ゼミ生の声part16No.751〜800)

ここには、ゼミ生、卒業生から寄せられた意見を掲載します。プライバシーの問題もありますので、メールで送ってくれたものを、チェックして、名前をイニシャルに変えて、掲載したいと思います。どしどしご意見をお寄せ下さい。

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800.(タイトル)お久しぶりです By 9期生F(S)N(2006.10.4)

ご無沙汰してます。先生お元気ですか?9期のF(S)Nです☆先月ついに引っ越しをしまして、家族三人での生活がスタートしました。息子も一歳になり、わんぱく盛りで少しも目が離せなくて大変ですが、なんとか毎日がんばってます!イライラしてついひどい態度をとってしまったりすることもあるけれど、そんな後はぎゅって抱き締めてあげたりしてます。何もわかってないようできっと何でもわかってるんだろなぁって感じますね。子供ってすごい!かわいかったり憎らしかったりでも最後はやっぱりかわいい!気楽にこれからも子育て楽しみます☆

799.(タイトル)ご無沙汰しております By 7期生N(K)K(2006.10.3)

片桐先生、こんばんは。随分、ご無沙汰しております。お元気ですか?久しぶりに、ゼミのホームページを拝見したところ、偶然にも7期生のAFくんのメッセージを読み、懐かしい気持ちに浸りました。私の近況報告です。6月末で寿退社し(いまどき珍しいですよね)、7月から横浜で新生活をしております。結婚式は今年の11月の予定です。先日、7期生のIさんとYさんが飛行機に乗って、新居へ遊びに来てくれました。一緒に東京の代官山や鎌倉観光を楽しみましたよ。結婚生活ですが、旦那の帰りが本当に遅くて。一緒に住み始めてから、平日に一緒に晩御飯を食べたことが一回もないんです。毎日、午前さま。旦那の忙しさを見ていると、体を壊さないか本当に心配です。そんな私ですが、今までのハードなOL時代とは180度違って、今はのんびり主婦業を満喫させてもらっています。また、落ち着いたら仕事を始めるつもりですが、それまではゆっくり新生活に慣れていこうと思います。先生も、相変わらずお忙しいことと思いますが、どうかお体に気をつけて、若い学生たちと大いに青春を楽しんでくださいね。それでは、また。

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ようやくAF君のメッセージに反応が来ました。Kさん、結婚されたんですね。おめでとう!Iさん、Yさんも元気なようですね。久しぶりのメール、嬉しく思いました。ありがとう。(K)

798.(タイトル)ご無沙汰しております By 7期生AF君(2006.9.21)

7期生Aです、ご無沙汰しております。お元気ですか。卒業してからゼミの集いの返事以外で始めてメールしたような気がします。たまにホームページで近況報告募集のメッセージを見て、たまには送ろうかと思うのですが、いつもそのまま送らずじまいで4年以上が過ぎてしまいました。すみません。僕は変わらず四国で楽しくやっております。こっちの大学でラクロスのコーチをしたり、お客さんとフットサルしたり、ゴルフしたり、マージャンしたり…仕事もそれなりにやっております。嫁とはあいかわらず別居中ですが、仲良くやっています。こればっかりは中々伝えるのが難しいですね。特に四国の田舎では「別居=仲が良い」という繋がりがどうしても理解できないみたいでお客さんには全く理解されず、過剰に心配されています。ところで他の7期のメンバーからは連絡はありますか?元気にやってるのか気になります。ではまたゼミの集い等でお会い出来るのを楽しみにしております。失礼します。

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久しぶりに7期生からの近況報告です。AF君も書いているように、他のみんなは元気にしているでしょうか?7期生ばかりでなく、卒業生はよく連絡をくれる一部の人を除いては、みんなとんと音沙汰なしで寂しい限りです。たまには近況をお知らせください。ちなみに、今年も「ゼミの集い」は12月第2土曜日にいつもの場所で行いますので、そろそろスケジュール表に書いておいてください。(K)

797.(タイトル)地形と地図 By 10期生MoK君(2006.9.16)

今回のつらつら通信も、良い意味で個人的に引っ掛かる内容だったので、またメールさせていただきました。旅にはちょうど良い季節になってきましたが、信州に行かれたのですね。多少、僕の論文も意識してくださったんじゃないかというような内容で、非常に参考になりました。

なるほど、「色で立体感を出している地図」ですか。たしかに、大体の地図(市販の観光ガイド、市街地図)は、その性質上、地形の高低を平面化して表現してしまうので、山ならともかく、丘や低地など、地形が微妙に上がったり下がったりしている部分は不可視化されていると思います。例えば市販の都市図では、関大が小高い丘の上にあるということが分からなくなっていますし、千里丘陵という吹田の地形の特徴も把握することはできません。「地形」(ひいては地理)というものは、人間の生活や文化に大きな影響を与えているものだと思いますが、普通に歩いているだけでは、地形がどのように上がったり下がったりしているかということは分かりにくいですし、そもそもそんなことに気を留める人は少ないのではないかと思います。吹田は坂が多く、自転車などで移動する際にはつい面倒だと思ってしまうことがあるのですが、埋め立て地のように真っ平らな土地ばかりになってしまうのも何だか味気ないですよね。地形の高さというのは、単なる自然現象に過ぎないと思われがちですが、人間は地形に適した生活を営んできたのであり、それは長い年月をかけて残されたり、変化したりした歴史的環境だと考えることもできるわけですから、もっと敏感に「大地の立ち上がり」というものを感じることができるようになりたいなと思います。

また、先生がおっしゃるように、地図を見ながら自分の目で確認するという作業はとても大切なことだと思います。地図は個人の身体的な限界を超えた鳥の眼と想像力を与えてくれますが、ただ地図を見るだけではわからないことはたくさんあると思います。しかしその一方で、ただひたすら目の前にあるものだけを自分の目で見るだけでは、その場所を相対化して見ることができず、それが周りの空間とどのような関係にあって、その土地の歴史・文化とどのように結びついているのかということを想像することができません。要は、想像(鳥の眼)と経験(虫の眼)のバランスが大切だということです。これは空間に限った話ではなく、人間が生きていく上でも両者のバランスを取ることは重要だと思います。僕はどちらかといえば、想像(あるいは妄想)に偏りがちな人間なので、もっと色んなことを積極的に経験していかないといけないと思いますが、逆に想像力が欠如してしまうと、人のことを思いやったり、社会について考えたりすることもできなくない自己中心的な人間になってしまうので、そのバランスをどのように取って豊かな人生を送るかということを最近よく考えています。

そういえば、最近文庫判の最新の大阪の都市図を買ったのですが、数年前に買った同じシリーズのものに比べてさらに厚みがなくなっているのが非常に気になりました。従来のものも、もちろん都市図ですから、エリアごとに細かく区切られて、何ページにもわたってエリアごとの詳細図が掲載されているのですが、それでも全てのエリアの縮尺が統一され、一応等価的・網羅的に空間が分割されていたので、ページをまたぐと、その続きが見られるというようなかたちになっていました。しかし、新しいものは、都市の中心部のエリアなどを大縮尺で詳しくする一方で、郊外の住宅地などは小縮尺で広域的に描かれるなど、詳しく描く必要があるエリアとそうではないエリアが3段階に分けられており、全ての空間を同じ縮尺でつなげて見ることができません。例えば、吹田でも吹田駅中心のエリアは拡大表示されているのに、それ以外の地域は大雑把に示されているだけで、ジグソーパズルのように地域と地域をつなげ合わせることができなくなっています。これも利用者の「利便性」が重視された結果なのだと思いますが、目的もなくボーっと地図を眺めていたい僕にとっては非常に不便な地図です。たしかに、情報としては便利かもしれませんが、面的な知識として空間の連続性、場所と場所の地理的な結びつきを把握することは難しくなっています。前もこんなことを書いたような気がしますが、スポーツにしろ、芸術にしろ、何事も基礎となる面的な知識がないと細かい部分も楽しめないと思うので、どんなマニアックな知識も、全体の「つながり」を見通す鳥の眼を持った上で追求されるべきですね。

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いつものことながら、タイトルの付け方から内容まで見事な文章です。MoK君のリプライを読んでいると、私自身の発想も広がりおおいに勉強になります。今や「ゼミ生の声」は「MoK君のRe:つらつら通信」状態ですね。まあでも、MoK君は特別に優秀な人ですから、このレベルの文章を書かなければいけないのだとプレッシャーを感じずに、ぜひ他の方も気楽に反応してきてください。Mixiの日記ではありませんが、やはり書いた人間は、文章に対する感想が聞きたいものです。近況報告なども歓迎ですよ。このページを見て、同期が元気にやっていることを確認している人も多いと思いますので。(K)

796.(タイトル)オシム擁護論 By 10期生MoK君(2006.9.7)

つらつら通信拝読しました。たしかにオシムジャパン発足以来、お世辞にも面白いとは言えない試合が続いていますが、僕はまあこんなものだろうと楽観的に見ています。昨日のイエメン戦に関しては、ピッチ状態が学校の運動場以下だったので、勝っただけでも良かったと思います。初めから最後のようなパワープレーに出ていれば、もっと点が取れたかもしれませんが、昨日に関しては誰が出ても同じだったと思います。ただ、トルシエ時代の最初の1年間はもっと酷いものでしたし、黄金の中盤をはじめとしたスター選手をこぞって召集したジーコジャパンの初戦も格下のジャマイカ相手に引き分け、2戦目にはアルゼンチンに大敗を喫しています。たしか、4戦目あたりの韓国戦で、内容で圧倒されながらもロスタイムの永井のラッキーゴールで勝ったのが初勝利だったと記憶しています。それに、トルシエやジーコのときに比べて、オシムジャパンの立ち上げに課された日程はあまりにも厳しすぎます。当時よりもJリーグの日程が過密化(夏場に週に2試合ペース)している上に、就任してすぐに公式戦(しかも中東遠征)が控えており、満足に練習時間も確保できないまま、ただ疲労だけが蓄積している状態で試合に臨んでいるようなものです。たしかに、トルシエジャパン・ジーコジャパンも十分に練習時間が確保できていたとは言えないと思いますが、チーム立ち上げの日程に余裕があり、W杯が終わって3ヶ月ほど経った10月頃に初戦、そして1〜2ヶ月の間隔をあけて国内で親善試合を行っていくようなかたちで、既に4試合(遠征を含む)を戦っているオシムジャパンとは大きく差があります。

そのなかで、千葉、浦和、G大阪の選手を多く召集し、既にコンビネーションが出来上がっている選手たちで即席のメンバーを組むというやり方は真っ当なやり方だと思います。しかも、むやみにその3チームから選手を集めているのではなく、ちゃんとチームのコンセプトに合う選手を集めていますし、最近のJリーグで安定したパフォーマンスを見せている選手、結果を出している選手、ジーコ時代に待望論のあった選手は大体呼ばれているような気がしますので、個人的には選手選考にそれほど違和感はなく、オシムはさすがJリーグの監督経験があってよく見ているなという印象を持っています。

世代交代ならもっと緩やかにやるべきだという意見もよく理解できるのですが、既に経験豊富なスター選手が揃っていたシドニー世代(黄金世代)に夢を抱くことができた4年前と違い、これからを担うべきアテネ世代(谷間の世代)は明らかに経験不足であるため、とりあえずこの世代に経験を積ませることをオシムは考えているのでしょう。ジーコがずっとメンバーを固定して戦ってきた影響もあるでしょう。しかし、オシムは決して古井戸組を切り捨てているわけではないはずです。最初の1年はあえて海外組を召集しないということを明言しているように、まずは教育的意味も込めて未完成の若手たちにチームのコンセプトを叩き込んでベースを作り、その後必要に応じて「アクセント」として古井戸組を登用していくつもりでしょう。現時点の海外組でレギュラーを掴んでいるのは松井と中村くらいですので、海外組(小笠原を含む)にはまず所属チームに専念して、レギュラーを確保してほしいということだと思います。それから、国内の古井戸組についてですが、まだ見切るには早いと思われる小野、玉田、福西、柳沢あたりは明らかにコンディション、モチベーションともにベストの状態には程遠く、Jリーグでも結果を残していませんので、呼ばれなくても仕方ないと思います。それに対して、遠藤、三都主、加地、坪井あたりは調子を維持しており、特に遠藤はW杯で唯一出番がなかったこともあって、Jリーグでは出色のプレーを見せています。オシムはジーコとは違って「味方に使われることができる選手」を多く召集していますが、「使うことができる選手」も必要ですので、いま国内では最も優れたプレーメーカである遠藤にゲームメイクを任せているのでしょう。それに、遠藤はもともと地味な仕事のできる選手ですから、オシムのサッカーにもそれなりに適応できると判断されたのかもしれません。ただし、まだジーコのサッカーの名残があるような感じで、うまく機能しているとは言えません(長谷部も見たいですよね)。サイドの三都主と加地に関しては、ともに持久力があって走れる選手ですし、他のポジションとは違って、他になかなかバランスの良い選手が見当たらないのが現状です。そんなことを言っていてはいつまで経っても層が薄いままだと思われるかもしれませんが、駒野と田中隼という若い選手も一応入れているので、選考自体に問題はないと思います。坪井のポジションに関しては、オシム曰く、「ボールを奪ったあと、うまく攻撃に繋げられる選手がいない」そうです。だから、センターバックの人数は最小限に抑えて、ストッパーもできる阿部を使ったり、鈴木啓太をディフェンスラインの前に置いたりしているのだと思います。そういえば、五輪代表から選出された伊野波も本職はボランチですが、CBもSBもできる選手です。オシムはユーティリティな選手が好きなんですよ。平山に関しては、今チームを解雇されたところで、Jリーグのチームに入団するという話が出ていますので、活躍次第で呼ばれるかもしれませんが、メンタルが弱く、調子が悪いと「でくのぼう」になってしまうので、オシムの好む選手ではないような気がします。

こう考えると、ジーコに呼ばれたことのない選手で昨日スタメンに名を連ねていたのは、トゥーリオ、鈴木、羽生くらいなので、まだ古井戸組も十分使われているといえますし、Jリーグを見ている限りは「現時点での実力(=調子)」が選考にも反映されていると思います。特にFWについては、怪我明けの田中達也を除いては、日本人得点ランキングトップ3の選手がみんな呼ばれているので、完全な実力主義だといえます。試合後のオシムの会見を抜粋すると、「率直に申し上げるが、先ほどイエメンの記者から『どうして最強のチームを連れてこなかったのか』という質問があった。私は『今来ているのがベストチームだ』と答えたが、プレーヤーがベストだということではない。プレーヤー個人の力を比べれば、連れて来た選手よりも優れた選手はいるかもしれない。しかしサッカーは個人競技でなく、集団競技である。集団として、どういう力を発揮できるかというのが重要だ。だから集団プレーに向いている選手を今回連れてきた。」ということです。いずれ、中村や小野のような個人技の優れた選手の力も必要になると思いますが、そういう選手ばかりを集めてもチームとしてまとまらず、W杯では勝てないということを思い知らされたばかりですので、まずは「集団プレーに向いている選手」の見極めを実施している段階なのでしょう。とりあえず、走ることで味方を活かし、活かされることができる選手を多く集めているのも、オシムなりのメッセージなのだと思います。フランスやイタリアなどの強豪国も、予選の途中で困ったときに、ジダンなどのベテランを復帰させるというやり方をしていますし、オシムもいずれそういうことをする時が来るかもしれません。これは社会学にも通じる問題であり、社会や集団を作るときにも、個人の力をいかに集約して集合的な力に変えていくかということが重要になります。ジーコのサッカーの理念は素晴らしかったのですが、結局「活己為公」を実現することはできませんでしたよね。たしかに、オシムは選手を子ども扱いしているところはあると思いますが(実際に大声で指示を出していたのは、まるで少年サッカーのコーチのようだと批判されて久しい大熊コーチなのですが)、いずれはやはり「活己為公」を実現させたいはずなのです。しかし、しっかりとした「個」や「自由」を確立させるためには、十分な「教育」が必要です。オシムは、ジーコのサッカーで逆に「自由とは何か」を見失ってしまった古井戸組、そして絶対的に経験が足りない若い選手たちには「教育」が必要だと判断したのでしょう。

