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用語集

Glossary
C カテゴリー Category.範疇。類似性に基づくグルーピング。古典的カテゴリーでは、犬なら犬は犬を満たす特性の必要十分条件があると考える。はーはー言うとか、ワンワン吼えるとか。哺乳類であるとか。これに対して、いや、犬という概念は実は「ころちゃん」や「ラッシー」など自分に馴染みの深い犬のイメージや特徴を思い浮かべているんだよ、というのがプロトタイプ理論、いや、「家具」というカテゴリーは実際にはたいして重要ではなく、「椅子」「机」、「タンス」というレベルが私たちが中心的に活用しているレベルなんだよ、というのが基本レベルカテゴリーの理論である。ま、Cricket的には、あまり抽象化したスキーマはあまり意味がないと思っとけばいいと思ってる。例えば「生物」というスキーマが存在するのかとか(多分、他の動物へのリンクが存在するだけだと思うけど)
F フレーム Frame. フレーム。隣接性に基づくグルーピング。Minsky, Goffman, Bateson, Fillmoreが提唱。それぞれ微妙に違う。出来事のスキーマを「スクリプト」と呼ぶ。
K 共感覚 Synesthesia ある感覚を別の感覚で表すこと。感覚には、この場合、主に、触覚(圧覚、痛覚、温覚)、味覚、嗅覚、聴覚、視覚が存在する。共感覚表現の例には「柔らかな色」(触覚用語で視覚を修飾)、「うるさい色」(聴覚用語で視覚を修飾)、「鮮やかな感触」(視覚用語で触覚を修飾)などがある。一般に、触覚→味覚→嗅覚→聴覚/視覚 という共感覚の傾向が主張されている(Williams 1957) が、特に近年注目を浴びて議論がなされている分野である。
K 家族的類似 Family Resemblance 家族的類似。ヴィットカンプ先生、ではなく、ヴィットゲンシュタインが提唱したカテゴリーに関する考え方。例えば、gameという用語には、スポーツも、チェスも、トランプも狩りの獲物も含まれる。つまり、語は多義的であり、しかも、中核を持たない。親戚があつまると、それぞれ何となく似ているが、その一族らしさがひとつに特定できるわけではない。詳しくは、ヴィットカンプ先生、に聞いてもわからないと思うが取りあえず誰か聞いてみてくれ。
M メトニミー Metonymy 換喩。隣接性に基づく喩。「やかん(やかんの中の水)が沸騰する」、「ワシントン(アメリカ政府)は爆撃を決定した」、We need a better glove (player) at the third base. (三塁にもっとよいグローブが必要だ)など。隣接性の類型には、部分で全体、全体で部分、場所で機関、原因で結果などさまざなものがある。詳しくは例えば西村、籾山、瀬戸といった人に聞け。
M メタファー Metaphor. 隠喩、暗喩。狭義のメタファー。Cricketに聞け。
M 広義のメタファー 狭義のメタファー、メトニミー、シネクドキなどを含む。
M モト領域 Source Domain. 起点領域(通常)根源領域(大堀)、S領域(瀬戸)などと呼ばれる。通常、具体的で使用者に馴染みの深い領域。<<人生はストーリーだ>>というメタファーでは、[ストーリー]。 Cricketはサキ領域、モト領域という用語をはやらせようと思っていたのだが、あんまり誰も使ってくれないのでやけに用語だけ増やしても混乱するだけなので公式には起点領域という用語を使っているが、自分の頭の中ではサキ←モトで定着しいるので非公式にはこの用語を使っている。(最近、K田君一派が使ってくれてるのでがんばる。)
S サキ領域 Target Domain. 目標領域。モト領域の項を参照。通常抽象的で、使用者にとって漠然としてつかみ所のない領域。<<人生はストーリーだ>>というメタファーでは、[人生] 。ではT領域。ということで用語に固執するつもりはないが、サキ←モトという左右にはちょっと思い入れがある。男は右で女は左くらい思い入れがあるぞ。(奈良の某博物館で、はたと気づいた事実は、トイレはだいたい男用が(向かって)右!ということである。カップルで行くと(♪あなたは右に〜私は左に〜(もちろんこの歌手は女性:んーこれくらいだったらJASRACは許してくれるのだろうか)という感じに。ん、すでにこの曲にもある通り、この配置は意外に定着してるのである。しかし決して左が劣るということはない。左大臣(ひだりのおとど)は右大臣よりえらい)なんでサキ←モトにするかというと、TIME IS MONEY とか、人生は旅であるとか、言葉で書くとき左がサキ領域になるからだ。
S スキーマ Schema/Scheme. 骨格。反復によって習得されると思われる。例えば、歯医者さんに何回もいくと、どこのいつの歯医者さん、というわけでなく、歯医者さんのイメージや典型的なやりとりが思い出される。また、「犬」の例を考えれば、いろんな種類の犬を見ているうちに犬一般のスキーマを獲得する、というもの。スキーマには、PradigmaticなものtSyntagmaticなものの2種類が存在する。それぞれ、フレームとカテゴリーに対応する。
S シネクドキ Synechdoche. 提喩。「人はパン(食べ物/物質)のみで生きるにあらず」、「花(桜)見に行く」など、カテゴリー関係に基づく喩。前者は、パンという下位カテゴリーで食べ物という上位カテゴリーを指すのに対して、前者は花という上位カテゴリーで桜という下位カテゴリーを指している。とりで鶏を指す、卵でにわとりの卵を指す、肉で牛肉を指す、man で男女の両方を指すなど、使用範囲は以外に広い。詳しくは森という人に聞け。
S シンタックス Sntax. 統語。Sntaxのことを構文と書く場合があるが現在、構文というとConstructionの訳語として定着しているので、別物である。さて、どこから説明したものか。構造の話をせねばならない。構造の項を参照。構造における要素を単語として、単語と単語の関係を「一緒のグループ」という関係だけに限定して、関係同士の関係を回想的、いや階層的にくみ上げる方法の一般化(ルールと説明)をしたのが通常のシンタックスだ。いや、もっとも最小限の言い方をすれば、「単語を集めたあと、それが文になるまでに存在するエトセトラ」がシンタックスだ。わからん?わからんよねえ。シンタックスの流儀には、Chomsky流(生成、GB、ミニマリストすべて同じ流儀である)がある。(それだけかよ。)Chomskyはいわば自民党である。(ん、よけいわかんねえよ)。認知流(認知言語学、Cognitive、ラネカー流ともいう)はいわば民主党である。民主党がんばれ。そのほか、社民党にあたるLFG、公明党にあたるHPSG(あたらないって)今はなき自由党(戦前の方)にあたるCase Grammar (格文法)、RelationalGrammar(関係文法)と依存文法、Role and Reference Grammar(RRG), Role Playing Game (RPG), 機能体系文法、松下文法、尾上文法、時枝文法、山田文法など著名な文法学者の数だけ文法は存在する。ん。シンタックスの流儀の話をしてたのに文法の話になっちゃった。みんなGrammarと言ってるんだよね。Grammarとは、統語論、形態論、音韻論、語彙論、あたりが含まれるみたい。
T ツリー Sintactic Tree. 統語木。クリスマスツリーのことではもちろんない。統語木。統語は別に書くから別に引いてくれ。これが大事になってくるのは、ツリーでかけない構文が存在するという文脈で。文法構造を線でつなぐことによって表示したのがこれ。cricket ひさしぶりにこれ書いているので説明が下手。