「立つ」は「発つ」と語源が同一であると言われます。「立つ」ことは「発つ」ことの第一歩です。▲旅立ちとしての卒業を経験する皆さんは今、社会への道に立っています。独り立ちし、自分の力で立つことが期待されています。そして、一度立ったら、倒れることは許されません。▲バランスを崩し、倒れそうになること、倒れて、道に伏してしまうこともあるでしょう。先輩達がみんな経験していることです。挫折や事故や突然の不幸で、身体的、精神的、社会的に立ちゆかなくなることもあるかもしれません。そんな中で、立ち続けること、歩み続けることがいかに大変で重要であるかを皆さんは学ぶことになると思います。▲人生の道に後戻りはありません。▲でも、関大への道はいつでも皆さんに開いています。旧交を温め、馴染みの店を再訪すれば、あなたを支えているのはあなただけでないことがわかると思います。▲私たち、そして関大は、いつでも君たちを暖かく迎えます。いってらっしゃい。そして、いつかお帰りなさい。