だから、今はまだ目先の結果、内容ともに欲張るべきではないと思います。ジーコジャパンだって、4年間の間に何度「つまらない試合」を見せられたことでしょう。こんなことを書くと、僕が熱狂的なオシム信者のように思われるかもしれませんが、別にそういうわけではありません。オシムは好きですが、不安もあります。オシムの教育重視のやり方は時間がかかると思いますので、クラブの監督には向いていても、かなり時間の制約がある代表の監督にはあまり向いていないのかもしれません。ジェフでもタイトルを獲るまで3年かかりましたし。だから長い目で見ていくしかないのですが、あまりにも結果が出なければ、2年くらいで辞任ということになっても仕方ないと思います。また、昨日のイエメンのように引いて守りを固めてくる中東のチームには、個人で打開できる選手の少ないオシムジャパンはあまり相性が良くないと思うので、アジアではこれからも苦戦するかもしれません。オシムは、日本には個人で打開できる選手が少ないということを前提としたチーム作りをしているのですが、それが果たしてどこまでうまくいくのか・・・。つい長くなってしまいました。失礼しました。

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うーん、私の分析よりはるかに深く鋭く、説得力もあります。とりあえず完敗です。MoK君の意見に従って、もう少し長い目でオシムジャパンを見て行くことにしてみます。1年後くらいには魅力的なチームになっていてくれるといいのですが……。(K)

795.(タイトル)〔長崎〕 By 9期生SMさん(2006.8.16)

ずっと憧れだった「長崎」に行ってきました!!行くことになったきっかけが、さだまさしの、毎年8月6日に長崎(稲佐山)から広島に向かって歌ってきた平和野外コンサートの「夏 長崎から」が今年第20回をもって、最終回ということだったので、いつか必ず行こうと言っていたものが、最後ということで一気に火がついたことがきっかけでした。夜行バスで母と行き、朝から炎天下の中、稲佐山頂上にて夕方まで並ぶという灼熱地獄でした。長崎駅に朝着くと、長崎中がさだコンサートに向かう人ばかり。老若男女大勢おり、さだのメッカということがよく分かりました。何万人もの人が山に終結するので、交通機関もスゴイことになっていました。山につき並び始めて、並んでる前後の人と仲良くなり、長崎の地元の人達でしかも、高校の教師の集団だったので、まさしトークをしながらも教育の話もしながら、灼熱の中助け合い、乗り切りました。けれどもあの暑さは、もう言葉では言い表せられない位きつかったですが、その分、濃い思い出が出来ました。さださんのコンサートは最高でした。「平和について、このコンサートで考え、大切な人の笑顔を思い浮かべて、その笑顔を守る為に、自分は何が出来るか、考えて動く」ことがそのコンサートに込められた思いであり、「動いて」ほしいとさださんは心から願ってました。おかしいことはおかしい、声に出して、動いていかないと、様々な所から「平和」は崩れていく気がします。私に出来ることとは何だろうとすごく考えました。

次の日は、灼熱地獄の中、長崎市内散策。まずは、原爆落下付近を歩きました。資料館に行って思いましたが、原爆の被害は、長崎の山に囲まれた、入り組んだ地形上、「狭く深く」という感じがしました。広島の原爆では、被爆者が、皮が爛れて火の海を歩いているという絵や写真を見た気がしましたが、長崎は、骨ごと溶けてしまっている人の痕が目に付きました。原爆に対する考えは様々だと思いますが、どんなことがあろうとも、核兵器は使用してはいけない、と思います。平和学習として、中学校などで、広島・長崎に行く事が減っているようですが、どんどん戦争を知らない・体験者が減って知れない子供が増えていく中で、学校として「平和学習」の責任は果たさなければいけないと思います。その後、大浦天主堂、グラバー園、さだまさしのピースミュージアムなど歩きましたが、何より坂から見える、港の風景が美しかったです。船の汽笛が時々聞こえ、とてもやさしい風が吹いていました。道など分からない時、通りがかりのおじいさんに聞くと、とても親切で、一緒に市内案内までしてくださったり。旅先で大勢の人と話しましたが、皆とても楽しく親切でした。町並みも建物の色など、統制が取れているようなイメージがあり、「美しい」と心から思う町でした。また、真夏(灼熱地獄、、、)でない時に、ゆったり旅し、もっと市内だけでなく、見て回りたいと思いました。

794.(タイトル)配達地域指定冊子小包 By 8期生NH君(2006.8.12)

こんばんは。暑い日が続いていますがお変わりないですか?さて郵政公社の配達地域指定冊子小包というのをご存知でしょうか?先日あることがきっかけでよく知りました。これは宛名なしで特定地域の全世帯に割引で配達され郵便物です。最近では確か松下がストーブの不具合を知らせるために使ったと思います。先日自宅の郵便ポストに宛名なしの圧着はがきが入ってました。表には「配達地域指定冊子小包」と表記がありました。差出人は中小の消費者金融業者でした。内容は融資の勧誘です。見た瞬間不快な気持ちになりました。こういうものが郵便局の配達人を通じて配達されたことに。消費者金融業者って今違法な取立てなど社会問題になっててテレビCMでも規制時間帯があるくらいです。そういう業者の宣伝が無差別に各家庭に送られてくるのです。例えば宛名が書かれた勧誘のDMは僕の住所を知るためになんらかの手段を取るだろうし、ポストに入れるのだって人と時間が要ります。それが郵便局に料金を払うだけで全世帯に早く確実にDMが撒けるのですから効率はいいでしょう。これだったらピンクちらしでも誹謗中傷ビラでもお金さえ払えば撒けるということになります。公序良俗によいものかと思いませんか?郵政公社にHPから質問しました。このサービス、実は去年から開始したそうです。つまり国営時代にはなかったのです。無差別に送れる郵便なら内容のチェックなどできないのかと質問したところ「配達地域指定冊子小包に限らず、郵便局は取扱いに掛かる郵便物の差出人様や通信文の内容に関するチェック等を行うことはできません。昨今の社会情勢もあり、お客さまのご意見も至極当然ではございますが、現在の法令のもとではそれがかなわない状況でございます。なにとぞ、ご理解いただきますようお願い申し上げます」と役所の言い訳が返ってきました。競争だといってモラルを軽視したサービスを打ち出し、客の意見には「法律でできません」とお役所回答。これが国民が支持した郵政民営化なんでしょうか?「金さえ払えば何をしてもいい」という風潮が国の資本が入った団体で罷り通っていることにぞっとします。

793.(タイトル)〔オープンキャンパスその後〕 By 13期生MiMさん(2006.8.6)

こんにちは。先日は2日連続のオープンキャンパスお疲れ様でした!私も1日だけでしたが参加することができて、とても楽しかったし、私自身勉強になりました。あの日は、「社会とは何か」をすごく考えた1日だったように思います。ところで、嬉しいお知らせがあります。先日のオープンキャンパスに来たうちの塾の生徒が、志望学部を社会学部にすると言ってきました。しかも片桐ゼミに入りたいそうですよ!ただ、志望動機が「雑談っぽくて楽そうだから」というのがなんとも不安なのですけれど…。甘い気持ちで入ったら苦労するよ、と言っておきましたが、とにかく社会学のことは「面白そう」と言ってくれたので、私としても嬉しい限りです。やっぱり体験ゼミをやって良かったですね。でも、来年からも片桐先生の担当になるのでしょうか??だとしたら先生は大変ですね。やっぱり来年はN先生にも頑張っていただきましょう!(笑)最後になりましたが、暑い日が続いていますので、お体に気をつけてくださいね。

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的確なアドバイスをありがとう。「雑談っぽくて楽そうだから」といった印象だけで来られてもねえ……。雑談っぽい話の中に、社会学的見方のおもしろさがあることに気づいてもらえたらよりよかったのですが。まあ「社会学は面白そう」と思ってくれたのだから、多少は感じ取ってくれたのだろうとは思いますが。来年もきっとまたやることになるだろうと思いますが、ゼミのやり方は先生方それぞれのパターンがありますからねえ……。もともとうちのゼミのイメージで作った企画ですから、他の先生に押しつけるわけにも行かないと思います。ということで、よかったら来年もぜひご協力下さい。(K)

792.(タイトル)オープンキャンパス By 10期生MoK君(2006.8.2)

先日は、オープンキャンパス&打ち上げに参加させていただき、ありがとうございました。体験ゼミの方も参加できればよかったのですが、そちらは僕がいてもあまり役に立たなかったかもしれないので、相談ブースの方だけでもお手伝いできて良かったです。個人的には今回で3度目だったと思いますが、高校生に社会学の魅力を伝えるのは、本当に充実感がありますね。自分ではそれほど上手に説明できたとは思いませんが、今回は特に高校生の食いつきが良かったのではないかと思います。これも、「社会学適性診断テスト」、「友人中毒テスト」、「大人年齢診断テスト」など、高校生が楽しめるようなネタが充実してきたからでしょう。最初から「社会学に興味がある」と言ってきてくれた子もいれば、こちらの説明で「社会学がやりたい」と言ってくれた子もたくさんいたので、社会学という学問は、いまどきの高校生にもちゃんと魅力的に映るんだなということを実感できて、とても嬉しかったです。それに、高校の先生から「関大の社会学部は評判がいい」と聞いて来たという子もいましたよ。このイベントには、高校生と接することを通して、自らの「社会学専攻アイデンティティ」が強まる効果もあると思うので、これからもたくさんのゼミ生に経験してほしいと思います。また、体験ゼミの方も大成功だったようですが、打ち上げのときに言ったように、本当に片桐先生にしかできない企画だと思いますし、おそらく13期生たちが非常にいい雰囲気を作っていたんだろうなと想像しています。先生がいつもおっしゃっていた通り、13期生には伝説の香りが漂っていました。打ち上げでも、自然に溶け込むことができる雰囲気を作ってくれて、本当に感謝しています。ただ元気で賑やかなだけではなく、既に気遣いがしっかりできて、一人一人のキャラもちゃんと立っていたので、とても楽しい時間を過ごすことができました。12期生、13期生と、いまのゼミ生は本当に素晴らしいですね。

791.(タイトル)遅くなりましたが…… By 12期生HEさん(2006.8.1)

お久しぶりです☆暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか???私は今アルバイトを掛け持ちしていて多忙な毎日です。そして、内定先から送られてきた簿記の分厚いテキストをこなさなければいけないのですが…一向に進む気配がありません(汗)というか、全然わかりません(~_~;)11月に試験があり、それまで毎月課題を提出しなければいけないのですが、こどもチャレンジはオマケしかしなかった、そして大学受験のためのZ会は1ヶ月で退会した私には通信教育は向いていません。。。でもやらなければいけないので、バイトと遊びと卒論の合間になんとかこなしていく予定です(>_<)

遅くなりましたが友人中毒のテストをしてみました。7つでしたので、予備軍ですね。私は、友達と遊んで話をしているときに別の人と電話で話し続けている人や、メールしている人とは深い話をできないと思います。今すぐ返事をしなければいけないことであれば、一言断って携帯を触ってもいいと思いますが、目の前にいる人を軽く扱うというか、話を中断させられたり、きちんと聞いていない態度を堂々と見せられていい気がする人はいないのではないでしょうか?15の問いで○をつけたとおり、友人と話をすることは自分にとってプラスになると思っているので、私は携帯電話のせいで友達との時間を奪うことや奪われることはしたくないです。だから基本的に友達といるときは携帯を見ません。こう言いつつも、メールではなく電話だととりあえず出てしまうことが多いんですけどね…(*´艸`) 普段あまり電話をしないので、相手に何かあったのかな?と思ってしまうので。。。でももちろん長時間電話することはないですよ。相手が携帯をいじりだすと、自分も暇になってしまっていじってしまいます。そうなると…一緒にいる意味ってあるのかなぁ?と思うことがあります。実際会っている2人のたわいもない話と、2人がそれぞれメールでしている話のバラバラな3つが1つの場所で同時進行しているなんて、10年前にはなかったですよね。なんだか不思議な機械が当たり前の存在になってしまいましたね(@_@;) 暇だと思ったら暇つぶしにもなる携帯があるといった状況になってしまっているので、それ以外に何かしようと考えることがなくなってしまったのでしょうね。???だとしたら…メールを受信した友人は暇つぶしの対象かもしれませんよね…。

そもそも「携帯」という言葉は「身につける」と言った意味で、電話をさしているわけではありませんよね。でも本当に常に身につけるものになりましたね。だから携帯中毒・友人中毒になる人が増え、誰かと常につながっていないと不安になる症状が出てきたんでしょうか。確かにすぐに連絡が取れて、待ち合わせて会えないなんてことはなくなったと思うし、便利だと思います。でも、どこにいてもつかまってしまうという状態におかれることにもなると思います。自分だけの時間はいつ奪われるかわからないものになったのかもしれませんね。なんだか自分で考えながら書いていてまとまりがないんですけど…。自分でまとまらないのでここで止めておきます、すみません(~_~;)

話はかわりますが、この前ゼミ生数人と吹田祭りに行ってきました☆ Bの舞いを見てきました!!! とっても楽しそうに笑顔で踊るBをみていたら、本当に踊りが好きなんだなぁ〜と思いました。ゼミ生とも遊べて楽しかったです♪♪♪ もう残り少なくなった学生生活。。。みんなで楽しい思い出をいっぱい作りたいです(≧∇≦) 先生もいい夏休みをお過ごし下さい☆

790.(タイトル)お疲れ様です。 By 13期生NY君(2006.8.1)

本当に2日間にわたる長丁場お疲れ様です。初挑戦のゼミ体験ということで未知数の部分もあって不安でしたが、高校生や大人の意見も聞けて、学ぶこととしても貴重な時間でもあったし、仕事としてもカフェソシオで「社会学とは何か?」ということを通して高校生や大人と会話することが僕としては滅多にないことで新鮮でしたし、やりがいがあって参加できて楽しかったです。関大に入学したいと言ってもらえたのも大きな収穫でしたが、同時に、片桐ゼミに入りたいという高校生が出てきたのは最高の収穫ですね。昨日も言っていましたが、もし、その高校生達が実際に片桐ゼミ入って「ゼミの集い」で会うということがあれば、今回のゼミ体験で関わった僕らとしてもうれしいことです。これも「縦のつながり」のおかげでしょうね。来年もこの企画が行われるであろうと確信してますよ。楽しみにしてます。

789.(タイトル)オープンキャンパスを振り返って By 13期生ONさん(2006.7.31)

