人間工学

2001年度の講義要項

2001年度の講義内容

( 1)4月 5日  人間と人工物1  人間工学とはなにか

( 2)4月12日  人間と人工物2 人工物と人間の身体・尺度

( 3)4月19日 体具と道具1 姿勢とは・はきもの

( 4)4月26日 体具と道具2 椅子・寝具

( 5)5月10日 体具と道具3 手と道具・左利き

( 6)5月17日 休講

( 7)5月24日 体具と道具4 キーボードデザイン

( 8)5月31日 認知的インタフェ−ス1 表示・アイコンデザイン

( 9)6月 7日 認知的インタフェ−ス2 認知的インタフェ−スの原理 

(10)6月14日 認知的インタフェ−ス3 ヒューマンエラー 

(11)6月21日 認知的インタフェ−ス4 ヒューマンエラー

(12)6月28日 認知的インタフェ−ス5 組織事故

(13)7月 5日 認知的インタフェ−ス6 組織事故・感情と人工物1 メディア等式

(14)7月12日 感情と人工物2 エージェント技術



人間工学22の重要事項

1.人間工学とは:(1)人間工学の英語の名称

2.人間と人工物:(2)人工物の三分類とその根拠  (3)ヒト化による身体の諸変化  (4)人体尺度

3.姿勢と手:(5)四つの姿勢とその生体力学的比較  (6)加齢による姿勢の変化  (7)よいはきものの一般的条件  (8)よい椅子の条件  (9)よい道具の接手面の一般的条件

4.左利きについて:(10)人/車の対面通行のわりふりと利き手・利き足の関係

5.キーボードと日本語入力について:(11)QWERTY式とDVORAK式

6.アイコンデザイン:(12)視覚記号と聴覚記号の比較  (13)よいアイコンの一般的条件

7.感覚・認知と人工物のデザイン:(14)機械操作の難しさの原因とノーマンの7原則  (15)人間と機械の相互作用のレベル  (16)アフォーダンス  (17)S-RCompatibility

8.事故の人間工学:(18)ヒューマンエラーの分類  (19)フールプルーフとフェイルセーフ  (20)安全文化

9.感情と人工物デザイン:(21)適合のレベルと人間工学の追求する価値  (22)エージェント技術



試験問題

 重要事項から何題か(8題から10題程度を予定しています)、特定のトピックにかたよらずに、出題します。そのなかから指定された数だけ選択して(6題程度を予定しています)、わかりやすく解説してください。図解や表による説明は歓迎です。試験は参照不許可です。論述形式で論じたいテーマのあるひとは、レポートのほうで展開してください。



成績評価

 期末試験の得点に出席点をくわえて成績とします。出席点は、100点満点中の10点程度の予定です。レポートの提出は任意です。レポートの出来がよい場合にのみ、成績評価に加点します。そうでないレポートの場合はレポート未提出の場合とおなじあつかいで、成績には影響しません。レポートは、A4横書きで枚数は自由です。テーマは講義に関係したことなら、なんでもOKです。具体的な事例について、講義をふまえて検討されているものを、たかく評価します。本や資料などを参考にする場合には、かならず出典を明記してください。レポートの提出は、前期試験のときまでとします。直接、担当者に提出してください。(4年生については、前期試験のときまでにまにあわなかった場合には、事務室に7月31日までに提出すればうけつけます。)