英語学研究 6月17日提出分のコメント
概して、構造性ということがまだ十分伝わっていないようです。
★は石川さん、乾さん、小竹さん、川端さん、滝本さん、田中さん、藤田さんでした。
石川さんは、「あなたへのこの気持ちにブレーキもハンドルもきかなくなってしまった」
「バックミラーには何が映る?」「この恋にカーナビ不要。進む道は二人で決める」「不器用なハンドルだけど、助手席で見守ってて」など、現実にありそうなせりふに先生はぐっと来ました。
乾さんは、「彼女の恋愛はスピード狂だ、ブレーキはぎりぎりまで踏まない」「結局僕らが乗っていたのはつまらない軽自動車だった。険しい山道を登り切ることはできなかった。」など。後者は大変構造的ですね。
川端さんは、山ほどの例をあげていただきました。恋愛メタファーではなく、プロジェクトを車と見立てたとき、 がリーダーとして、メンバーが乗務員、に鳴る場合と、バンの部品になる場合とが錯綜するようです。
小竹さん「君を助手席に乗せて僕はアクセルを踏んだ。バックミラーで後方を確かめながら」「クラクションを鳴らされたが、ブレーキは踏まなかった」など、構造的に均質な表現となっています。
滝本さん。えんぶれのかかった恋。恋とはウインカーのようだ。(点滅する)。オーバーヒート気味の二人(急接近) 二人はエンジンオイルだ エンジンオイルが古くなっていくように二人の中も熟成していく。 ギア比が合ってないカップルなど。あまり一貫して構造的ではありませんが、それぞれ大変興味深い用例となっています。
田中さん
右折か左折か彼はまだ決断できずにハザードを出している。 彼は必要以上に二段階右折をしようとする。(くどい)あたしを乗りこなすには普通免許じゃだめよ。など。一貫していませんがそれぞれ面白い例です。彼は直線に入ったので相手に向かってキックダウンした。キックダウンってなに?
藤田さん
私たちの関係はすり減ったタイヤのようになってしまった。いくらアクセルを踏んでも空回りするだけだ。彼女がやっとの思い出だした標識を見逃してしまった。脇見運転は危険だ。
★ではありませんが北川さん 今回購入した新車はとても乗り心地が悪い(あたらしい彼とはとても居心地が悪く落ち着けない
須古星さん、 気持ちがスピードダウン、彼女への気持ちがオーバーヒートする。など。
気持ちは動力である。人間は自動車である。人間は自動車である、というメタファーはあるのかな。