昨日、今日の2日間のオープンキャンパス、本当にお疲れ様でした!“社会学のゼミを体験してみよう!”の企画は、教室に人が入りきらない程の大盛況で本当に嬉しかったです。私は問題提起を担当させてもらいましたが、この企画を行う前までは高校生のみんなが真剣に考えてくれるかなぁ、楽しんでもらえるかなぁ、とかなり不安に思っていました。いざゼミが始まると自ら意見を発してくれたり、またゼミが終わった後に、高校生の方から「とっても楽しかったので、もっと詳しく社会学部について教えてください!」とか、「絶対社会学部、そして片桐ゼミに入ります!」と言ってくれる人も多くて、本当にやりがいがありました。

カフェソシオでの高校生からの質問で一番多かったのがやはり「社会学とは何か」だったのですが、社会学とは何かを説明することによって私自身にも、もう一度原点に振り返るきっかけとなり、とても勉強になりました。(うまく説明できていたかが不安ですが…)貴重な機会を与えていただいて、ありがとうございました。今この2日間を振り返ると、高校生以上に私がオープンキャンパスを楽しんでいたかも知れません…!さて、夏休みですね!色々と夏休みゼミ企画も持ちあがっているので、有意義な夏休みが過ごせそうです。だいぶお疲れだと思うので、今晩はゆっくり休んでくださいね。それでは、失礼します。

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7月30〜31日の2日間に渡って、オープンキャンパスが行われたのですが、今回は新企画として、「社会学のゼミを体験しよう!」というイベントをやってみました。大学の授業と言えば、何と言ってもゼミが一番大切と大学の先生は口を揃えて言いますが、高校生にはこのゼミというものがどんな感じの授業なのかよくわからないのではないかと思い、その雰囲気と社会学的に考える(今回の場合は「身近なことから社会を考える」)ことのおもしろさを伝えるには、ゼミを体験してもらうのがいいだろうと考えて企画しました。初企画だったので、高校生が来てくれなかったらどうしようかなと幾分の不安を持ってスタートしたのですが、予想をはるかに超える人気で、1日目は教室に入りきれない人がたくさん出て、やむなくあきらめてもらうほどでした。当初は30日のみの予定だったのですが、あまりの人気に結局2日間のべ6回の公開ゼミを行い、高校生(およびその親御さん)248人(1回あたりでは、最低24名、最高53名)とともにゼミを行いました。13期生有志4〜8名が毎回のゼミに一緒に加わってくれて、私との丁々発止のやりとりを見せてくれたこともあって、高校生(およびその親御さん)に、社会学ゼミの楽しさ、魅力が、これも予想以上に伝わったようです。(感想抜粋はこちらからご覧下さい。)テーマを「携帯」「校則・制服」「若さ」という高校生にとって身近なものにしたため、初めてのゼミ体験にも関わらず、積極的に発言してくれる高校生が何人もいたことに驚きとともに喜びを感じました。高校生諸君もこういう授業形式や社会学的思考を求めているんだなということを改めて確信しました。参加してくれた高校生や親御さん、および私の求める高い要求水準にもきっちり対応してくれた13期生に心から感謝したいと思います。(K)

788.(タイトル)お疲れ様でした!!! By 13期生ORさん(2006.7.31)

私は今日オープンキャンパス⇒バイト⇒飲み会というハードな生活をしていました!!!ホンマに初めての企画で例がないだけに、色々試行錯誤でしたが、FくんやFさんという熱狂的(?)片桐ゼミファンを、高校生にまで生み出した時点で大・成・功だったといえると思います。なによりも自分自身が楽しめたし、ここに参加できたことを光栄に思います。なんていったって一応、社会学専攻代表ですからねーーー!!!!思ったほど上手くいかなかった回もありますが、とくに2日目の3回目は少ない人数でありながら、すごく上手く話が展開していって、最後も挨拶をしてくれた高校生が多いように感じました。昨日、今日と見ていて思ったのですが、親と一緒に来ているこどもさんは話をふっても反応が薄かったり、意見がいえなかったりする子が多いなぁと感じました。先生の話を真剣に聞いていたのも、やっぱり一人で来ていた子のほうがその傾向が強いように思いました。まぁなにはともあれ上手くいってよかったです。これも先生方の下準備のお陰ですね☆ 先生が「来年も13期に任せる」とおっしゃってくださってので、すごくうれしかったです☆★☆

787.(タイトル)友人中毒度 By 12期生FTさん(2006.7.31)

先生、お久しぶりです。毎日暑いですがお体の調子は大丈夫ですか??私は早くも暑さにバテバテですが、楽しい夏を過ごしています。さて、ずいぶん遅くなりましたが友人中毒テストを行ってみました。7個あてはまりました。友人中毒予備軍ですね。友だちがいない人生も意味がないとまでは思いませんが、私にはおもしろくない人生だなと思ったので○にしました。友人との時間を大切にしたいと思っているので、自分でもその通りの結果だと思います。最近は姉も私もそのうち家を出て行くことになるので、もっと家族との時間も大切にしようとも思ってますけどね☆友人中毒の中でも、携帯やパソコンの画面にしがみついての絆は寂しいものだなぁと思います。友人との時間を過ごしている時に、携帯を気にしたり、目の前にいない他の友人からのメールに真剣に返信するなどは、あまり好ましくない行為だと思っています。なので、私は誰かといる時はあまり携帯は見ません!!「友人中毒」って、とてもおもしろいですね!!先生の「停滞社会の中の若者たち」にぴったりですね。Yの卒論にもうまく使えたらいいですね。

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テスト結果をやってくれてありがとう。こまめにこのHPをチェックして下さる鋭いN先生からは、「『友人中毒』なんて造語を作りながら、他方で『どんどん病気を作るな!』って、矛盾してません?」とからかわれていますが……。(もちろん、医療関係者が言い出す病気とはまったく違うものであることは百も承知の上でのことですが……。)ところで、7月30〜31日と2日間に渡ってオープンキャンパスが開催され、そこに多数の高校生諸君がやってきてくれたので、このテストも受けてもらいました。まだ詳しい分析はしていませんが、やはり大学生より高校生の方が、携帯・友人中毒度は高いようです。大学生(25人分)の平均スコアが5.32だったのに対し、高校生(105人分)の平均は、6.70でした。15個すべてに○をつけた高校生も2人いましたし、10個以上○をつけた人が21人で、ちょうど2割でした。ちなみに、大学生で10個以上○をつけた人は25人中2人で8%でした。時間を見つけていずれもう少し詳しい分析をしてみます。なお、大学生、社会人データをもっともっと集めたいので、お気が向いたら、テスト(「つらつら通信」第208号)をやって結果をお知らせ下さい。(K)

786.(タイトル)HPを読んで…… By 6期生MM君(2006.7.24)

先生、こんばんは。さて、各地での豪雨のニュース、ほんとうに日本は熱帯気候になりつつあるのか、と疑ってしまいます。CO2の問題など、環境問題について、真剣に考え、一人ひとりが行動しないといけないのかも知れないですね。それはそうと、久々にHPの内容でメールします!まずは、「本を読もう!」の萩原浩の『神様からひと言』ですが、ちょうど先生がアップされる一週間ほど前に読み、なかなかいい作品だなぁ、と思っていたんです。いま、彼の別の作品『なかよし小鳩組』を読んでいます。ユーモア小説と紹介されているだけあり、読んでいて楽しい気持ちになれ、気に入っています。次に、昨日アップされていた「つらつら通信」の題材、『ワーキング・プア』についてです。NHKスペシャルは、見ていませんが、最近、10年後の自分、あるいは日本社会ってことを考えていました。このままでいいのか、不安を覚えています。社会の内部的な問題だけでなく、国際情勢といった面でも、日本の行く末に、どう描いても明るい展望というのが見えてきません。最近、『中国は日本を併合する』という本を読んだのですが、その中で、「併呑」という表現が用いられていて、中国だけでなく、様々な国に日本が呑み込まれてしまいかねない気がし、安易な言い方かもしれませんが、「しっかりしないといけない」と思いました。ただ、先生が指摘されているように、単に「格差社会」という言葉では済まない状況にある社会で、「しっかり」といっても、足元がぐらぐらしていてはどうしようもないですよね。まずは、それなりに暮らしていける環境を整えられるような仕組みを築かなければならないと、僕も思います。最後に、いま読んでいる本の話です。加藤秀俊の『世間に学ぶ』を読んでいます。僕が一番最初に知った社会学者が、加藤秀俊でした。高校を卒業する前、英語の先生から、「Mちゃん、大学で社会学を勉強するんやんなぁ!それやったら、加藤秀俊の本でも休み(春休み)のうちに読んでみ。先生も全集やら、よう読んでて、なかなか面白いで!」って言われたです。それで、何冊か読んで、とくに『車窓の社会学』という本は今でも心に残る一冊となっています。その頃は、社会学のイロハも知らずに、読んでいたので、ただただ、その発想の面白さに魅力を感じていました。このたび、久々に加藤先生の本を読み、その発想は社会学的だなぁ、と思い、興味深く読みすすめています。ただ、数値データ等を用いた議論はなされていないので、先のゼミで民俗学と社会学という話をされていましたが、民俗学的な要素もあるのかなぁ、と自分なりに考えをめぐらせています。また、改めて読後感想をお送りします。それでは、また。

785.(タイトル)日本人の愛国心 By 12期生MiT君(2006.7.22)

先生前期の授業、ゼミお疲れ様でした。この時期は毎年テストで大変な時期だったのですが・・・今年は本当に暇です。その分卒業研究を頑張らないといけないですよね。頑張ります。先生に今回メールを送らせていただいたのは、最近「日本を愛する心」「自分の国を愛する心」「愛国心」が日本人にはなさすぎるとよくメディアで言われていますよね。書物では「国家の品格」など紹介されていました。ゼミでも靖国神社の問題のテーマの時にその話題がでたような気がします。そこでたまたま友人と愛国心について話をしましたが、なかなか結論といいますか、決着がつかなかったので、知識と経験が豊富な先生のご意見をぜひ聞いてみたいと思ったからです。

僕は最初はこうきりだしました。最近の北朝鮮のミサイルの問題についてもみんな関心とか持ってるのかな?なんかメディアとかもおもしろおかしく他人事みたいに報道してない??友人は「関心は持ってるよ。ミサイルとかが確かに日本に落ちてきたら怖いね。」といった感じでした。「もし他国からたとえば日本が北朝鮮に侵略されたらどうする?武器をとって戦うか?」という問いに対して、「絶対武力で解決しないで話し合いで解決する」と言いました。「じゃあ、もし自分の家族が危険にさらされたり、殺されたりしても話し合いだけで武力で追い出すということはしないん?」という問いに対して「それは駄目なことやから・・・戦争はしてはいけないこと。やられたらやりかえすというのは駄目」どれだけ相手から武力でせめられても、武力で追い返さず話し合いですべきだという意見でした。確かに「話し合いによる解決」は正論かもしれません。「やられたからやりかえす」ということから、武力から何もうまれないことは分かっていますが、この前「たかじんのそこまで言って委員会」という番組でたかじんが熱弁していたことを思い出しました。「北朝鮮のミサイルの問題にしても、自分の国の危険が迫っているかもしれないのに、国民は関心がなさすぎる。メディアもまるで他人事のようだ。例えば、自分の家に泥棒や強盗が入ってきて、自分の愛する人や家族が危険にさらされたら、武器をとってたたかうでしょ!そういう気持ちが日本人にはなさすぎるよ。」といつもうんうん聞いているだけのたかじんが熱弁していたので印象にのこっています。

友人にこの話をすると、家に泥棒が入ったことと愛国心はまた別の問題だといいましたが、僕はこのたかじんの意見について納得できるし、関係ないとは言えないと思うのですが・・・。日本は特殊な国だと思います。例えば国によっては一家に銃が一丁あって、もし国が他国から侵略されそうになったらその銃を持ってみんなで戦って追い返すのが当然であり、そこの国の人は日本人に対して、他国から自分の国が奪われそうになったりしたら戦わないの?それはおかしいよ!!と言っていました。僕は何も日本も一家に一丁銃を持つのがよいと言うつもりはまったくないですし、日本は平和でいい国だと思うのですが、しかし日本は「愛国心」というとまた日本が軍事国家になるとか右翼の意見だとかすぐに反応してしまい、日本人に日本という国を愛する心がこのままではなくなってしまうような気がするのです。僕も日本の文化や芸術を特に人より知っていて、日本を愛する心が特に強いというわけでもないのですが、やっぱり生まれ変わっても日本人として生まれたいと思いますし、美しい自然や世界に誇る経済、すばらしい文化や芸術も沢山あり、平和で大変住みやすいと思いますし、日本という国がそれなりに好きです。その日本が他国に侵略などされるとやっぱり嫌ですし、何とかしなければと思ってしまいます。他にも友人に対して問いかけました。「他国から侵略されたりしたら、日本という国を守るために戦ったり何か役にたとうとするか?」と聞いたところ。「日本という国は自分のために何もしてくれてないから実際に協力とかしたいという気持ちはおきない」と言いました。僕は「それは日本政府に対して感じているところじゃないかな?そういうことじゃなくて国というか土地というか故郷を守るために何かする?」「まぁ〜自分が住んでいるところやから・・・でもどこに住んでも住めば都やからな〜別に日本じゃなくても・・・」といった感じでした。後、「日本が侵略されて危なくなったら、別に国を守らないで、どっか他国に逃げて自分の国を捨てるという行為には共感できる?」という問いに対しては「いざとなったら仕方ない。それは個人の自由じゃない?」って言いました。僕はそれは絶対共感できないと言いましたが、僕はそういうことに対してあまり知識も経験をないのではっきり意見を言うこともできず、しっくりこないまま会話は終了してしまったのです。先生はどのように思われるのかぜひご意見が聞きたいです!!教えてくださいお願いします。

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こういう議論は、7期生以後は、毎年必ず議論してきているテーマですが、M君の友人のような考え方をするゼミ生も少なくありません。確かに戦争はないに越したことはありませんが、万が一という場合にさえ戦わないという選択が、もしも「愛国心」のなさから来ているのなら、やはり問題視すべきでしょう。すでに、何度か話していると思いますが、「国」という言葉は、政治的組織である「国家(政府)」という意味合いと、人々が集まって生活している「社会」という意味合いを持っています。「国」を拒否したがる(=「愛国心」を否定する)人たちは、「国家」という側面でしか「国」を見ようとしないのに対し、M君は「国」を「社会」という面でも見ることができるようになったため、もっと素直に「この国を守るのは大切なことだ」と考えていいのではないかというところまできたのだと思います。そして、後者のような立場に立てば、「社会」も「家族」も規模の違いがあるだけで、ともに我々がそこで生活をしている大切な場だという議論が成立するのです。「家族」「地域社会(故郷)」を愛することと「日本社会」を愛することは、同じ気持ちの延長線上に置いていいことなのです。例外的なケースを除けば、「家族」を拒否する人はいないように、本来は「社会」としての側面を持つ「国」も拒否するのはおかしなことなのです。(「国家」としての「国」がやることに異論を唱えることは一向に構わないことです。むしろ「国」を愛しているからこそ、よりよい「国」にするために「国家」の方針にも疑問を提示するのだと思います。)私は、社会学を学ぶことで、「国家」と「社会」の違い、そして自分の生きる「社会」を、「家族」を愛するように愛せる(貢献をする)人間を育てたいと思っています。とりあえず、M君がこういう意見を発せられるようになったということは、私が育って欲しいと思う方向にM君が成長してくれていることの証なのだと思い、嬉しく受け止めました。(K)

