ゼミ生の声part25No.12011250

ここには、ゼミ生、卒業生から寄せられた意見を掲載します。プライバシーの問題もありますので、メールで送ってくれたものを、チェックして、名前をイニシャルに変えて、掲載したいと思います。どしどしご意見をお寄せ下さい。

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1250.(タイトル)遅くなってすみません。 By 14期生NMさん(2008.7.4)

返信が遅くなってしまいましたが、合宿お疲れ様でした☆ 遅くなった理由は、ゼミ合宿の次の日から毎日9時〜22時までバイトをしていて、疲れてパソコンを開く元気がなかったからです。ごめんなさい。今回の合宿は、正直に言いますと、とても疲れました。帰りはハイエースに乗りましたが、乗りなれない車と、運転してくれていたD君のことを考えると、緊張しっぱなしだったのかもしれません。でも、無事に合宿を終えることができて本当に良かったです!!先生・Rちん・Dちぇは、みんなの倍以上の疲労を感じていたと思いますが、本当に感謝しています☆ありがとうございます。運転している姿を見て、「免許が欲しい」と常に思っていたので、今年中に教習行きます♪笑 

「疲れた」とは言いましたが、私にとってはすごく楽しい合宿でしたよ☆ 2日目の彦根城と長浜は、私とTとSちゃんはすごく楽しんでいました!!お土産まで買いました!!笑 しかし、これは先生が望んでいることではないのかもしれませんね。私たちは「観光」をしていたように思います。もともと私はお城が好きなので彦根城は興奮しましたが、何を学べたかと言われますと、「楽しかった、凄かった」としか言えないかもしれません。飲み会で私たちが自らその日感じた事を話すというのは、まだまだ未熟な私達にとっては難しいことなのかもしれないですね。しかし、ゼミは遊びではないので、これは私たちが反省しなければならない点だと思います。Sちゃんがメールで言っていたように、話し合う機会をいただければ、もう少し何かを学べたのではないかなと思います。…って先生のせいにしちゃってるみたいですけど、違いますからね!!

反省点は多い合宿でしたが、本当に楽しい合宿だったということだけは伝えたいです☆ 色んなトラブルがあったからこそ、絆が深まったようにも思います!!こう思える機会があって良かったのではないでしょうか。だから、来年以降もゼミ合宿を続けてほしいなって私は思います。運転をしてくれた先生・Rちん・Dちぇ、そしてRちん・OT・Mチャン・Dチャンの幹事サンには本当に感謝しています(*´∪`*a゛ありがとう☆ 飲み会でやったゲームもすっごく楽しかったです♪ 長くなってしまいましたが、本当にお疲れ様でした★ また月曜日にお会いしましょう〜ヾ(o・∀・o)ノ゛

1249.(タイトル)彦根合宿について By 14期生DAさん(2008.7.2)

彦根合宿お疲れ様でした。長時間の車の運転など、本当に大変だったと思います。ありがとうございました!まず、幹事についての感想です。私は今回初めて幹事をさせてもらいました。普段から仕切るタイプではないし、気配りもうまくないけれど、せっかく指名されたんだからがんばろうと、最初は意気込んでいました。でも終わってみると、ほとんど何もできていませんでした。私はすごくMちゃんに甘えてしまっていたと思います。せめて会計ぐらい自分がやると名乗りでるべきだったと後悔しています。Rちんは買い出しに行ってくれて車も出してくれたし、OTはレンタカーを準備してくれたし…。私は何をしたんだろう?という感じです。ただ一つ、飲み会の最後に先生が折角だからゲームをしようとふってくれて、みんなで楽しくゲームできたのが救いです。今回の経験から、もっといろんなことに気を配れる人間にならなくてはと、つくづく思いました。

さて、次にフィールドワークのことですが…。はっきり言って積極的になれていなかったと思います。興味の対象が目の前の町並みにだけいっていて、歴史にまで及んでいなかったのかなぁと感じます。「この家は趣があるな」とか、「町並みが美しいな」とか、「きれいなガラスだな」とか、単純な感想にとどまってしまっていました。やはり、歴史的なことを想像しながら散策するには、事前の学習が必要だと思います。私は資料づくりで長浜について調べたのですが、そのことで、長浜の歴史を知ることができたし、調べるうちに、どんな町なのかなぁと興味がわきました。(実際にはあまりちゃんと見てまわらなかったので説得力はないですね(^_^;)) 他の町の資料にも目を通しましたが、あまり頭に入りませんでした。みんなは資料を読んでくれたのかな?という疑問もあります。やっぱり“自分で調べる”というのが一番いいと思います。その事前の知識に加えて、先生の話を聞いたら、もっとよく分かっておもしろいのではないでしょうか。

最後に、私は今回の合宿に行けてよかったと思います。確かに、ハードスケジュールだなぁと感じることもありましたが、合宿がなかったら、こんなにも滋賀の町を訪ねることはなかったと思います。五個荘なんて全然知らなかったし、彦根や長浜が、あんなに“作られた感”のある観光地だとは思いませんでした。ちゃんと何かを学んだとは言えないのは反省すべきですが、私としては楽しかったです。でもそれは、ゼミ合宿だと言うことを忘れて、ただの観光客になっていたということかも知れません。それじゃあ意味が無いですよね。私の意識が低かったです。彦根合宿にはやる意味があると思うので、これからも続けてほしいです。わがままかも知れませんが、先生に強引に引っ張っていってもらいたいです。自分から足をのばせるようになるには、私の場合まだ時間がかかりそうです。

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14期生は、私がボールを投げる(刺激を与える)と、一所懸命打ち返そうとして(反応して)くれるので、教え甲斐があります。(K)

1248.(タイトル)お疲れ様です。 By 14期生OYさん(2008.7.1)

合宿お疲れ様です。本当に盛りだくさんの合宿で、運転もしていない私でさえ、今もまだ100%の回復ができていない状態ですが、本当に楽しい合宿でした!!ありがとうございました。先生は本当に「ミラクル晴れ男」です!!!バーベキューの時に1滴の雨もなかったことに驚きでした(^^)彦根は本当にひこにゃんというキャラだけが、メジャーになっていて、彦根城がひこにゃんについていけていない感を感じました。彦根城の方に「今日、ひこにゃんいますか?」と尋ねたら、「今日はいなんいんです。土日だけです」で終了で、ミッキーの不在を教えてくれるディズニーのお姉さんとは違うなぁと思いました(笑)当然といえば当然ですが。長浜が地元の人たちにとってどういった場所なのか少し疑問に思いました。合宿の飲み会で、その日に見たことの感想を言い合うとかはありましたが…語り合いは正直難しいと思います(笑)しかし、今回の合宿で本当の意味で14期が1つになったというか、絆が生まれたと思うので、この時期の合宿(今回のような飲み会)も大いに意義のあるものだと思います☆ ゼミのみんな本当に尊敬できる仲間で、見習いたいことばっかりです。人間的にもすぐれた人がたくさんいる片桐ゼミに入れた幸運に感謝です。先生は今日も3回生のゼミでしたよね?お疲れさまです。初夏の日差しで、体調も狂いやすいと思うので、お体に気をつけて教育に熱いエネルギーをお願いします!では失礼します。おやすみなさい☆

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14期生と彦根合宿に行ってきました。3本ほど感想を載せてみました。楽しい合宿ではあったのですが、3人ともに少し反省の弁が入っているのは、私が「ゼミ合宿は楽しいだけでいいのだろうか?連れて行ったすべての町で伝えるべきことを伝えられたかどうか、自信がない」というメールを、みんなに送ったからです。この時期に滋賀県の4地区を12日で回るという合宿は11期生から毎年やっているのですが、少し内容が濃すぎるのか、2日目になると学生たちの疲労が見えてきて、たくさん連れ歩いていろいろ教えることが難しくなり、自由行動時間を多めに取るのですが、自由行動時間を使って、自ら学ぼうという人は当然ながら非常に少ないです。各町の資料は前の週に配布しているのですが、読んでくれている人は果たしてどれだけいるのか、少し疑問です。4回生のこの時期ですから、まだ就職活動中の人もいますし、終わった人も卒論でテーマにしていること以外に、学ぼうという気持ちを持たせるのは、なかなか難しいことなのかもしれません。移動のしやすさもあって車を使っているのですが、これも心配のタネになります。「百聞は一見にしかず」という言葉通りの効果が出る面も確かにあるのですが、車利用の危険度、学生たちの吸収率などを考えると、再考する時期に来ているのかなという気もしています。(K)

1247.(タイトル)ゼミ合宿お疲れ様でした。 By 14期生TSさん(2008.7.1)

ゼミ合宿お疲れ様でした。けが人も1人もおらず、みんなと無事ゼミ合宿を終えられて本当によかったです。幹事さんをはじめ、RちんやDくんには本当に感謝しています。昨日、何もしていない私でさえも帰ってきて、「CHANGE」を見た後、ぐっすり眠ってしまったくらい疲れていたのに、先生やRちんやDくんは本当にお疲れだっただろうなと思いました。本当にお疲れ様でした。1日目は、あいにくのお天気でしたが、近江商人の屋敷や五箇荘を巡り、地元の方々に家屋のことを聞いたり、たぬきの話を聞き、また同じ観光客の人たちとも家屋のことについて少しではありますが、お話をすることができて、個人的にはとても楽しかったですし、デスクワークだけでは感じられない勉強ができたと思っています。彦根は、平日であったことも関係があるとは思うのですが、私が思っていたよりかはにぎやかではない街であったなと感じました。もっとひこにゃんグッズであふれかえっていると思っていました。彦根城は、お城自体はとても小さく感じ、入ってすぐの木の形そのままの太い梁がとても印象的でした。私は、阪神大震災で梁の下敷きになってなくなった方もいらっしゃったことを聞いて以来、古い家屋を見ると梁が気になります。彦根城では、びっくりするほど太い梁があり、彦根城にいるのに阪神大震災のことを思い出し、亡くなった方々はどんなに苦しまれただろうかということを考えていました。彦根城に関しては、もっとちゃんと歴史を知ってから行くべきだったなと私自身反省しています。長浜は、初めて訪れたのですが、正直どんな特徴のある街なのかあまりわかりませんでした。ガラスやオルゴールのお店ばかり回っていました。せめても、もう一度町の様子を思い浮かべながら、新聞記事や幹事さんの作ってくれた資料を読んでみようと思います。

合宿の飲み会で感じたことを話すというのは、バーベキュー、カラオケルームの流れもあり、そういったことを考えることがありませんでした。あくまでも私たちはゼミの一環として合宿にきているのであり、飲み会の場で一言もそのことを話すことがなかったことを恥ずかしく思います。しかし、あえての反論をさせていただくとしたら、私の中で飲み会というのはみんなで今日一日の疲れを忘れるほど楽しく過ごせればいいと思っているので、私としては、街めぐりをもう少し早く切り上げ、食堂ででも構わないので、1人ずつ今日感じたことを話す機会を設けていただけたらよかったのではないかなと思います。そうすれば、来年からは街を巡って、何かを得ようと1人1人が努めますし、先生の期待に答えられる生徒もたくさん出てくるのではないかなと思います。でも、自然と自分からそれができないことは4回生、また片桐ゼミのメンバーでありながら、お恥ずかしいことだと思っています。ゼミではありませんが、今度TとMと一緒に行く世界遺産めぐりでは、何かを得て、先生にご報告したいと思います。

1246.(タイトル)お疲れ様でした。 By 14期生DS君(2008.7.1)

昨日はお疲れさまでした。色々トラブルはありましたが、最後まで怪我人が出なくて本当によかったですよね。先生やみんなからお褒めの言葉を頂けてありがたいのですが、そういう僕も先生がおっしゃる様に2日目には体力が無くなり、十分な街並み見学ができませんでした(特に長浜)。『夜遅くまで楽しむのは結構ですが、次の日は責任持って元気に動き回りましょう』と、先生の声が聞こえそうです。今回の合宿の反省点は、『学遊究友』が『楽遊究友』になってしまったことの様に思います。もう少し『学』の部分にも注力しなかったことについて、反省しています。一方で『遊究友』の方は、個人的には非常に充実しました。音楽でノリノリのドライブ、とても美味しかった近江牛のバーベキュー、カラオケルームでの飲み会ではみんな本当に楽しそうにしていました。僕もすごくリラックスでき、みんなには笑いで疲れを癒やしてもらえました。という訳で、僕にとってはこの合宿はギリギリ合格点が出せます。そして次回の合宿では『学』にしっかり取り組むことを目標にします!Rだけでなく、先生も車の運転お疲れさまです。今日はゆっくりお休みになって下さい。僕は内定先企業の健康診断を受けるため、既に千葉県にいます。朝一の新幹線は爆睡でした…。それでは今日も頑張ってきます!

1245.(タイトル)〔近況報告〕 By 10期生SYさん(2008.6.25)

こんばんは、10期生のSです。お元気ですか?すっかりご無沙汰してしまって、申し訳ありません。今日は射撃ではなく仕事でのご報告があり、メールさせていただきました。入社して以降、中央市場という支店で内務→営業と仕事をしてきたのですが、この6月に異動になりまして、人事部に配属になりました。3年2ヶ月現場で仕事をしてきたので、1ヵ月経った今も本部の一日の流れが掴めていない状態なのですが、数字というプレッシャーがなくなり、少しほっとしています。これからは別のプレッシャーに悩まされるのだとは思いますが・・・。今は採用をメインに行っており、このままのポジションだと、各大学のセミナーに参加することになりそうです。おそらく関大も訪問する機会があるのではないかと思います。私用での訪問ではないので、自由な時間は取れないと思いますが、もし時間が合えば先生とお話出来ればと考えています。まだまだ未定なのでわかりませんが、お邪魔するときはご連絡致します☆ 以上、ご報告でした。

今、上司の薦めで「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」(マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン著)という本を読んでいます。自分の強みを再認識して活かすという本で、私の強みは「自我・適応性・共感性・慎重さ・目標志向」だそうです。頷けるような違うような・・・?すっかり長いメールになってしまいました。このあたりで失礼します、ではまたご連絡します!!

