市民活動


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一人の市民としての発言
 2011年から入学直後の法学部生を対象とした政治学の入門講義を担当しています。日本政治に触れることも多く、国際政治やアメリカの政治の講義とは異なり身近に感じてもらえる点ではよい題材ですが、同時に「観戦型民主主義」の観客ではなく、「参加型民主主義」のプレーヤーであってほしいというメッセージを、どのくらい伝えられているかが気になります。日本でもアメリカでも、政治に対する不信感や不満は簡単に生まれるのですが、責任ある市民として自分自身を育てていくには、教室の中、授業の中だけでは不十分でしょう。授業と社会をどのように結びつけていけるのかが課題です。

 アメリカでは2012年の選挙に向けた動きが活発化しています。4年前の選挙に向けての動きはワシントンで観察しましたが、当時あまりもオバマへの期待値を高く引き上げ過ぎたアメリカの人びとが、今日落胆している様子が伝わってきます。「もしヒラリーが大統領だったなら」という声もあるそうですが、自らが下した決断には最後まで責任を持ち、主体的に「チェンジ」を実現するために働きかけていくことが大切なのではないでしょうか。

 平和の課題、ジェンダーの課題、マイノリティの課題などを市民として考えてきましたが、2008年度秋より、日本学術会議の連携会員として日本の多文化共生について他分野の研究者と一緒に考える機会を得ました。とよなか国際交流協会の運営を始めとして、研究と活動をどのように有機的に結びつけられるのかという点も、日々学んでいる課題です。