784.(タイトル)友人中毒の私…… By 9期生YCさん(2006.7.18)

こんばんは。友人中毒の質問に答えていたら、私は「社ババ」にすらなれないのに、○が10個もありました。○が0個というのにも驚きましたが、変わり者のFNさんからすると、10個も○がある私も変わり者でしょうね。完全に友人中毒ですね。私の場合は先生もきっと思っていらっしゃるでしょうが、恋人中毒の部分も大きいと思います。中毒の私ですが、浅く広くよりも、中身のある友人関係を築いているつもりなので、あまり悲観はしていません。私は悩んだり、躓いたりすることが多いので、友達なしでは今の私はなかったと思います。友人中毒ですが、たまにする一人行動も楽しんでいます。最近の一人行動はほとんど、日帰り温泉です。でも昼食をとるときは一人でお店に入るのが嫌なので、車の中で食べていますね。ふと思ったのですが、片桐ゼミ生は他のゼミよりも○の数が少ないような気がしました。友達や職場の人にも答えてもらって、またメールしますね。また素敵な夏の写真が更新されることを楽しみにしています。

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他にも複数の人から指摘されましたが、恋人との連絡を携帯で行っている人の場合、○の数がやや増える傾向にあるようです。でも、かなり惚れていないと、恋人だけではそんなに○の数は増えないでしょうね。(K)

783.(タイトル)コメントのコメントを読んで By 13期生FNさん(2006.7.18)

片桐先生、こんにちは。遅ればせながら、「停滞社会の中の若者たち」のコメントに対するコメントを読ませて頂きました。このコメントを読んで、私はマンガに対しては触れていなかったのですが、確かにマンガ本と活字本の関係は深いなぁと思いました。私自身、家に1冊もマンガがない子なので、マンガを読む事は滅多にないのですが、図書館などで活字だらけの本を見ただけで、しんどく感じてしまうのも正直、事実です。マンガって一般的にマイナスの評価も高いけれど、活字に慣れ親しむ意味では実は読書にも入りやすくなる存在なのかもしれないですね。この「停滞社会の中の若者たち」は、大学生真っ只中の自分にとって、とても入りやすい興味のある論文でした。なんかこの論文は「3回生」の今に読めたのから、良かったような気がします。1回生は「大学生」というものの感覚を1年通して把握する時期でもあるし、2回生ではようやく大学生活も慣れて大学生活をとても味わえる時期であると思います。その2年を通して、少し落ち着き、入学前よりも視野が広がった3回生の今だから意味があったのかなと感じました。来年第5回調査の迎えられる時には辛うじてまだ大学生(社ババ?)なので、どのような結果が出るのか興味があるのでぜひ又、お教え下さいね。

同時に「つらつら通信」の友人中毒も拝見させて頂きました。もう一度このアンケートの質問項目を見直して見たんですけれど、2回やっても、やはり私の結果は0個の「変わり者・孤独な人」です。私の場合、高校と違って日々集団生活を強要される事の少なくなった大学に入ってからは、独りで食堂で食べるわ、勝手に独りで他学部に潜入するわ、単独行動が余計に強くなった気がします。携帯使用料金が基本料金を上回る事はまずないし(断言)、今世間で流行りの「ミクシー」が一体何なのか、未ださっぱり知らないでいるような私です。それに何より、「変わり者」という言葉が、自分の辞書で褒め言葉に入ってしまう私は、やっぱ〜り「変わり者」なのでしょうね。(笑)けれど、こんな私ですけど、13期生のみんなは本当、出会わなかった事を想像するのが嫌なくらい、大好きなんです。前期のゼミが終了して今日で一週間。この3カ月早かったなぁってしみじみ思います。試験が終わったらいよいよ長期休暇に入り、先生もお忙しくなると存じますが、又、後期開幕戦を楽しみにしております。

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下のコメントにも書いたように、3回生(13期生)には事前にやってもらっていたのですが、その時に○が1個もつかなかった人が2人、1個だけという人が1人いました。FNさんもその1人だったわけですが、全員女子学生でした。テストを作った私からすると、0〜1個なんて結果が日常的に携帯に慣れ親しんでいる大学生(それも女子学生)で出てくるとはまったく想定していなかったのですが、顔ぶれを見たら、まあそういう結果も出てくるかと認めざるをえませんでした。かなり個性的なメンバーのそろった13期生です。ちなみに、文中に出てくる「社ババ」ですが、FNさんの話では、社会学部1回生女子が「社ガール」、2回生が「社レディ」、3回生が「社マダム」、4回生が「社ババ」と密かに呼ばれているそうです。あくまでも「変わり者」のFNさんのご意見ですが……。卒業生はどうなるんでしょうね?(K)

782.(タイトル)友人中毒と一人行動 By 11期生SMさん(2006.7.16)

お久しぶりです。日増しに暑くなり、蝉の声も聞こえ始めて、すっかり夏らしくなりましたね。定期的にゼミのHPをチェックしているのですが、反応を示さずにいてすみません。つらつら・・・を読んでいましたら、友人中毒についてのアンケートがありまして、やってみたのですが、思っていた通りの結果が出て、一人で笑ってしまいました。結果は○が4つで、一応一般的ということみたいですが、ひとつは○をつけるのを迷ったので、ややマイペースに近いと言えるみたいです。(詳しい結果は添付して送信します。)私はこの結果からもわかるように、いつでも友達と連絡が取れないと嫌だとか一緒にいつもいたいとは思わないのですが、友達と一緒にいる時間も大切だと最近つくづく思います。同期の子と研修帰りにお茶をして仕事や恋愛の話をして情報交換したり、幼なじみや高校の友達とは思い出を語ったり噂話をしたり、ふざけあったりできますし、友達といると色んな考えを聞けますし、単純に楽しいですよね。でも、家に帰ったら、やらなければならないことはありますし、一人で楽しんでリラックスしたいこともありますし、一人でいる時に頻繁に友達と連絡取ろうとは思いません。常に友達と繋がっていたいと思うのも異常ですし、常に一人でいたいというのも寂しいことです。やっぱり何事もバランスが大事ということでしょうか。私は結構一人行動を取る方なのですが、一人行動を取れるということで、先輩たちに先生が引き合わせて下さったりしたので、良い面もあったかなと思います。つまり、一人で行動できる=孤独ではなくて、一人で行動もできるし、友達との繋がりも大切にするというのがベストかなと思います。私はどちらかというと一人行動に偏ってしまいがちなので、意識して気をつけねば・・・と思うのですが、それが自然にできる人というのは魅力的ですよね。なんだか、まとまりのない文章になってしまいましたが、久しぶりにアンケートに答えて学生時代を思い出しました。暑くなってきましたので、体調など崩さないようお気をつけ下さい。それではまた。

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SMさんを含め何人かの卒業生が早速テスト結果を送ってくれました。やはり今のところ4個か5個という「一般人」ばかりですね。でも、このHPをまめにチェックしている人は一人の時間の楽しみ方を知っている人でしょうし、それをちゃんと私に送ろうとしてくれるという点では他者とのコミュニケーションもちゃんと取れる人とも言えそうですので、これからも私のところに届く結果は「一般人」からのものばかりかもしれません。このHPを見ていない(若い)社会人には「友人中毒(予備軍)」気味の人もいるのではないかと思いますが……。ちなみに、3回生にはゼミの時にこのテスト(ちょっとだけ違うバージョン)をやってもらっていましたが、22人中7人が○7個以上でしたので、やはり社会人より大学生の方が多そうです。高校生はたぶんもっと多いのではないかと予想しているのですが……。(K)

781.(タイトル)命の大切さ…… By 6期生MM君(2006.7.16)

先生、こんにちは。さて、先週末の長崎旅行、簡単に報告させていただきます。初日は、長崎空港からバスで雲仙へ。天気予報では、「雨」でしたが、なんとか曇り空でもちました。バスが雲仙温泉街に入るや否や、硫黄の匂いがたちこめ、噴出す蒸気が町を包んでおり、まさに湯治場といった雰囲気がただよっていました。雲仙では、「かせや旅館」という明治時代から創業されている古く家庭的な温かさに包まれた宿に泊まりました。ここ、なかなかいい宿です。翌日、先生の故郷・島原を訪ね、島原鉄道に乗り、諫早から長崎市内へ入りました。島原は、小さな町ですが、やはり城下町ということで、その風情の残るいい町ですね。町を歩いていて出会う人の雰囲気が、どことなく先生と似ていると感じたのは、気のせいでしょうか。長崎では、僕の本籍のある町を訪ねました。長崎市街からバスで40分ぐらいの小さな漁港です。初めて訪ねましたが、なんとなく自分のルーツがここにあると思うと、感慨深い思いになりました。もうそこには、祖母や父の育った家はありませんが、浜辺や学校、寺、商店は残っていて、「ここで遊んだのかなぁ…」と、思いを馳せ、しっかり目に焼き付けてきました。夜は、長崎市内の繁華街・思案橋近くの「いわしや」という居酒屋へ行きました。ここは古く、ちょっと高めでしたが、新鮮な地魚をたべさせてくれるいいお店で、女将さんとの話がとても楽しかったです。3日目は、市内をオランダ坂、東山手、グラバー園、南山手辺りをゆっくり散策しました。台風接近の予報はどこ吹く風といった天気で、青空の覗く好天気でした。「さるく博」というのをやっているのですが、「さるく」とは長崎言葉で「歩く」の意味で、まさにこの日は、長崎市内をさるきました。昨秋出来た「長崎歴史文化博物館」というのがなかなかよく、ボランティアによって支えられているのですが、寸劇などをやっていて、楽しめます。この日の夜は、ホテル近くの居酒屋で、地酒・地焼酎を飲み、隣合わせたカップルと意気投合し、長居してしまいました。旅先での出会いっていいですよね。こういう出会いも、旅の楽しみの一つですよね。最終日は、眼鏡橋・崇福時などを巡り、平和公園を訪ねました。鎖国時代から、開港場として栄えた賑わいのある町・長崎。しかしながら、第二次大戦においては原爆投下地として、何万人もの人の命が瞬時に奪われ、苦しめられた歴史が、ここにはあるということを、改めて考えさせられました。中学の修学旅行で訪ねましたが、やはりあのときは「旅行」だったんでしょうね。いま(15年後)に訪ねてみて、その時には感じ得なかったたくさんの思いを感じることができ、また、たくさんのことを知りました。少しは成長できたということでしょうか。たくさんお話ししたいことはありますが、戦争について知り、考えるとき、やはり「命の大切さ」ということにも思いを馳せ、考えさせられます。ほんとに、ここ最近、凄惨な事件が多く、なんとも心苦しい思いがぬぐいされませんが、より多くの人に真摯にこのような史実に目を向け、考えて欲しいものだと思いました。この夏、僕はもう一つの核兵器による被害を受けた広島を訪ねようと思っています。戦争を体験した世代が、一日一日と少なくなり、語り継ぐといったときに、実体験に基づいた語りとそうでないものでは、やはり重みが違うと思います。いま、まだ実体験をした人から話を聞ける状況にある僕たちは、少しでもその機会を大切にしたいと思います。たいへん長い報告になりましたが、今回の旅でもほんとに素晴らしくよいものをたくさん得、また出会いもありました。ほんとに、旅っていいですよね。それでは、また。

780.(タイトル)この前のニュース発表 By 13期生HHさん(2006.7.16)

先生、こんにちは。11日の火曜日のニュース発表の時に紹介した本『日本映画産業最前線』の著者は、先生のおっしゃっていた通り、かの村上世彰氏でした。自分でニュース発表の資料を作っていたときに、この名前ってもしかして…いや、まさかなぁと思いつつ、そのまま発表してしまったので、著者紹介をしっかり読み込んでいたらと思い、反省ですm(-_-)m 遅くなりましたが、私自身も、すごく気になっていたので、メールを送らせていただきました。

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気になったことを流してしまわずに、こうしてちゃんと調べ直してみるという姿勢が大切です。これで、あの村上世彰氏が思いがけない本を出していたことが、このHPを読んでいる人の共有知識となりました。ちなみに、ちょっと調べてみると、やはり通産省をやめる直前にサービス産業企画官の立場で書いた本のようですね。(K)

779.(タイトル)つらつら通信拝見しました。 By 12期生KA君(2006.7.15)

こんばんは。前期のゼミが終わって少し経ちましたが、お疲れ様です。今日更新された「つらつら通信」さっそく拝見させていただきました。前期最後のゼミで話題になったテーマだったので、復習みたいな感じで読みました。僕も実は今週のゼミがあった2日後くらいの夜中に、ふとこの話題のことを思い出して1時間くらいずっと1人で色んな事を考えてました。僕自身、予定の無い時間ができた時には、本を読んで1日を潰したり、DVDで映画を観たり(実際昨日今日と久々だったので4本もまとめて観ましたが)、夕方から夕飯作りに時間を費やしたり、他に何かして1人で過ごす事もありますし、1人で居る事にそこまで拒否反応を出したりする事は少ないと思います。でも僕の中では人間関係を充実させる(数という意味では無いですが)、というのも今まで生きてきている中で重要視してきた部分でもあります。好きなメンバーと一緒に過ごす時間に幸せも感じるし、自分にそういう存在がいるって事自体が自分にとって自信になってる部分もあるのです。そう考えれば僕も立派な『友人中毒』の1人かもしれません。夜中に1人でこの事を考えている中で、『一人で過ごす時間=孤独・寂しいとすぐ直結して考えてしまう、または人にそう思われてしまうようになって人と人との依存がかなり強くなった社会になっていったら・・・この先どんな順機能と逆機能が発生するんやろ?』と疑問を抱きました。繋がりを持った同士の中での助け合いの精神は大きく養われるかもしれない。逆に考えればそれは実に内向的で、他の集団との外向的な繋がりは無くなっていく?それによって今後の日本社会ではむしろ「国」や「地方」「会社」のような単位での共同体としてのアイデンティティは感じられなくなり、数人から数十人程度の「小さな集団」としてのアイデンティティを獲得する事が重視されるようになっていくのかな、なんて考えたりもしました。なんにせよ結論を出せるワケはありませんでしたが、そうやって色々仮定したり想像したりした時間自体が楽しかったです。「つらつら通信」に載っているテスト、質問の横に○か×を付け足して返信させていただきます。〔詳細は省略します(K)〕○が5コなのでこのテストの上では僕は「一般人」みたいですね。データが揃ってきて結果が見えてきましたらまた教えてください。

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早速反応があり、嬉しく思います。ぜひ他の方もやってみて、結果を教えて下さい。社会人、家族のいる人、年配の人などはどんな結果になるのでしょうか。お父さんやお母さんで携帯を持っている方がいたら、ぜひやってもらって、その結果も合わせて教えて下さい。楽しみにしています。(K)

778.(タイトル)こんにちは! By 13期生MoYさん(2006.7.12)