1244.(タイトル)お世話になりました。 By 6期生MM君(2008.6.25)

先生、こんばんは。昨日は、素敵な一日をありがとうございました。恒例のゼミ参加は、とても充実したものとなりました。快く迎えてくださった15期生の皆さんに感謝です。改めて、片桐ゼミって社会に役立つなぁ、と思いました。人前で発表する力、資料をまとめる力、人の話を聞く力、、、そういった様々な社会的スキルが身に付くゼミですよね。10歳以上違う人と、こうやって触れ合うことは、そう稀にある機会ではないので、今の学生の人たちのセンスを知ることができ心地よい刺激となり、これからの励みとなりました。そんな機会を与えてくださり、あらためて感謝しています。15期生の皆と、是非、お酒を酌み交わしながら、ゆっくりと話をしたかったのですが、これはまたの機会ですね。ますます、素敵なゼミとなり、有意義な2年間となるように、頑張ってください。それにしても、昨日の飲み会は、ほんとに楽しかったですね。いつも楽しいのですが、大学の空気に触れ、そして気兼ねなく飲める仲間、真剣でありながら笑いも忘れない、そんな雰囲気で語り合えたことが、最高に素敵な時間となりました。

先生の書かれた論文ですが、帰りの電車の中でじっくり読みました。先生の社会学に対する思い、そして教育への思い、何より生徒への愛情というか「人」を大切にする思い、そんなことを感じました。きっと、片桐先生と出会い、社会学を学んだ多くの人は、「社会学を学んで良かった。」という思いを持つのは、そういった先生の姿勢が大きく影響していると思います。そういう思いを持った師から学べば、必ずそういう思いを持てると思います。関大社会学部で学んだ4年間は、片桐先生をはじめ、多くの素晴らしい師がいらっしゃったので、より強くそういう思いを持つことができ、卒業後も社会学についてことあるごとに考えたり、知りたい、学びたいという思いが絶えないのかもしれません。「進化し続ける社会学教育」まさに、先生の教育はそういう気がしてなりません。常に前を向いて、先生自身が社会学を愛しておられるので、その魅力を生徒に伝えたいという気持ちを持ち続け、接してらっしゃる。そういう姿勢が、何より大切なのでしょうね。これは、社会学に限った話しではないかも知れませんが、、、ただの感想になりましたが、改めて先生の社会学教育への思いを知り、文字として読めたことは、意義深かったように思います。

次は旅に出たいですね。納涼川床も良いですし、、、それでは、またお会いできる日を心待ちにしています。ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。

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6期生MM君の3回生ゼミ訪問は毎年恒例です。そして、その後の飲み会も。今年は前週にコンパをやっていたこともあって残念ながら3回生の参加がなかったのですが、卒業生ばかり11人も集まって、楽しい飲み会をやりました。MM君が触れている私の論文とは、今年の3月に出た「社会学教育の意義――大学での社会学の学び方、活かし方――」(『社会学評論』584号所収)のことです。雑誌は総合図書館にありますので、興味がある方はぜひお読みください。(K)

1243.(タイトル)〔読書〕 By 14期生TTさん(2008.6.22)

タイに旅行に行ってました。一緒に行った友人は、就活で知り合った女の子です。みんなにその女の子との二人旅行を心配されながらも()無事帰ってきました。最近の私はというと、卒論に必死に…ということはなく()、細々と本を読んでいます。今は『永遠の仔』を読んでいます。いやぁ暗くなる本です(*_*) 四回生の目標は「本を読もう!」の太字の本だけでも全部よみたいのですが、遅々として進まず… 先生は私よりかなりお忙しいのに、ハイスピードで本を読まれているのに尊敬です。私も時間がある学生のうちに少しでも吸収したいです。とりあえず今は乃南アサさんの『風紋』、『晩鐘』が読みたいのですが、関前の古本屋になくて"(><)ノ 反環境問題の本も調べればたくさん出版されているようですし、こちらも絶対読もうと思っています。こうして読書の楽しさに気づいたのも、先生のおかげです☆ まぁ日曜日に1日、本を読んでるのも、女子大生としてどうかと思いますが()  新刊は高いから買わず、図書館は返すのがめんどくさいから古本屋派のTTより

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こんな目標を立てている教え子がいるというのは嬉しいですね。本は世界を広げます。ぜひたくさん読んでください。たぶん、私のお薦め本にハズレはないと思いますよ。毎日家に籠もって読書しているというならともかく、女子大生も週に1日ぐらい籠もって読書していてもいいんじゃないですか。(K)

1242.(タイトル)Aです By 10期生AMさん(2008.6.22)

ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。お変わりありませんか。学生時代に比べて本当に筆(メール)不精になってしまい、すみません。関大の敷地内の雰囲気も随分と変わった、という話をききましたので、また近々行ってみたいと思います。相変わらず「沖縄」熱は冷めず、また今週半ばから石垣・那覇に行ってまいります。先生は最近、沖縄行かれましたか。

先生が教えて下さった言葉の中に「自分(私)が組織を変えることは不可能だけど、組織が自分(私)に合わしてくれるようになる」があったかと思いますが、本当にしみじみと実感しております。

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久しぶりのAMさんからのメールです。1年目にかなり悩んでいたAMさんも働きはじめて4年目ともなると、やはりこういう風に思えてくるようですね。ただし、組織が自分に合わせてくれるようになるためには、しっかりやるべきことをやっていないといけません。手抜きでいい加減な仕事ばかりしていたら、組織も合わせてくれるようにはなりません。よい仕事ができる人間であることをちゃんと示せれば、その能力を活かすために、組織――実際はともに働く周りの人間なのですが――も活かし方を考えてくれるものだという話ですので、誤解なきよう受け止めてください。(K)

1241.(タイトル)お疲れ様でした!! By 15期生SMさん(2008.6.19)

先日は万博遠足&飲み会、本当にお疲れ様でした。初めて万博公園にいったのですが、公園内は想像していたのよりも広くてあんなに疲れるなんて思ってもみませんでした。それだけ万博というイベントが大規模なものだったのだと実感し、万博そのものに行けなかったけどすごくいい体験ができたと思います。ただ、このオリエンテーションが予想外にハードだったので計画していたスポーツも思っていたよりダラダラしてしまいましたが。。。最後のパットゴルフ()はナイス提案でしたね。ゆるーく遊べて楽しかったです。幹事なんてしたことがなかったので、時間配分やみんなを楽しませるにはどうしたらいいかなど、たかがスポーツだけどたくさん考えさせられました。なんとかみんな楽しんでくれたみたいでよかったです。この万博遠足は普段のゼミでは学べないことを学べました。またこんな風にみんなで身体を使って思いっきり遊びたいですね。

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他にも感想をいただいていますが、とりあえずこのぐらいにしておきたいと思います。みなさん、お疲れ様でした。(K)

1240.(タイトル)〔万博遠足〕 By 15期生KuMさん(2008.6.18)

遠足、飲み会お疲れさまでした。天気もよく、絶好の遠足日和になってとても楽しかったです!幹事さんの考えてくれていたゲームなどは、したことのない体力を使うゲームばかりだったので、とてもリフレッシュできました。高校生にもどった気分です!先生もみんなと一緒になって楽しんでくれていたのでとてもうれしかったです。その後の飲み会も幹事さんがいろいろ仕切ってくれてスムーズに進めてくれていたので、とても楽しかったです。もっともっとみんなで集まるイベントがあったらいいのになぁと改めて感じました。今回はやはり幹事さん様々だったと思います。幹事さん達のおかげで有意義な時間を過ごせたと思います。本当にお疲れさまでした。

1239.(タイトル)万博遠足お疲れ様です。 By 15期生TRさん(2008.6.18)

こんばんわ。15期生TRです。昨日はお疲れ様でした。本当に疲れました。笑 私はスポーツにはほとんど参加しなかったんですが、その前のオリエンテーションでかなりやられました。先生は途中で私達に出会った時、「やる気ないね〜」とおっしゃっていましたが、実はそれまでに班全員で本当に走り回っていたんです。あの時は本当に疲れきっていたんです。でも走り回った成果と抜群のチームワークのおかげで優勝できたんだと思います☆ 筋肉痛も無事翌日にきたので良かったです。笑 有名な太陽の塔を生で見ることができたし、敷地の広さだけでも万博の盛大さを感じることができました。リアルタイムで展示物やパビリオンを見ることができたらきっと何年経っても「万博は楽しかった!!!」と言えるような体験になったんだろうなと思いました。

さて、スポーツはみんなに楽しんでもらえたんでしょうか?思ったよりも暑くてみんなをかなり走らせて疲れさせてしまい、途中グダグダになってしまって本当に申し訳ないと思っていたんですが、みんなに「楽しかった」とゆってもらえてよかったです。私仕切れるタイプではなくて、だから幹事とか本当にやったことなくて、どーしよ・・・と思っていたんですが、GとMとYとMとどーやったらみんなが楽しんでくれるかと考えたり、一緒に頑張ることが出来て、本当に楽しい、いい経験ができたなと思いました。

そして今回の飲み会の時、こっちのテーブルではみんなが私の相談に乗ってくれたり、わりと本気でアドバイスをくれたりして15期生は本当にいい奴ばっかりだと実感することができました。イベントを重ねる毎に確実に仲良くなれていっている気がしてとても嬉しいです☆ 昨日はとても楽しくて思い出に残る1日になりました。本当にありがとうございました。

1238.(タイトル)こんばんは。Yです。 By 15期生YMさん(2008.6.18)

こんばんは。昨日はお疲れ様です。万博へは、以前に遠足で何度か訪れたことがあったのですが、今回、70年代という過去に行われた万博というものを考えながら、巡ると、以前はただ広いだけの野原と思っていたのですが、違った印象を得ました。池にあったオブジェ?を見るとその頃の人のセンスがなにやら不思議に感じましたが。。また、4人5脚等のスポーツ、先生もはりきって頂いて、こちらもとても楽しかったです。ただ、最後の大縄はすこし残念でした。。。そして、日頃の運動不足のせいか、今日は体中がギスギスと筋肉痛でぎこちない感じでした。明日は学校なので、治っていることを期待してます。。先生はお体大丈夫ですか?元気に一緒に運動されていて、先生って若いなぁと思いました。それでは、失礼致します。

1237.(タイトル)万博遠足の感想 By 15期生IK君(2008.6.18)

昨日はお疲れ様でした。今日は朝に起きたら筋肉痛が腹筋にもあってきつかったですけど先生はどうだったでしょうか。感想ですが、まず万博公園のなかだと当時の面影があるのがほとんどなかった事です。あったとしても錆びていたり、老朽化していたので少し残念に思いました。まあ38年たっていますし老朽化は当たり前といえば当たり前ですけど…。でも全てを当時のままで残すというのは無理ですし、万博公園はなかなか良いところだと思うのである意味仕方が無いのだと、自分の中で考えるようにしてます。最初は暑さのせいもあり、なかなかやる気が上がりませんでしたけど、オリエンテーションからはかなり楽しめました。広場でのスポーツはとても面白かったんですけど疲れました。あそこまで走ることになるとは…。夜の飲み会では、前のゼミ合宿と同じように先生の「愛のお言葉」を頂いてしまいました(笑)もっともっと前に出ていかないといけませんね。それに思考の言語化、文章化の訓練もまだまだですけど早く身に付けていきたいです。それでは失礼します。

1236.(タイトル)昨日のゼミお疲れ様です! By 15期生TYさん(2008.6.18)

15期生Tです!先生昨日はお疲れ様です☆ 先生は楽しめましたか?私は昨日のゼミとても楽しかったです☆ 万博の中に入ったのは初めてだったので私にとって色んな目新しいものを自分の目で見ることができました。そしてオリエンテーションもすごく楽しかったです!移動距離にかつての万博建築物の大きさを感じました…一位にはなれなかったけど、チームワークと思い出はどこにも負けてない気がします!笑! そして、今回幹事を任せて頂きまして、いい経験ができました。ありがとうございます!準備していた遊びも飲み会もなんとかおわってホッとしました☆ 中でもGの力はかなり大きかったです…見習います! そして、万博いく前よりもっとみんなと近くなれた気がします♪♪♪ 全力で遊んだおかげで、全身が全力で筋肉痛です(´∀`) 先生は筋肉痛きませんでしたか?結構ツライです…笑 それでは来週のゼミも楽しみにしています♪♪♪

1235.(タイトル)〔飛び入り参加〕 By 13期生KJ(2008.6.16)

先生こんばんは。先日は10期生の同期会に飛び入り参加させていただき、ありがとうございました。帰阪するバスの車内で、たまたまYちゃんと連絡を取っていたら、楽しげな宴があると聞き、合流させていただいた次第です。先生に連絡もせずに、突然お邪魔してすみませんでした。お陰で、楽しい時間を過ごさせていただきました。10期生の魅力は、先生から何度もお聞きしていたのですが、直接的にはほとんど面識がない状態でした。今回実際にお会い出来て、その魅力を存分に体験できました。かなりの飛び入りにも関わらず、すぐにとけ込む事が出来、他の10期の方ともお会いしたいなと思いました。思い掛けない形で「縦繋がり」を経験でき、今からゼミの集いが楽しみです。ホームページを見る限り、15期生も活気が出て来たようですね。もうすぐ万博公園に行かれる頃ですね。じめじめと蒸し暑い日々が続きますが、体調など崩されないようにしてくださいね。

1234.(タイトル)昨日はありがとうございました By 10期生Mo(2008.6.14)

