「親ばかフランス紀行'94」
(16)− 冷汗2題(2) St. Pierre des Corps駅を探して −

 6月26日(日) 快晴
 この日は、日帰りで、Niort郊外のArcais村の祖父母の許に預けられた3歳のColineちゃんという女の子に会うに行く予定。 Colineちゃんは、パリ郊外在住の私の知人夫妻のお嬢さんで、すでに息子と象形文字、クレヨン画での手紙のやりとりがあり、写真も交換している。
   「フランスなんか行きたくない」という息子に、「フランス行ったら、Colineちゃんに会えるよ」と言って、連れてきた経緯がある。
     St. Pierre des Corps駅まで車で行って、TGVで、Niortまで行く計画。
  (前回より)

                              いきなりバッテリ−上がりをやってしまい、焦ったが、Chateau du Gerfautの隣人の人達の助けによって、無事エンジンを始動させることができた。 出発。

 昨日、Tours駅から通ってきた道を逆行する。 今日Niortまで乗るTGVは、Tours駅ではなく、隣のSt. Pierre des Corps駅発である。
 したがって、途中からは、地図とくびっぴきでSt. Pierre des Corps駅を探す。 し かし、近くまで来てるはずなのになかなかたどり着けない。Tours駅で買っておいた切符に記されたTGV発車予定時刻が迫る。 うろうろ。 ほんまにどんくさい私。 同乗者のボルテ−ジが上がる。 もうあかん。

 と、道端に赤いドレスの婦人。 そのご婦人に道を尋ねたのが大ヒット。そこを左折し、少し行ったところに、St. Pierre des Corps駅があった。あのまままっすぐ行っていたら、絶対間に合わなかっただろう。 
  道端のパ−キングに車を停め、TGVに乗った。

いよいよNiort郊外のArcais村、通称「緑のベニス(La Venise Verte)」へ。
  

   Katsuyuki Kamei


Venise Verte(1983.7.)

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