先生こんにちは!!昨日で春学期のゼミ終わっちゃいましたね☆ 本当に早いなぁ・・・と思うわけなのですが、このはやさも、ゼミが楽しかったからなのかもしれないなぁ、と思います。本当に本当に片桐ゼミを選んで、そして、13期生でいられて、よかったなぁぁと思う限りです♪ なんか今、そのことをすごく思って、誰かに伝えたくて先生にメールしました☆笑 昨日の王将でのRとMたんと先生の話を聞いていて、心から本が読みたいなぁぁって思ったんです。私、もともと本はダイスキで、本屋さんとか、図書館とか幸せをかんじてしまうんです☆ でも、読むのは小説、それも同じ作家しか読まないんですね。だけど、もっといろんな人を読んでみたい!!!昨日の話を聞いていて思いました。「本の話がたくさんできるようになるともっと楽しくなる」先生はこうおっしゃってましたよね。本当に、そうだと思うんです!!!なので、これからもっと幅を広げて呼んでいこうと思います(^−^)

777.(タイトル)春期ゼミお疲れ様でした By 13期生MoMさん(2006.7.12)

ゼミおつかれさまでした。あっという間に終わった気がします。でも、まだみんなと3ヶ月くらいしか共にしていないのに、すごくたくさん思い出があるなって思いました。グループ発表はすごくつらかったですけど、片桐ゼミは、本当に自分のためになる気がします。一番は、みんなとの出会いですけれど。今日は、みんなから写真集を頂きました。写真家の片桐先生(笑)も今度見てくださいね。MIXIにもゼミのこと書いたのですが、今日は先生にもメールさせていただきました(笑)。またお菓子を送ってくださった先輩に御礼を伝えておいてください。それでは、失礼します。

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今年卒業したばかりの11期生MD君が仕事の関係で手に入ったお菓子を大きなダンボール箱いっぱい送ってきてくれました。月曜日に12期生に、火曜日に13期生にたっぷり配らせてもらいました。この場を借りて、私からも、改めてMちゃん、ありがとうと伝えさせてもらいます。(K)

776.(タイトル)彦根合宿感想 By 12期生KM君(2006.7.10)

メールをさせて頂くのが大変遅くなり、申し訳ありません。4台の車で雨を避けつつ町を移動できたことは幸いでしたね。2日目には晴れ間も見え、本当に良かったです。今回の町並み散策では、1年半の学びを踏まえて、近江八幡、五個荘、彦根、長浜での町づくりに対する意識の違いを、ゼミ生ひとりひとりが比較・分析出来たに違いありません。中でも、昨年の明日香村合宿の議論でまとめた−「歴史的環境は、景観や建造物に対する個々人の思い入れの度合いで存続が左右される」という仮説は、今回活かすことの出来た判断基準ではないかと思います。例えば、八幡堀や黒壁には、歴史的価値のある対象を壊す危機が住民の心を大きく動かしたという背景が、町づくりの現状(八幡堀:水辺環境の整備、黒壁:ガラス館のシンボル化の推進)を魅力的なものにしていることに帰結している気がします。一方で、彦根の夢京橋キャッスルロードは、人工的な外壁をはじめとして、歴史的環境に対する思い入れがあまり感じられませんでした。何を見ても、「綺麗」「癒される」と口を揃えがちな私たちも少しずつ目利きになり、対象をじっくり観察した上で、歴史的価値のあるものとそうでないものを区別出来ているのではないかと散策を通じて感じています。彦根の玄宮園では、「この景色に見惚れるということは、君たちにもまだ、日本の美を感じる心がある証拠かな」と先生がおっしゃったことがありましたね。どこがどう良いのかとすぐには言えなくとも、きっと皆で話し合えば、社会学的視点を踏まえた「共通項」がまとめられたのではないかと思います。小さなことにもピンと来る感覚は、社会学を学んでこそ身についてきたのだと思います。先生が彦根の町並み散策で実践されたように、自発的に地図にない町の実情を調べるといった意識付けは自分自身まだまだ足りませんでしたが、少しずつ、ひとつ路地裏に進むクセを養いたいと思います。最後になりましたが、長浜は、やはり今でも思い入れのある場所です。Y君とR君には、基礎研究時に見た町づくりの様子との違いを自分なりに解説しながら案内しました。例えば研究当時、「ガラスや万華鏡に次ぐ装置を考案中だ」と黒壁(株)の方がおっしゃっていましたが、一部の通りで「ステンドグラス街灯」が新たに置かれているのを見て、『これがそうかも知れないな』と思いながら、写真を撮るなどして記録しました。店舗も徐々に新装開店していることも確かめることができ、今後の町づくりの動向を追って行きたいと再び思うに至りました。感想が長くなり、申し訳ありません。

775.(タイトル)彦根合宿お疲れ様でした。 By 12期生FTさん(2006.7.5)

彦根合宿お疲れ様でした!!「集い」後はだんだん就活が忙しくなり、みんなでゆっくり時間を過ごすこともなかったので、2日間みっちりみんなと過ごせて本当に楽しい合宿でした。私はこの合宿の中で、五個荘が一番気に入りました。近江八幡、彦根城や長浜ももちろんそれぞれ歴史を感じました。しかし、五個荘は他の場所ほど観光地として有名ではないので、きっと今回のような機会がなければ行くことはなかったのでは…と思います。当時の面影を充分に残す外村邸や中江邸の台所や五右衛門風呂、庭園、廊下、階段、二階のベランダから見る町並みなど、100年、200年以上前の暮らしがひしひしと伝わってきました。そして、今の暮らしを振り返させられました。さらに、この町は外村家など公開されている以外の家々も昔ながらの外観を持っており、広範囲に及ぶ水路が保たれ今も実際に暮らしている点に、とても趣深いものを感じました。夜の飲み会の話ですが、ジェスチャーゲームで「パッション屋良」を書いたのは…実は私です♪まさか先生にあたるとは思いませんでした。そして先生があんなに熱演してくださるとは!!笑 カラオケでも、みんなで歌いみんなで楽しんでいたことにより、いつもより心に響く歌詞がたくさんあり、幸せな時間を過ごしました。偶然ですが、最後に「世界にひとつだけの花」でしめれたのは心地よかったですね☆出発から帰路まで本当に楽しい濃い合宿でした!!!

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合宿の感想をたくさんいただきました。ここに掲載した方以外からももらっています。みんな「つらつら通信」(第202号「嫌ミクシィ」)を読んでいるでしょうから、今回は一段と「書かなければ」という気持ちになったのだと思いますが、たとえそうであったとしても、企画した私にはやはり大いなる励みになりますし、またゼミ生自身も書くことによって自分自身の中での記憶が整理されると思います。さらにはここに掲載されることで、フィールドワーク合宿の雰囲気が他の学年のゼミ生にも伝わり、なつかしく思い出したり、これからを期待したり、いろいろ考えたりして楽しむことができますので、一石三鳥ぐらいになるとても意味のある行為だと思います。(K)

774.(タイトル)合宿おつかれさまでした☆ By 12期生HEさん(2006.7.4)

昨日は帰ってから知らない間に寝てしまっていました(×_×;)前日の天気予報と初日の関大前での大雨ではテンションが下がりましたが、車に乗ってから段々と晴れだしてよかったです☆ほとんど傘をささずに街歩きができて外でBBQもできて楽しい合宿でした(*^o^*) 晴れ男の威力は本当にスゴイですね!!!腰は大丈夫ですか?帰りに長浜城の駐車場で腰をさすっていたことが気がかりでした…。できるだけゆっくり休んでください☆運転おつかれさまでした☆ 私はコンパの時、実はとっても疲れていて眠かったんです。。。合宿の前日まで5日間、西日本の旅に出ていて睡眠不足でした。この旅は、去年の夏休みにオーストラリアで出会った仲間と一緒に車で(しかも下道で)西日本の友達の家を巡る旅で、とても楽しかったです☆ 下道で行くと、昔地図帳で見た地名に出会ったり、大阪との違いや名古屋との違い(一緒に旅をしたのが名古屋人だったので)を感じることができ、移動に時間はかかりますが得るものが多いと思いました。あっ!ちなみにこの西日本の旅も天気予報ではずっと雨だったのに晴れでした!!私も晴れ女かもしれませんよ☆ 広島では初めて原爆ドームを見てきました。修学旅行中の中学生がたくさんいて、だるそうにベンチで寝そべったりして自由時間を消化していました。私は中学の修学旅行で長崎に行きましたが、広島で見た彼らと同じく歴史的なものにそれほど興味は無く、買い物をしていた記憶があります。7年経って同じような戦争の記録を見ると、以前と違う何かを感じました。深く考え込んでしまい、友達みんな無言で見て廻っていました。年月が感じ方を変えたのでしょうか?今回の合宿で五個荘やお城を見た時に、年配の方が多く目に付いたので、私も何十年もしてからここを訪ねてみるともっと違った見方ができるのかもしれないなぁと思いました。年を取ってから長浜城のあの急な階段の上り下りは恐いですが(笑)

先生に報告が遅くなりましたが、私も内定をもらいました。これから勉強が多くて大変だとは思います。人事の方からも勉強は多いといわれましたが、今しか出来ない事をする事も大事だと言われました。だから、卒業するまでは勉強をしながら旅行をしたりと自由時間を上手く使って充実した思い出いっぱいの学生生活にしたいです!!!カラオケの時にTちゃんが「みんなとここで過ごせるのは一生のうちで今だけやで」と言ったことがなんだかじーんときました。。。これからもっとゼミメンバーの絆を深めていきたいと思います!!!メールが長くなってすいません。。。今回の合宿でみんながより一層仲良くなれたと思います。

773.(タイトル)彦根合宿お疲れ様でした☆ By 12期生FMさん(2006.7.4)

行きはものすごい雨で本当にどうなることかと思いましたが、見事に雨を避けて行くことができて(やはり伝説通り・・・)本当に良かったです♪ 滋賀県は琵琶湖にしか行ったことがなかったのですが、あんなにもたくさん見所があるとは知りませんでした(^^)新しい魅力を感じることが出来ました。中でも五個荘や彦根城を見て、昔の人の生活知恵は現代人よりもはるかにすごいものだと感じました。庭園を見ても、何百年も前のものなのに私たちにも伝わる何かがありました。長浜の町並み見学では、統一した景観を作るための建築物よりも昔から残っている看板や建物、といったものに魅力を感じました。(社会学を勉強していると、ありのままを受け入れる観光客になれないですね(笑)少しは社会学が身についたってことでしょうか。)そして甘いもの好きの私は、滋賀でもちゃっかり食を堪能しました♪ 夜のコンパではまさかあんな演技をさせられるとは・・・(笑)先生にはすっかりハメられましたよぉぉ〜(><)私的には先生の演技もみたかったんですけどね( ̄∀ ̄)/笑 でもみんなで盛り上がれたし、ジェスチャーゲームもたのしかったです♪♪ 最後のカラオケでは何だか、みんなで同じ歌を歌うことで一つになれた気がしました☆ こんなことが出来る学生時代も今年が最後!Tちゃんが言った「この彦根で過ごす時間は一生のうちで最後やで」って言った言葉が、妙に響きました(;_;)この彦根合宿でみんなとの距離がまた近くなりました♪ 片桐ゼミ生として、みんなと過ごせる残りの時間を大切にしていきたいです(^^*)

772.(タイトル)合宿お疲れ様でした。 By 12期生WR君(2006.7.3)

彦根合宿お疲れ様でした。滋賀県へは何度か行ったことがあったのですが、ゆっくり町歩きをしたのは今回が初めてなので新鮮な気分で見ることができました。特に今日の彦根城と長浜の町並みはよかったです。心配された雨もほとんど降らなかった(というか今日は暑かったですが…)ので、腹痛石(触ったのですが腹痛にはなっていません 笑)にも行ってきましたし、黒壁スクエアも一通り全部回ることができました。大通寺の門にも登りました。琵琶湖もきれいに見えましたし、町歩きとしては十分に楽しめたと思います。ただ、コンパの罰ゲームだけは本気で恥ずかしかったです…。近江八幡やバーベキューの思い出なんて吹っ飛んでしまいました。

今回の町歩きにおいて一つの基準として地元・富田林の寺内町がありました。道幅や建物の造りなどを気に留めて比較しながら歩いていて考えたことがあるのでいくつか書きます。まず、近江の町は商人の町だけあって寺内町なんかよりは人が歩きやすかったように感じます。寺内町や彦根城は防衛面の関係で人が通りにくい部分がありましたが、町にはそういった感じは無かったように思います。あと、和風の町並みの中に必ず西洋風の建物(それも明治・大正期を意識したように見えるもの)を見かけました。これはこれで楽しめましたけど若干違和感がありました。もう一つは『観光化された町並み』と『古いものをそのまま保存した町並み』の違いです。明らかに聞こえる音に差がありました。車通りの多いストリートから数メートル離れただけの保存地域では民家のテレビの音がしっかり聞こえるほど静かでした。二つの町並みは建物の外見はそっくりでも環境は全く別物という感じでした。しかし、ああいった観光化された通りがあることで保存地域の境目がはっきりと分かり、中の地域の町並み保存が徹底されるというメリットはあるような気がします。先生のおっしゃっていた『必要悪』とは意味合いが違うのかも知れませんが、夢京橋キャッスルロードにもそれなりの意義は感じられました。まだ他にも思ったことはありますが珍しく長めの文章になったのでこのくらいにします。先生も運転があってお疲れだと思いますのでゆっくりと休んでください。それでは失礼いたします。

771.(タイトル)無事着きました! By 12期生WMさん(2006.7.3)

合宿お疲れさまでした。そして車の運転までして頂いてありがとうございました。今回の合宿では、なんと言っても先生の晴れ男ぶりに本当に驚きました!雨女の私の力は全くおよばなかったので安心しています(笑)滋賀県へは何度か訪れた事がありましたが、これ程魅力的な場所が多くあったとは知りませんでした。古い町並みと作られた町並みはやはり違いがあり、魅力を感じる部分は違いました。良いか悪いかはわかりませんが、町を活性化させようという意気込みは伝わってきたように思います。 そしてコンパでは、R君の今までに見たことのない一面を見られたことが1番の衝撃でした!!年代が同じという事もありカラオケも盛り上がり、本当に楽しかったです♪久しぶりにお腹を抱えて笑いました。けれどもSPEEDの「my graduation」が流れた時は、こんなに皆で騒げるのも残りわずかなのかなと思い寂しくなってしまいました。皆の回答を楽しみにしていたゲームでは、自分達が演じるという予想外の展開になってしまいましたが…。母も長浜へ行きたがっていましたので、今度は私がガイドになり行ってみたいなと思っています。先生は腰の調子、大丈夫でしたか?秋にはソフトボール大会もありますのであまり無理はなさらないで下さいね!本当に楽しくて中身の濃い2日間でした☆

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昨日、今日と彦根ゼミ合宿に行ってきました。4つの町とひとつの史跡を巡り、バーベキューもするという企画でしたが、問題は雨。予報はずっと雨、そして昨日は実際、時折どしゃぶりのように降る雨がちの天候でした。しかし、車を降りると雨が止み、車に乗ったり、建物に入ったりすると雨が降るという見事なパターンで、結局予定していたバーベキューまで滞りなくできてしまいました。(9期生との卒業旅行の時もそんな感じでしたね。)そして、今日の湖北は日焼けまでしてしまう程の晴天でした。私の「ミラクル晴れ男」ぶりは過去のゼミ生の間ではつとに有名ですが、今回もまた伝説を強化してしまったようです。いずれにしろ、天候にも助けられて、たくさんの楽しい思い出とそれなりの知識を得られたよいゼミ合宿ができたように思います。(K)