昨日は久々の同期会にご参加くださり、ありがとうございました。Mさんが明るい空気を、Rさんが和やかな空気を作ってくれたおかげで、とても楽しい時間を過ごせましたね。思い切って2人に声をかけてみて、本当に良かったです。YくんやKくんも、飛び入りにもかかわらず当たり前のように溶け込んでくれて、思いがけずタテのつながりまで作ることができました。彼女たちにとっても、とてもかわいい後輩だったみたいですね。先生も書かれていましたが、KやMさんを中心に繰り広げられるトークは、10期独自の魅力を久々に思い出させてくれました。それを見て笑っているばかりの私も相変わらずですが、いまの私にはそれがとても幸せでした。そして、これを機に10期の糸を再び紡ぎ合わせていけたらいいなと思いました。今回は急でしたが、次はより多くの人が参加できるような同期会を開けたらと思います。その際は、先生もまたご一緒くださいね。

1233.(タイトル)かわいいからの卒業は? By 15期生ITさん(2008.6.13)

少し遅れてしまいましたが、かわいいからの卒業についてなんですが、最初は別に卒業する必要はないんじゃないかと思っていました。私は小さい頃からキャラクターに興味があまりなかったのでただ漠然とした考えですが、大人になってもかわいいキャラクターグッズを集める人にとってみると、それはある種の生きがいにもなっていると思うので無理に卒業しなくてもいいだろうという考えでした。テレビでも○○マニアなどと徹底してキャラクターを愛している大人を見ると「すごいなー。」と感心することもあります。しかしみんなの意見や先生が「バランス感覚が大事」とおっしゃっているのを見て、確かにかわいいだけにとらわれてしまっていると狭い世界しか知らないまま大人になってしまうのではと感じました。小さい頃好きだったキャラクターを卒業できずに子供の気持ちを引きずったまま、自分は大人になったんだと勘違いしている大人が多いのではないでしょうか?「いい加減卒業したら?」と忠告しあえる関係があればいいのですが、広い世界を見るきっかけがなかなか無いように思います。また私の場合なんですが、表現力やボキャブラリーが少ないせいか、なにかしら「かわいい」と言ってしまいます。友達との会話にも頻繁に出てきますがとりあえずといった感覚で使ってしまってることもあります。このまま大人になってしまうと「かわいい」を使うことから卒業できないのではと今回の議論で考えさせられ、自分の意見をしっかりとした言葉で伝えれるよう克服しなければと思います。

また万博のDVDの感想なんですが、今まで一切興味を持ったことがなく万博ではパビリオンを出していることさえゼミで初めて知りました。しかもDVDを見るまではパビリオンも小さいテントの下で出すくらいだと考えていてあまりにも想像と違ったので衝撃でした。太陽の塔の中の展示物は不気味なほど斬新ですごく興味が湧いたのですが、現在太陽の塔の中はなにかあるのでしょうか?私の父も行ったらしいのですが、あまりの人の多さに1番人気のない並ばないですむパビリオン1つだけ見て帰ったそうです。笑 確かにあの行列は気が引けますが、あんなに目新しいものだらけだと絶対に私も行っただろうなぁと思います。では長々と失礼しました。

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「かわいい」という言葉は悪い言葉ではないので、大人が使っても一向に構わないと思いますが、他の表現を学ばなくてもよい万能の「魔法の言葉」になっているなら、やはり少し意識して違う表現をしてみたほうがいいでしょうね。

太陽の塔の中には、今もあの「生命の樹」が立っています。ただし、展示物は剥落したりしています。2003年から公開をしてきたのですが、今はまた非公開になっています。次は、2010年に「日本万国博覧会開催40周年記念事業」として公開するそうです。(K)

1232.(タイトル)〔再考〕 By 15期生KT君(2008.6.13)

先生からお返事をもらって改めて掲示板に目を通してみました。「いつまでも1段目にいたいと言っていたら、10段目まで上ったら見えてくるような素晴らしいものも見えない」の一文にすごい説得力を感じました。確かに、一つのことにこだわっていてはいつまで立っても進歩も成長もしないままです。当たり前のことだと頭ではわかっていたつもりでしたが、いざ自分の意見を読み返してみると「これは先生が言うところの『進歩できない人』が書く文章だな」と感じました。「大人の趣味たり得るか否かの基準は、知名度ではなく、知識・情報量」という先生の意見に触れてふと感じたのは、これは可愛いものやキャラもののグッズだけでなく、いわゆるブランド物にも言えることなのではないかということでした。自分が高校生の頃には、周りの友達がブルガリとかシャネルとかの単語を口にし始めたとき、全く興味も持てなかった自分は子供なんじゃないだろうかと思ったことがありました。「大人への憧れ」から、子供っぽくて安っぽい財布を、大人っぽくて高価なものに買い換える、と言ったところでしょうか。実際、僕自身も大学生になってから高校に比べて一層身なりに気を使うようになり、今までよりも高そうな服屋に足を運ぶようになりました。けど、それは単なる「大人のマネ」にすぎなくて、少しつつけば剥がれるメッキと同じようなものではないでしょうか。テレビでよく「芸能人の持ち物チェック」みたいなコーナーで紹介される俳優や歌手には、確かにブランド物で身を固めている人が多くいます。しかし、そういう人たちはブルガリならブルガリ、シャネルならシャネルと、ある一つのブランドで上から下まで揃えている印象があります。先生がおっしゃるところの、知識や情報に基づいてそのブランドを気に入っているから、節操なく他のブランド物とごちゃ混ぜにせず身につけるから、大人の趣味たり得るものなのだなと思います。でなければ、いくらキャラものを卒業してブランド物を買い揃えても、「カワイイから好き!」とさして変わらないのではないでしょうか。もともとの論題から外れてしまっているかもしれませんが、先生の意見をお聞きしたいです。

あと、せっかくなのでゼミで観た万博DVDの感想も書こうと思います。DVDを流した後、何人かが感想を言っていた中で、Nさんの「人がキラキラして見えた」というのを聴いて、かなりしっくり来る表現だと思いました。違う国の人々との触れあいや、未来的な建物や設備からその先の豊かな世界に色々な期待を抱くたくさんの人々は、確かに輝いているようでした。中でも一番印象に残ったのは、閉会式の映像でした。外国人の人々が会場を後にするのを、涙を流しながら見送る日本人男性や、沿道に並んだ日本人の子供にキスをする外国人女性など、そこに居た人全てが閉会を惜しむような空気が感じられました。太陽の塔に登る人が現れたり、たくさんの「大人の迷子」が現れたりして大変なイベントだったけれども、全部ひっくるめて「万博」だったんだなぁと思いました。ただ一つ残念というか悲しく思えたのは、アメリカ館とソ連館の位置関係でした。意図的なものなのか否かは考えたくはありませんが、会場の南北両端に位置する二つのパビリオンに両国間の関係が如実に表れていたのではないでしょうか。この時、二つのパビリオンが隣り合っていたら、冷戦は違う形で幕を閉じていたのではと思うのは、僕が浅はかなだけなのでしょうか。ともかく、この時代にこの空気感を味わえなかったのも、最近行われた愛知万博に足を運ばなかったのも、「損をした」と感じられる資料でした。今度はいつどこで開かれるのかわかりませんが、ぜひ参加したいと思いました。

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KT君はなかなかしっかりした文章が書けますね。目のつけどころもおもしろいです。アメリカ館とソ連館の位置関係なんて気にしたことがありませんでした。日本館も含めて大きなパビリオンは離れて配置されているのだろうとだけ思っていましたが、もしも2つのパビリオンが隣合っていたら……という発想はおもしろいかもしれません。ただ、現実的には人気館を隣に並べては行列の整理ができなかったでしょうから、政治的な配慮を抜きにしても隣に置くことは無理だったでしょうが。

ブランド論はどうですかねえ。上から下まで高級ブランドに身をつつんでいる人が大人の趣味人なのかどうかはよくわかりません。ただのステイタスの誇示のような気もしますが……。ミッキーもキティちゃんもブランドと言えばブランドではないでしょうか。(K)

1231.(タイトル)『桜坂』感想 By 15期生KaMさん(2008.6.12)

先生が書かれた『桜坂』を読ませて頂いたので、感想を送らせていただきます。まず、戦時中の話でしたので、一瞬気負ってしまう感じもあったのですが、とても読みやすかったです。脚本の中にスーっと入っていくことができました。戦争中の事はなかなか想像しにくいのですが、あの桜が綺麗な坂道が、出会いとしての素敵な想い出とともに、仲間や恋人を無くした想い出をフラッシュバックさせるという桜の美しさと儚さが感じ取れる作品でした。満さんも結局は亡くなってしまい、佳織さんも後を追う様に死んでしまい、こう...伝わらないというか、かみあわなかった恋って、本当に切ないですよね。今なら、絶対に後悔しないように、ちゃんと気持ちを伝えたり、遠くに離れていても、携帯電話やらで繋がっていれたりと便利な世の中なので、あまり、こういった極限の状態(戦争で離れ離れや、死ぬかもしれないといった状態)にならないことがほとんどですが、心中が当たり前のようにあった時代であり、戦争という異常なものが簡単に、そしてお国の為に立ち向かう精神でいくしかなかった時代を恨みたくなりました。

「戦争っていうのはなあ、大谷、むちゃくちゃなもんさ。まともな神経じゃいられない。なにせ人を殺すんだぞ。確かにあいつらは敵かもしれない。だがなあ、考えはじめると、今自分が殺そうとしている奴が、本当に俺の敵なんだろうかってわからなくなってくるんだ。こいつにも妻がいたり、子供がいたりするんだろうなあって、そんなことを思うとなあ、引き金を引けなくなるんだ。考えたらだめなんだ。考えたら戦争なんてできゃしないんだ。あの訓練はな、兵隊にものを考えずに動けるようにするための訓練なのさ。」という軍曹が語る場面は、印象的でした。無茶な事をさせる、神経を麻痺させなければならない程の辛い事って、戦争以外に他にどんなことがあるのでしょうか。お国の為に戦うという事、自分が死と隣り合わせにあること、普通の人間なら、頭が変になってもおかしくない状況だったわけですよね。読み進めている時は、この軍曹なんやねん!と思ってしまったのですが、このシーンで、言っている事は痛々しいというか、ひやっとした感じですが、言葉として、少し人間の暖かみが感じられる場面でもありました。非情になるしかない中でも、やっぱり人間としての芯の部分って、どんな時にも残っているものですよね。

ゼミの中で、戦争になったら戦うか、という議論があったことも思い出しましたが、男気があることももちろん大事です。自分達の大切なものを守る為に、立ち向かう事も必要かもしれませんが、やっぱり戦争は嫌です。たとえ自分の大事な人達が殺されても、相手に同じ事をしたら、相手も同じ痛みをおうことになりますよね。実際になったこともないし、綺麗ごとかもしれませんが...とまた話が離れてしまってすみません。けれど、『桜坂』からさまざまな思いが巡りました。あまりいい感想は書けなかったですが、『紫陽花』の方もまた読みたいと思います。

1230.(タイトル)Nです By 15期生NSさん(2008.6.11)

「ロンドン便り」の81号付近を読ませていただきました。私も劇団四季の「マンマ・ミーア!」は観ました。先生が81号を掲載されたときはまだ四季での上演は行われていなかったのでしょうか?実は私は四季の「マンマ・ミーア!」にあまり感動を受けませんでした。ABBAの歌も、歌い手さんの声も、3人のおばさんも、衣装も言うことなしだったんですが、私はあの手のストーリーがあまり好きではないようです。先月劇団四季の「オペラ座の怪人」を初めて見ました。これにはかなり興奮してしまい、余韻が消えず、ロングラン公演の先行予約で8月分のチケットを購入してしまいました。次回観覧するのが楽しみで楽しみで仕方ありません。なぜこんなに魅了されたのか・・・それには、先生や15期のみんながweb上でしばしば議論している「かわいい」の精神に似たものを自分に感じています。ここでは「かっこいい」です。「オペラの歌い方、声はかっこいい」とか「音響や舞台装置がかっこいい」といった評価的なものでなく、あくまでミーハー心の「かっこいい」精神が宿ってしまいました。主人公ファントムの雰囲気や、愛情や束縛などに、胸をうたれました。私は最近とてもミーハーで、俳優さんやスポーツ選手など、すぐに「かっこいい」とキャーキャー言って騒いでしまいます。この年になって・・・危険信号です。これも、「かわいい」と同様卒業しなければいけないのでしょうか?いけないのでしょうね・・・。しかし、ヨン様ブームは中年女性の間で隆盛を増していましたし、一種の社会現象のように注目を集めていましたよね。あれも、先生は「卒業しなさいよ!」と言いたくなるんでしょうか?それともまた違う見解があるのでしょうか?私はヨン様にメロメロのおばさまたちが、最近人事に思えないのですが・・・。笑

あと、血液型の話で言葉にはできなかったけれど、まとめた私の意見を少し書かせていただきます。人は誰でも、自我があるわけですが、社会学で習ったように、「アイデンティティの喪失」もありますよね。自分のことなのに、自分が見えなくなったり、自分がわからなくなったりします。普段はそうでもなくても、どんな人も、自分を探すことに苦労することがあると思います。だから、血液型の性格判断に耳を傾けるのではないでしょうか。自分では言葉にできない考え方の傾向を「わがまま」と表記されたり、自分でもよくわからない行動を「二重人格」と明記されることによって、自分を少し見つけられた気になれるのではないでしょうか。そして、先生の言うように血液型診断が若者(の女性)の間で好まれているのは、いかに若者が言葉を知らないかという問題につながるような気がします。あるいは、言葉に結びつける能力が低いのかもしれません。なんだか人に嫌われている気がしていつも不安でいることを「被害妄想家」だといわれると、自分の一面に新たな言葉が付き、「そうか、被害妄想なんだ」と納得するのかもしれない。O型におおらかな人が多いなら、O型の人は自分に「おおらか」という表現を用いるようになるかもれない。若者の傾向として、考える努力をせずに、人の言葉に頼るくせがついているのかもしれない、などと思いました。すべて自分の経験に沿っての考えなので、見当違いな発想かもしれません。しかし、話題性としては、血液型の話はもってこいだと思って愛用しています。久し振りに長々と素直に文章が書けて楽しかったです。それでは失礼します。

