」や「孫文」にかかわる論稿を手当たり次第に乱読してみた。テーマが政治的緊張や対立と結びつかざるを得なかった歴史もあってか、論者の政治的立場、さらには時代によってかなり「評価」が分かれていて面白かった(また、同じ論者が時代によってかなり異なった見解の論稿を書いていることも興味深かった)。若かりし頃?読んだ、明治維新をめぐる評価・論争、軍事的封建的帝国主義にかかわる論争などについての論稿を思い出した。

 さて、この国際シンポジウム(2011年11月11日~13日)には、日本(前記蔡先生と私に加えて安武真隆政策創造学部教授の三人)を含めて13の国と地域から研究者が参加していた(台湾、日本、アメリカ合衆国、イギリス、韓国、シンガポール、香港、アルゼンチン、ロシア、ベルギー、ドイツ、そして中華人民共和国)。私たちが参加した英語のセッションには中国の研究者でアメリカ合衆国などにおいて研究中の人たちが参加していたが、最後の13日の午後の中国語のセッションには、中国の中山大学などからの参加者があった。
それぞれの研究報告にはかなり論争誘発的なものも含まれてはいたが、論議の時間が少なく、次の100年へと繋がる積極的な論議はあまりなされなかったように感じた(語学力の故もあって充分に理解できなかったので、正確な評価ではないが)。ただ、中国語のセッションでは、かなり激しいやりとりもあり、予定時間を大幅に超えたとのことである(蔡先生の話)。
国際シンポジウムのポスター

 中国料理・海鮮料理を堪能
このシンポジウム期間中、蔡先生のご家族挙げての歓迎を受けた。アンバサダーホテルでのご家族との夕食では楽しい話題が尽きることはなかった。また、先生の友人とは、澎湖島から直送される新鮮な海鮮をふんだんに使った料理を堪能した。このように、今回の旅行中の食生活は、蔡先生のご配慮と御嗜好もあり、アルコールは、ワインを中心とするものとなった。それゆえ、いつものような「武勇伝と失敗談」を期待されている方にはとても申し訳なく?思っている。そこで、蔡夫人からおそわった極上カラスミ用レシピを以下に無断で紹介させていただくことにしたい。
※ 極上カラスミのために(Y.H.提供)
1.カラスミの表面の薄皮を剥ぐ。
2.フライパンに油を多め(大匙4~5くらい)に引き、強火で煙が少し出るまで熱する。
3.カラスミをそっとフライパンに入れてから中火~強火にかけ、片面ずつ1分弱ほど(表面は軽く焦げ目がつき、側面から見たときには中はレア状態がベスト)焼く。(焼くというよりは表面を軽く揚げるというほうが近い)
4.カラスミを一度取り出し、フライパンに残った油をキッチンペーパーなどでふき取る。
5.再びカラスミをフライパンに戻し、強火のまま、お酒を少々(大匙2くらい)かけ、さっとアルコールを飛ばす。(中のレア状態を保つため、とにかく早く。火を通しすぎないこと)
6.すばやくカラスミを取り出し(熱いので要注意!)、まな板の上で、好みの厚さに切り分けてお皿に盛る。
7.大根やネギ(台湾で出たものはネギっぽく見えたけれど、ニンニクの一種らしい)などの薄切りを添えても良い。              以上

(付記)
大事なことを忘れていました。私の今回のシンポジウムの研究報告タイトルは、Human Rights and the “Rule of Law”: Fundamental Human Rights as “the Enforceable Rights”でした。時間の関係でポイントをとばして報告したのですが、コメンテータのYen-ching, Weng先生に適切にまとめていただきました。謝々!!
(2011年11月23日記)

 

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