日本・エジプト合同マスタバ・イドゥート調査ミッション


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イドゥートのマスタバ(正面)

関西大学を中心にして、古代エジプトの文化財の修復活動を始めました。2003年度から事前調査を開始し、2005年度より修復事業を開始しています。

エジプトでは、埋葬室は地下深くに作られるのが通常です。サッカラやギザにおいては、石灰岩台地に10m前後のシャフトを掘って、埋葬室が作られています。そして埋葬室の壁には、死者の来世での安寧を願って、供物や呪文などがプラスターの上に描かれています。残されている壁画は、四千年以上の時が経っていますが大変に美しいものです。

ところが、サッカラやギザでは石灰岩台地の質が悪く、埋葬室の壁画が大変に劣化し、剥落の危険にさらされ、永久に壁画が失われてしまうかもしれないという危機的な状態になっています。

残念なことに、このサッカラ・ギザ地域での石灰岩の質の悪さから、現在のエジプトには修復技術が存在していません。そこで、我々が日本の修復技術を使いながら、この地域での新たな修復技術の開発を行い、危機に瀕したエジプトの世界遺産の救出にあたろうとしてしています。


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564
8680 吹田市山手町335
関西大学文学部世界史専修
吹田浩研究室
horus@kansai-u.ac.jp
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2011年10月23日更新



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