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ヨン様については、つらつら通信「第148号 まじめなロマンティストがはまるヨン様(2004.11.28)」を読んでみてください。(K)

1229.(タイトル)昨日のゼミの感想 By 15期生SMさん(2008.6.11)

15期生のSMです。昨日のゼミ、お疲れ様でした。万博公園のDVDですが、感想を言う機会を逃してしまったのでメールで言わせてもらいます。以前言ったように、私は「博覧会」というものがどんなものか全くといっていいほどわからなかったので、今回のDVDで博覧会の様子が具体的にわかりました。私の今までの博覧会イメージはすごく重たくて、大人が行くものとばかり思っていました。でもDVDでそのイメージが一転して、すごく面白いものに変わりました。大人だけでなく子どもやお年寄りまで幅広い年齢層が楽しめるようなアトラクションばかりで私もすごく行ってみたくなりました。でもこの前も議論したとおり、私達が「博覧会」という名前から想像するイメージはかたくてもう昔のもののような感じだと思います。それは博覧会が数十年に一度しか日本で開催されないので、「博覧会」そのものを知らない人が多いのも関係していると思います。しかしこのような万博の実態を見れば、みんながいっていたように確かに人は多くて嫌だけど、博覧会をつまらないものと見る人はほとんどいないと思うし、むしろプラスイメージを持つと思います。今回のように、もっと知る機会を増やす方法があれば私達に身近なものとして受け止められるだろうけど、やはり一生に一回行われるかどうかのものを広く知れ渡らせるのは難しいのでしょうか。そして昨日話していた「ALLWAYS三丁目の夕日」のパンフレットを読んで、面白そうだったので早速DVDを借りて観ました。50年前のことで、私が生きていない時代だったので、この話が綺麗すぎる話かどうかはわかりませんが、素直に暖かい気持ちになれたしとてもいい話だったと思います。「何もない時代だったけど楽しかった」というのもわかりました。映画なのでいいところしか映っていないだろうけど、今と比べると人々が生き生きとたくましく生きているように感じました。それは便利なものがあるかないかに関わらず、人とのつながりが少なくとも今より深かったからだと思います。もし今、当時のテレビのような物珍しい画期的なものがある個人の家庭にはいってきたとしても、あんな風に地域住民が集まってくるでしょうか。この映画は、普段の生活で忘れかけている人間の暖かさを思い出させてくれました。長々と失礼しました。 

1228.(タイトル)〔血液型について〕 By 15期生KaMさん(2008.6.11)

昨日はゼミお疲れ様でした。この前、血液型の本を見た話をした時に、先生が全く信じておられないことを知っていたので、今回のニュース討議ではどんな反論が返ってくるのだろうかと少しビクついていたのですが、ゼミ的にも盛り上がっていたので、よかったなと思います。血液型占いなど、結構信じるタイプなのですが、昨日の討議の中で、「IくんとGは同じ性格なのか」や、「NaさんとNoさんが同じ性格なのか」といった風に、ゼミ内だけでも、「ああ、それは違うな」と納得させられるものでした。けれど、同じタイプの人間がいるというだけで、全く同じ人間は存在しないですよね。占いなどを見ていて、誰かが言った様に、血液型は大きくは4種類しかないわけで、B型が全員悪い事が起こったり、A型が全員ツイテない日だったりしたら困りますよね。先生の言われていたように、みんなにあてはまるように、本などでも上手いこと書かれているのでしょうが、結局人は周りの人のことまで、占いで見たりはなかなかしないように、個人個人で楽しむというか、あてはめるものだから、ながく人気があるのではないかと思います。なんだかんだ、皆がこれやったら困るやろとわかっていても、ニュースの最後に出て来たり、雑誌の最後に出て来たりと続いていますよね。ゼミのあの場で、「この子とこの子は同じなのか」と問われると違うなぁと思っていても、本人達の中の部分では共通する部分があったかもしれないなと思いました。そこまで深く付き合えてないし、先生の様に読む事ができないので、わかりませんが↓今ふと思ったのですが、血液型にはめずらしいRH-型?などもありますよね。じゃやあその方達の占いというか、道標みたいなものは、存在しないのでしょうか...やっぱりマイノリティーすぎて、その方達のは造れないのでしょうか...

1227.(タイトル)11期生Nです By 11期生NT君(2008.6.10)

おひさしぶりです。11期生のNです。HPを拝見しておりましたら、キャラクターや「かわいいもの」についての議論が起こっていて、「ははあ」とか「ほほお」と言いながら毎日コンビニ弁当を食べながらビールを呑んでいます。自分はそういったキャラクターでもってライフサイクル特定期における固有ニーズを擁する顧客をがっちり喰らいこんでいこう、なんて商売をしているものですからなんとも難しい議論だなあとは思うのですが、個人的にはお人形とかやっぱりかわいいですよね。うちの製品で言うとリカちゃんからジェニーちゃんへ、ジェニーちゃんからブライスへ、と同じドールなのですが対象年齢が上がるにつれてコレクション性やカスタマイズ性も上昇します。ただのお人形遊びから着せ替え遊びになり、最終的にはカスタマイズと遊び方も高度になっていきますし、ブライスは一体1万円程度しますので完全に大人の趣味の域になります。どれもよく見るとすごくかわいいんですよね。自分男っすけど。盲目的な「かーわーいー!」を引き出したいのかどうかはわかりませんが、デザイナー達が本気でかわいいものを作ろうとしている結果だと思います。そのかわいさを見てボクなんかは「これだったらこれくらいの売上になるかな」とか考えてしまうわけです。はは。でまあ、そのかわいさを追求するにあたって子供調査をよくするのですが、それを見ていると子供は子供で「かーわーいー」って言っている自分を客観的に見ているみたいですね。56歳の女の子達でも半分くらいはかわいいと言っている自分の姿を想像して発言しているような気がします。先生の言う階段を割と短いスパンで上ったり下りたりしているのかなというようなことを思いました。

だらだら自分の思ったことを書いてしまいました。最後に近況とちょっと気になった「やりがいのある仕事」について。この4月から営業職を離れまして、アジア担当のマーケッターとなりました。主に韓国に対してビジネスをしています。元々は営業がやりたくなくて入った会社だったのですが、数少ない営業になってしまい、当初は少々落ち込みました。ですが、営業にも楽しいところはたくさんあって、担当商品の好調さや思ったことを提案できる環境にもたすけられて後半はやりがいのある仕事になっていました。やりたいことができたところでやりきらないまま今度はアジア担当になりまして、海外が好きではない自分が何で海外担当なんだよとまた落ち込んだりもしたのですが、各国の独自の文化を研究して会社の代表として国に対してマーケティングができるというのはなかなかおもしろいなあと感じてきているところです。やりがいは会社のカテゴリで決まるわけではないなと実感しています。会社のお金で海外は楽しいぜ。長くなりましたが、そんな最近です。またみんなに会いたいなあと思う今日この頃。12月の集いで先生に会えることを楽しみにしています。今年も景品用意したいです。ではまた。 ちなみにブライスというのはこんなのです。大人が大好きお人形もご参考までに。http://www.blythedoll.com/

1226.(タイトル)メールをありがとうございました。 By 15期生KaMさん(2008.6.9)

メールをありがとうございました。先生から頂いたご意見や、掲示板を見て又考え直したりしていたのですが、確かに自分の親がミッキーマウスのぬいぐるみを抱いて寝ていたり、毎日どこへ行く時も肌身離さずといった様子なら、完全に、否定的な立場に回ると思います。卒業してよと思うに違い有りません。それに、「いつまでも1段目にいたいと言っていたら、10段目まで上ったら見えてくるような素晴らしいものも見えないじゃないですか、それはもったいなくないですかと問うているのです。」という1文を読んで、完敗です。何にも言えなくなってしまいました↓

私が人生に卒業がないと言ったのは言葉が間違っていたかもしれませんが、節目節目はあったとしても、結局は繋がって1人の人生になっているので、経験した事を一つ一つ積み上げて上に上がって行くのが理想なのかなと。それには、一つにこだわらず、色々なものを見た方がいいという事だったのでしょうか。かわいいものへの執着は、結局は逃避に繋がっているのでしょうか。社会がつまらないからじゃないかと言いましたが、確かに私は社会の事も世の中の事も全然知らないと言っても誤りではありません。見えてない部分が多過ぎて、結局は現実がリアリティを持っているものなのかもたまにわからなくなります。だからこそ節目が必要で、その歳に合った生き方であったり、服装であったりと、卒業みたいなものをして、常に新しいチャレンジが必要なのではないかという事なんですよね。知るという行為、経験は、人生を豊かにするんですね。先生がいつもおっしゃっているように、一人の人間のままでは一つの人生しか経験できないけど、本を読んで、それぞれの人の経験などを知る事ができれば、もっと充実して、もっと自分自身が豊富になれるんですよね。なんだか話がそれにそれてしまってすみません。

今ふと『CHANGE』を思い出したのですが、今週はまたおもしろかったですね。政治と聞くと、正直言って耳を塞ぎたくなるのですが、コミカルさが出ていたり、あのテンポが好きなんです。だらだらしないというか。それに、深津絵里さんがいっていたように、総理の言葉はすっと自分の中に入ってきます。脚本家、ふくめて木村拓哉さんの演技が上手いのでしょうか?そういえば毎週の必修科目のように見る様にと言われてるわりには、みんなの中で『CHANGE』の話題はあんまりあがらないですね。

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別に若い学生を論破したことを示したくて掲載したわけではなく、『CHANGE』について書きたかったので、掲載させてもらいました。『CHANGE』というドラマなかなかおもしろく、また政治に関心を持つことができるので、機会があるたびに学生たちに勧めているのですが、実は今週の出来はこれまでの中で最悪だったというのが私の評価です。最初の30分がまったく無駄な時間でした。脚本家が別な人なのではないかと娘たちと話していたぐらいです。あのドラマの良さは、後半になって深津絵里に言わせたように、キムタクのまっすぐな言葉が「そうそう、そういう政治家がいてほしいんだ!」と我々に思わせるところにあります。今日も後半になってようやくそういう場面を作りましたが、なんで茶の間でやるんですかね。ちゃんと総理官邸でやればいいのです。私が脚本を書くなら、あんなホームドラマみたいな部分はもっともっと縮小して、前回のような古い政治家や官僚との闘いをもっと描きます。せっかく寺尾聡をはじめとするうまい役者さんをふんだんに使っているのですから、彼らとの闘いをしっかり描いて欲しいものです。もちろん重たくやる必要はなく、あのドラマのコミカルさとテンポの良さは私も認めるものなので、コミカルな部分も残しつつ政治ドラマで一貫させてほしいのです。うちでは、寺尾聡がいずれキムタクの兄貴分的な若手政治家・石黒賢を仲間に引き込んでキムタクと対決させるのではないかと予想しているのですが……。今週登場した阿部寛の娘と恋人が今後何か重要な役目を果たすなら、今週の下らないホームドラマ的内容も伏線として再評価し直しますが、もしもこのまま出てこなければ、今日の回は失敗作だと思います。(K)

1225.(タイトル)今日のゼミでの話について By 14期生DAさん(2008.6.9)

お疲れ様です。今日、先生がゼミで言っていた「やりがいのある仕事を見つけるのではなく、仕事にやりがいを見つけろ」という話に私はとても共感します。私は就職先に事務の会社を選びましたが、つまらなさそうだとは全然思いません。事務でも、自分なりに工夫したとか、不備を発見したとか、スピードが速くなったとか、ちょっとした成長を喜ぶことができ、さらに人に認めてもらえたらやりがいを感じられると思います。あと、それに加えて想像力を働かせることが大切ではないでしょうか。人に言葉に出して感謝されたり誉められたりしなくても、自分の仕事はこんなことに貢献しているんだと想像すれば、がんばった甲斐があったなぁと思えます。私はアルバイトでは想像力を働かせることを心がけています(^-^) 社会人になっても、これは役に立つんじゃないかなぁと思っているのですが。

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「やりがいのある仕事を見つけるのではなく、仕事にやりがいを見つけろ」というのは、その場にいなかった人には、トートロジーのようでわかりにくいかもしれませんので、少し説明しておきます。今、みんな就職活動で「やりがいのある仕事」探しをしていると思います。それはそれで結構だと思います。しかし、誰もが自分の思い通りに「やりがいのある仕事」にたどり着けるわけではないでしょうし、そもそも「やりがいのある仕事」が何かがわからないという人も多いのではないでしょうか。中には、最初からあきらめて「仕事以外に生きがいを求めます」という人もたくさんいると思います。でも、最初のきっかけはたまたま内定をもらったからというだけの理由だったとしても、自分に与えられた仕事にやりがいを見出すことは可能ではないかと思うのです。なるべく手抜きでやろうという気持ちでいたらきっと楽しくならないでしょうが、一所懸命に考えて自分なりに工夫をしてやれば、きっとそこに楽しさ、おもしろさが発見できるのではないかと思います。たまにはどう頑張ってもおもしろくならない仕事もあるかもしれませんが、多くの仕事はきっといろいろ工夫の仕方があって、その工夫をしていると、関係者も喜んでくれたり評価してくれたりするはずです。そうなれば、自分の存在意義も確認できて、幸せにもなれると思います。どうせ同じ仕事をしなければならないなら、一所懸命やった方が絶対に楽しいと思いますよ。(K)

1224.(タイトル)若者女子の表現法 By 15期生FTさん(2008.6.9)