770.(タイトル)ブラジル戦 By 10期生MoK君(2006.6.24)

ちょっと時間が経ってしまいましたが、ブラジル戦ご覧になりましたか?先制したときには、玉田に土下座して謝りたくなりましたが、前半終了間際の失点が痛すぎましたね。サッカーの常識からして、そして日本が置かれていた状況からして、あの時間帯には絶対に点をやってはいけませんでした。実質的には、あれで終わりだったと思います。後半に関しては、ご覧の通りという感じで、特にコメントすることはありません。やはり序列にしたがって中田浩二を出してきましたが、もはや誰が出ても結果は同じだったと思います。全てにおいて実力の差を見せつけられたようで、諦めがつきました。

でも試合が終わって、みんなが引き揚げてからも中田がずっと一人でピッチに倒れこんでいた光景は、ちょっと異様に見えました。結局、最後まで中田と他の選手の間にある溝が埋まらなかったということでしょう。あのとき中田に声をかけに行ったのが宮本一人だったというのが、このチームの潜在的な問題を表していたように思います。たしかに、今大会は中田の孤軍奮闘ぶりが目立っていましたし、本人にしかわからない歯がゆさがあるのだと思いますが、中田があんなことをしてしまうと、本当に彼だけが頑張っていたかのように見えてしまいます。彼の言っていることはいつも正しいと思うのですが、彼自身の経験や考えをもう少し上手にチームに伝えることはできなかったでしょうか。中田のように、世界を知り、そのなかで日本というチームを相対化できる選手が孤立してしまうような状況に至ってしまったことも敗因の一つだと思います。

また、今大会の最大の誤算は中村の不調だったと思います。良くも悪くも、ジーコジャパンは中田と中村のチームであって、中田が黒子として中村をサポートし、中村が決定的な仕事をするというのが、このチームの「形」だったわけですが、中村の不調によって、結果的に中田に大きな負担がかかってしまいました。これまで日本がいい試合をするときは、決まって中村が決定的な仕事をしていましたし、中村の左足が日本の最大の「武器」だったはずですから、やはりその武器が機能しないとなると苦しいですね。たしかにFWの決定力不足も問題だとは思いますが、チャンスの数自体が多かったわけではなく、それほど「外しまくった」という印象はありません。他の試合を見ていると、結構どのチームのFWも決定機を外しています。それでも、チャンスを多く作って、シュートも積極的に打つので、結果的に点が取れるのだと思います。つまり、少ないチャンスを生かすということは、どのチームにとっても難しいということです。そして、絶対的なFWのいない日本にとっては、中村がチャンスメーカーでもあり影のエースストライカーでもあったと思うのですが、彼が悉く中盤で潰されたために、チャンスの数で相手を上回れませんでしたし、中村自身がシュートを放つ場面もほとんどありませんでした。別にFWをかばうつもりも、中村だけを責めるつもりもないのですが、これまでの4年間の試合を振り返ると、中村の出来が日本の生命線だったことは間違いないと思います。ヒディングは「中田と中村を潰せば勝てることは分かっていた」と言っていましたが、まさにその通りでした。

やはりワールドカップは甘くないですね。前回大会は開催国や組合せのアドバンテージがあり、親善試合やコンフェデは相手がそれほど日本を研究せずに当たってくれたから、強豪国ともそれなりにいい試合ができたのだと思います。ジーコは日本の選手たちに「自信」を与えてくれましたが、結果的にはそれがメディアや国民、そして選手自身の「過信」につながってしまったのかもしれません。自信を持って臨んだ分、それが打ち砕かれたショックは大きいです。ブラジル人であるジーコは、岡田ジャパンやトルシエジャパンのように「弱者のサッカー」をしてせこい勝ち点の稼ぎ方をするのではなく、日本にブラジルのような「強者のサッカー」を伝えたかったのだと思います。つまり、初めからベスト16を目指すような戦い方ではなく、本気でベスト4以上を目指すような戦い方。でも、まだ早すぎましたね。

769.(タイトル)〔教育実習体験記〕 By 9期生SMさん(2006.6.23)

もう一週間前になってしまいました。先日は私のためにお越しくださいましてありがとうございました。あの時は、あの単元は4回目位でもう慣れているはずだったし、いつも始めに、コラムとか言って、片桐先生の前説には全く及びませんが、地方ネタや私の会社勤務時代の仕事の話をし、皆が聞く姿勢に入ったところで、授業をしていたのですが、プロの先生に見ていただくと思うと緊張して・・・。それが伝わったのか、生徒達もシーン・・・。今まではありえないことだったのですが・・・。先生の威厳?オーラはすごいと思いました。私の目標は、教壇に立つだけで皆が静かになることですね。「目標」というくらい、普段は皆、叫ぶ、暴れる、遊ぶの三拍子なのですが・・・。まあ、そのような「スゴイ」クラスは他のクラスだったのですが・・・。

指導担当のY先生はいかがだったでしょうか?いつも少し時間があると、教材研究で先生に教わるはずが、地方の旅行話ばっかり。屋久島、北海道、与那国島・・・。先生の行って体験した話を永遠と聞いてました。ひどい時は、盛り上がって2時間ぶっ続け。まあ、私も話せる時間を大いに楽しんでいたのですが。2日目からY先生の授業を全てさせてもらい、2週間で教壇に立ったのは30時間超えました。ほとんど休んでる暇なく、授業授業。ぶっ続きの6限目になると、もうしんどくて、おまけに騒がしかったりすると、脂汗まで浮かんできました。Y先生から「もう全て任せたから。Sさんのやりやすいようにやって」と完全に任され四苦八苦。しかも進度も各クラスによって違うので、授業の予習が大変!ほぼ徹夜でやってました。いやー、教師って大変ですね。もうしんどい!!と思ったこともありましたが、子供達の笑顔や、会話で癒され、夢は大きく膨らみました。

片桐先生が来られた日の午後の研究授業は、教科書は全く参考にならないし、学ぶべき箇所が少ない為、自分で資料を作り、単元もお任せコースで「やりたいようにやって」という指示だったので、自由に近畿地方について授業をしたら、反省会で私の考えたカリキュラムの順序や量について、他の社会科の教師から批判があがり、なかなか手厳しかったです。Y先生は、教科書を使わず、授業する難しさを知っておられ、あえて私にさせたみたいな所はあったようですが。コテンパにやられたところで、「じゃあ、先生方ならどうされますか?」と聞いてくださり、他の先生方は返答できず困っておられました。まあ、批判は全て受け取り、今後に生かしたいと思います。

2年間社会に出て仕事して来てよかったと思う点は、人と接するとき、体当たりできるようになった点です。不登校になりかけで教室に入れない生徒と、保健室で普通に話せたり、生徒達と、一歩もひかずに話すことが出来たり・・・。今までのスパルタな営業活動のお陰だと思ってます。まだまだ修行の身ですが。一昨日は、生徒が家まで遊びにきてくれ、それがまた問題児2人組で、手を焼いていた子達だったので、うれしかったです。今度は大勢連れてくるわ!!と元気いっぱいで帰ってゆきましたが(コワイ・・・)。

今週は、退職手続きが全くできてなかったので、それに奔走し、夜は会社と実習のお疲れ様会で、毎日飲み会・・・。財布の痛い日々が続いております。社長に「しっかり頑張ってまた辛くなったら戻っといで」と言われ、後味の悪いやめ方と思われたわけではなかったと思い、ずっと気にかかっていたことがとれてホッとしました。まあ、戻る=夢あきらめる なので、そんなことは考えたくもないですが。

長くなってしまいました。すいません。2日ぐらいかかって、書いてた文章なので、途中でちぐはぐなところもあるかもです。まだまだ書きたいことはたくさんありますが・・・。そういえば、Y、仕事やめたんですねー。M君、Y、私・・・。社会人3年目って転機なのかも知れません。2人に負けないよう一緒に頑張れたらと思っています。考えたら私今フリーターですもんね・・・。ふと、考えると怖くなります。大学の単位1つでも落とせば、資格も1年またとれないですし・・・。うわー怖い・・・。まあとにかく頑張ります・・・。またメールします。

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今年は教え子の教育実習を2校、見に行きました。なかなか興味深い経験でした。でも、私に見られて授業をするのは、通常の何倍も緊張するでしょうね。もちろん私が無理に見たいと言ったわけでなく、実習受け入れ校の方から「ぜひ見学してほしい」と言われたので、やむなくしたことです。今後も見て欲しいと言われたら見ざるをえませんが、なるべくなら見学しない方がいいかもしれませんね。(K)

768.(タイトル)突然ですが、しかも今更ですが。 By 4期生MN君(2006.6.20)

突然ですが、しかも今更ですが、「KSつらつら通信」はかなり秀逸な作品だと改めて思いました。機関紙の原稿を書くためにいろいろネタ探しにネットサーフィン等していたところ、「つらつら通信」より面白いところはついぞありませんでした。社会学的な議論を面白いと感じる素養を身に着けた人には興味深いものに違いありません。こんなことをつらつらと書ける先生がすごいなぁと思っていたところ、いみじくも「点的知識を線的・面的理解へ」と言うことを書かれていて、その面的理解を立体的にすることが社会学的な洞察を深めることになるのかなぁと思います。ここ数ヶ月、仕事面で社会学が使えていそうな気がするときが度々あります。いろんな人が僕の意見に耳を傾けてくれるようにはなったのですが、手応えがイマイチよくわかりません。だいぶ前ですが「ゼミ生の声part15」の716号の8期生NH君と先生の問答が結構僕の中では印象に残っていて、考えるところがいろいろとあります。他の社会科学のように専門知識を知ってるだけで役立つのではなく、総合力とバランスが必要なのですね。難しいですね。とりとめもなくすいません。

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確かにちょっととりとめない文章ですが、評価してもらえることは嬉しく思います。しかし、改めて褒められると恥ずかしくもなります。結構駄作も多いことは自覚していますので。また、つい辛口にストレートに書いてしまいますので、中にはMN君とは違って反発する人もいるだろうと思います。まあでも、口当たりのよいことばかり書いていても、刺激にはならないですし、反発することで、しっかり考えるきっかけにしてもらえるなら、それもまたこのHPの順機能だと思っています。(K)

767.(タイトル)金曜日はお疲れ様でした By 6期生H(Y)Tさん(2006.6.18)

こんばんわ。Hです。金曜日は無事に帰れましたか?仕事の付き合い以外の飲み会は久しぶりでしたが、飲み会に参加してとても楽しかったです!SSちゃんもいろいろ仕事のことで悩んでいましたが、私にも仕事の悩みはたくさんあります。金曜日の飲み会中にふと思ったのですが、先生やゼミの仲間と楽しい時間を過ごすことで(先生のおっしゃる)バランスが保てたような気がします。先生がゼミ生でバランスを保っているように!?そうそう。何事にもバランスが必要ですね!

766.(タイトル)安心しました By 9期生YCさん(2006.6.17)

こんばんは。お久しぶりです。ゼミ生の声のMYさんってYですよね?元気そうで本当によかったです。ゼミの集まりの連絡がとれなかったのでずっと心配でした。携帯がつながらないので、YさんやYさんも私以上に心配していたので、早速報告しようと思います。集まりのときに先生が、「連絡とりたいと思ったらホームページでつながってるから大丈夫」とおっしゃっていた通りですね。Yの声が掲載されたこと、本当に感謝しています!ありがとうございました。先生と片桐ゼミの素晴らしさを改めて感じました。本当にホッとしました。私も、実家から通勤して、仕事帰りに好きなことができて、気兼ねなく付き合える昔からの友達や、家族のなかで生活できる今が、とても貴重な時間のような気がします。気ままな暮らしですが、今が1番安定していて楽しいです。Yも住み慣れた場所で、充実した毎日なんじゃないかと思います。今年のゼミの集いが楽しみですね。梅雨時期なので、お体に気をつけてください。現役生が元気そうなので、先生のパワーが衰えることがなさそうで安心です。

765.(タイトル)こんにちは! By 6期生MM君(2006.6.17)

先生、こんにちは。昨日は、お疲れ様でした。無事に帰れましたか?「今日は、終電で帰ろう!」と固い決意を持って臨みましたが、結局、朝まで、、、とはいえ、ほんとに楽しく元気をもらいました。最後は、O、Y、Sちゃん、僕の4人でスカイラークで朝まで過ごしました。夜があけ、駅へ向かう時、ほんとよくやるなぁ、と自分でも感心しつつ、歳を考えないといけませんよね。先生と、こうやって楽しく過ごさせていただき、ほんとにたくさん刺激を受け、おかげで多岐に渡り成長できているのだなぁ、と改めて感じています。ありがとうございます。「年輪を重ねる」とよくいいますが、一年一年ぎっしりとつまった年輪をしっかり重ねていきたいと思います。どうぞ、これからもよろしくお願いします。20代最後に、先生と飲んだことは、とても意義あるものでした。それでは、次の再会を心待ちにしています。

764.(タイトル)つらつら通信読みました。 By 13期生MoYさん(2006.6.17)

片桐先生へ。先生がそんな気持ちでおられていたのにまったく気づかなくてすみません><;確かに、あたしもミクシィに日記を書いたこと、みんなの日記を読んだこととで満足していました。でも、先生にその気持ちは届いていませんものね。。。すみませんでした。改めて、この前の遠足の感想をお伝えします。もう、本当に本当に楽しかったんです!!!み〜〜んなとも仲良くなれたかんじがしましたし!!こんな機会を設けてくださった先生には心から感謝しています!!!!それにしてもみんな盛り上げ上手ですね。どこに誰といても楽しくて楽しくてしょうがなかったです^^今度はみんなで野球や、ソフトボールの練習なんかもしたいなぁなんて思いました☆そのときは先生のご活躍に期待しています♪ 遅くなってしまってすみませんでした。。。それでは失礼します。

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「嫌ミクシィ」という文章を読んだ13期生はもっといると思いますが、指摘されてから行動に移すのは、なんとなく気恥ずかしくてしにくいなと思っている人が多いのではないかと思います。そんな中でMちゃんがメールを送ってくれたことはやはり嬉しく思います。13期生はちゃんと思いを受け止められる子ばかりだと思いますので、きっと次からはもっと感想が私にも届くと思っています。今回は、このMちゃんのメールを13期生代表として受け止めておきたいと思います。(K)

763.(タイトル)Mです。 By 9期生MYさん(2006.6.15)

片桐先生、大変ご無沙汰しています。MYです。お元気でしょうか?私は元気にやっています。実は私、4月いっぱいで退職して、今実家に戻っています。仕事はやりがいがあったのですが、どうしてもプライベートを充実させることが出来ず、仕事人間になっている自分にも疑問を持ち始めたこともあり、退職を決意しました。実家に戻ったところで、仕事を続けるつもりでしたし、後悔はしていません。ゴールデンウィーク明けから就職活動を始め、昨日、内定をいただきました。実は前職とはまったく違う業界、職種に挑戦するんです。事務機器・電子・OA関連の商社で、名古屋本社の中小企業ですが、そこで営業事務をやります。パソコンのスキルもずっと活かしたいと思っていましたし、事務経験はないですが、前職はたった2年間しか勤めなかったとはいえ、常にお客様やスタッフのことを考え、行動していた経験はきっと生かせると思っています。未経験とは言え、今は不安はまったくなく、やる気に満ち溢れています。早く入社して働きたいです。近況報告だけになってしまいましたが、前の仕事よりは自分の時間が作れると思いますので、また連絡しますね。それから、今度の仕事は土日休みなので、今年のゼミの集い、きっと行けると思います。半年後ですよね、楽しみにしてます。それでは、失礼します。

