関西大学 孝忠研究室

CMS市民権とマイノリティ班

Research Life of Professor Dr. N. Kochu

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「市民権とマイノリティ」研究班 

―市民権概念の成立とその受容、および現代国家(とりわけアジア)における新たな市民権概念の形成可能性とマイノリティに関する研究を行う。


国民国家の担い手は、市民権(シティズン・シップ)を共有する人々(=従来は「国民」とされてきた)であり、国民形成・統合には、この市民権の確定が不可欠であった。しかし、この作業は、たえず他者をつくり出す営為でもあった。この営為のなかで、国境の内部に異質性があるという事実をどのように法的に処理(規範化)し、その「国のかたち」を創り上げていくのかが困難な課題であったし、また近年一層困難になりつつあるといえよう。

マイノリティは、国民国家のこの「境界画定」と内部の均質化にともなって不断に創られていく存在であるともできる。さらに、グローバリゼーションの中では、マイノリティ状況とでもいうべきものが、グローバルな市民のあり方を示すものとなりつつある。本研究班は、国民(Nation)の幻想を乗りこえたグローバルな「市民」の形成可能性を探る。

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