15期生FTです。遅くなりましたが、「かわいい」を卒業しなくていいのか、という問いについてです。先生はがっかりされるかもしれませんが、私の意見は反論ではなく、「かわいい」は卒業してなくてはいけないものだと思います。けれど、どこから卒業というのか、また、何歳から卒業しなくてはいけないのか、というところが問題だと思います。ディズニーのキャラクターものをかわいいと思い、一つや二つ買うぐらいなら、成人していても、会社勤めのOLがしても良いと思います。私の3つ上の姉は、会社勤めのOLですが、この前、「見てみて、これかわいいやろう」と言ってキティちゃんのポーチを見せてきました。かわいいとは思いますが、私なら買っていないと思います。それは、やはりHPにあったように、私は大人への憧れからそういうものが欲しいと思わなくなっているからだと思います。逆に、姉にしてみれば、年上の男の人ばかりの中で働く環境で、女子高生気分を味わいたかったのかもしれません。母は、UFOキャチャーで獲ってもらったミッキーのキーホルダーを「かわいい」と言って自転車の鍵につけています。しかし、そんな彼女たちを見て、私はいい大人が、とは思いません。そんな彼女たちをかわいいな、とすら思います。一つ二つ三つ、といった数が問題ではなく、一時の息抜きのような感覚で持つという分には年齢など問題ないと思います。しかし、キャラクターものを集めることしかせず、しかもたいした知識もなく、まるで現実逃避のようにその世界でしか生きていけないような生き方をずっとするのは問題があるように思います。

「かわいい」の卒業はモノだけでなく、感覚の問題でもあると思います。「かわいい」という言葉は、女子の間で合言葉のように頻繁に使われます。例えば、道端に小さく咲く花を見ても、アンティーク調のおしゃれな家具を見ても「かわいい」という表現を使います。私も実際「かわいい」を多用してしまいがちです。若者女子の間では何から何までとりあえず、良さそうなものは「かわいい」の一言で済ませてしまう風潮があるように思います。この感覚も、社会に出たりするうちに、次第に変わっていくものだと私は思います。

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しっかりした考え方で結構だと思いますが、1点だけ。「かわいい」ですべての評価を済ませてしまう感覚は、社会に出て働いたからといって自然に変わるものではないかもしれませんよ。本を読み、自分とは知識量の違う他者の話をしっかり吸収し、自分でも意識的にこれまでとは異なる表現をするようにするといった試みを一切せずに、同じような感覚を持った友人たちとだけつるんでいたら、変わらないのではないかと思います。(K)

1223.(タイトル)「課外授業あるいは若者たちへの挑戦状」への返信 By 15期生KT君(2008.6.8)

片桐ゼミ15期生のKTです。先週火曜はゼミを無断欠席して申し訳ありませんでした。親戚の急な訃報でごたついてしまって連絡を怠りました。以後気をつけます。で、授業に出ない、挑戦状に応えない、ではいかんので、「KSつらつら通信」第97号について考えてみました。「卒業することの大事さ」ですが、大人であるための条件に「怪獣もキティちゃんなどからの卒業」があるとは、僕は思えません。実際に怪獣が活躍する物語を考えるのも、キティちゃんを生み出したのもいい大人のはずだし、ほかにも漫画やゲームを創ることを職業にして成功している人はたくさんいます。要は、そういうものを趣味として、かつ社会の中の一人としてTPOを考えることが出来れば、その人は大人としての条件を満たしているのだと思います。先生の文章の中で一つ気になったのは、「マンガは卒業して小説でも読んでみよう」という一文ですが、これは多分先生の中での年齢層が『漫画<小説』というイメージがあるんだと思います。けど、同じ小説の中にも色々あります。例えば、挿絵を挟み込んだライトノベルや、中高生をターゲットして書かれるケータイ小説などは、一般に出版されている小説に比べると文体や表現も稚拙に感じられ、やはり年齢層にも違いが現れています。小説に年齢層の違いが見られるように、漫画にも同じような違いがあります。ファンタジーの色を濃く表現したものや少年少女の恋愛を描いたものから、サラリーマンの現状や子供の成長を見る両親の生活を描いたものと、前者は低め、後者は高めの年齢層を意識して創られています。だから、『漫画<小説』というのは誤解で、物語を伝えるための媒体が文章なのか、コマ割りされた絵なのかという違いがあるだけなのだと思います。話がかなり脱線してしまいましたが、上で述べたとおり、卒業することが大事なのではなく、実生活に持ち込まない分別が大事なのだと思います。

1222.(タイトル)「課外授業あるいは若者たちへの挑戦状」への返信 By 15期生KaMさん(2008.6.8)

返信がおそくなってしまい、申し訳ありません。もう明後日にはゼミですね... かわいいものについての議論が途中で終わってしまい、わざわざメールで送って頂いて、ありがとうございました。先週、Mがディズニーランドが好きだなんてショックだと言われ、よくわからなかったのですが、私は好きです。ハロウィンの時期に行った事がないので、今年こそはと思っているのですが...。かわいいものを卒業していくべきではないかという問いでしたが、私は卒業の必要はないと意見しました。親もディズニーランドが好きですし、周りでも親子で好きな人が多い様に思うので、母親がかわいいものを好きなのは、別に構わないと思っています。ディズニーランドに関して言えば、もし、大人になっても好きで居続けるひとがいなかったら、最近まで、運営は続いてこなかったのではないかと思います。子供を連れてこられている方々の方がもちろん多く見られますが、すこし年齢が上の方の方々であったりと、園内には見受けられました。かわいいものにある意味依存してしまうのは、社会がつまらないからではないでしょうか?何がおもしろくて、何がつまらないかのボーダーラインは人それぞれだと思います。もちろん個人のモチベーションの問題だと言われてしまえばそれで終わりかもしれませんが、かわいいと思うものにも個人差があります。ディズニーキャラクターをかわいいというひともいれば、血がついたような口の裂けているキャラクターをかわいいという人もいるでしょうし。(かなり大げさにいいましたが)先生がかつての時代とおっしゃる時期にはまだ家父長制といいますか、家意識が今以上に強く、この年齢の人ならこんな風に生きるべきだといった規範?が厳しかったでしょう。しかし、現代はかなりフリーになっていて、社会は変化してきていますし、かわいいものを愛するブンカが浸透して、アキバが取り沙汰されるようになり、ますますディズニーリーゾートの開発が進み、より多くの需要を得たりと、サイクルがこのように回転している世の中で、幼少時代から好きだったものを好きで居続けたりすることは悪くないと思います。大人になるために、一つずつ卒業していかなければというのもわかる気がするのですが、人生に卒業なんてありませんし、学校教育から卒業し立派な大人だと思われていても、人を殺したり、事件を起こしたりと、ちっともなりきれていない人達だってたくさんいるわけですし。かわいいものへの執着だけが関係していない事はわかっていますが、逆に言えば、かわいいものから卒業できなくてもなんら問題ではないということにはならないでしょうか?確かに先生のおっしゃる通りステップとして卒業していかなければならないとうのもそうだなと思うのですが...

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週末、学会出張に行っている間に、何本も若者たちから意見が届き、とても嬉しく思っています。で、ここにまとめてコメントを書いておきます。もうすでにわかっている人も多いと思いますが、要は「バランス感覚」が大事なのです。何も「かわいいもの」を嫌いになれとか触れるなと言っているわけではありません。でも、5歳の子が大きなミッキーマウスのぬいぐるみと寝ているのは微笑ましいでしょうが、30になっても40になっても一緒に寝ているのはほほえましいと言えますか?別に、小さなかわいいキャラクターを所有していても構わないし、70歳の方がディズニーランドにたまに行って「楽しかった!」と言っているのは何の問題もありません。私も「かわいいもの」は嫌いではありません。ディズニーランドへ行ったのも30歳を過ぎてからですし、USJに至っては40歳を過ぎてからで、今年も行きました。「人生に卒業がある」なんて一言も言っていません。しかし、1段目の階段を上らないと2段目の階段にたどり着けないように、1段ずつちゃんと上っていかなければならないということを、「卒業することの大切さ」として語っているのです。いつまでも1段目にいたいと言っていたら、10段目まで上ったら見えてくるような素晴らしいものも見えないじゃないですか、それはもったいなくないですかと問うているのです。

さて、次に、この1222のKaMさんや1219のKuMさんが、「かわいいもの」から卒業できない人が多いのは、社会がつまらないからとかひどい事件が多いからと言っていますが、こういうなんでもかんでも社会が悪いといった論理はおかしいと思います。「社会がつまらない」と言えるほど、あなたは社会を知っていますかと問いたくなります。ひどい事件もいろいろ起こりますが、生きていれば楽しいこともたくさんあります。また、「家父長制」や「家意識」は今回のテーマには関係しません。どんな社会にも、年齢規範は必要です。その中味は確かに時代とともに変わるものですが、まったく不要になるなどいうことはありません。そんなことになったら、社会は維持できません。

1220のTTさんの年齢規範はなぜ消失しつつあるのかという問いに対しては、やはり豊かさが多様性を許容するからという答えが一番適切でしょう。かつても年齢規範に囚われずに趣味に生きるタイプの人たちはいましたが、決して「一定数」ではなく、その割合は小さなものでした。社会全体が豊かでない時にも、豊かに暮らしていた極少数の人たち(たとえば貴族)にはそれが可能だったでしょう。日本では80年代以降の「豊かさ」の中で、「かわいい文化」が急速に普及してきたように思います。しかし、毎日のように「格差」が語られる現在の日本社会は、「大人」にならずに「子ども」のままで生きようとする人をどのぐらい抱えられる社会なのでしょうか?でも、学生たちの意見を聞いていると、まだまだみんな豊かなのかもしれませんね。「子ども貴族」時代なのかもしれません。(K)

1221.(タイトル)〔私の意見〕 By 15期生KRさん(2008.6.8)

先週のゼミでは途中だったせいもあり、何故先生があんなにカワイイもの好きを否定するのかわかりませんでした。でも掲示板を見て、先生の考え方に近づいた気もします。ただカワイイものをカワイイだけで好きだとゆうことを否定しているのは納得しました。しかしよく考えてみると、自分がその否定される対象になってしまっている気がします。それは私がまだ知識や情報が詰まっていないものが好きな子供であるからです。一つのキャラクターばっかり集めている人も多いと思いますが、私がそうであるように、そのキャラクター全てがカワイイのではなく、広く浅くいろいろなキャラクターをカワイイと思っている人が多数だと思います。先生はこの人たちも卒業しなくてはならない歳になったらするべきとゆう考えなのですよね?私は今リラックマとゆうものが大好きです。私は周りからひかれるぐらいはアイテムは持っていないですが、これから更に大人になるにつれても、このようなキャラクターものは生活のどこかには置いていそうな気がします。シャーペンであったりタオルであったり…。親の世代や男の人について考えると、キャラクターものがめちゃくちゃ好き!とゆうレベルにまでなるとたしかにひいてしまいます。けど、私たちがカワイイと思ったものを一緒にカワイイと思ってくれたり、ゆってくれたりしたらゆってくれない人よりその人のことをいい目(?)で見てしまうかもしれません。それは私達がカワイイを共有したいだけなのかもしれないと思いました。特に女の子はそのような傾向があると思います。カワイイものが他人との共通の何かになるのかもしれません。しかしそれは大人になるにつれてカワイイもの以外でもできるものだと思いました。先生の言う通りカワイイものだけにとらわれずに違うものにも興味を持つべきだというのはもっともだと思います。大人になるにつれて服の趣味も価値観も変わるように、あらゆる分野で新しいものを取り入れなければならないと思います。そのときに昔のままでいいものにここで取り上げているものは入らない気はします。先生のおかげで大人になることについて久しぶりに考えれました。私は大人にはなりたいけれどでもやっぱりディズニーランドだけは卒業したくない(キャラクターもたまにの来園も)とゆう思いも生まれました。

1220.(タイトル)遅れてのウェブゼミ参戦 By 14期生TTさん(2008.6.7)

最近ウェブゼミが活発に行われるのを見ながらも、発言するのが苦手な私はなかなかメールを送ることができませんでした。遅くなってしまいましたが、私の考えにも目を通していただけると幸いです。やはり先生がおっしゃる通り、とにかく「バランス感覚」が大事なのだと感じました。Sちゃんが言うように、通称秋葉系の人がアニメキャラなどを好きなのは、知識量・情報量共に趣味と言う事が可能だと思います。しかし、テレビで特集されるようなアニメばかりに熱中し、例えばニートの人であるならばそれは問題視されるべきでしょう。岡田君はとてもかっこよく、趣味も乗馬、ピアノの他に読書、歴史、映画鑑賞、音楽鑑賞らしいのですが(ウィキペディア参照)その一部としてアニメが好きでも、世間の偏見は少ないように思います。これも外見が関係し、多彩な趣味の一部としてアニメが捉えられ、総合的にバランスがとれているためだと思います。

しかしこの議論で少し気になったのが、なぜ年齢規範が消失されつつあるのでしょうか?やはり時代が豊かになったこと、少子化ゆえに大人世代を子供向け産業の消費者の対象へとしたこと?それらを認める雰囲気がつくりだされた(←マスメディアの仕掛け?)からでしょうか?むしろ本当に年齢規範が消失している人が昔より増加しているというのは事実なのでしょうか?昔から一定数の人はこのように、子供のような趣味をずっと持ち続けていて、しかし時代的にこのような人は恥とされ、フォーカスされなかった(または本人が隠していた)だけということはありませんか?または経済的問題や世間体を気にし、グッツなどは買わなかったけれど、本当はそのようなものがずっと大好きだという人が今と同じくらいいたということはないでしょうか?母はディズニーやジブリのキャラクターが昔からずっと好きで、グッツなどは買わないのですが、ぬいぐるみを見てはかわいいかわいいと言っています。グッツだけに熱中するということはないのですが、単純にかわいいと思う気持ちを常に持っていて、子供の私に買い与えたりします。しかしこのような行動は、これは先生の言う「卒業」に当たるのでしょうか?結局自分の意見がまとまらず、先生に意見を伺うばかりのメールになってしまいました・・・お時間がある時にでも、先生のお考えを聞かせていただければと思います。

1219.(タイトル)〔頑張って再反論します。〕 By 15期生KuMさん(2008.6.6)