762.(タイトル)こんばんは。 By 1期生TSさん(2006.6.8)

ご無沙汰しています。先生お元気ですか?今日、意外な人物に再会しました。HGくんです。実はうちの会社に2年前から営業にきていたようで、なんどか私をみかけたようなのですが、やっぱり今日うちやと気づいたらしく、向こうのほうから、「もと関西大学のHですが、Tさんですか?」と言ってきました。うちも声かけられて顔をみたらすぐにわかりました。ちょっとおっちゃんになってましたけど、相変わらずかなって。また今度飲もうやって約束して、それぞれの仕事にもどりました。ほんまびっくりでした。ゼミのやつらも、ほとんど大阪にもどっているらしく、これは12月までには一度は1期生を集めて同窓会したいものです。では、また連絡します。ではでは。。

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久しぶりの1期生からのメールで、嬉しく読みました。同期会はいつも声だけは上がるのですが、なかなか実現しませんね。やはり、上の方の学年になると、仕事、家庭と忙しいのでしょうね。でも、関大片桐ゼミの伝統を作った学年ですから、私も思い入れがあります。実現する日を気長に待ちたいと思います。(K)

761.(タイトル)雷親父…… By 12期生FMさん(2006.6.2)

おはようございます(^O^) FMです!!また父の雷が落ちそうです…。今回は車の鍵を取り上げられました(汗;)また「日頃の生活態度を考えろ!」って。すごく普通だと思うんですけど…。毎日バイトか、彼氏や友達と遊んでるか。家でじっとしてることはないですけど、門限も守ってるし、やるべきことはやってます。当然かもしれませんが、両親が出かけてる時は早く家に帰って家の事もやってます。父はこう言います…「親って漢字はどうゆう意味か分かるか?木の上にたって高い所から家族を見てるねん。でもお前らは親の見えん範囲におるんや」って。私ももう21です。外で悪いことをしてるわけでもないし、良い事、悪い事の分別だってつきます。家にいるよりバイトや友達と遊んでる方が楽しいです★それが私の幸せだとしても、いけないことでしょうか?先生どう思いますか??

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Mちゃんのお父さんは、最近珍しい「頑固親父」タイプで、ゼミでもたまにエピソードを聞いては、みんなでびっくりしていましたが、ついにおとなしいMちゃんも、腹に据えかねたようです。確かにかなり横暴なお父さんですが、お父さんはお父さんなりに、Mちゃんが可愛くて仕方がないのだと思います。たぶん干渉は、結婚するまで続くと思います。20数年かかって作ってきた親子関係ですから、余程のことがないと変わらないと思います。お父さんにしてみたら、養っている人間の言うことは聞けという考え方でしょう。どうしても嫌なら、就職とともに家を出て経済的に完全に自立するという方法もあると思いますが、新入社員の給料で生活するのはなかなか大変かもしれません。結婚したら関係は変わると思いますので、そこまではお父さんの望む娘として過ごすのが無難な選択ではないかと私は思いますが、いろいろな人の意見が聞いてみたくて、Mちゃんの了解を取って、ここに掲載してみました。ぜひ、皆さんの経験に基づくアドバイスをお寄せ下さい。(K)

760.(タイトル)〔学びたい!〕 By 13期生ONさん(2006.6.2)

先生、こんにちは。6月に入ってより一層暑くなりましたね。先週のご飯会、来てくださってありがとうございました。先生の面白いお話や為になるお話、ハラハラするお話(笑)を聞かせていただいたり、先生とたくさんお話できてすごく楽しかったです!毎週ゼミ後は、だいたいあのメンバーでご飯を食べているので、是非、またいらしてくださいね!関西大学の入学して3年目で、やっと「社会学」というものが見えてきたような気がしました。しかし私、「情報」は多く知っていっても、自分の「知識」に全然なっていない、ということをゼミの討論の時間に気づかされました。討論の時に、自分の意見をズバッと言えない自分に毎週反省です、、、。そこで先生にアドバイスを頂きたくて、メールさせてもらいました。「情報」を「自分のモノ」にする方法、「社会学的想像力」を鍛えるためには、どうすればいいでしょう?私自身が、「アウトサイダー」であれば社会が見えてくるのかなぁと考えたりもしました。何かいいアドバイスがあれば、お願いします!それと、一度先生のゼミではなくて講義を受けてみたいです!「理論社会学」の時間は調査実習なのでどうしても行けないのですが、先生の「社会学」はいつ行われているのでしょうか?よければ教えてください! では、失礼します。

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13期生はみんな向上心が強くていいですね。教え甲斐があります。ゼミのニュース討議の際に、みんなそんなにすごい意見を言っているわけではありませんが、とりあえずあの場で語れる人はすごいと思うのでしょうね。「アウトサイダー」であれば社会が見えるなんてことはないと思いますよ。「社会学的想像力」を鍛えるためのアドバイスとしては、とりあえず「つらつら通信」の「点的知識を面的理解へ」という文章は読んでください。あと、『基礎社会学』の第1章第2節に書いた「社会学的思考」ももう一度読んでみてください。特に、「常識を疑う」という視点が、常識人のNちゃんには苦手な発想かもしれませんが、とても大事です。(Nちゃんだけでなく、ほとんどの学生が苦手なのですが……。)これまでに、ニュースの討議で私が提起し賛否が分かれ議論が盛り上がった意見も、通常の常識に逆らうようなものであったことを思い出してみてください。(ex.「愛国心教育ってそんなに悪いことなのか?」「売血はいけないことか?」「花火大会なんてなくてもいいんじゃないの?」)そういう問いを考えることで、いわゆる常識的考え方を成り立たしめている価値観や仕組みが見えてくるはずです。まあ、なかなか簡単にできるようにはならないと思いますので、ゆっくり少しずつ成長して行って下さい。とりあえず、思いついたことがあったら言葉にしてみてください。人に伝えようとすることで、黙って聞いているより何倍も頭を使いますので、いいトレーニングになりますよ。そう言えば、Nちゃんは私の「社会学」も受けていないんでしたね。木曜日の1限と2限に201教室でやっていますので、よかったらどうぞ。(K)

759.(タイトル)『基礎社会学』買いました! By 6期生K(M)Nさん(2006.5.29)

こないだお気に入りの本屋でぶらぶらしていたら、社会学のコーナー(しっかりと、そういうコーナーがある本屋です。)で、『基礎社会学』を発見して、うれしくなって、購入しました。まだ全部は読んでいませんが、ゆっくり読もうと思います。私たちが10年前に買ったときより装丁が美しいです。仕事と関係のないところで頭を使うのは本当に自分の楽しみという感じで、なかなかリフレッシュできます。それにしても、食費の次くらいに本代がかかっている気がするわが家です。それしか共通の趣味ないし、とか言い訳しつつ。雨の多い5月で、天気が安定しませんが、お体ご自愛なさいますようお祈り申し上げます。

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嬉しいですね。1986年以降に入学した関大社会学部社会学専攻生なら必ず1冊は持っている『基礎社会学』ですが、4年ごとに新しい版に更新していますので、入学した年度によって持っている版が違います。ちょうど今年の4月に、出版社も世界思想社に変えて新たな版『基礎社会学 新訂1版』(片桐新自・永井良和・山本雄二編)が出たところです。Nちゃんが使っていたのは『基礎社会学 増補版』(1994年刊行)ですので、内容も半分以上変わっています。私はその『増補版』から「第1章 社会学の招待」を執筆していますが、今回の版から「第4章 社会学の基本概念」も執筆しています。卒業生もよかったら、Nちゃんのように購入して読んでみてください。(K)

758.(タイトル)〔脳内革命あるいは左脳がかゆい!〕 By 13期生NY君(2006.5.24)

返信ありがとうございます!!先生がポストモダンではなくスーパーモダンだというのをおっしゃっていたのですが、僕もそう思います。ポストモダンって何か全くわかりませんでした。じつは返信を受けて、今さっきまで『基礎社会学』の8章(近代社会とアノミー)と10章(ミーイズム社会)を改めて読んでいたんですが、8章の結論にもポストモダンの社会的条件はまだ存在しないって書いていました。で、10章を読んでみて、僕的にはポストモダンという概念の中で「主体」を超越せねばならないという考えに正当性は無いのではないかと思いました。なぜそこまでして近代の概念を放棄しなければならないのか??という疑問も残りました。「主体」というものによって、人はその多様な役割によって動揺した心を束ねることができるとなっていましたし、時には人々は「カリスマ」というものに魅了されることもある。たまたまオウム真理教などで展開された教祖の「カリスマ」は悪しきものであったとしても、例えばファッションの面で「カリスマモデル」(たぶんカリスマという言葉の意味がとても崩れた意味合いになっていると思いますけれども)などを考えれば、やっぱり人は他人の「主体」に魅せられるという事実があるということですよね。で、他人の主体に魅せられるのが問題なのは自己の「主体」が損なわれているということであって・・・。で、10章の最後には「公」というものが集団領域の境界づけの機能にとどまる限り、日本私民はさまよい続けるだろうって、なっているんです。ここまで散々自分なりの解釈をしましたが、たぶん『偽装するニッポン』からは話が完全に脱線してしまってますね。

とりあえず、今日は『偽装するニッポン』に関しても少し目を通し始めまして、現在60ページなんですけれども、そもそもディズニーランドに関して僕は何もわかってないのかもしれないです。著者は、ディズニーランドは近代の終焉論で捉えることができると述べていますが、たしかに『基礎社会学』の10章でも述べられた消費社会では、人々は夢想された「物語」を選択するが短期的な存在であり、それはある種の「とりあえず」であって、長編物語を選択することと個人のアイデンティティを同義にすれば、そうした、「1つの自己」とは個性化に熱心な消費者というほかならない(この時点で説明が意味不明)なんですけれども、そこから、「ディズニーにたくさんの人々が長期間魅了され続けているということ。」=近代という概念を超越(新たなる概念)なのかなとさっき考えました。だけどそこで1つ思ったのは、ディズニーでアイデンティティが確立されるとは思えないし、それは架空の世界であるからだし、ディズニーは新たなイベントなどを付け足しながら存在していると、Mさんの発表では言っていたので、長編物語というよりは、短編物語からどんどん外伝のアナザーストーリーが付加されていっているという感じでしょうか?つまりは、いつでもその物語から出入りできるという感じがします・・・。とりあえず、ごったごったで左脳が今スゴクかゆいです。コレで頭よくなってたらいいんですけどね(笑)

とりあえず、自分はまだまだ本を全然読んでないというのを痛感しました。先週のMさんとかもやっぱり図書館の女帝ということで、やはり本を相当読みこんでいるからこそ、引き出しが多いというか。同い年としては、すごいなぁって尊敬してしまいました。自分ももっと本をよまなければってフツーに思いました。で、後、今日『基礎社会学』の本を読んで、8章で文学の重要性が書いてあって、自分自身文学の作品には全く興味が無くて、こういうどちらかというと、説明文的なモノを読むほうが好きだったんですけれども、改めて、文学も読まなければならないなぁと思いました。とりあえずはディズニーランドについて学ばなければならないですね。なんか先週の自分たちの発表と今週のMさんの班の発表を経て脳内革命が起こりました。ていうか社会学がより好きになりましたね。

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なんか考えがまとまらないままあふれ出したような文章で、言いたいことが半分くらいしか伝わってこないのですが、この無性に勉強をしたくなっているNY君のエネルギーの表出を私はおおいに買いたいと思います。3回生ゼミが始まって1ヶ月半強ですが、知的刺激をすごく受けてくれていることを嬉しく思います。もっともっと勉強して、他人にも自分の考えをしっかり理解してもらえるような域にまで到達してくれるのを楽しみにしています。(K)

757.(タイトル)〔5月23日ゼミの続き〕 By 13期生HHさん(2006.5.24)

町の景観にそったまちづくりを進めていくのは、町の景観を守っていく上でも、もちろん大切な事であると思います。しかし、観光名所(遺跡、寺など)がある町とこれといった名所がない町では、先生もおっしゃっていた通り、町づくりのあり方もだいぶ変わってくるのではないでしょうか。名所がなければ、自分たちの町に注目してもらうため、自分達で名所をつくり、地域の活性化につなげていくのは、当然といえば当然のことだと思います。その結果、地域が活性化すればいう事はないのですが、残念ながらそのほとんどが税金の無駄遣いだったのではないかと私は、感じるのですが…(´ゝ_`)これらの点においても、本当に悩ましい問題であると思います。

昨日のゼミを始め、このゼミに入ってから、自分の住む地域に対していろいろと考えるようになりました。でも、今は、自分の地域のこれといっていいところがあまり思い浮かばず、悔しい日々です(笑)尼崎はいい所なんですけどね…。卒業するまでに、先生を納得させる事ができるようないいところを見つけたいなと思っています。

756.(タイトル)〔5月23日ゼミの続き〕 By 13期生MoYさん(2006.5.24)

寂れていく町のために何ができるかですが、私の祖父母は広島の三原市の山奥の、高坂というところに住んでいるのですが、ちょっとそこを思い返してみました。私の祖父母とご近所さんたちはぶどう園を営んでいます。近くにはキャンプ村、自然休養村、仏通寺というお寺があります。キャンプ村はもしかしたら町おこしのためのものかもしれませんが、特に栄えている様子もありません。ぶどうにいたっては、常連さんがついてくれているのですが、そのぶどうを作っているのは祖父母も含め、70歳以上の方々ばかりです。ぶどう園を継ごうという人も今はいません。正直、私も、祖父母の暮らす高坂を愛していますが、今、そこに永住する勇気のようなものはありません。若者が暮らしたい!!と思える町にするために、何らかのアクションを起こす必要があるだろうとは思います。でも私は、あの山にカエルの橋があらわれたり、切り開かれたり、ぶどう園の1つでもなくなるのはイヤでしょうがないです。近くには高速道路も通っています。ぶどうはとてもおいしいものです。仏通寺はなかなか由緒のあるお寺です。それでも町に若者は戻ってきません。本当に、どうするべきなのか難しいですね。あのままいいものを残し続けていれば、わかる人はわかってくれるはずだ!!なんて考えてしまう私は、今、高坂に住んでいないからなのかもしれません。実際に住んでいないから、残してほしい、という考えに結びつくのかもしれません。住んでいれば・・・住んでいればやはり町の活性化を望むのかもしれません。それでもやっぱり、あのままであってほしいと思うのかもしれません。本当に難しいです。答えなんてすんなりでるものではありませんね。

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地方の活性化のために何をしたらいいのかというのは、本当に難しい問題です。この問題に限らず、社会学が扱う社会問題は、数学のようにたったひとつの正解は出ません。しかし、だからこそおもしろいのだとも言えるのです。立場、考え方が違えば、違う結論にたどり着くのだということを、きちんと理解できる人間になることも、社会学を学ぶひとつの大きな意義でしょう。(K)