ホームページ見ました!先輩の意見にかなり納得しました!やはり一年違うと考え方もだいぶしっかりしているなぁと感動しました。いろいろな先生からの指摘を読むと、もぅ反論できないなと感じました。情報量という面から考えると、ただカワイイキャラが好きと言うのと、秋葉の人や鉄道オタクを比べるのは、その人達に失礼だなと思いました。でも全部先生の意見に納得するのは若干くやしいので()もう少し反論したいです。みんながディズニーのような夢の世界に現実逃避したくなるのは、実際の現実があまりにもいろんな事件やしがらみといったものであふれているからではないでしょうか?だからこそ、そのような現実とはかけ離れたディズニーに憧れをもっているのではないでしょうか。このようにいろいろ考えて先生に違う意見を言ってもらえるととても勉強になります。まだまだ自分の考えは浅いなと実感させられます。

1218.(タイトル)HPのキャラクター好きの話について By 14期生TSさん(2008.6.5)

HPのキャラクター好きの話拝見させていただきました。先生のコメントの最後に「逃げていたら伸びませんよ」というメッセージに触発され、説得力のない、甘い考えかとは思いましたが、今の私が「キャラクター好き」に対してどう感じるかメールさせていただきました。KuMさんの文章を先に読んだ時、私も「趣味の1つ」として考えるというのも間違いではないのではないかなと思いました。私は、趣味の1つと考えるより、その人の心のよりどころと言いますか、癒しのようなものがそのキャラクターによって与えられるのではないかと思います。私自身は、確かに歳が増すにつれて、キャラクターものを持つことが減ってきました。キャラクターものを持つことに対して、「恥ずかしい」と感じるようになったというよりかは、「大人への憧れ」から自然にキャラクターものを持つことが減っていったように思います。しかし、私の友人の中にはキャラクターものが大好きな子がいます。私は、それはその子の個性のように感じていますし、またKuMさんのいうように彼女の「趣味(コレクション)の1つ」とも考えることができますし、私のいう彼女にとっての癒しというものでもあると思います。ただ、その子の好きなキャラクターはたいていのものが海外のキャラクターであり、日本のキティーちゃんなどではありません。そこがまた日本人の《海外=おしゃれ》のような意識(海外への憧れ?リスペクト?意識)から偏見の目で見るほどには感じさせられないのかもしれません。ディズニーキャラクターは、海外ものではありますが、日本でもメジャーになりすぎた分、その位置付けというものが難しいため、人によって感じ方が違うのだと思います。もちろん、家庭や仕事をほったらかしてディズニーランドに通いつめたり、異常なほどグッズを買っていれば、大人気ない・・・と思ってしまいますが。ここまで思うがままに書きましたが、先生がおっしゃっている知識・情報量という内容にとても納得しました。先日、テレビでディズニーのキャラクターに対する豆知識の量や内容を競い合う番組を見ました。思わずテレビを見ながら「へぇ〜」と言っていましたし、おもしろかったです。本当にそのキャラクターが好きなのであれば、好きな人ができた時に、その人がどんな人なのかもっと知りたいと思うように、キャラクターも見かけだけを「可愛い可愛い」と愛するのではなく、そのキャラクターについて知ってこそ、真のキャラクター好き・趣味と言えるのだなと感じました。

ただ1つひっかかったことがあります。先生はマンガは、位置的には、小説と並べることができるとおっしゃっていましたが、オタクでもマンガの内容が好きなのであれば、それは並べることができると思います。しかし、KuMさんのいうマンガというのは、マンガの登場人物(キャラクター)のみのことを言っているのだと私は感じました。そのことを考えると、秋葉原の彼らは、そのキャラクターのプロフィールは完璧に言うことができますし、またどんな技を使うことができるかなど、そのキャラクターに関する知識は感心するほどあると思います。そういった彼らのキャラクター好きは、先生のおっしゃる「大人の趣味」というものにあてはまると感じたのですが、私を含め世間の多くの人々が偏見の目で見るのはなぜでしょうか?やはり、キャラクターとは、無関係の彼らの風貌に対する抵抗感が、「大人の趣味」とは捕らえにくくしているのでしょうか。私は、本当の自分の思いや考えを言葉や文章にして伝えるのが非常に苦手ですが、今回試行錯誤しながら私なりに考えてみました。よく理解できないところがあれば、またご指摘お願い致します。

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ボールはあきらめずに投げてみるものですね。少しずつでもこうやって反応が返ってくると嬉しくなります。さて、TSさんの意見へコメントしておきます。

まず、「「大人への憧れ」から自然にキャラクターものを持つことが減っていった」とさらっと書いていますが、ここは大事なポイントです。こういう人はちゃんと子ども時代を卒業して行ける人です。われわれは、子ども時代には理解できなかったり、してはいけないと言われていたことを、年齢が上がるとともにできるようになります。しかし、せっかくそんなチャンスがたくさんあるのに、「かわいいものが大好きな子どものままでいい!」と思ってしまうことで、そのチャンスを逃がすことになってしまってはいないでしょうか。もちろん、かわいいものが好きでも他のものにもしっかり目を向けられればいいのですが、そうできない人も多いように思います。お酒でも最近はジュースのような「甘いお酒しか飲みません」と言っている大学生が多いですが、そのままでいたら、日本の素晴らしい酒文化、食文化も理解できないままで終わってしまいます。もったいない話です。

次に、「アキバ系」についてですが、私はあまりその実態に詳しくはないのですが、やはりデフォルメされたオタクイメージで偏見を持たされているだけではないでしょうか。外見が格好いいアキバ系の人もきっといるはずだと思います。福山雅治や岡田准一が、実は何かのアニメキャラを集めているとか言ったら一気にイメージが変わりそうな気がします。若い女性たちの感覚からすると、怪獣オタクや鉄道オタクはまだ許せるけれど、美少女オタクがアウトなんでしょうね。本物の女性とちゃんとコミュニケーションが取れない人たちというイメージで気持ち悪いということになるのでしょう。アイドルオタクはどうですか?もしもそれもアウトなら、女性たちのジャニーズ好きもアウトですよね?ちなみに、女性たちにも、マンガやアニメのキャラに萌える「腐女子」がいますが、彼女たちもアウトですか?それとも、外見さえきれいにしていればOKですか?女性たちのキティ好き、ミッキー好きは肯定され、男性たちの美少女キャラ好きだけが否定されるというのはおかしな話だと思います。

少し話がそれてしまったかもしれません。要は、かわいいものが好きでもアニメキャラクター好きでも、その比重が年齢とともに下がり、他の新しいことにもバランスよく目を向けチャレンジできる人間になっていれば問題はないと思いますが、「かわいいもの大好き!」「子どもでいたい!」のままで留まってしまっていては、いつまで経っても「大人」にはなれないのではないかというのが、私の懸念です。まあしかし、実際には、多くの人は、働き始め、結婚し、子どもを持つ中で、自らが果たさなければならない役割が自ずと増えますので、自然と「かわいいもの」にかけるエネルギーは減少し、徐々に卒業していくのだと思います。このあたりの感覚については、卒業生の体験談的意見が聞きたいものです。(K)

1217.(タイトル)ご無沙汰しております By 6期生M(S)Sさん(2008.6.5)

本当にご無沙汰しております。梅雨に入り、お天気も変わりやすい時期ですが、片桐先生いかがお過ごしですか?私は5月からパートで仕事を始め、姫路にある超ローカル百貨店で子供靴の販売で店頭に立っています。未知の世界でパタパタしてますが、Mちゃんの支えもあり、なんとか頑張っています。Mちゃんの料理は絶品ですよ〜ぜひ食べにいらしてくださいね。先日、Mちゃんから、片桐先生と飲みにいくという、とても魅力的なお話を聞きました。ぜひ!ご一緒したいです。またご都合のよい日などを教えていただけると嬉しいです。近いうちにお会いできるのを楽しみにしています☆

1216.(タイトル)〔首都圏での通勤は……〕 By 1期生K(N)Yさん(2008.6.5)

おはようございます。仕事のことで補足です。入社以来ずっと店舗で働いてきましたが、いろいろ考えて昨年の4月から本社(川崎)の人事部に異動させてもらってます。なので復職後も人事部になります。まだまだ店舗で働きたい気持ちはあるのですがねぇ・・・。家の最寄駅が総武線・新小岩なんですが、川崎まで子供を連れて通勤できる状況でもないのです。朝は超満員なので妊婦のときは朝だけグリーン車に乗ってました。マタニティマークのストラップを鞄につけていましたが帰宅時にも席を替わっていただけたのは一桁ほどです。皆下向いて寝ているし、混みすぎて気付いてくれません。JRは優先席エリアがありますが、全席優先とうたっている鉄道会社もあります。私は全席のほうが考え方として当たり前だと思うのですが、立たれた前に座っている人にしてみれば自分に代わってと指名されているみたいという意見もありました。いずれにしても首都圏の通勤電車はいろんな意味で異常です。(電車内でのベビーカーの問題とかいいたいことは山ほど・・・) 昨日のニュースで出生率が1.34に上がったとか。理由の一つに30代後半の出産が増加していることが挙げられていましたが、自分のことだと笑ってしまいました。またメールします。

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社会人として奮闘する卒業生たちの体験談は重みがありますね。日本のシステムにはまだまだ不備が多いことに気づかせてくれます。それにしても、首都圏の朝の通勤時のラッシュは異常です。政府は、国土の有効利用のためにも、東京一極集中には本気で手をつけて改善しなければならないと思うのですが、首都機能移転の話は、最近はまったく聞かなくなりました。こんなIT時代になっているのですから、首都圏にすべての機能を固める必要はまったくないのです。「CHANGE」の「キムタク総理」にはぜひこういう提案をしてもらいたいものです。(K)

1215.(タイトル)純粋、単純な感覚って善? By 14期生KR君(2008.6.4)

HP拝見したので意見を書かせていただきます。まず、先生の意見にかみつきたいところなのですが、大人の趣味という件に関して、全面的に賛成です。僕自身特に趣味を持たないのですが、ただかわいい、ただかっこいい、ただなんとなく良い、という感性の趣味はやはり子供のみに許されるものであるように思います。実は先々週のゼミの後、男子だけでご飯を食べに行った時、同じような議論になりました。一つ目は「ただ純粋な子供は”善”と言えるのか?」二つ目は「K先生の授業で、ある映画を構成上批判したのを聞いていた学生が「映画なんてもっと感覚でみようよ」と言っていたこと」三つ目は「音楽は音楽の歴史、構造を知って初めて良さを語るべき」という議論でした。これらの議論は全てHPに乗っている議論に共通すると感じています。つまり、「純粋、単純な感覚」というものを大人が、善として語るべきではないということです。やはり色々な情報を処理し、いろいろな経験を持つ大人として、単純な、純粋な感覚に身を置き過ぎるのは、決して善ではないと思います。感覚や単純に好きという気持ちがダメということではなく、もっと深く感じることに重きを置くべきなのではないかということです。

1214.(タイトル)〔キャラクター好きについて〕 By 15期生KuMさん(2008.6.4)

ゼミお疲れ様です。先生のおっしゃるように40才になってまで子どものようにマンガが好きだとかキティちゃんが好きだとか言うのは昔ではありえないと思うかもしれません。実際、大の大人がマンガ喫茶に行っているのを見たときは、「自分の両親がマンガ喫茶に行っていたら悲しいな」と思いました。でも、私はあるキャラクターが好きだと言うのとかマンガが好きだと言うのは、趣味の一部ではないかなと思います。確かに行き過ぎな部分を見ると「いい年して…」と感じることもありますが、タレントのタモリさんが鉄道好きで、よくテレビではなしているのを見たら、物知りだな!鉄道のことを調べるのが趣味の一部なんだな、としか感じません。それはタモリさんがたくさんのテレビに出ていて知識も豊富なしっかりした大人ということを知っているからでしょうか?麻生さんにしてもマンガが好きだと言うことを選挙の時にアピールして、票を獲得しようとする動きもありましたが、私は引くどころか「麻生さんの考え方は若いな」と感心したほどです。しかし秋葉原であるアニメキャラに夢中になっている人を見ると、若干ひいてしまうのは偏見なのでしょうか?差別ですか?ミッキーなどのディズニーキャラが大人になっても好きと言うことにあまり抵抗がないのは、全国的に有名なもので、ある程度みんなが好きなものだ、という認識があるからではないかと思います。現に、ディズニーのリピーター率はとても高いものです。これだけ言っていますが、実際私はどちらがよいかわかりません。趣味の一部と思うのですが…。みんなの意見も是非聞いてみたいです。

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昨日のゼミで「ディズニーランドが好きな人は?」と聞いたら、女子学生のほとんどが手を挙げました。まあ女子学生はまだ「子ども」ですから、ディズニーランド好きでもキティ好きでも構いませんが、いい歳になっても「かわいいもの大好き!」とか言っている人を私は評価できません。議論が時間切れになってしまったので、その後すぐに、以前「つらつら通信」に書いた「第97号 ちゃんと卒業することの大事さ(2003.1.30)」という文章をゼミ生たちに送り、意見が届くのを待っていたところ、KuMさんが送ってきてくれました。私に論破されるのを怖れずに期待された役割をきちんと演じてくれる人はすばらしい、とまずしっかり褒めておきたいと思います。さて、その上で、上記の意見に対するコメントをしたいと思います。

まず、キャラクターとマンガはまったく違うものだということを指摘しておきたいと思います。マンガは表現形式が違うだけで、位置的には小説などと並べられるものです。小説を年配者が好きでも誰もおかしいと思わないように、マンガを年配者が読んでもおかしいものとは思われなくなってくるのは当然です。下手な文学作品より優れたマンガ作品はたくさんあります。また、鉄道好きも趣味としていくつになっても認められると思います。写真が好きだ、旅が好きだ、鉄道が好きだというのは、大人の趣味としてなんの問題もありません。

次に、アニメキャラとディズニーキャラについてです。KuMさんは、知名度を正統性の理由として、後者は許されるが、前者は許されないような言い方をしていますが、ちょっと考えればわかるように、アニメキャラにも有名なものはいくらでもあります。というか、ディズニーキャラだって、もともとアニメキャラですよという指摘もできるのですが……。おそらく、KuMさんの言う「アニメキャラ」というのは、アニメの中の美少女のことで、そんなものを好きな男は気持ち悪いと言いたいのでしょう。でも、マンガや小説、あるいはドラマや映画のヒーロー、ヒロインが好きというのと本質はなんら変わらないと思います。むしろ、ただ「かわいい」というだけで好まれているキャラよりも、様々な物語を背負っているアニメキャラの方が深みがあり、大人の趣味たり得るように思います。

私の考える、大人の趣味たり得るか否かの基準は、知名度ではなく、知識・情報量です。知識・情報量が調べても調べてもつきないほどのものであれば、どんなものでも大人の趣味たり得ると思っています。それゆえ、ディズニー好きでも、たとえばウォルト・ディズニーがFBIのスパイだったとかいった知識まで楽しめるのであれば、大人の趣味たり得ると思いますが、「かわいいからディズニーのキャラクターが好き!」というだけなら、やはりいつか卒業した方がいいと思います。

卒業生も含め、このテーマでウェブゼミが展開されることを期待しています。読むだけでは吸収率が小さいですよ。考えて文章にすることで、本当の知識になっていくのです。「ボクには無理です」と逃げていたら伸びませんよ。(K)

1213.(タイトル)1期生Yです。 By 1期生K(N)Yさん(2008.6.4)

大変ご無沙汰しております。  長い間連絡をせず申し訳ございません。先生はお変わりありませんか?私は元気にやっております。近況?を簡単に説明すると、2004年から同じ会社ですが私の担当がト○○○スからベ○○○○スに変わりまして東京⇒横浜⇒宝塚⇒東京と半年毎に転勤を繰り返し、200610月に結婚20079月に男の子を出産しました。今は育児休業中です。旦那さんは同じ会社の以前同じ店で仕事した元部下で、6歳年下です。格差婚は紀香&陣内より私のほうが先ですよ。私が東京に転勤になったあと旦那さんも川崎に転勤になり「縁」があったようです。せっかく結婚して出産しても仕事を続けられる流れになっているのですが、今の悩みは保育園です。育児休業明けの保育園入園は困難で来年4月入園にかけるしかないです。かわいい子供を安心して預けられるところがないなんて、この思いはどこにぶつければいいのでしょうか?(すいません、愚痴になりました今は24h育児にどっぷりはまっています。親になって初めて知る親の気持ちや有難さを息子から学んでいます。昨年東京でゼミの集いがあったのですね。今年はないのですか?東京にお立ち寄りの際は是非ご連絡ください。これからはもう少し近況報告いたします。

1212.(タイトル)〔「つらつら通信」を読んで〕 By 14期生KRさん(2008.6.1)

ペット型男性、私も気になります。先生には、「Rには難しいよ」とは言われましたが…笑 やはり女性の社会進出が大きな要因でしょうか。松潤のドラマの「きみはペット」でもキャリアウーマンの小雪にペットとして飼われるという話でしたもんね。先生の女性における男性の理想のイメージの犬種がゴールデンレトリバーというのはとてもよくわかります。そしてヨン様がゴールデンっぽいのもすごくわかります。だから、おば様達に人気があるのでしょうね。先生の理想のイメージの犬種は大当たりだと思います。私は先生のようなシェパードのような犬種も大好きですよ。やはり今は私も先生のおっしゃる通り、頼りがいある番犬型男性が理想です。笑

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私はシェパードですか?そんな格好いい犬ではないように思いますが……。太り気味の雑種だけど、走ったら意外に速いし、意外に役に立つ奴ってくらいでしょう。まあでも、室内で飼うタイプではないのは確かでしょうね(笑)。(K)

1211.(タイトル)こんにちは By 13期生ORさん(2008.5.31)

とうとう私も2ヶ月間の研修期間を終え、2日より広島に行って参ります。昨日の研修期間の発表では、パワーポイントを使ったプレゼンを初めてしたのですが、内容的にはともかく…としてお偉い様方の質問への返答が非常に良かったとのことでかなりの好評でした。これも2年間ゼミで鍛えられたあのディスカッション能力からきたものだと思います。返答には先日、Mたん達と会った時に話していた営業の話を織り交ぜてしたりしたので、本当にゼミさまさまです。更に同期にデータの提示の仕方についてかなりツッコミを入れていたところ、同期からはかなりビビられてしまったのですが、上司にはかなり好印象だったようです。同期で社会学部卒が一人、ということで専門性がないことへの不安が大きかったところもあったのですが、このような点で非常に社会学部という専門性を生かしていけるのだと気付かされました。本当に社会人になっても片桐ゼミで学んだことは生きてきます。とりあえずそれだけお伝えしたかったので…。それでは失礼します。

1210.(タイトル)13期Kです By 13期生KJ君(2008.5.27)

先生こんばんは。昨日は、14期生ゼミに出席させていただき、ありがとうございました。僕が参加する事を知らせていないとのことで、少し緊張しましたが、温かく迎えてもらえて大変うれしかったです。発表されていた3人の内容も、興味深いテーマでした。春休み課題から訂正をしているとはいえ、良く纏っているなと感心しました。議論の時も、13期に負けないくらい盛り上がっていたと感じました。特に、O君は無口なイメージだったので、鋭い発言を何度もしていたのがかなり印象的でした。終始ゼミの雰囲気も良く、僕達とは違う、「14期の色」を感じられたと思います。学生の時は、皆の意見を聞いて考える事に集中していましたが、今回は先生の議論の進め方にも注目していました。皆が発言し易い方向に話題を持って行ったり、少し路線から外れたように見えても、最後は的確なアドバイスへと導いていることに改め気付きました。毎時間このような運営をされている、先生の集中力とエネルギーは凄まじいですね。 今回、ゼミに出席させてもらう事で、たくさんパワーを頂きましたが、その反面名古屋に戻るのが憂鬱で仕方なかったです…改めて自分は、「片桐ゼミ」がどの所属集団よりも好きなんだなと思います。この次は、課外授業(宴会?笑)に出席させてくださいね。サクッと帰って来ますので、何かありましたら、お声を掛けてください。ありがとうございました。

1209.(タイトル)お久しぶりです。 By 5期生KK君(2008.5.26)

お元気ですか?と問いかけたものの、先生はHPを見る限り元気なのが伝わってきます。最近はまったくといっていいほど連絡をしていなかったので、簡単にメールをさせていただきます。現在は、○○大学で働いております。また新しい職場になるとわからないことばかりで不安がつきないです。おまけにストレスも感じます。歳をとってきたせいか「変化」することに少し厄介さも感じたりします。しかし変化しなければ進歩も成長もないのでそれを楽しんでいこうと思います。今は放射線科で専門性も増して仕事が楽しくなっております。何もできないのですが、学びたいや成長したいという気持ちで充実感はあります。でも!何もできません…。これまでも何度もいってきましたように一人前になるにはまだまだ先ですが、1020年挫折しながらの成長を楽しんでいこうと思います。酒を飲んで笑ったりといった一瞬一瞬の刹那的喜びもだぁ〜い好きですが、1020年かけてがんばろうとする持続的喜びを仕事を通して見つけられたことには、ホント感謝しています。3年目から楽になるかと思いましたが、週末は若手が当直に入ったりで、僕から「厚かましく」も先生をお誘いすることができなくてすみません。せめてメールだけでもしっかりと繋がっておかなければと思い連絡しました。

1208.(タイトル)〔2世誕生!〕 By 6期生N(S)Yさん(2008.5.25)

こんにちは。先日18日に無事出産しました。2,662グラムと少々小さめですが、元気な女の子です。第六感というか、漠然とした希望とおり、予定日より早めに出てきてくれました。陣痛・出産の痛さ辛さは置いておいて、とにかく無事に産まれてきてくれたことがありがたく、親になった喜びと、責任感をかみ締める一週間でした。これからいろんな出来事を私たちに運んできてくれるんだろうな・・・と今から楽しみです。気負わず、自分自身も楽しんで、一緒に成長していけるよう頑張ります。名前は・・・です。「実のある人」になって、「実りある人生」を、という願いと、「さくらんぼ」の季節に生まれたので、かわいらしい女の子に・・・という気持ちで名づけました。では、取り急ぎご報告まで・・・。

1207.(タイトル)〔配属先報告〕 By 13期生ORさん(2008.5.23)

お久しぶりです。私もとうとう内示をいただきまして、62日より広島市の中国支社で勤務することになりました。念願の関西脱出ですが、いざ関西を離れるとなると寂しい気持ちで一杯です。しかし、仲の良い同期が3人同じ中国支社に勤務になりましたので、頼れる人が近くにいてよかったなと思うのと、新しい土地で新しい人脈を作れることにわくわくしています。部署に関しては、まさかの引継ぎで×××グループです。ただ、この会社に入ってから技術という専門性を持たないことの不利を常々感じており、×××グループというのは私の会社でも唯一と言っていい、事務と技術の混ざった部署で良い機会になりそうです。ただ、始めはクレーム処理から...らしいのでどきどきです。笑 最近仕事はと言うと、研修最終日にある例の研修発表に向けての準備と色々な送別会で大忙しです。たまに朝、Yちゃんと北新地ですれ違います。笑 まさかの13期生で一番西に向かうと言う事態になりましたが、広島市というまだ山陽新幹線沿いでの配属でしたのでいつでも関西には戻れます!!!お盆に定休が無い会社ですので夏にお会いできるかかなり微妙にはなってきましたが、次にお会いできる時を楽しみにしております。それでは長文になりましたが失礼します。かなり暑くなってきましたのが我が社では風邪が流行っています。体調にはお気をつけください。

1206.(タイトル)薦めていただいた本ですが... By 15期生KaMさん(2008.5.21)

先日教えていただいた『素直な戦士たち』を読み終わったので感想を送らせていただきます。東大合格を目標に種の段階から計算されて子供をつくるなんて、普通?に考えたらその時点でおかしいよね、と旦那さんの方に気付いて欲しいなと思いました。読みすすめて行くうちに、軽くイライラが溜って来て、この奥さんどうにかしてよ!と私は言いたくなりました。子供に最高の自由を与えるためとゆう目標に向かって突き進んでいるようでしたが、どんどんずれ過ぎですよね。子供が学校を楽しめないなんてありえないです。学びに行くんだから、授業や友達や先生から色々な刺激を受けて、楽しんで生活をおくらなければ、義務教育の意味がないですよね。何の為に義務づけてるのかってなりますよね。勉強というよりも、私は人との関わりが大事だと思います。ロボットが勉強を教えてくれるのではなく、やっぱり人が人に教えるってゆう人と人との関わりが常に存在して、人は一人で生きて行けない、誰かに支えられているとよく言いますが、ほんとにそれなしには生きてないと思うので、その関わりを大切にするためにも学校があるのに、最高の環境作りをはき違えていると思いました。1つ謎なのですが、結果はどうだったのでしょうか?結局二人とも東大には行けなかったのでしょうか?まず、おにいちゃんの方は無理だったろうなと想像できるのですが、弟にはチャンスがあったのではないかと。理解力がたりなくてすみません。読み終わってから、自分が親となった時にする子供への教育はどのようにしたらいいのか、少し考えさせられました。ゼミでもこのような議論がありましたが。教育ママにはなりたくないですし、子供は外でのびのび、公立の学校に行かせて...なんてのんきな考えなのですが、実際そうなってみると、スパルタになってしまうのでしょうか。本の内容が実話だと思うと、正直怖いです。子供が精神病になるまで、ルンペンに憧れるようになるほど、制圧するのって、人権問題にならないのかと。またどこまでも徹底するのは素敵なことですが、おかしいと感じてきた時に変更がきくように導いてやるのも、親の責任なのではないでしょうか。自分は親の立場になったことはないので、偉そうな事はいえませんが...↓最後に二人ともが負傷して、母親が孫の代にまで期待をかけて、長い溜め息をつく所では、この母親に、「はい、お疲れさん」とひやっとした言葉をかけたくなりましたね。冷たい人間ですね↓ それでは、長々と失礼いたしました。

1205.(タイトル)訂正&補足 By 13期生MiMさん(2008.5.21)

先生、メールありがとうございました。掲示板のコメントには身に余る感じでちょっとビビりましたが、あんなふうに書いていただいて光栄です。ところで先日のメールでひとつ訂正があります。ナーガは中国ではなくインドの神様です。掲載されたのを見てひとりで赤面しましたf^_^; それから、中世のドラゴン伝説について調べてみたら面白い話があったので紹介します。『聖ゲオルギウスという聖人がある異教徒の町を通りかかると、その町の姫がドラゴンに生贄として捧げられるところだった。ゲオルギウスはドラゴン退治を頼まれるが、倒したドラゴンを殺さずに首に縄をかけて町の人の前に連れて来て、「あなたたちがキリスト教に改宗したらドラゴンを殺してあげましょう」と言うので、人々はゲオルギウスの言う通り改宗した』というもので、このエピソードから聖ゲオルギウスの紋章はドラゴンとされたそうです。私は紋章に使われるのは聖獣だと安易に思い込んでいましたが、倒した敵を紋章にすることもあるんですね。すごく西洋的な発想のような気がしますが、日本の家紋にもそういう例があるのか気になります。ちなみに、あまり知られていませんが423日はサン・ジョルディ(聖ゲオルギウス)の日といって、女性は男性に本を、男性は女性にバラを贈る日だそうです。本を贈るのはスペインの本屋のキャンペーンからきた習慣で、日本とスペインだけらしいですが。本を贈るってなかなか難しいですから、日本では広まらなさそうですよね。でも、父親の好きな本くらいなら想像がつくので、来年はこっそりサン・ジョルデイの日をしようかなと思いました。それでは、今回も長くなりましたがこのへんで。また何かあったらメールしますね(^-^)

1204.(タイトル)〔自己主張をしない日本人〕 By 15期生KuMさん(2008.5.20)