755.(タイトル)〔5月23日ゼミの続き〕 By 13期生ONさん(2006.5.23)

今日は少し、もの足りなかった気分でした。ゼミ後に何人かでご飯を食べてたのですが、みんなで6限目に突入しかたったなぁ、と話していました。地方の活性化の事ですが、私は工場誘致やゴルフ場開発・テーマパーク誘致は、近年閉鎖が相次いでいたり、環境破壊問題等もあって、実行される可能性は低いと思います。となれば、やはり「かえる橋」のようなミニ観光開発が一番効果的だと思います。確かに「かえる橋」は、映像を見ただけでも、開いた口がふさがらないといった感じでしたが、逆にそれ位の「遊び心」があったほうがより効果的だと思います。その地と全く関わりがないものでありば話は別ですが、「かえる橋」のように、かえるに結びつくプロセスがあるのであれば、問題ないと思います。仮に、その景観を壊さないように…と、その風景に馴染んだ橋だとしたら、「どこにでもある風景」になってしまい、地方の活性化は成功しないと思います。私の住んでいる近くの国道沿いには、ゲームセンターの建物の上に恐竜の巨大なオブジェがのっていたり、ガソリンスタンドに大きなウルトラマンがそびえ立っていたりします。これらは「地元」とは全く関係のない、「企業の商売戦略」で建てられたものなので話は別かも知れませんが。私が小学生の頃からあるので、近くの住民からの苦情もおそらく少ないと思います。調べていないので、全くの独断ですが、、、。私自身もそれらを楽しんで見ています。最初見た時は「なんだこれは。。。!」と衝撃を受けましたが、見慣れてしまえば、それらも可愛く思えてきます。私の住んでいるところは歴史が浅くまだまだ開発途中であり、最近は京都大学桂キャンパスが開校されたりと、どちらかといえば、「これからの町」です。国際日本文化研究センター,京都市立芸術大学,京都経済短期大学などの学術文化機関が同じ西京区に立地しているので、文化が売りかも知れません。形にしにくいですが、、、。哲学者・梅原猛さんの住んでいる地なので、銅像ができるのでしょうか。。。恐らく、反対する人はいないと思います。以上のようなことを考えました。

754.(タイトル)〔5月23日ゼミの続き〕 By 13期生NY君(2006.5.23)

本日もゼミお疲れ様でした。今日は本当にまだまだ延長できるくらい、話の内容が面白くて途中で終わってしまったのがホントに残念です。さて、特徴の無い町や村をどうすればいいのかということなのですが、僕自身帰りのときに先生と少し話したとおり、神戸というブランドのシンプルな都市機能を備えたベッドタウンに住んでいる住人であるということもあってか、今回のカエル橋や、たこの電話ボックスとか「いらないな」と思ったのが感想です。でも、やっぱり、町が寂れてしまうのは非常に問題であって、こういうもので観光化するって言うのも一定の理解があるかもしれません。しかしながら、産業は観光だけではないわけで、例えばですけど、田舎特有の農業をもっと活かしてとか、鬼の町は顔の公衆トイレとか、スイカの屋根のトイレとかは必然性がまだその歴史や地域の特徴からうかがいしれますが、今回最も波紋をよんだカエル橋の必然性は完全にないというのが現状で(50年経てば、カエル基金という概念が歴史を帯びて認知されるかもしれないけど)認知されるまで必然性を帯びることも無いだろうし、なんかとても苦しいなと思います。でも、印南を「イナミ」と全国の人たちが何人読めるだろうかとか考えると、少しでも目立ちたいし、少しでも存在感をアピールしたいのももっともで、本当に印南はかわいそうというか、前途多難というか、しかしながらカエル橋についても、今日僕を含めほとんどの人がはじめて知ったという、認知度の低さがさらに拍車をかけて、不要論が加速しているのかもしれません。本当に一体何ができるのでしょうか??具体的な案はいえませんが、なんとなく地元がもともと強いものとして農業しか思いつきません・・・。農業の地位、ブランドなどなど、もっと向上させることはできないのでしょうか?日本の食糧のそのほとんどが輸入に頼られているからこそ、今の日本の国内産の食糧が価値があるように見られているのかもしれないですね・・・。本当に非常に難しいです。はじめは自分の町を基準に考えていましたが、田舎の人になって考えてみると本当に難しいです。

さてさて、今日のポストモダンとディズニーランダゼーションの話で、いろいろ考えてみました。たぶん逸脱していそうなのですが、読んでいただいてご指摘いただければ幸いです。建築物というものに関して考えたときに、昔読んだ本で日本人の建築と欧米での建築とは定義が違うという話です。日本では設計者(デザイナー)としての能力だけでなく構造力学などのエンジニアとしての能力が求められる一方で、欧米では、デザインはデザイン、エンジニアはエンジニアと別々として考えられているそうで、建築家というのは「アーティスト」として考えられているという話です。この定義が食い違っているのは日本が独特の地震大国だからだそうですが、とりあえず、日本では欧米よりも建築家の主体というのがディズニーランドゼーションというよりも、日本ももっと建築の芸術性と構造力学といった建築学をはっきりと二分化することで、建築に対する芸術性の向上がはかれるのではないかと思います。つまりは、芸術的な建築物(奇抜なものを除いて)を公共で用いるということです。日本はまだまだ建築に対して芸術という視点を持ってみることがあまりできていないというのが私の意見です。関西国際空港を例にとって見ると、機能的かつ適度な芸術性が反映されていると思います。個人的には大好きです、そして、あれが、外国人にデザイナーによって設計されているということです。つまりは、欧米での建築定義で作られた建物ということです。空港は都市的な建築物ですけれども、その環境に調和をした芸術性のある建物を展開するということは非常に面白いのではないのかと思います。よって僕はポストモダンのやり方をもう少し日本で推進していく必要性があると思います。こうすることで、日本の有名な建築家が増えるでしょうし、ぼくはディズニーランドゼーションより素敵だなぁと思うのですが。その前進としての、水木しげるロード、とか、アンパンマンの町とか主体の出身地を主体の芸術性でデザインされるというのは面白い新たなる試みだと思いました。ただ、そこでやはり建築物とは関係の無いキャラクターによって装飾されて公共の場で用いられているというのが、人々の嗜好から逸脱しそうで怖いんですけど(アンパンマンとかゲゲゲの鬼太郎はアニメとして不動の地位にあるけれども、コナンは・・・)、ただこれには「主体」が関与するという問題がかかわっているというのが問題点としてあげられていましたが、僕はいまいち「主体」が関与するということが近代の概念を超えられないという意味で問題があるということがよくわかりません今日、Mさんに本を借りたのでも読んでみようと思います。先生はポストモダン的な芸術性のある建築物というものをもっと増やすということについてはどうでしょうか??(もちろん奇抜すぎるのはいけないと思います。)

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ポストモダン的建築物が増えることについてどう思うかという質問についてですが、私は正直に言うと、何がポストモダン的なのかがわかりません。京都駅ビルがポストモダンというなら、なかなかいいと思いますが、非機能的要素をふんだんに含む建築物のすべてがいいとは思いません。非機能的要素を持つというなら、高度成長期というモダンのまっただ中に造られたロウソクを形取った京都タワーもポストモダンではないでしょうか。私はそもそも現代がポストモダン(脱近代)社会とは思っていません。むしろスーパーモダン(超近代)社会と捉えるべきではないかと思っています。奇抜な建築物も、客を集めカネを落とさせるという意味」では、意味では、近代資本主義の発想から生まれたものでしょう。何がポストモダンなのでしょうね。(K)

753.(タイトル)〔5月23日ゼミの続き〕 By 13期生MoMさん(2006.5.23)

私は、3歳まで大阪の東淀川区に住んでいましたが、病弱だった祖母が富田林に住み始めると体調がよくなったので、私たちも富田林に住むようになりました。空気がきれいな事が富田林のよい点であると思いますが、富田林は、有名な宗教団体の塔があり、ランドマークとなっていますし、この間調べた寺内町という文化財もあります。ですから、印南町のように何かを作る必要はないと思います。しかし、もし私の町に何もないとすれば、私は、すこしぐらい景観にあわなくてもテーマ性をもつランドマークを作ってよいと思います。例えば、富田林は、茄子の名産地ですので、茄子の公衆トイレを作ってアピールしてみてもよいのではないでしょうか。そして、住民の愛着度を考えると、かわいいものでよいと思います(女の視点かもしれませんが)。公共施設のディズニーランダゼイションは、世界の大都市が類似して来ている中、町の独自性を出そうとする試みであり、地域活性化のための手段であるし、工場誘致で空気が汚染されるなどの公害も起こらないので被害も無く、その場所の景観が貴重である所以外であれば、私は賛成です。しかし、N君が言っていたように、どの町もこのような取り組みを行うことはよくないと思います。

752.(タイトル)点的知識を線的・面的理解へ By 10期生MoK君(2006.5.23)

つらつら通信、拝見しました。今回も僕の研究と非常に関連のある内容だったので、少し考えるところがあって、メールさせていただきました。たしかに、最近は個人が知りたい情報を容易に得られるようになっていますが、そういった情報は極めて点的・断片的な知識しか与えてくれません。例えば、最近のガイドブックには「観光スポット」という言葉が多く見られ、地図にはエリア内に点在するスポットが点的に表示されていますが、それぞれのスポットが断片的に紹介されていることが多いので、相互の歴史的・文化的な結びつきや地域全体との関連を知ることは難しくなっています。そもそも「観光スポット」という言葉には歴史よりも商業的な意味合いが強く込められているような気がしますが、一体いつ頃から頻繁に使われるようになったのでしょうか。また、点と点を結びつける線的な情報として、ガイドブックには各スポットを巡るための「観光コース」が紹介されていますが、それは基本的に移動経路を示す便宜的な結びつきに過ぎません。たしかに、そのようにして各スポットを回れば、その地域における「ひとまとまりの経験」をしたような気になってしまうのですが、実際は表面的・点的な知識しか得られていないということも少なくないと思います。そういう意味で、空間に関して言えば、「線的理解」も全体の関連を理解するには不十分であると言えるでしょう。

この間、実家に残っていた昭和30年代〜40年代の観光ガイドブックに目を通したのですが、前に先生がおっしゃっていたように、地域全体や各名所の歴史的背景の説明にかなりのスペースが割かれていて、地図は非常にシンプルなもの、あるいはその地域全体を表示したものを少しだけ載せているだけでした。昔は現在ほど交通網が発達していなかったので、空間を跳び越えるようにして点在するスポットを簡単に回ることができないかわりに、目的地までの道のりを楽しみながら、名所を一つずつじっくり味わうことができたのではないでしょうか。そう考えると、交通の発達は、かえって空間の「面的理解」を妨げていると言えるかもしれません。例えば、都心部では鉄道網が緊密に張り巡らされているので、線的な鉄道路線図を記憶すれば、都市の構造を理解できたような気がしますが、路線図は駅と駅の間に隔たる空間や距離を省略したり、方向や位置関係をデフォルメ化したりしているので、それだけでは全体の関連を面的に理解することはできません。特に、地下鉄は外の風景が全く見えませんし、線路がカーブしていることさえ分からないことも多いので、駅と駅を結ぶ単なる直線的なイメージ(駅の順序)しか与えてくれません。さらに、高速道路や新幹線、飛行機などの高速移動手段にも同じことがいえると思います。つまり、点と点の間に隔たる空間を一瞬で通過することができるので、空間を点と線でしか理解できないのです。

また、話しはやや逸れますが、ネット世界を中心とした人間関係においても、点的知識の比重が高まっているように思います。つまり、同じ関心を持った人たちが集まり、点的な知識を交換し合うような、タコツボ化したコミュニティがいくつも生まれているということです。「2ちゃんねる」や「mixi」に見られるオタク化したコミュニケーションには辟易しますが、ネット上ではワンクリックで様々なページに飛ぶことができるので、それら全体を統括するためのインデックスとして「サイトマップ」が用意されているサイトも少なくありません。同様に、実際の都市も点的・線的に細分化されているため、全体の関連を面的に示すための「全体図」が必要だと思います。

最近、色々と「自分」について考えさせられることが多いのですが、「自分」をよく知るためには、自分自身や目の前の小さな物事にこだわるのではなく、時間の流れや空間の広がり、他者との結びつきをしっかり感じたり考えたりしなければなりませんね。大変参考になるご意見をありがとうございました。

751.(タイトル)就職活動報告 By 12期生MiT君(2006.5.23)

先生、報告遅くなってすみません。ついに企業から内々定いただけました。最初に結果がでたのはもうだめだ・・・と思ってあきらめていた4月末でした。2回目の最終面接だったのですが、会社の取締役3人の年配の方を相手に面接しました。今までで一番緊張しましたし、質問で「就職活動はどうですが?」と聞かれて「いや〜だいぶ持ち駒が減ってきて・・・」と企業のことを持ち駒と失言してしまいました。取締役の重役の方はそれを聞いて苦笑いでした・・・面接を終えた後は「もうだめやわ・・・」と落ち込んでしまい。家に帰ってとりあえず家族に報告して、5月からのセミナーの申込みをしていました。しかし後から考えてみるとその時の面接は、今までで一番正直な自分の性格をだして、変に飾らず自然な自分で勝負できたと思いますし、先生の僕に対する性格分析「どちらかといえばシャイでハッタリがきかないが、誠実で責任感がある」と言って下さったありがた〜いお言葉も使わせてもらいましたよ(笑)そしてゼミについても「社会問題について毎回みんなとディスカッションして意見を言い合う熱いゼミ」とアピールしました!!そしてその日の夜に企業から連絡がきました。本当にうれしかったですし、努力が報われたと思いました。それからは出来るだけ素直で正直な自分を出すことを考えるようになってから結果もでるようになってきました。

本当に私にとっては長い長い就職活動でした・・・。11月からコツコツとやってきましたが思うように結果がでませんでしたし、人よりも先にやっているのに内定が一つもとれていない、友達にひさしぶりに会うと「あれだけ早くにやってきたのにまだもらってないん?」とからかわれる。結構人からの些細な言葉を気にする私はヘコむ。企業の人間も周りの人間についても人間不信になる。こんな弱い自分がいやになる。とまさに悪循環でした。特に、先生とみんなでひさしぶりに会って飲んでいた日は一番落ち込んでた時期でした。それだけに先生が私にアドバイスをして下さったり、励ましていただいたことは本当にうれしかったですし、大変大きな心の支えになっていたのですよ。どうもありがとうございました。

就職活動を終えてみて、人よりも長くやってきた分、自分の中で大きく成長できたと思っています。何事でもいつも人より遠回りでコツコツ進むことしかできない要領の悪い私ですが、早い時期から準備していろいろ考えて時には道をはずして勘違いをしながらまた戻って、そして4月にやっとみんなと同じスタートラインに立てることができ結果をだすことが出来たと思っています。就職活動は「あきらめたら負け」であり「最後までやったもの勝ち」ですね!そして「努力は必ず報われる。結果については後でついてくるもの」と改めて実感しました。また来年先生のゼミ生で就職活動で悩んでいる学生がいれば私みたいに最後までがんばるように励ましてあげてくださいね。その子にとって、先生の言葉はきっと一つの心の支えになると思います。それではどうもお忙しい中、長々とすみません。失礼します。