今日はなかなか考えさせられる内容でした!日本人の性格は、人によるけどやっぱり言いたいことを言わないんだと思います。たぶん日本人の常識?で、ガツンと言ったら え?とか、何でそんなこと言うん?とか思う雰囲気があるんじゃないかと思います。私もいろいろ言いたい時とかあるんですけど、やっぱりその場の空気が悪くなるとか考えてしまいます。 アメリカとかだったらみんなが自己主張するから、誰かがガツンと言っても何も思わないし後から気まずくもならないんじゃないでしょうか?今日一番授業中にいろいろ考えたトピックはやっぱりそれでした(*´д`*)またしっかり考えてみたいです。

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今日のゼミで「片桐新自は非日本人的か?」と問うてみたところ、全員が頷きました。しかし、私はかなり浪花節的精神の持ち主ですし、肉より魚、ビールより日本酒や焼酎、そして日本の歴史的環境を愛する人間です。どこがそんな非日本人的なのかとさらに問うと、「はっきりと(ほとんど「はっきりすぎるほど!」と言いたそうでしたが……)自分の意見を言うところです」と言われました。確かに「あなたのような非日本人的性格はどうやって作られたのですか?」と問われたこともありますし、会議でも発言がしばしば煙たがられます。しかし、はっきり物を言うことが日本の文化や価値観と矛盾するとは思いません。確かに、文化的均一性が高い日本では、文化的多様性が高いアメリカのような移民社会と違って、すべてを言語化せずにもわかるはずだという価値観は存在するでしょう。しかし、言いたいことがあるのに言わなければ、もやもやしたものは日本人にだって当然残るでしょう。結果として、裏に回って陰口をたたく、匿名で書き込みをするといったストレス発散行動を取ったりする人も出るのではないでしょうか。日本人には「タテマエとホンネ」があると言われるのも、こういうことなのではないでしょうか。言いたいことがあれば、ちゃんと言うべきだと思います。ただし、TPOを適切に判断してやらないと「暴言」になってしまいますので、私だって何でもかんでも言っているわけではないのですが……。それでも、やっぱりこの日本社会で無難に暮らすためには、私ほどには物を言わない方がいいのでしょうね(笑)。(K)

1203.(タイトル)バースデイメール(多分ビリ)とかとか By 13期生MiMさん(2008.5.18)

片桐先生、お久しぶりです。そして、遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます。HPを拝見すると、今年もサプライズがあったようで、14期、15期も楽しくゼミしてるようで喜ばしいです。13期も、まだまだ楽しくゼミしてますよ。関西支部はもちろん、更に下部組織(?)も元気元気!です。こないだはC、Mちゃんと「第1回サブカル同好会集会」を開催しました。私は社会人になっても変わらず腐女子ライフを満喫しているのですが、最近、MちゃんとCが着々とこっちの世界に近づきつつあって(というか、Cはもう私を超えたかもしれません!?)、嬉しいけどこれでいいのか…ちょっと二人に申し訳ない気持ちです。でも、職場ではできない話を思いっきりできてすごくストレス解消になります。とかいいつつ、私の直属の上司は腐ってないけどかなりのオタクでした…そしてベテラン社員さんの娘は元アニメイターで現役コスプレイヤー…どんな職場だって感じですね。凄い磁場です。

社会人生活は…どうなんでしょう。とりあえず、自分で稼げるというのはすごく気分が良いです。お給料を貰って何が嬉しかったって、家に生活費を入れたのがいちばん嬉しかったです。学生時代は、なんとなく家にお金を入れられたら、親への色々コンプレックス的なものが解消される気がしていたのですが、全然そんなことはなかったですけど。でも、初任給のプレゼントは喜んでもらえたので今はとりあえずそれでよしです。しかし、就活中から薄々感づきつつも考えないようにしていたのですが、私、あんまり働くことにやりがいとか求めてないのかもしれないと最近改めて思います。日々の生活の糧と、そこそこの社会的な地位と信用とが手に入るなら、職種とか業種とか結構どうでもいい気がしています。もしかしたら腐女子やってるのと関係あるかもしれません。だって私、明らかにマンガ読むために働いてるし、今最大の癒しはNHKの某10分アニメだし(笑)。給料とか、生活費以外ほとんどジュンク堂とアニメイトで消えましたからね…。決して働くことにネガティブな訳ではないのですが、今のところこんな感じの、ユルいスタンスで社会人やってます。

一方で趣味の世界はますます充実してますよ〜!最近はハマッてるマンガの関係で西洋史を重点的に攻めてます。実は高校時代は世界史あんまり好きじゃなかったのですが、最近は枕元に世界史の教科書が標準装備です。特にドイツ!特に神聖ローマ帝国!!熱いです!ジュンク堂の学術書コーナーですごく萌えてる変な人になってます。そしてその繋がりで、とうとう禁断のオタク領域“ミリタリー”にまで手を出しつつあります。うっかり「第二次世界大戦の将軍」とかって本を買ってしまってちょっと自己嫌悪です…。ミリタリーはめんどくさいしややこしいし不謹慎だし、絶対さわるまいと思っていたのですが…でもさすがに自国の軍に萌え〜とか言うのは良心が咎めるので、とりあえずはヨーロッパ戦線からぼちぼち勉強中です。チャーチルってどんな人間だったのかすごく興味をそそられます。

先生、ここまで長いメールでお疲れですか?でもあとひとつだけお付き合いください!何やらHが面白そうなことを勢い込んでメールしてきたようですね!?(ていうか、あれはHですよね?)龍とかドラゴンとか…そんなん、13期のオカルトマニアにして澁澤龍彦マニアな私が黙ってられる筈がないじゃないですか!というわけで、Hのメールにちょっと私からも意見を言わせてください。まず、

>東洋(中国)の龍はおそらく蛇をモデルにしていると思われます。(極端に言うと蛇に腕をつけると龍です)

というのは概ね賛成です。中国の蛇神ナーガなどは蛇でなく龍といわれることもありますし、東洋神話では蛇も龍も共通して水の神とされることが多いからです。ただ、龍の顔を見ると、口や鼻は鰐に似ているような気がします。鰐は水辺に住む生き物ですし、龍=水神というのはここから来ているのかも知れません。鰐が中国にいるのかは知りませんが、漢字があるし、日本神話にも「鰐」という言葉が出てくるし(実際は鮫を指すそうですが)東南アジアあたりで見た人の証言から、存在だけは知られていた可能性もあると思います。次に西洋のドラゴンですが、

>西洋のドラゴンはおそらく恐竜をモデルにしていると思われます(極端に言うとティラノサウルス等に羽をつけるとドラゴンです)

この意見には反対です。確かに西洋のドラゴンはよく前脚を上げて爪で何かを掴む動作で描かれることが多いですが、上げているのはたいてい前脚の片方だけだったように思います。大型肉食恐竜のような、極端に前脚の小さな姿ではなかったはずです。つまり、ドラゴンは前脚を地に着けている姿が標準と思われていたはずです。恐竜よりは、トカゲやイグアナに翼をつけたほうがドラゴンに近い気がします。

>西洋のドラゴンはかなり最近になって作り出されたものではないかと思ったのです。あまり詳しくはないのでちゃんとしたことは分かりませんが、ギリシャ神話や聖書がらみの話でもドラゴンは登場しない様な気がします。

ここも私は反対です。というか、確か聖書にドラゴンは出てきます。ただ、中国のように“聖獣”ではなく、逆に悪魔サタンの化身として描かれていた筈ですが。先生が仰っていた中世の物語はちょっとわからないのですが、西洋のドラゴンといえば騎士に倒される魔獣というイメージなのは多分このせいです。エデンの蛇といい、どうもキリスト教では爬虫類は悪者のようです。ギリシャ神話にも龍は登場します。ヘスペリデスの園の黄金のリンゴを守る龍がいたはずです。この龍も、主神ゼウスと敵対したテュポンの子のはずなので、一種の邪神といえるかもしれません。ちなみにこの龍、いろんな英雄に眠らされてリンゴを取られたりして、結構マヌケなイメージですが…ちゃんと星座にもなってますよ。他にも「ドラゴン」という名称ではないですが、例えばサラマンドラは「翼を持ち、火を吐く、トカゲのような爬虫類」という点でドラゴンに相当すると思われます。ドラゴンの亜種といったところでしょうか。サラマンドラに関しては、たぶん古代ギリシャの博物学者プリニウスが記述していたと思います。

以上の点から見て、すごく大雑把に西洋の“龍”と、東洋の“ドラゴン”の違いをまとめると次の2点が挙げられます。

(1)形状(蛇型かトカゲ型か)

(2)神聖性(聖獣か邪神か)

ただ、イギリスのウェールズ地方ではドラゴンは国の守護者とされていますし、西洋の紋章にもドラゴンの意匠はあったと思います。そこで考えられるのは、最初は東洋と同じように――あるいは東洋から伝わったとおりに――聖獣とされていたドラゴンが、キリスト教勢力の拡大によりその座を追い落とされ邪神となったのではないかということです。そもそもキリスト教世界の悪魔には、土着信仰や他宗教の神が貶められたものが非常に多いので(たとえば多くの女性悪魔は元は各地の大地母神ですよね)、この仮説にはそんなに無理はないように思います。そう考えると、ドラゴンを龍と訳すことはある程度は許容されていいように思います。が、やはり西洋のドラゴンと東洋の龍では大きくイメージが違いますね。よりイメージを明確にするための使い分けということなら、私も理解できます。オタク的な基準から言わせて貰えば、ヨーロッパ風のファンタジーであればやはり“龍”より“ドラゴン”と言って欲しいですし、中華ファンタジーなら当然“龍”がふさわしいですからね!以上、オカルトマニアついでに元・恐竜マニア(小学校時代)の意見でした。でも引き合いに出した知識は結構うろ覚えなので、間違いもあると思うのであまり信用しないでくださいね。

ふー…なんだか久しぶりに(面と向かってではないですが)Hとバトルした気分です。まるで「オンラインゼミ討論」ですね。これからもこういう討論みたいなことができないかな…局地的なバトルにならないように(笑)、みんなが(もちろん13期以外の方も!)参加してくれたら…まとめる先生は大変でしょうけれど(笑)、現役時代、ゼミでの討論が毎週楽しみだった私としてはすごく楽しいだろうなと思うのですが。

それでは、長々と失礼いたしました。先生が53歳になられても、私はたぶん手加減とかできませんので、ますます元気でお過ごしくださいね。またお会いできる日を楽しみにしています。

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いやはや長いメールです。私は大丈夫ですが、短いメールのやりとりになれている若い人の中には、きっと途中を飛ばして今このコメントを読んでいる人が結構いるのではないかと思います。13期生はもちろん14期生までは、「ああ、Mたん(先輩)らしいな」と微笑ましく読んでいるでしょうが、15期生や12期生以上にとっては、「誰?この人は?」って感じでしょうね。たぶん、歴代片桐ゼミの中から論客を選べと言われたら、3本の指に必ず入ってくるであろうMiMさんです。昨年の集いの時には和服を着ていた人と言えば、思い出せる人も多いのではないでしょうか。H君とのバトルは、基礎研から見物でしたので、久しぶりに楽しませてもらった気がします。H君がまた反応してくれたらおもしろいですが、たぶん彼はメールを送るだけで、私のHPはほとんど見ていないと思うので、これ以上の反応はないでしょう。かと言って、他の人は、こんなレベルの議論にちょっと足を踏み入れられないですよね。まあでも、他のテーマでもいいですから、MiMさんの言うとおり「オンラインゼミ討議」が活発化することは期待したいと思います。そもそも「ゼミ生の声」はこうした意見交換がなされる場になるのを狙って作ったコーナーだったのです。しかし、こういう意見があまり届かないので、最近はもっぱらイベントの感想が圧倒的割合を占めてしまっています。それもゼミの雰囲気が伝わるからいいかなと思っていますが、時々はこういう読み応えのある意見が欲しいものです。ぜひ皆さん、MiMさんに負けずに(いや、こんなハイレベルでなくてまったく構いませんので)、現役生、卒業生、そして私を刺激するメールを送ってきてください。楽しみにしています。(K)

1202.(タイトル)お誕生日おめでとうございます!!  …遅くなりましたが By 13期生MaYさん(2008.5.17)

お誕生日おめでとうございました!!遅くなってすみません。ついでに近況報告ですが、本配属は希望していた映画の部署になりそうです。そのうちに金曜日の新聞夕刊の映画広告は、私が関わっているものが載りはじめるでしょう!!(´∀`)☆ 上司・先輩方も良くして下さり、また同期とも仲良くやっていけています。私、本当に人間関係には恵まれていると思います。特に、会社での人付き合いが今のところうまくいっているのはゼミのお陰のような気がします。根拠はよくわかりませんが、そんな気がします。それでは、体に気をつけて良い53歳ライフを送って下さい。

1201.(タイトル)お誕生日おめでとうございます! By 13期生ONさん(2008.5.17)

先生、ご無沙汰です!遅ればせながら、53歳のお誕生日おめでとうございます。きっと、ゼミ生から素敵なお祝いをしてもらったことでしょう!いくつ歳を重ねても、精神的には誰よりも若い先生でいてくださいね。

先日の13期同期会で、一人暮らし場所の相談をしていたのですが、最終的に気に入った物件が見つかり、今は×××に住んでいます。江坂で見つけたかったのですが、いいのが見つからず断念しました。大学を卒業してから、改めて「吹田」という町を見てみると、緑もいっぱいで便利で住みやすい、いい町なんだなぁと思いました。私の会社の方々も、多くのかたが吹田にすんでいらっしゃるんですよ!そして社会人生活、毎日奮闘してます……!今は先輩に同行しているのですが、毎日和歌山行ったり、滋賀行ったり、得意先に怒られたり……。いざ本格的に担当を持つと、やっていけるのかなぁと不安で仕方ないです()会社に帰ってからも、慣れないデスクワークがたくさんあって苦戦しながらも、周りの先輩方に助けてもらいながら何とかがんばっています!また、ちかいうちにお会いしましょうね!素敵な53歳を…☆